「MOS資格を取ったけど、履歴書にどう書けばいいかわからない」「略称で”MOS”って書いていいの?」——そんな疑問を抱えていませんか?MOS(Microsoft Office Specialist)は正式名称・バージョン・レベルの3点セットで記載するのが基本です。書き方を間違えると採用担当者に「何の資格か確認できない」と判断されることも。この記事では、採用担当者目線でのNG例と通過率が上がる書き方を例文付きで徹底解説します。
MOS資格とは?履歴書に書くべき資格なのか
MOS(Microsoft Office Specialist)は、マイクロソフト社が公認するOffice製品のスキル証明資格です。Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの5科目があり、スペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級レベル)の2段階が用意されています。
「取得しても意味ない」「書くと恥ずかしい」という声もありますが、結論からいえば、MOS資格は積極的に履歴書に書くべきです。ただし、職種によってアピール度が変わることも理解しておきましょう。
MOSが採用担当者に評価される理由
採用担当者が履歴書を見るとき、最も困るのが「この人、本当にExcelが使えるのか?」という曖昧さです。MOS資格は第三者機関による客観的なスキル証明であり、採用担当者の「判断コスト」を大幅に下げます。
採用担当者はここを見ている
- バージョンの新しさ(2019 or 365が主流。2010以前は評価△)
- レベルの高さ(エキスパートはスペシャリストより明確に差がつく)
- 科目数(Word・Excelの両方持ちは「即戦力」と判断されやすい)
- 正しく正式名称で書かれているか(雑な記載は「詰めが甘い人」の印象を与える)
職種別|MOS資格のアピール度(事務職・IT系・営業職)
MOS資格が「恥ずかしい」と言われるのは、職種とのミスマッチが理由のほとんどです。しかし正しく使えば、どの職種でも一定の効果があります。
| 職種 | アピール度 | 採用担当者の見方 |
|---|---|---|
| 事務職・OA系 | ★★★★★ | 即戦力の証明として高評価。エキスパートならさらに◎ |
| 営業職 | ★★★☆☆ | 報告書・提案書作成のスキル証明として有効 |
| IT・エンジニア系 | ★★☆☆☆ | あっても損はないが、専門資格の方が重視される |
| 医療・福祉系 | ★★★☆☆ | 電子カルテや書類作成スキルの補強として評価される |
IT系に転職する場合でも、「基礎スキルがある」という証明として記載する価値はあります。ただしIT系ではMOS単体より、自己PR欄での具体的な活用実績の方が重視されます。
MOS資格の履歴書への正しい書き方【5つのルール】
MOS資格を履歴書に記載するときに守るべきルールは5つあります。どれか一つでも欠けると、採用担当者に「雑な人」という印象を与えてしまう可能性があります。順番に確認していきましょう。
①正式名称で記載する(略称「MOS」のみは△)
MOS資格の正式名称は「Microsoft Office Specialist」です。略称の「MOS」や「マイクロソフトオフィス」のみの記載は、採用担当者に正確な資格名が伝わりません。
ただし、履歴書の欄が狭くて書ききれない場合は「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」というカタカナ表記も認められています。いずれにせよ、省略しすぎは禁物です。
- 英語表記:Microsoft Office Specialist
- カタカナ表記:マイクロソフト オフィス スペシャリスト
- 略称のみ(MOS)はできるだけ避ける
②科目名・バージョンを必ず記載する
MOSは5科目(Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlook)あり、取得した科目によって証明できるスキルが異なります。正式名称の後に「Excel 2019」「Word 365」のように科目名とバージョンを必ず添えましょう。
バージョンを省略すると、採用担当者は「古いバージョンなのかもしれない」と不安になります。現行の主要バージョンは「365」と「2019」です。
③レベル(スペシャリスト・エキスパート)を記載する
MOSにはスペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2段階があります。レベルの記載ルールは以下の通りです。
| レベル | 記載方法 | 備考 |
|---|---|---|
| スペシャリスト(一般) | レベル表記は不要 | 「Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格」でOK |
| エキスパート(上級) | 「Expert」を必ず記載 | 「Microsoft Office Specialist Excel 2019 Expert 合格」 |
エキスパートはスペシャリストより取得難易度が高く、採用担当者に「高いスキルを持っている」と伝えられる大きなアドバンテージです。エキスパートを取得した方は必ず明記してください。
④取得年月は認定証の日付を使う
MOS試験は合格すると合格認定証(スコアレポート)が発行されます。履歴書に記載する取得年月は、この認定証に記載されている日付をそのまま使いましょう。記憶や受験票の日付とずれることがあるため、必ず認定証で確認してください。
⑤西暦・和暦を統一する
