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履歴書の卒業見込みの書き方|採用担当者が落とすNG例と正解

履歴書の卒業見込みの書き方|採用担当者が落とすNG例と正解

この記事では、履歴書の学歴欄に「卒業見込み」と書く際の正しい方法を、採用担当者の視点からまとめています。「在学中」「卒業予定」との違いや、どの時期から書けるのかという条件まで、大学・専門学校・高校それぞれの記入例とともに解説します。

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目次

「卒業見込み」はいつ・誰が書ける?条件と時期の基本

「卒業見込み」という言葉は、就職活動の場面で頻繁に登場しますが、使える条件を正確に理解している学生は思いのほか少ないです。書き方の問題よりも先に、「自分がこの言葉を使える立場かどうか」を確認することが大切です。

「卒業見込み」が書ける3つの条件

「卒業見込み」を学歴欄に記載するためには、以下の3つの条件をすべて満たしている必要があります。

  • 在籍している学校の最終学年(卒業予定の学年)であること
  • 卒業に必要な単位数の取得見通しが立っていること
  • 卒業が確定していない状態(まだ在学中)であること

3つ目の条件にある通り、「卒業見込み」はあくまでも「卒業が確定していない在学中の状態」を表します。卒業式後や単位を取り終えた後は使えません。また、単位が足りていなかったり留年が決まったりしている場合も「卒業見込み」とは書けません。

採用担当者はここを見ている

  • 入学年と在籍年数が一致しているか(留年していないかのチェック)
  • 「卒業見込み」と書いた時期が最終学年として自然かどうか
  • 「卒業見込み」の年月が選考時期と整合しているか(内定後入社までの期間)

何年生(いつ)から書いていいか

「卒業見込み」と書けるのは、最終学年(大学なら4年生、専門学校・短大なら2年生など)に進級した時点からです。正確な「解禁時期」の規定はなく、実態として就職活動が始まる3月以降(大学4年生の春)に使い始めるケースがほとんどです。

一方、3年生以下の学生が「卒業見込み」と記載するのは誤りです。採用担当者が学歴欄を確認した際に「この時期に最終学年のはず」と計算します。年数の辻褄が合わなければ、書類選考でマイナスの印象につながります。

学校種別標準修業年限「卒業見込み」を書く学年
大学(4年制)4年4年生
短期大学2年2年生
専門学校(2年制)2年2年生
専門学校(3年制)3年3年生
高等学校3年3年生

留年・休学がある場合はどう扱うか

留年・休学を経験した場合でも、現在が卒業予定の最終学年であり、卒業の見通しが立っていれば「卒業見込み」と書けます。ただし入学年と卒業見込み年が標準より1年以上ずれる場合、採用担当者に「留年した可能性」と見られることは避けられません。

この場合、履歴書の学歴欄には「〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業見込み」と記載し、補足説明は職務経歴書や面接で行うのが一般的です。履歴書の学歴欄に「(留年のため)」などの注記を入れる必要はありません。

「卒業見込み」「在学中」「卒業予定」3つの違いと正しい使い分け

履歴書の学歴欄でつまずく最大のポイントが、この3つの言葉の使い分けです。「どれでも同じ意味では?」と思われがちですが、採用担当者にとっては書類評価の判断材料になります。

バイト応募は「在学中」が正解

アルバイトや短期パートの応募では、「卒業見込み」ではなく「在学中」と書くのが正解です。理由は、アルバイト採用においては「今現在も在学しているかどうか」が重要であり、卒業の見込みは採用判断に直接関係しないためです。

たとえば「〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 在学中」という記載で問題ありません。アルバイト採用担当者が確認したいのは「今すぐ働けるか」「どれくらい働けるか」であり、卒業予定の時期は関係ないことがほとんどです。

