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事務職の英語力を履歴書に書く方法|採用担当者が落とす3つのNG

事務職の英語力を履歴書に書く方法|採用担当者が落とす3つのNG

この記事では、事務職の履歴書に英語力・資格をどう書くかを採用担当者の視点から解説します。正式名称のミスが書類選考を左右することがあるにもかかわらず、正しい書き方を知らないまま提出している方は少なくありません。TOEICのスコアが低い場合でも書くべきか、資格がない場合はどうアピールするかまで、具体的な例文とともに答えます。

目次

事務職の履歴書で「英語」はどこに・何を書くのか

日本語の履歴書には、英語力を記載できるスペースが複数あります。記載する欄を間違えると、採用担当者に「この方は書類作成のルールを把握していない」と判断される可能性があります。

英語資格(TOEIC・英検等)は「免許・資格欄」に書く

TOEIC・英検・IELTSといった英語資格は、基本的に免許・資格欄に記載します。「資格欄は運転免許など公的資格を書くところ」と思っている方も多いですが、語学検定も同じ欄に記載するのが正しい扱いです。

記載項目書く欄
TOEIC・英検・IELTS等の語学資格免許・資格欄(または語学欄)
英語が得意・日常会話レベル(資格なし)自己PR欄または特技欄
英語学習中(試験未受験)自己PR欄(補足として)

語学欄がある履歴書を使っている場合

市販の履歴書や転職サービス提供の書式には「語学・外国語」欄が独立している場合があります。その場合は語学欄を使います。免許・資格欄と語学欄の両方に同じ資格を重複記載してはいけません。採用担当者が「なぜ2か所に書いてあるのか」と違和感を持つためです。

採用担当者はここを見ている

  • 語学資格が自己PR欄や特技欄に書かれていないか(正しくは免許・資格欄または語学欄)
  • 同じ資格が複数の欄に重複して記載されていないか(選考への信頼性に影響する)

TOEIC・英検など英語資格の正式名称と書き方

英語資格の記載でミスが最も多いのは正式名称を使っていない点です。「英検2級」「TOEIC730点」のように通称・略称で書いてしまうと、採用担当者から見て「自分の資格を正確に把握していない」という印象につながります。

TOEIC Listening & Reading Testの正式名称と書き方

TOEICの正式名称は「TOEIC® Listening & Reading Test」です。「Listening & Reading」を省いて「TOEIC」だけで書くのは不完全な記載にあたります。

良い例文

令和○年○月 TOEIC® Listening & Reading Test ○○○点

スコアは必ず記載します。「TOEIC取得」という表現は使いません。TOEICは「取得する免許・資格」ではなく「受験して得るスコア」のためです。TOEIC® Speaking & Writing Tests(スピーキング・ライティング)も受験している場合は、別の行にそれぞれ記載します。

英検(実用英語技能検定)の正式名称と書き方

英検の正式名称は「実用英語技能検定」です。「英検2級」は広く知られた通称ですが、履歴書では使いません。

良い例文

令和○年○月 実用英語技能検定2級 合格

NG例

英検2級取得 ←「英検」は通称、「取得」も誤り(正しくは「実用英語技能検定2級合格」)

英検は「免許を取得する」ものではなく「試験に合格する」資格のため、「取得」ではなく「合格」と書くのが正確な表記です。事務職では書類の正確さが評価される場面が多く、こうした細かなルールの遵守が書類選考の印象に影響します。

IELTS・TOEFLその他の英語資格の書き方

IELTSは学術系・留学向けの英語試験で、外資系企業や海外展開している企業の事務職で評価される場面があります。

良い例文(IELTS)

令和○年○月 IELTS 6.5 Academic Module

IELTSの記載ではモジュール(AcademicまたはGeneral Training)の明記が採用担当者への情報として有用です。TOEFLの場合は「TOEFL® iBT Test ○○点」と記載します。

