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パートの職務経歴書の書き方と見本|採用担当者が本当に見ているポイント

パートの職務経歴書の書き方と見本|採用担当者が本当に見ているポイント

この記事では、パートや主婦の方が職務経歴書を提出するケースを想定し、書き方の基本から職種別の見本・例文まで採用担当者の視点で解説します。「書くことがない」と感じている方でも、具体的な内容を盛り込む方法がわかります。

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目次

パート経験のみで職務経歴書は必要?まず確認しておきたいこと

求められた場合は必ず提出する

パートやアルバイトへの応募で、求人票や採用担当者から「職務経歴書をご提出ください」と明示された場合は必ず提出するのが鉄則です。「パートだから不要では?」と自己判断して省略すると、それだけで選考落ちの原因になります。

一方、求人票に職務経歴書の記載がなく、明示的に求められていない場合は、履歴書のみでの応募も一般的です。ただし「自分の経験をもっと詳しくアピールしたい」という場合は、自主的に作成して提出することもできます。

求められていなくても提出すると印象が変わるケース

以下のような状況では、求められなくても職務経歴書を用意すると、採用担当者の目に留まりやすくなります。

  • パート歴が長く経験を詳しく伝えたい場合:5年以上のパート歴があるなど、履歴書の職歴欄に収まらないとき
  • 前職と応募先が同業種の場合:経験した業務の具体的な内容を記載することで即戦力感をアピールできる
  • 資格・スキルが複数ある場合:資格取得の背景や活用場面を詳しく説明したいとき

採用担当者はここを見ている

  • 自主的に職務経歴書を用意してきた応募者は「仕事への意欲が高い」と評価されやすい
  • パート経験でも「何をどれくらいやったか」が具体的に書かれていると、採用担当者が評価しやすくなる
  • 職務経歴書がないと採用担当者は履歴書の職歴欄だけを頼りに判断するしかなく、アピールの機会を自ら失うことになる

パートの職務経歴書に書く内容と基本構成

パートの職務経歴書はA4用紙1枚にまとめるのが基本です。正社員経験者と同じ構成で問題ありません。以下の4項目を順番に記載します。

①職務要約(3行以内)

職務要約はいわば「自己紹介の見出し」です。3行以内に職務経歴全体を要約します。採用担当者が最初に読む部分なので、「どんな職場で」「何年間」「どんな役割をこなしたか」を簡潔に盛り込みましょう。

職務要約の例文

スーパーマーケットでレジ・品出し業務を計5年間担当しました(週4日・1日6時間勤務)。繁忙期には新人スタッフへの業務指導も経験。接客を通じてコミュニケーション力を培い、クレーム一次対応にも自信があります。

②職務経歴(職場名・期間・業務内容)

職務経歴は、勤めた職場ごとに以下の情報を記載します。雇用形態(パート・アルバイト)は正直に記載してください。記載することで選考が不利になることはなく、むしろ隠そうとするほうが採用担当者に不信感を与えます。

記載項目記載例
会社名(店舗名)△△スーパー ○○店
雇用形態パートタイム
在籍期間2020年4月〜2023年3月(約3年)
業務内容レジ業務、商品陳列、在庫管理補助
勤務条件週4日・1日6時間勤務

③保有資格・スキル

取得している資格や業務上使えるスキルをまとめて記載します。資格は正式名称と取得年月を明記してください。PCスキル(Wordが使える・Excelで表計算ができるなど)もこの欄に書きます。

  • 普通自動車免許(2015年3月取得)
  • 日商簿記3級(2018年11月取得)
  • Microsoft Word・Excel 基本操作(データ入力・表作成)

④自己PR

自己PRはパートならではのアピールポイントを書く欄です。「継続力がある」「家事・育児と両立しながら長く勤めた」など、応募先での働き方に直結するスキルや姿勢を具体的に書くことが高評価につながります。

自己PRの例文

育児との両立を続けながら、5年間同じ職場でパートを継続してきました。繁忙期には週5日フルで対応した経験もあり、急なシフト変更にも柔軟に対応できます。接客では常連のお客様に名前を覚えていただけるほど丁寧な対応を心がけており、リピーターとのコミュニケーションを大切にしてきました。

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【職種別見本】パートの職務経歴書の例文

ここからは、職種別の実際の記載例を紹介します。自分の職種に近いものを参考に、具体的な数字や実績に置き換えて活用してください。

販売・レジ(スーパー・コンビニ・アパレル)

職務経歴の書き方(販売・レジ)

【職場名】 △△スーパーマーケット ○○店
【雇用形態】 パートタイム
【在籍期間】 2019年10月〜2024年3月(約4年5ヶ月)
【勤務条件】 週4〜5日・1日6〜8時間勤務

