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職務経歴書の書き方【初心者向け】迷わず書ける手順と例文

職務経歴書の書き方【初心者向け】迷わず書ける手順と例文

この記事では、職務経歴書を初めて書く方に向けて、キャリアの棚卸しから各項目の記入方法まで手順を追って解説します。採用担当者が実際に何を確認しているかという視点と、初心者が陥りやすいNG例も合わせてまとめています。

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目次

職務経歴書と履歴書の違い——初心者が最初に迷うポイント

「職務経歴書って、履歴書と何が違うの?」という疑問は初心者の方が最初に感じるものです。この2つはまったく別の目的を持った書類で、採用担当者は両方を組み合わせてあなたを評価しています

比較項目履歴書職務経歴書
形式決まった書式あり(JIS規格等)自由形式
主な記載内容氏名・住所・学歴・資格・志望動機職務内容・実績・スキル・自己PR
枚数1枚(原則)A4用紙1〜2枚
目的基本的な個人情報の提供業務経験・能力のアピール

採用担当者が職務経歴書で確認したいこと

採用担当者が職務経歴書を開いて最初にすることは、「この候補者は自社で活躍できるか」を素早く見極めることです。10秒〜30秒ほどで全体をスキャンし、詳しく読む価値があるかどうかを判断します。

採用担当者はここを見ている

  • 職務要約:最初に目が行く。ここで「詳しく読む」かどうかを判断する
  • 実績の数字:「売上〇%増」「担当顧客〇社」など具体的な数字があるかどうか
  • 読みやすさ:レイアウトが整理されているか、長すぎないか

枚数・形式の基本ルール

職務経歴書に決まったフォーマットはありませんが、業界共通の「常識」として押さえておくべきルールがあります。

  • 用紙サイズ:A4縦向きが標準
  • 枚数:1〜2枚が基本。経験が少ない場合は1枚でも問題なし
  • 作成方法:PCで作成するのが一般的(手書きは特別な指定がある場合のみ)
  • フォント:明朝体またはゴシック体、10〜11pt程度が読みやすい

書き始める前に5分でできるキャリア棚卸し

白紙のWordを開いて「さて何を書こう…」と固まってしまうのが、初心者が職務経歴書で最初にぶつかる壁です。この壁を崩すには、書く前に頭の中にある情報を紙やメモアプリに書き出す「棚卸し」が不可欠です。

棚卸しで書き出す4つの項目

以下の4項目を箇条書きで書き出すだけで、職務経歴書に必要な素材がほぼ揃います。完成度は気にせず、思いつくままに書き出してください。

棚卸しシート(4項目)

  • ①会社・部署・役職:在籍した会社名・部署・役職と在籍期間を書き出す
  • ②担当した仕事:具体的にどんな業務をしていたか(「営業」ではなく「既存顧客へのルート営業」のように細かく)
  • ③実績・成果:数字が出せるものは必ず書く(売上・件数・担当顧客数・コスト削減額 等)
  • ④スキル・ツール・資格:業務で使えるソフト・ツール・保有資格を全部書き出す

応募先に合わせて絞り込む視点

棚卸しが終わったら、書き出した内容を「応募先が求める経験・スキル」と照らし合わせて絞り込みます。書いたことを全部書類に載せる必要はありません。応募先との関連性が高いものを前に、薄いものは省くという取捨選択が、読みやすい職務経歴書を作る鍵です。

採用担当者はここを見ている

  • 応募先の求人票をよく読み、「求める人材像」に書かれたキーワードが書類に反映されているかどうかを確認している
  • 「何でもできます」より「〇〇の経験が3年あります」のように具体的な言葉のほうが評価しやすい
  • 経験が浅くても、「具体的に何をしたか」が書かれている書類は好印象
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職務経歴書の基本構成と各項目の書き方

職務経歴書は決まった形式がないため「何をどこに書けばいいか」が初心者には見えにくいです。ただ、書類選考で高評価を受ける職務経歴書には共通した構成パターンがあります。以下の5つのブロックを順番に記載するのが標準的です。

① タイトル・日付・氏名

書類の一番上に書く基本情報です。細かいことですが、ここでの記載ミスは「最初から雑な書類」という印象を与えます。

良い書き方

職務経歴書
2026年6月28日現在
山田 太郎

NG例

「職歴書」(略称。正式には「職務経歴書」と記載する)、日付なし
日付を記載していない書類は「管理が雑な人」という印象を与えることがある。提出日または最終更新日を必ず書く。

② 職務要約(採用担当者が最初に読む場所)

職務要約は「自分はどんな経験を持つ人間か」を3〜5行で伝える欄です。採用担当者の多くはここを読んで「詳しく読む価値があるか」を判断します。最初に書こうとすると難しいため、他の項目をすべて書いてから最後にまとめる方法が初心者には向いています。

