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職務経歴書に書くことがない人へ|採用担当者が通過させる書き方と例文

職務経歴書に書くことがない人へ|採用担当者が通過させる書き方と例文

この記事では、職務経歴書に書くことがないと感じている方向けに、単純作業・第二新卒・転職回数が多いなど状況別の書き方と例文を解説します。採用担当者が実際に30秒の査読で何を確認しているか、何が「即NG」の判断材料になるかも具体的に紹介します。

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目次

採用担当者が職務経歴書で実際に見ていること

実績・数字ではなく「仕事への向き合い方」を見ている

「職務経歴書に書くことがない」と感じる背景の多くは、「実績がなければ書けない」という思い込みです。採用担当者が職務経歴書から読み取ろうとしているのは、輝かしい成果よりも「この人がどのように仕事に向き合ってきたか」という姿勢です。

具体的には、以下のような情報が評価の対象になります。

  • 業務をどう理解して、自分なりに動いていたか
  • 困ったとき、何を考えてどう動いたか
  • 周囲とどう関わり、仕事を進めてきたか

実績がゼロでも、これらが伝わる書き方ができれば、採用担当者に「一緒に働きたい」と感じてもらえます。

採用担当者が30秒の査読で確認する3つのポイント

採用担当者が1枚の職務経歴書にかける初回査読の時間は、30秒〜1分程度です。短時間の確認で印象が決まるため、「何を書くか」と同様に「どう見えるか」も重要です。

採用担当者はここを見ている

  • 職務内容の具体性:業界外の人が読んでも何をしていたか理解できるか
  • 自分で考えて動いた形跡:指示を受けるだけでなく、主体的に動いた場面があるか
  • 読み手への配慮:誤字・フォーマットの乱れ・極端な文量の少なさがないか

「職務経歴書に書くことがない」と感じる4つの状況

以下のいずれかに当てはまる方は、書くことがないと感じやすい状況にあります。ただし、いずれも工夫次第で職務経歴書を完成させることができます。

単純作業・ルーティン業務が中心だった

データ入力・仕分け・検品・接客など、毎日似たような業務を繰り返してきた方に多い状況です。「これといった実績がない」と感じやすいですが、採用担当者の目には「継続できる人材」「正確性が求められる業務に対応できる人材」として映ります。

書き方のポイントは、「何をしたか」だけでなく「どのように行ったか」を必ず加えることです。業務の規模(件数・頻度・担当範囲)と、自分が意識していた工夫を組み合わせると、採用担当者に伝わる文章になります。

短期離職・転職回数が多い

複数の職場を短い期間で経験してきた場合、「一か所で深い経験が積めていない」と感じる方が多いです。しかし、複数の職場で働いた経験は、それだけ多様な環境に適応してきた証でもあります。

採用担当者が短期離職を問題にするのは「理由が不透明な場合」です。理由が明確に伝わる書き方ができれば、転職回数の多さは必ずしも不利にはなりません。

第二新卒・社会人経験が浅い

入社2〜3年で転職を検討している場合、「経験が浅い」と感じるのは自然なことです。ただし、採用担当者は第二新卒に対して「即戦力」より「成長可能性と素直さ」を求めていることが多く、経験の浅さ自体はマイナスにはなりません。

重要なのは、「短期間の経験から何を得て、次の職場でどう活かすか」が伝わるかどうかです。

ブランク期間がある

育児・介護・病気療養・留学など、さまざまな理由でブランクが生じることがあります。ブランク期間そのものを隠す必要はありません。採用担当者が確認しているのは「その期間に何もしていなかったのか」ではなく、「今後仕事に向き合う意欲があるか」です。

ブランクの理由と、復職への準備状況を率直に書くことで、かえって誠実な印象を与えられます。

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書くことが見つかる「棚卸し」の進め方

職務経歴書を書く前に、自分の経験を整理する「棚卸し」が必要です。このステップを省いて書き始めると、手が止まったまま時間だけが過ぎます。以下の3ステップで進めてください。

ステップ1:業務内容を5W1Hで書き出す

まず、これまでの職場での業務を「5W1H」の形で書き出します。この段階では「アピールになるかどうか」を判断せず、思い出せることをすべて書き出すことが大切です。

項目書き出す内容の例
When(いつ)在籍期間・業務を担当した期間
Who(誰を相手に)顧客・社内チーム・取引先・エンドユーザー
What(何をしていたか)担当業務の種類・業務名
Where(どの部署・現場で)所属部署・職場環境・チーム規模
Why(なぜその業務をしていたか)役割・背景・経緯
How(どのように行っていたか)手順・ツール・意識していたこと