これは資格欄に限らず履歴書全体のルールですが、MOS取得年月も含めて西暦・和暦どちらかに統一することが必須です。「2024年3月取得」と書いた後に「令和6年4月卒業」などと混在させると、採用担当者に「細部への注意が足りない人」という印象を与えます。
【コピペOK】科目別・バージョン別 MOS記載例一覧
ここでは、科目別・バージョン別の正しい記載例を一覧でまとめています。履歴書を書く際にそのままコピーして活用してください。
Word(ワード)の記載例
良い例文(Word スペシャリスト)
Microsoft Office Specialist Word 365 合格
Microsoft Office Specialist Word 2019 合格
Microsoft Office Specialist Word 2016 合格
良い例文(Word エキスパート)
Microsoft Office Specialist Word 2019 Expert 合格
Excel(エクセル)の記載例
良い例文(Excel スペシャリスト)
Microsoft Office Specialist Excel 365 合格
Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格
良い例文(Excel エキスパート)
Microsoft Office Specialist Excel 2019 Expert 合格
Excelのエキスパートは事務職・経理職で特に高く評価されます。関数・ピボットテーブル・マクロなど高度な機能を使えることの証明になるため、積極的に取得・記載を検討してください。
PowerPoint / Access / Outlookの記載例
良い例文(PowerPoint / Access / Outlook)
Microsoft Office Specialist PowerPoint 365 合格
Microsoft Office Specialist PowerPoint 2019 合格
Microsoft Office Specialist Access 2019 合格
Microsoft Office Specialist Outlook 365 合格
Accessは事務・データ管理職に有効で、Outlookはビジネスメール管理スキルの証明として記載できます。PowerPointは営業・企画職向けの提案書作成スキルをアピールする際に特に効果的です。
よくある書き方のNG例と正しい修正方法
MOS資格の書き方で多い失敗パターンを3つ紹介します。採用担当者が見て「?」となる書き方を事前にチェックしておきましょう。
NG例①:略称だけで書く
NG例
MOS Excel 取得
マイクロソフトオフィス 合格
正しい書き方
Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格
採用担当者の中にはMOSという略称を知らない方もいます。また、略称だけでは「科目」も「バージョン」も「レベル」も伝わりません。正式名称+科目+バージョンの3点セットが最低限のルールです。
NG例②:バージョンを省略する
NG例
Microsoft Office Specialist Excel 合格
正しい書き方
Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格
バージョンがないと採用担当者は「古いバージョン(2007年や2010年)なのでは?」と判断します。認定証でバージョンを確認し、必ず記載しましょう。
NG例③:西暦・和暦が混在する
NG例
(学歴欄)2021年4月 ○○大学 入学
(資格欄)令和6年3月 Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格
西暦か和暦のどちらかに統一すること。混在は採用担当者に「こだわりが薄い」「確認が甘い」という印象を与えます。西暦で統一するのが一般的なビジネスマナーです。
複数のMOS資格がある場合の書き方
MOS資格を複数取得している場合、まとめて書くか個別に書くかで悩む方が多いです。整理の仕方次第で採用担当者への印象が変わります。
同じバージョンで複数科目を持つ場合
同じバージョン(例:2019)のWord・Excelを両方持っている場合は、1行にまとめて書いてもかまいません。スペースの節約にもなります。
良い例文(複数科目をまとめる場合)
2024年3月 Microsoft Office Specialist Word 2019・Excel 2019 合格
同一バージョンでまとめる場合は「・(中点)」で科目名をつなぐのが一般的です。取得年月が異なる場合は、それぞれ別行に分けて記載する方が正確です。
バージョンやレベルが異なる場合
スペシャリストとエキスパートが混在する場合や、バージョンが異なる場合(2016と2019など)は、それぞれ別行に分けて記載するのが正しい書き方です。
良い例文(バージョン・レベル混在の場合)
2022年6月 Microsoft Office Specialist Word 2019 合格
2023年2月 Microsoft Office Specialist Excel 2019 Expert 合格
2024年3月 Microsoft Office Specialist PowerPoint 365 合格
複数のMOS資格を持っていることは、Officeツールを幅広く使いこなせる証明になります。5科目すべてのスペシャリスト資格を取得するとMOS Masterという称号も得られますが、2024年現在は一部バージョンでのみ取得できます(詳細はMOS公式サイトで確認してください)。
古いバージョン(2013・2016)のMOSは履歴書に書いていい?