バイト履歴書での「在学中」の正しい書き方については、バイト履歴書「在学中」の書き方完全ガイドでも詳しく解説しています。

就職活動(正社員・内定)は「卒業見込み」

新卒採用の選考(インターンシップ含む)や、卒業後の入社を前提とした就職活動では「卒業見込み」を使います。採用担当者は「この学生は予定通り卒業して入社できるのか」という観点で確認しているため、在学中の段階でも卒業を前提とした表記が求められます。

「卒業予定」は履歴書では使わない

「卒業予定」という言葉を履歴書に使う方が一定数いますが、履歴書の学歴欄では「卒業予定」は使いません。「卒業予定」は在籍証明書や成績証明書などで使われる行政・学校側の表現です。就職活動で企業に提出する履歴書の正しい表記は「卒業見込み」です。

言葉使う場面使い分けのポイント
卒業見込み就職活動(正社員・新卒採用)卒業が確定していない在学中の状態
在学中アルバイト・パート応募現在も在籍していることを示す
卒業予定履歴書では使わない学校・行政の書類で使われる表現
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履歴書への正しい書き方と例文

「卒業見込み」を学歴欄に書く際の基本ルールを押さえた上で、学校種別の具体的な記入例を確認しましょう。

書き方の基本4ルール

  • 1行1校の原則:入学と卒業見込みはそれぞれ別の行に記載する
  • 正式名称で書く:「〇〇大学」「〇〇高等学校」と略さず正式名称を使う(「高校」は不可)
  • 年号を統一する:西暦・和暦どちらでも構わないが、履歴書全体で統一する
  • 学部・学科まで記載する:大学・短大・専門学校では学部や学科・専攻まで書く

大学・短大の記入例(良い例・NG例)

大学・短大の場合、学部・学科まで正式名称で記載します。

良い例

2021年4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
2025年3月 〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業見込み

NG例

2021年4月 〇〇大学 入学
2025年3月 〇〇大学 経済学部 卒業予定

「卒業予定」の使用と学科名の省略がNG。採用担当者は学科まで確認します。入学時も卒業見込み時も、同じ詳細度で記載するのが原則です。

専門学校の記入例

専門学校の場合、「専門学校」という文言と専攻名(学科名)を明記します。採用担当者が混乱しやすいのは「専門」とだけ略した記載です。正式名称に必ず「専門学校」という言葉を含めてください。

良い例(専門学校)

2023年4月 〇〇医療専門学校 看護学科 入学
2025年3月 〇〇医療専門学校 看護学科 卒業見込み

専門学校の学歴欄の書き方については、学校名の正式な書き方や職種別の自己PR例まで、専門学校の履歴書の書き方で網羅しています。

高校卒業見込みの記入例

高校生がアルバイトではなく就職(新卒採用)で応募する場合も、「卒業見込み」の表記を使います。高校名は「〇〇高等学校」と正式名称で、「高校」と略してはいけません。

良い例(高校)

2022年4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
2025年3月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業見込み

NG例(高校)

2022年4月 〇〇高校 入学
2025年3月 〇〇高校 卒業見込

「高校」は略称でNG。「卒業見込」も「み」まで書かないと不完全。「高等学校」「卒業見込み」が正しい表記です。

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状況別ケーススタディ

標準的なケース以外にも、留年・休学・編入・大学院進学予定など、さまざまな状況での書き方を確認しておきましょう。

浪人・留年している場合

浪人や留年がある場合、入学年と卒業見込み年の間隔が標準より長くなります。履歴書の学歴欄の書き方自体は変わりません。入学年と「卒業見込み」の年をそのまま正直に記載してください。

記入例(1年留年の場合)

2020年4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学
2026年3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業見込み

入学から6年の場合、採用担当者は当然「留年の可能性」を認識します。履歴書に理由を書く必要はありませんが、面接でスムーズに説明できるよう準備しておくことが重要です。

編入・転入した場合

編入や転入があった場合は、転入前の学校を「退学」として記載し、その後に転入先の「入学」と「卒業見込み」を記載します。

記入例(短大から大学へ編入の場合)

