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リハビリ職の職務経歴書の書き方|PT・OT・ST例文と通過のコツ

リハビリ職の職務経歴書の書き方|PT・OT・ST例文と通過のコツ

リハビリ職の職務経歴書は、「職務要約・職務経歴・活かせる知識/スキル・自己PR」の4項目を、A4用紙2枚以内にパソコンでまとめるのが正解です。臨床経験そのものより、担当した単位数や対象疾患などの具体的な数字で経験の幅が伝わるかどうかが評価を分けます。この記事では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に共通する書き方を、項目別の例文と採用担当者が見るポイントに分けて解説します。

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目次

リハビリ職の職務経歴書の書き方と全体像【まず結論】

最初に、リハビリ職の職務経歴書がどんな部品でできているかを押さえます。書式に迷って手が止まっている場合は、まずこの全体像を写し取るところから始めれば問題ありません。

結論:この4項目+編年式・A4 2枚で作る

リハビリ職の職務経歴書は、次の4項目で構成します。特別な資格や実績がなくても、この型に沿えば必要な情報は過不足なく伝わります。

項目書く内容
職務要約これまでの経歴を3〜5行で凝縮。施設形態・経験年数・得意領域
職務経歴勤務先ごとに施設規模・担当単位数・対象疾患・役割を時系列で記載
活かせる知識・スキル評価法・手技・使用機器・PCスキルなどを箇条書き
自己PR強みと、それを裏づける具体的なエピソード・数字

フォーマットは経歴を時系列で並べる編年式が基本です。リハビリ職は勤務先の数がそれほど多くないため、キャリア式より編年式のほうが経験の流れが伝わりやすくなります。用紙はA4で2枚以内、手書きではなくパソコンで作成します。

転職回数が多く時系列だと読みにくい場合のみ、経験内容ごとにまとめるキャリア式を検討します。判断の基準は職務経歴書キャリア式の書き方で詳しく整理しています。

リハビリ職の職務経歴書の全体見本

回復期病棟で3年勤務した理学療法士を例に、上から下までの流れをつかんでください。自分の勤務先の情報に置き換えるだけで骨格が完成します。

職務経歴書の全体見本(理学療法士・回復期3年)

■職務要約
理学療法士として回復期リハビリテーション病棟で3年間、主に脳血管疾患・整形外科疾患の患者様を担当してまいりました。1日平均18単位を担当し、多職種カンファレンスでの目標設定やご家族への退院支援にも携わっております。生活期を見据えた在宅復帰支援に強みがあります。

■職務経歴
2023年4月〜現在 医療法人〇〇会 △△リハビリテーション病院
回復期リハビリテーション病棟(120床/リハビリスタッフ40名)
・脳血管疾患、大腿骨頸部骨折等の患者様を担当(1日平均18単位)
・週1回の多職種カンファレンスで目標設定・進捗共有を担当
・退院前訪問指導、ご家族への介助指導を実施

■活かせる知識・スキル
・脳血管疾患/運動器疾患の評価・治療
・FIM、Brunnstrom stageによる評価
・Excel、Wordを用いた記録・資料作成

■自己PR
退院後の生活を見据えた目標設定を強みとしています。担当患者様のうち在宅復帰率は約8割で、ご家族への介助指導まで一貫して行ってきました。貴院の生活期リハビリにも、この視点を活かして貢献したいと考えております。

【項目別】リハビリ職の職務経歴書の書き方と例文

ここからは4項目を1つずつ、良い例とNG例を並べて掘り下げます。どの項目も共通する軸は「臨床でやってきたことを、数字と対象疾患で具体化する」ことです。

職務要約の書き方と例文

職務要約は採用担当者が最初に読む「経歴の要約」です。3〜5行で、施設形態・経験年数・担当疾患・得意領域が一目で伝わるようにします。

良い例文

作業療法士として急性期病院で4年間、脳血管疾患・整形外科疾患の患者様を1日平均16単位担当してまいりました。ADL評価から自助具の選定・住宅改修提案まで幅広く対応し、退院支援に注力しております。今後は生活期での関わりを深めたいと考えております。