【業務内容】

  • レジ業務(1日100〜150件の会計対応、ミスゼロを3年間継続)
  • 商品陳列・在庫管理補助(担当カテゴリ:日用品・食品)
  • 新人パートスタッフへのレジ操作・接客マナー指導(延べ5名)
  • クレーム一次対応(上司への報告・引き継ぎフロー構築に参加)

飲食・ホールスタッフ

職務経歴の書き方(飲食・ホール)

【職場名】 ファミリーレストラン ○○ △△店
【雇用形態】 アルバイト(後にパートタイムへ変更)
【在籍期間】 2021年6月〜2024年3月(約2年9ヶ月)
【勤務条件】 週3〜4日・1日4〜5時間勤務(昼間帯のみ)

【業務内容】

  • ホール業務全般(注文受付・配膳・テーブル清掃・会計)
  • 平日ランチピーク時(1日最大80テーブル)のオペレーション補助
  • キッズメニュー・アレルギー対応の接客ロールプレイング参加
  • 新人スタッフへの接客マナーOJT(2名担当)

事務補助・データ入力

職務経歴の書き方(事務補助)

【職場名】 ○○株式会社(製造業・従業員約50名)
【雇用形態】 パートタイム
【在籍期間】 2022年4月〜2024年3月(約2年)
【勤務条件】 週5日・1日5時間勤務(9:00〜14:00)

【業務内容】

  • 受発注データのExcel入力(1日200〜300件)
  • 電話対応・来客応対(社内マナー研修受講済み)
  • 請求書・納品書のファイリングと月次整理
  • Wordによる社内向け文書作成補助

短期パートが複数ある場合の書き方

在籍期間が短いパートが複数ある場合、すべてを個別に列挙すると「仕事が続かない人」という印象を与えるリスクがあります。応募先の仕事内容に関連するものだけを選んで記載するのが基本です。

NG例(短期パートの羅列)

○○カフェ(2019年4月〜2019年7月)
△△スーパー(2019年9月〜2020年2月)
□□コンビニ(2020年5月〜2020年11月)
在籍期間の短さと転職頻度が目立ち、「定着しない人」という第一印象を与えます。

良い例(経験を集約して記載)

【業務内容(複数箇所での経験を集約して記載)】
飲食・小売業のパートを複数経験(計約2年)。いずれも接客・レジ・清掃・在庫管理を担当。各職場のルールを素早く習得し、最終勤務先では新人指導を任されるまでになりました。短期での就業は家族の事情によるものです。

在籍期間が短かった理由(引っ越し・家族の介護・育児など)は、自己PRや面接で前向きに説明できるよう準備しておきましょう。

採用担当者が見ているポイント5つ

パートの職務経歴書で差がつくのは「何を書いているか」より「どう書いているか」です。採用担当者が一目見て「この人は仕事ができそう」と感じる書き方には、共通するパターンがあります。

ポイント①「何をした」ではなく「どんな成果を出したか」を書く

採用担当者が職務経歴書を見るとき、最も困るのは「業務の羅列」だけの書類です。「レジ業務をしていました」だけでは、その人がどれだけ仕事ができたかがまったく伝わりません。

NG例(業務の羅列のみ)

・レジ業務
・品出し
・接客
「何をしていたか」しか伝わらず、採用担当者の評価軸に引っかかりません。

良い例(成果・具体性あり)

・レジ業務(1日平均120件の会計対応、ミスゼロを3年間継続)
・品出し(担当カテゴリの欠品率を前期比30%削減に貢献)
・新人スタッフへの接客指導(3ヶ月で独り立ちできるよう個別サポート)

ポイント②数字・具体性で他の応募者と差をつける

「頑張りました」「多くのお客様に対応しました」のような曖昧な表現は、採用担当者の記憶に残りません。具体的な数字を入れるだけで、一気に説得力が増します。

曖昧な表現(NG)具体的な表現(OK)
多くのお客様に対応した1日100〜150件の接客を担当
スタッフをサポートした新人スタッフ5名に業務指導を実施
長く続けられた3年9ヶ月間、無遅刻・無欠勤で勤務
売り上げに貢献した担当コーナーの売上が前月比120%に

ポイント③なぜパートを選んだかを前向きに説明する

「育児中だったから」「正社員になれなかったから」のように受け身な印象を与える表現は避けましょう。パートを「選んだ」という主体性のある言い方に変えるだけで、採用担当者の受け取り方が大きく変わります。

前向きな理由の例

  • 「子どもが小学校に上がるまでの間、家族との時間を確保しながら働ける環境を選びました」
  • 「介護が落ち着いた現在は、よりコミットできる働き方を希望しています」
  • 「現場経験を積むため、まず実務に近い形で働き始めました」