2021年4月 〇〇短期大学 〇〇学科 入学
2023年3月 〇〇短期大学 〇〇学科 卒業
2023年4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年次編入学
2025年3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業見込み

大学院進学予定の場合

大学4年生で大学院に進学予定の場合でも、大学の卒業見込みまでを記載します。大学院の入学はまだ確定事項ではないため、選考時点では「〇〇大学院 〇〇研究科 入学予定」と記載するか、あるいは面接時に口頭で伝えるにとどめるのが無難です。

大学院修士・博士課程での履歴書の書き方は、大学院の履歴書の書き方で詳しく解説しています。

採用担当者が実際に見ている3つのポイント

「書き方は合っているはず」なのに書類が通らないと感じる場合、採用担当者が学歴欄で確認しているもう一段深いポイントを見落としている可能性があります。

採用担当者はここを見ている

  • 年号の一貫性:西暦と和暦が混在していないか。全項目で統一されているかを確認する
  • 学校名の正式表記:「高校」「専門」などの略称は、正式名称を知らない印象につながる
  • 入学年と在籍年数の整合性:「この学生は今何年生のはず」と計算した結果と「卒業見込み」の年が一致するか確認する

採用担当者が「学歴欄を見て確認したい」のは、単に学校名と年月だけではありません。書類全体の精度と丁寧さを、学歴欄から読み取っています。年号統一・正式名称・入学年との整合という3点が、書類通過率を左右する地味に重要なポイントです。

また、履歴書のフォーマット選びも採用担当者の印象に影響します。厚生労働省推奨様式をはじめとした選び方は、履歴書テンプレート無料おすすめでまとめています。

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まとめ

履歴書の「卒業見込み」の書き方について、重要なポイントをまとめます。

  • 「卒業見込み」が書けるのは最終学年に進級し、卒業の見通しが立っている在学生のみ
  • アルバイト応募は「在学中」、就職活動は「卒業見込み」と使い分けることが必須
  • 「卒業予定」は履歴書では使わない。正しい表記は「卒業見込み」
  • 学校名は必ず正式名称(「高等学校」「専門学校」)で記載し、学部・学科まで書く
  • 西暦と和暦は履歴書全体で統一する

書き方そのものは難しくありませんが、「在学中」との使い分けと正式名称の徹底が、採用担当者に「丁寧で信頼できる応募者」という印象を与える点で重要です。特にアルバイトと就職活動で使う履歴書を分けて作成している場合は、それぞれ正しい表記になっているかを確認してから提出してください。

卒業見込みの書き方に関するよくある質問

卒業見込みはいつから書いていいですか?

最終学年(大学であれば4年生)に進級した時点から書けます。明確な「解禁日」の規定はありませんが、就職活動が本格化する4年生の春以降に書き始めるのが一般的です。2・3年生の時点で「卒業見込み」と書くのは誤りです。

バイトの履歴書でも卒業見込みと書いていいですか?

バイト応募の履歴書では「在学中」が正しい表記です。「卒業見込み」は就職活動(正社員・新卒採用)の場面で使います。アルバイトの採用担当者が確認するのは「今在学しているか」「いつまで働けるか」であるため、「在学中」と書くほうが伝わります。

大学院に進学予定でも「卒業見込み」と書きますか?

大学4年生として就職活動中であれば、大学の「卒業見込み」まで書きます。大学院への進学予定については、記載するか否かは状況次第ですが、入学が確定していない段階では「入学予定」と書くか、面接で口頭説明するのが無難です。

西暦と和暦どちらで書けばいいですか?

西暦・和暦どちらでも構いませんが、履歴書全体で統一することが必須です。学歴欄で西暦を使ったなら、職歴欄や日付欄もすべて西暦で統一します。西暦と和暦が混在していると、採用担当者に「確認不足」という印象を与える可能性があります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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