良い書き方(職務要約の例)

新卒から5年間、食品メーカーの営業部門に所属し、首都圏エリアのスーパーマーケット30店舗を担当しました。2年目からはエリアリーダーとして後輩3名の指導も兼務しており、担当エリアの主力商品売上を前年比120%に伸ばした実績があります。これまでの営業経験と顧客折衝力を活かし、より規模の大きい組織での挑戦を希望しています。

NG例(職務要約)

これまでさまざまな業務を担当し、幅広い経験があります。どのような職場でも適応できる自信があり、新しい仕事にも積極的に取り組んでいます。
具体的な業種・職種・実績が一切ない。読んでも「どんな人か」がまったく伝わらない。

③ 職務経歴

在籍した会社ごとに、以下の情報を記載します。複数社ある場合は会社ごとにブロックを分けると読みやすくなります。

記載項目記載例
在籍期間20XX年4月〜20XX年3月
会社概要株式会社〇〇(食品メーカー、従業員300名、売上100億円)
部署・役職営業部 首都圏エリア担当(2年目よりエリアリーダー)
業務内容• 首都圏30店舗へのルート営業・売場提案
• 月次売上報告書の作成・上長への報告
実績• 担当エリア主力商品の売上を前年比120%に伸長
• 新規取引先3社の開拓

採用担当者はここを見ている

  • 業務内容が「営業をしていました」だけでは評価できない。「誰に・何を・どのように」まで書いてあるかが重要
  • 実績は箇条書きで数字付きにするとスキャン時に目に入りやすい
  • 空白期間があっても正直に書く。理由を聞かれたときのための説明を準備しておく

④ 活かせるスキル・資格

業務で使ったツール・ソフト・語学・資格をまとめる欄です。「これくらい当たり前すぎて書かなくていいかな」と躊躇せず、実際に使えるレベルのものはすべて記載してください。採用担当者はこの欄でスキルを一覧確認します。

良い書き方(スキル欄の例)

  • PCスキル:Excel(ピボットテーブル・VLOOKUP関数)、Word、PowerPoint(基本操作以上)
  • 資格:日商簿記3級(20XX年取得)、普通自動車第一種運転免許
  • 語学:英語(ビジネス文書の読み書き可能、TOEIC 650点)

⑤ 自己PR

自己PRは「強みを一言で言うと何か」と「それを裏付ける具体的なエピソード」の2段構成で書くのが定石です。「コミュニケーション能力があります」「責任感があります」のような抽象的な言葉だけでは採用担当者の目には留まりません。

良い書き方(自己PRの例)

私の強みは、数字で目標を管理し、地道に改善を続けられる粘り強さです。前職では担当エリアの売上が低迷していた時期に、週次で売上データを分析して陳列提案を改善するPDCAを回し続けました。その結果、赴任から1年半で担当店舗の平均売上を前年比115%に回復させることができました。この課題発見力と実行力を、貴社でも活かしたいと考えています。

NG例(自己PR)

私はコミュニケーション能力が高く、チームワークを大切にしています。また、責任感が強く、どんな仕事でも最後までやり遂げます。
抽象的な美徳の羅列は、どの応募者も書いている内容と区別できない。必ず具体的な経験で裏付ける。

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フォーマット(形式)の選び方——編年体・逆編年体・キャリア式

職務経歴書には3つの記載形式があります。自分のキャリアの特徴によって最適な形式が変わります。「どれを使っても間違いではない」ですが、選択を間違えると「読みにくい書類」になる可能性があります。

形式書き方向いている人
編年体式古い職歴から時系列順に書く1〜2社でキャリアを積んだ人、若手で経験が少ない人
逆編年体式直近の職歴から遡って書く直近の経験を強くアピールしたい人
キャリア式(テーマ別)職種・プロジェクトごとに整理して書く転職回数が多い人、職種を横断した経験がある人

初めて職務経歴書を書く方には「逆編年体式」が最もわかりやすいです。直近の経験が最初に目に入るため採用担当者も読みやすく、自分が整理しやすい形式でもあります。

採用担当者が「これは通したい」と思う職務経歴書にする3つのコツ

構成が正しくても「通過率が低い書類」と「通過率が高い書類」には差があります。採用担当者が実際に評価する3つのコツを解説します。

コツ① 実績は「数字」で語る

採用担当者が一番知りたいのは「この人はどれくらいの成果を出せる人か」です。数字がないと「なんとなく頑張った」という印象になり、評価の材料が揃いません。

NG例 → 良い書き方に変換

NG(数字なし)良い例(数字あり)
売上をアップさせた担当エリアの売上を前年比120%に伸長(12カ月連続で目標達成)
多くの顧客を担当した既存顧客30社・新規顧客8社を担当
コスト削減を実施した業務フロー改善により月次コストを20万円削減