「数年前に取得した2013年・2016年バージョンのMOS資格、今の転職活動に使えるの?」と不安に思う方は多いです。結論は「基本的には書いていい。ただし状況次第で判断が必要」です。
採用担当者はバージョンをどう評価するか
採用担当者はここを見ている
- 2016・2019:多くの企業でまだ現役のバージョン。問題なく評価される
- 2013:やや古いが記載しても大きなマイナスにはならない
- 2010以前:「この人、今のOffice使えるのかな?」という懸念につながる可能性あり
- 365:最新バージョンとして最も評価が高い
採用担当者はバージョンを「古さの指標」として見ています。2016年以降のバージョンであれば、現行のOfficeと機能的な差は少ないため問題ありません。
古いバージョンでも書くべきケース・書かないほうがいいケース
| バージョン | 書くべきか | 理由 |
|---|---|---|
| 2016以降 | 積極的に書く | 現行バージョンと機能差が少なく評価される |
| 2013 | 書いても問題なし | スキルの証明として有効。新バージョンの再取得を並行で検討 |
| 2010以前 | 慎重に判断 | 古さが目立つ場合は書かないか、新バージョンを取得してから記載 |
持っているMOS資格が古いバージョンだと不安な方は、受験費用(7,000〜10,000円程度)を払って最新バージョン(365 or 2019)を再受験することを検討してみてください。一度スキルを身につけていれば対策も比較的スムーズです。
MOS資格で差をつける!採用担当者に刺さる活かし方
MOS資格を正しく書くことは最低限のマナーです。しかし「正しく書く」だけでは他の応募者と横並びになってしまいます。ここでは採用担当者の目に止まる「一歩先の活かし方」を紹介します。
スコアは書くべきか?
「900点以上取ったのにスコアを書いていいのか?」という疑問をよく受けます。答えは「履歴書の資格欄にはスコアを書かないのが一般的」です。
MOSは合否形式の資格であり、スコアは参考値にすぎません。採用担当者が見るのは「合格したか否か」と「レベル(スペシャリスト or エキスパート)」です。高得点をアピールしたい場合は、エキスパート資格の取得を目指す方が効果的です。
自己PR欄と連携させてアピール力を倍増させる
資格欄に正しく書くだけでは「資格を持っているんだね」で終わってしまいます。採用担当者が「ぜひ面接で会いたい」と思うのは、資格をどう業務に活かせるかが具体的に書かれているときです。
自己PR欄との連携例
MOS Excel 2019(エキスパート)を活かし、前職ではピボットテーブルを用いた月次売上レポートの自動化に取り組み、集計作業の時間を週あたり約3時間短縮しました。貴社の経理・データ分析業務においても同様のスキルで即戦力として貢献できます。
「資格名+具体的な活用実績+入社後の貢献イメージ」の3点セットで書くことで、MOS資格が単なる「肩書き」から「採用を後押しする武器」に変わります。
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まとめ|MOS資格の履歴書記載ポイントを総整理
MOS 履歴書書き方のまとめ
- 正式名称「Microsoft Office Specialist」+科目名+バージョン+合格(またはExpert合格)の形式で記載する
- 略称「MOS」のみ・バージョン省略はNG。採用担当者に正確なスキルが伝わらない
- エキスパートを取得した場合は必ず「Expert」と明記する(評価が大きく上がる)
- 取得年月は合格認定証(スコアレポート)に記載の日付を使用する
- 西暦・和暦は履歴書全体で統一すること
- 古いバージョンも書いてOK。ただし2010以前は新バージョンの再受験を検討
- 自己PR欄で「実務での活かし方」まで書くとアピール力が格段にアップする
MOS資格は「書き方を知っている人」と「知らない人」で、同じ資格でも採用担当者への印象が大きく変わります。ぜひ今回の内容を参考に、通過率の高い履歴書を仕上げてください。
MOS資格の履歴書記載に関するよくある質問
- MOSは略称で書いても大丈夫ですか?
-
できるだけ正式名称「Microsoft Office Specialist」で記載することをおすすめします。略称の「MOS」だけでは採用担当者に正確な資格内容が伝わらない場合があります。どうしても欄が狭い場合は「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」というカタカナ表記も使えます。
- MOS資格のスコア(点数)は履歴書に書いていいですか?
-
履歴書の資格欄には基本的にスコアを記載しません。MOSは合否形式の資格であり、採用担当者が判断するのは「合格したか」と「レベル(スペシャリスト or エキスパート)」です。高いスキルをアピールしたい場合は、スコアよりもエキスパートの取得を目指す方が効果的です。
- MOS 365とMOS 2019、どちらを取得した方が履歴書で有利ですか?
-
2026年現在、最新バージョンはMOS 365です。常に最新機能を対象とした試験のため、取得していれば最新のOfficeスキルを持っていることを証明できます。ただしMOS 2019も多くの企業で現役のバージョンであり、どちらを取得しても履歴書でのアピールには十分です。
- スペシャリストとエキスパートの両方を持っている場合、どちらを書けばいいですか?
-
両方を記載するのが基本です。スペシャリストとエキスパートはレベルが異なる別資格として扱われます。「Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格」と「Microsoft Office Specialist Excel 2019 Expert 合格」を別行に分けて記載しましょう。上位資格(エキスパート)のみの記載でも問題ありませんが、両方書く方が取得実績の多さを伝えられます。


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