ステップ2:「工夫・気づき・改善」を引き出す3つの質問

書き出した業務内容に対して、以下の3つの質問を自分に向けてみてください。「当たり前のこと」と感じていた行動の中に、採用担当者が評価するポイントが含まれていることが多いです。

  • 仕事でいつもと違う対応をしたことはあるか(ミスを防ぐ工夫、効率化の取り組み)
  • 周囲から感謝された、または頼られたことはあるか
  • 困ったときにどう判断し、どう動いたか

ステップ3:経験をポータブルスキルに変換する

職種・業界を問わず活かせる「ポータブルスキル」に変換して書くことで、異業種転職でも通じる職務経歴書になります。

業務経験ポータブルスキルへの変換例
データ入力(1日500件)正確性と集中力を要する業務への適性・長期的な業務遂行力
顧客電話対応(クレーム含む)傾聴力・状況判断力・感情管理・問題解決の実践経験
在庫管理(棚卸し月次実施)数値管理・チェックリスト運用・業務の正確な記録と報告
店頭販売(接客・提案)ヒアリング力・ニーズ把握・信頼関係の構築

棚卸しに手が止まる場合は、職務経歴書の自動作成ツールで下書きを作り、そこに肉付けする方法も有効です。

【状況別】書くことがない職務経歴書の例文

棚卸しが完了したら、以下の例文を参考に自分の状況に近いパターンを選んで書き始めてください。採用担当者が「通過させたい」と感じる書き方と、手を止める書き方の違いを確認してください。

単純作業中心だった場合の例文

NG例

業務内容:データ入力業務を担当しました。1日に約500件のデータを入力しました。特に大きな改善などは行っておりません。

「何をしたか」しか書かれておらず、「どのように向き合ったか」が伝わらない。「改善などは行っておりません」という一文は自ら可能性を閉じている。

良い例文

業務内容:商品情報のデータ入力を担当し、月間約1万件の処理を行いました。入力ミスを防ぐため、完了後に必ず項目別のセルフチェックを実施する手順を自ら設け、担当期間中の入力エラーをほぼゼロに抑えました。また、作業効率化を目的として、よく使うショートカットキーをまとめたメモをチーム内で共有し、後から加わったメンバーの習熟時間の短縮にも貢献しました。

採用担当者はここを見ている

  • 「ミスをゼロに抑えた」という事実より、そのために何をしたかの行動が重要
  • 自分だけでなくチームへの貢献が書かれていると評価が上がりやすい
  • 件数・頻度・期間など、数字が使えるなら積極的に使う

第二新卒・経験が浅い場合の例文

NG例

業務内容:主に電話対応と書類の整理を行っていました。1年ほど勤務しましたが、特に大きな成果はありません。

「特に大きな成果はない」という自己評価を職務経歴書に書く必要はない。成果の大小を判断するのは採用担当者であり、自ら評価を下げる必要はない。

良い例文

業務内容:顧客からの問い合わせ対応(電話・メール)を主に担当しました。入社当初、担当者によって回答内容にばらつきが出ることが課題でした。上司の了承を得て、よくある質問と回答をリスト化し、チーム内で運用を開始しました。新しく加わったメンバーへの引き継ぎ時間の短縮にも貢献できました。

採用担当者はここを見ている

  • 「自分で課題を見つけ、上司に相談し、実行した」というプロセスが第二新卒への最大の評価ポイント
  • 成果が数値でなくても「チームへの貢献」「業務の質向上」という形で書けば問題ない
  • 在籍期間が短くても、その中で考えて動いた事実があれば選考に進める

転職回数が多い場合の例文

NG例

(3社分の職歴のうち、短期在籍だった2社を記載せず、直近の1社のみ記載する形式)

職歴の省略は採用担当者が必ず確認する項目。在職履歴の確認で発覚した時点で選考終了になるリスクがある。

良い例文(複数社をすべて記載した場合)

○○株式会社(2022年4月〜2022年12月)
業種:小売業 職種:販売スタッフ
業務内容:家電製品の店頭販売・在庫管理を担当しました。短期間の在籍でしたが、接客を通じてお客様の状況をヒアリングしながら提案する経験を積みました。退職理由:会社の事業縮小に伴う人員整理のため