「自分の業務では数字が出ない」と感じる方も、件数・担当人数・処理期間・改善率など、探せば数字で表現できる要素が見つかることがほとんどです。

コツ② 読みやすいレイアウトにする

「内容は充実しているのに書類選考で落ちる」理由のひとつが、読みにくいレイアウトです。採用担当者は1日に数十枚の書類を読むため、パッと見て「読みにくい」と感じた書類はスクリーニングで後回しになることがあります。

  • 業務内容は箇条書き:段落文より箇条書きのほうがスキャンしやすい
  • 行間・余白を確保:ぎっしり詰まった書類は読む気が失われる
  • フォントを統一:サイズ・種類を統一し、強調は太字のみで十分
  • 2枚以内に収める:経験が浅い段階で3枚以上は逆効果

コツ③ 応募先の「求める人物像」に合わせて書き直す

同じ職務経歴書を全社に使い回すのは「手を抜いている」という印象を与える場合があります。特に職務要約と自己PRは、応募先の求人票で強調されているキーワードを取り入れて書き直すだけで通過率が変わります。

採用担当者はここを見ている

  • 「求める人物像」に書かれたキーワードが書類に反映されているかどうかを確認している
  • 「なぜうちに応募したのか」が書類から読み取れると、志望度が高いと判断する
  • 全社使い回しの書類は「定型文感」が出やすく、経験豊富な人事の目には一目でわかる

提出前に確認したいチェックリスト

書き終えたら提出する前に以下を確認してください。完成した書類を翌日に改めて読み直すと、誤字や不自然な表現に気づきやすくなります。

  • タイトルが「職務経歴書」になっているか(「職歴書」などの略称になっていないか)
  • 日付が提出当日または最終更新日になっているか
  • 会社名・部署名が正式名称で書かれているか
  • 実績の数字は事実に基づいているか
  • 誤字・脱字・変換ミスがないか
  • 枚数がA4用紙1〜2枚に収まっているか
  • 空欄になっている項目はないか
  • 応募先に合わせた内容になっているか(前の会社名のコピペが残っていないか)
質問に答えるだけ!

スマホで3分!
職務経歴書
作成完了!

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まとめ

  • 職務経歴書は自由形式:採用担当者に「この人は自社で活躍できる」と判断してもらうための書類
  • 書く前に棚卸しをする:経験・実績・スキルを書き出してから絞り込むと書きやすい
  • 職務要約が最初の関門:採用担当者が最初に読む場所。具体的に3〜5行でまとめる
  • 実績は必ず数字で:件数・金額・比率など数字があると評価の材料になる
  • 初心者には逆編年体式がおすすめ:最新の職歴から書くことで採用担当者が読みやすい
  • 応募先ごとに職務要約・自己PRを書き直す:使い回しより一手間が通過率を変える

職務経歴書の完成度は、転職活動の書類選考を大きく左右します。この記事の手順に沿って一項目ずつ丁寧に仕上げてください。

職務経歴書の書き方に関するよくある質問

職務経歴書はA4何枚が正解ですか?

原則A4用紙1〜2枚が適切です。経験が少ない方や若手は1枚でも問題ありません。転職回数が多い方や経験が豊富な方は2枚以内にまとめるよう意識してください。情報を詰め込みすぎて3枚以上になる場合は、応募先への関連性が低い経験を省いて絞り込むことをおすすめします。

職務経歴書は手書きとパソコン、どちらで書くべきですか?

特別な指定がない限り、パソコンで作成するのが一般的です。読みやすさ・修正のしやすさ・複数社への応募管理の観点からパソコン作成が標準となっています。求人票に「手書き限定」の記載がある場合はそれに従ってください。

転職経験がない第二新卒でも職務経歴書は必要ですか?

企業によって異なりますが、1〜3年程度の社会人経験がある方には職務経歴書の提出を求めるケースが増えています。就業経験が少なくても、「何をどのようにやったか」「どんな成果があったか」を具体的に書ける内容があれば提出することを検討してください。アルバイトや学生時代の活動も、応募先との関連性が高ければ記載して問題ありません。

自己PRに書くことが思い浮かびません。どうすれば書けますか?

「強み」がわからない場合は、棚卸しの段階で「前の職場で上司や同僚に褒められたこと」「自分が周囲より得意だと感じていたこと」を書き出してみてください。「当たり前のことすぎて強みとは思えない」という経験が、他の候補者にはない強みになっていることがよくあります。強みを1つ決めたら、それを裏付ける具体的なエピソードを1つ付けるだけで自己PRとして成立します。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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