NG例

作業療法士として病院で勤務し、患者様のリハビリを担当してきました。施設の種類・経験年数・担当疾患・単位数がすべて欠けているため、経験の幅が全く伝わりません。これでは他の応募者と区別がつかず、読み飛ばされてしまいます。

採用担当者はここを見ている

  • 「急性期/回復期/生活期」など施設形態がすぐ判別できるか
  • 担当した対象疾患と単位数から、臨床の幅を推し量れるか
  • 自院で任せたい領域と応募者の得意領域が重なっているか

要約の型づくりに迷うときは、職種を問わず使える職務要約の例文8選も参考になります。

職務経歴(施設情報・担当業務)の書き方と例文

職務経歴はリハビリ職の職務経歴書の中核です。勤務先ごとに病床数・リハビリスタッフ数・担当単位数・対象疾患を明記し、担当業務は箇条書きで具体的に書きます。数字が入るほど臨床のイメージが立ち上がります。

良い例文

2022年4月〜現在 医療法人〇〇会 △△病院(回復期リハ病棟150床/リハスタッフ55名)

  • 脳血管疾患・運動器疾患の患者様を担当(1日平均20単位)
  • 入院時評価から退院前訪問指導まで一貫して担当
  • 新人理学療法士2名の教育・症例指導を担当

NG例

△△病院に勤務。患者様のリハビリテーションを担当。施設規模も単位数も業務内容も書かれておらず、何をどれだけ経験したのか判断できません。「担当」の一言で終わらせると、経験の量が伝わらないまま埋もれてしまいます。

担当単位数が施設ルールで正確に出せない場合は「1日平均◯単位程度」と幅を持たせて構いません。見栄を張って盛るより、事実に近い数字を書くほうが面接での整合性が保てます。

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活かせる知識・スキルの書き方

この欄は箇条書きで、専門スキルと汎用スキルの両方を示します。評価法・手技・使用機器などの臨床スキルに加え、記録や資料作成に使うPCスキルも添えると実務全体をこなせる印象になります。

  • 評価:FIM、MMT、ROM測定、Brunnstrom stage など
  • 手技・対応疾患:脳血管疾患、運動器疾患、装具療法 など
  • PC:電子カルテ入力、Excel・Wordでの資料作成

資格や研修歴もここで触れられますが、書けば書くほど良いわけではありません。応募先の業務と関係の薄い資格は逆効果になることもあり、取捨選択の基準は職務経歴書の資格の書き方で確認しておくと安心です。

自己PRの書き方と例文

自己PRは「強み+それを裏づける具体例+応募先での活かし方」の3段構成で書きます。抽象的な人柄アピールではなく、臨床の実績で語るのがリハビリ職の鉄則です。

良い例文

私の強みは、多職種と連携した退院支援です。回復期病棟では看護師・ソーシャルワーカーと週1回の情報共有を行い、担当患者様の在宅復帰率は約8割でした。退院前訪問で住環境を確認し、ご家族への介助指導まで行ってきた経験を、貴院の在宅復帰支援にも活かしたいと考えております。

NG例

患者様に寄り添うことを大切にし、日々の業務に真摯に取り組んでまいりました。具体的な行動も数字もなく、どのリハビリ職にも当てはまる内容です。気持ちだけを述べると熱意が空回りして見え、他の応募者との差になりません。

自己PRの型は他の医療職も共通しています。看護師の職務経歴書 自己PRの書き方も、エピソードの作り方の参考になります。

【職種別】PT・OT・STそれぞれの書き分けポイント

基本の型は共通ですが、専門性が伝わるかどうかは職種ごとの言葉選びで決まります。資格名は必ず正式名称で記載し、「PT」「OT」「ST」の略称は本文中では避けます。

理学療法士(PT)のポイント

脳血管・運動器・呼吸器・循環器など、どの領域を主に担当したかを明確にします。基本動作や歩行、装具療法など「動作能力の再獲得」に関わった実績を、対象疾患とセットで書くと専門性が伝わります。