△△合同会社(2023年2月〜2024年3月)
業種:物流業 職種:倉庫内作業スタッフ
業務内容:商品の仕分け・ピッキング・出荷準備を担当しました。作業精度の向上を意識し、確認作業の手順を自ら整理・実践した結果、担当ラインの誤出荷件数を削減しました。退職理由:より安定した職場環境を求めての転職のため

採用担当者はここを見ている

  • 転職回数の多さより「各職場でどう動いたか」の一貫性を見ている
  • 退職理由を職務経歴書に添えると、面接で追及されるリスクが下がる
  • 「短期間でしたが〜」という前置きより、業務内容と学びを率直に書く方が印象が良い
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採用担当者が「これはNG」と判断する職務経歴書の特徴

書き方を工夫することより先に、採用担当者が「選考を進めない」と判断するラインを把握しておくことが重要です。以下の3パターンは、内容の良し悪し以前に書類選考を通過できない可能性が高い状態です。

空白・極端に短い状態で提出する

採用担当者が最初に確認するのは「記入の有無」です。自己PRや職務概要の欄が空白のまま、または数行しか記載がない状態では、内容を評価する以前の問題になります。

「書くことがない」と感じていても、最低限のボリューム(A4換算で1枚程度)がなければ選考に進めないケースがあります。棚卸しのステップを踏めば、単純作業中心の経歴でもA4一枚以上を書くことは十分可能です。

事実を誇張・歪曲した書き方をする

採用担当者は面接での質問を通じて職務経歴書の内容を掘り下げます。記載内容を深く聞かれたときに答えられない、または事実と異なる部分が露見した場合、内定後の取り消しや入社後のトラブルにつながることがあります。

書けることが少ない場合でも、事実の範囲で丁寧に書くことが原則です。「盛った」部分は、面接の場で必ず深掘りされます。

職歴を都合よく省略する

短期離職した職場や、職種的に見せたくない経歴を省略することは避けてください。採用担当者は社会保険の加入歴や年金記録などで在職履歴を確認できます。省略した事実が後から発覚した場合は、信頼の問題として取り扱われます。

短期間の在籍や説明しにくい職歴は、理由とあわせて正直に記載し、自分の言葉で補足することが大切です。自分で書いた内容に自信がない場合は、職務経歴書の添削サービスを活用して第三者に確認してもらう方法もあります。

まとめ

  • 採用担当者が見ているのは「輝かしい実績」ではなく「仕事への向き合い方」
  • 単純作業・経験の浅さ・転職回数の多さは、書き方次第でマイナス要因にならない
  • 棚卸しの3ステップ(5W1H→工夫の質問→ポータブルスキル変換)を踏むと書けることが見つかる
  • 空白・省略・誇張は選考上のリスクになる。事実の範囲で丁寧に書くことが最優先
  • 自分で書けない場合は、代行・添削・自動作成ツールを組み合わせる手がある

職務経歴書は「優秀さの証明書」ではありません。あなたがどんな仕事をして、どう考えて動いてきたかを伝える書類です。棚卸しを丁寧に行えば、どんな経歴でも採用担当者に伝わる一枚を作ることができます。

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職務経歴書に書くことがない場合のよくある質問

同じ会社で3年以上同じ業務を続けてきた場合、職務経歴書はどう書けばよいですか?

同一業務の継続自体は、「安定した戦力として機能してきた」という評価に変換できます。担当業務の概要・規模・担当期間を整理した上で、業務を通じてどのように工夫したか、どんなスキルが身についたかを加えてください。1社・同一業務でも、棚卸しのステップを踏めばA4一枚以上を丁寧に書くことは十分可能です。

職務経歴書に書けることが見つからない場合、転職エージェントに相談してもよいですか?

相談してください。転職エージェントは書類作成のサポートを無料で行っているため、「書き方がわからない」「書くことが見つからない」という段階から活用できます。エージェントとの面談を通じて、自分では気づいていない経験の価値が整理されるケースも多くあります。

アルバイト経験しかない場合、職務経歴書は提出すべきですか?

提出を求められた場合は、アルバイト経験も職歴として記載できます。担当業務・期間・工夫した点を書けば、正社員経験者と同様の形式で作成して問題ありません。「アルバイトだから書けない」という判断は不要です。必要な情報が正確に伝わる職務経歴書であれば、採用担当者は経歴の肩書きより内容で判断します。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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