ポイント④育児・ブランク期間の書き方

育児や介護のために仕事を離れていた期間がある場合、無理に隠す必要はありません。ブランク期間を正直に書きつつ、その期間に「何をしていたか」を付け加えると印象が変わります。

ブランク期間の書き方例

2020年4月〜2022年8月:育児に専念(第一子出産)。育児中に日商簿記3級を取得。子どもが保育園に入園した2022年9月より就業を再開。

採用担当者はここを見ている

  • ブランク期間を「何もしなかった期間」として空白にするのは避ける。記載がないと採用担当者が気になって面接で必ず聞いてくる
  • ブランク期間中に資格取得・ボランティア・コミュニティ活動などをしていれば積極的にアピールできる
  • 「育児中だった」と書くこと自体はマイナスではなく、現在就業できる環境にあるかどうかが採用担当者の本当の関心事

ポイント⑤A4用紙1枚にまとめる

パートへの応募の場合、職務経歴書はA4用紙1枚以内にまとめるのが基本です。書きたいことが多くても、採用担当者が短時間で読める量に絞ることで「要点を押さえられる人」という印象を与えます。正社員職への応募であれば2枚まで許容されますが、パートの場合は1枚で完結させるほうがスマートです。

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よくあるNG例と正しい書き方の比較

採用担当者の目線から、パートの職務経歴書でよく見かけるNG例をまとめました。書き上げた後のセルフチェックに活用してください。

NG例正しい書き方理由
「スーパーでパートをしていました」会社名・店舗名・在籍期間を明記情報が不完全で採用担当者が評価できない
「主婦をしていました」のみブランク期間の理由と活動を記載何をしていたかわからず印象に残らない
業務内容が箇条書きのみで数字なし「1日○件」「○名に指導」など数字を入れる具体性がなく他の応募者と差がつかない
雇用形態を記載しない「パートタイム」と正直に明記隠そうとするほうが採用担当者に不信感を与える
自己PRが「頑張ります」で終わる過去の実績・スキルを根拠に書く意欲だけでは採用の根拠にならない
短期パートをすべて個別に列挙関連する経験を集約して記載転職頻度が目立ち「定着しない人」という印象になる
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まとめ

  • 求められた場合は必ず提出:パートでも省略すると選考落ちの原因になる
  • 構成はシンプルに4項目:職務要約・職務経歴・保有資格・自己PRでA4用紙1枚にまとめる
  • 数字と具体性が決め手:「1日○件」「○年間継続」のように書くだけで採用担当者の評価が変わる
  • 雇用形態は正直に書く:パートである事実を隠すより、どんな働き方をしてきたかを正直に伝えるほうが好印象
  • ブランク期間も書き方次第でプラスに:育児・介護の期間は理由と活動を添えて記載する

書くことがないと感じていても、具体的な数字と採用担当者目線の視点を加えれば、パートの職務経歴書は十分な強みのある書類になります。

パートの職務経歴書に関するよくある質問

パートでも職務経歴書は必要ですか?

応募先から提出を求められた場合は必要です。求められていない場合でも、アピールしたい経験が多い方や同業種に応募する方は自主的に提出することをおすすめします。採用担当者の目には「仕事への意欲が高い」と映り、好印象を与えられます。

パート経験しかない場合、職務経歴書に何を書けばいいですか?

職務要約・職務経歴(職場名・雇用形態・在籍期間・業務内容)・保有資格・自己PRの4項目を記載します。業務内容は「接客」などの抽象的な言葉に終わらせず、「1日○件対応」「○名の指導」など具体的な数字を入れることで、採用担当者に伝わる書類になります。

育児でブランクがある場合はどう書けばいいですか?

育児に専念していた期間を正直に記載し、その間に資格取得やスキルアップに取り組んでいた場合は付け加えましょう。「2020年4月〜2022年8月:育児に専念(日商簿記3級取得)」のように書くと、ブランク期間の説明と前向きな姿勢が同時に伝わります。現在就業できる環境にあることを明確に示すことが大切です。

短期パートが複数ある場合、すべて書くべきですか?

応募先の仕事に関連するものだけを選んで記載するのが基本です。無関係なものをすべて書くと「続かない人」という印象を与えるリスクがあります。在籍期間が短かった理由(引っ越し・家族の事情など)は自己PRや面接で前向きに説明できるよう準備しておきましょう。

職務経歴書はパソコンと手書きどちらで作ればいいですか?

PC(パソコン)での作成をおすすめします。修正が容易で読みやすく整った書類が作れます。手書きの場合は訂正が難しく、修正液の使用は採用担当者に雑な印象を与えることがあります。WordやスマートフォンのアプリでA4にまとめると、採用担当者も確認しやすい書類に仕上がります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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