作業療法士(OT)のポイント

ADL・IADLの改善、自助具の選定、住宅改修提案、認知機能や精神科領域への関わりなど、生活行為に踏み込んだ支援を具体的に書きます。身体障害・精神・発達など、どの分野の経験かを示すと差がつきます。

言語聴覚士(ST)のポイント

摂食嚥下・構音・失語・高次脳機能障害など、担当した対象を明確にします。嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)への関与、多職種での嚥下カンファレンス参加なども、専門性を裏づける材料になります。

【状況別】経験が浅い・ブランク・別分野への転職

経歴に自信が持てないときほど、書き方で印象は変わります。ここでは、つまずきやすい3つの状況ごとに方針を示します。

経験が浅い(1〜3年目)場合

年数が短くても、担当した疾患・単位数・関わった業務を丁寧に書けば材料は十分揃います。「学んできたこと」と「これから伸ばしたい領域」を自己PRに加えると、伸びしろのある人材として読まれます。

ブランク・復職の場合

出産・育児などでブランクがある場合は、離職期間を隠さず記載したうえで、復職に向けて研修参加や情報収集を続けている姿勢を添えます。空白を弁明するより、臨床に戻る準備をしている事実を書くほうが前向きに伝わります。

別分野(病院→訪問・介護)へ移る場合

病院から訪問リハや介護施設へ移る場合は、これまでの経験のうち移る先で活きる部分を前面に出します。退院支援や在宅復帰の視点は生活期でそのまま強みになります。介護領域の職務経歴書の書き方は介護職の職務経歴書 例文も合わせて確認しておくと切り替えがスムーズです。

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リハビリ職の職務経歴書でやりがちなNGと採用担当者が見るポイント

内容が良くても、体裁の乱れや略称の多用で評価を落とすケースは少なくありません。提出前に次のNGに当てはまっていないかを確認してください。

よくあるNG

  • 「PT」「OT」「ST」の略称を本文で多用する(正式名称で書く)
  • 施設規模・単位数・対象疾患などの数字が一切ない
  • A4用紙3枚以上に及び、要点が埋もれている
  • 履歴書と西暦・元号の表記がバラバラ

採用担当者はここを見ている

  • 数字から臨床の幅を測れるか(単位数・対象疾患・施設規模)
  • 転職後にやりたいこと(回復期→生活期など)に一貫性があるか
  • 体裁が整い、そのまま面接で深掘りできる材料になっているか
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まとめ

  • リハビリ職の職務経歴書は「職務要約・職務経歴・活かせる知識/スキル・自己PR」の4項目で、編年式・A4 2枚以内・パソコン作成が基本
  • 職務経歴は施設規模・担当単位数・対象疾患などの数字で具体化する
  • 資格名は正式名称で記載し、略称の多用や数字ゼロの記載は避ける

臨床でやってきたことを数字と対象疾患で言語化できれば、書類選考は十分に通過を狙えます。まずは全体見本を土台に、自分の勤務先の情報へ置き換えるところから始めてください。

リハビリ職の職務経歴書に関するよくある質問

リハビリ職の職務経歴書は手書きとパソコンのどちらが良いですか?

パソコンでの作成をおすすめします。医療・リハビリ職では電子カルテなどPCを扱う場面が多く、パソコンで整えた書類のほうが読みやすく、体裁も安定します。A4用紙2枚以内にまとめてください。

担当単位数がわからない場合はどう書けばよいですか?

正確な数値が出せない場合は「1日平均◯単位程度」と幅を持たせて記載して問題ありません。無理に盛らず事実に近い数字を書くほうが、面接で聞かれたときに整合性を保てます。

経験が1〜2年でも職務経歴書は書けますか?

書けます。年数が短くても、担当した疾患・単位数・関わった業務を具体的に書けば十分な材料になります。加えて、これから伸ばしたい領域を自己PRに添えると、伸びしろのある人材として評価されやすくなります。

資格や研修歴はどこまで書くべきですか?

応募先の業務に関係する資格・研修に絞って書きます。関係の薄い資格を並べると要点がぼやけ、かえって評価を下げることがあります。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの国家資格は正式名称で必ず記載してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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