TOEIC・英検・IELTSなどの検定資格の正式名称と、何点・何級から記載すべきかの詳細は以下の記事で解説しています。

IELTSを履歴書に書く際の詳しい書き方・有効期限については以下の記事も参考にしてください。

採用担当者が「使える英語力」を判断する3つのポイント

履歴書の資格欄にスコアを書くだけでは、採用担当者に「実務で使える英語力か」は伝わりません。書類選考で採用担当者が実際に確認しているのは、以下の3点です。

採用担当者はここを見ている

  • スコアが求人の英語要件水準を満たしているか
  • 資格の取得時期(古いスコアは現在のスキルを反映しないことがある)
  • 英語使用経験が自己PRや職務経歴書にも記載されているか(整合性)

ポイント①:スコアが求人の英語要件を満たしているか

一般事務では英語スキルの要件を設けていない求人がほとんどです。一方、英文事務・貿易事務・外資系企業の事務職では「TOEIC 700点以上」「TOEIC 730点以上」が求人票に記載されることが多くあります。

英語が必須ではない事務職への応募でも、TOEICスコアを記載することで「語学に継続的に取り組んでいる姿勢」を示せます。求人要件がないからといって書かない理由にはなりません。

ポイント②:資格の取得時期(スコアの鮮度)

TOEIC公式に有効期限はありませんが、採用担当者の多くは「取得から2年以上経過したスコアは参考程度」として扱います。英語力を重視する職種への応募では、スコアが古い場合は受け直すことを検討する価値があります。

ポイント③:英語使用経験が職務経歴書と一致しているか

TOEIC 800点を持っていても、職務経歴書に英語使用経験が書かれていない場合、「資格はあるが実務では使っていないのか」と採用担当者は判断します。英語力があるなら、職務経歴書やPR欄でも英語を使った具体的なエピソードを補完するのが効果的です。

職務経歴書の各項目の書き方については、以下の記事も参考にしてください。

スコアが低くても・資格がなくても英語力をアピールする方法

「TOEICは受けたが500点台——書くべきか迷っている」「英語の資格は何もないが実務で使っている」という方に向けて、採用担当者に伝わる方法を整理します。

スコアが低い場合でも記載すべきケース

英語が必須ではない一般事務・データ入力・受付などへの応募では、TOEICが500〜600点台でも記載するメリットがあります。スコアの高低よりも「語学に取り組んでいる姿勢」を示せることが理由です。

良い例文(スコアが低い場合)

令和○年○月 TOEIC® Listening & Reading Test 580点(現在スコアアップに向け学習中)

ただし、英文事務・貿易事務・外資系事務への応募ではスコアが700点未満の場合、記載がかえってマイナスになる場合があります。求人の英語要件を確認したうえで記載を判断してください。

資格がない場合に英語力を伝える方法

英語資格を持っていなくても、実務で英語を使った経験があれば自己PR欄や職務経歴書に記載できます。免許・資格欄は英語資格がなければ空白のままで問題ありません。

自己PR欄への記載例

「前職では英語でのメール対応を週に数件担当していました。現在はTOEIC受験に向け準備を進めています。」

英語資格の勉強中であれば、「現在取得に向け学習中」と補足することで積極性を示せます。使用している教材や受験予定日を添えられると、さらに採用担当者への説得力が増します。

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採用担当者が落とす英語記載のNG例3選

採用担当者が英語欄を見てマイナスと判断するケースの大半は、「書き方のルールを知らない」ことが原因です。以下の3つは事務職の応募書類で特に多いNG例です。

NG①:正式名称を使っていない

NG例

英検2級取得 ←「英検」は通称、「取得」も誤り(正しくは「実用英語技能検定2級合格」)
TOEIC 730点 ←正式名称には「® Listening & Reading Test」が必要

正しい書き方

令和○年○月 実用英語技能検定2級 合格
令和○年○月 TOEIC® Listening & Reading Test 730点

正式名称を使えているかどうかは、採用担当者にとって「書類作成の基礎を押さえているか」を見る判断材料の一つです。事務職では書類の正確さが業務直結のスキルとして評価されるため、こうした細部が選考結果に影響します。

NG②:取得年月が書かれていない

NG例

実用英語技能検定2級 合格 ←取得年月が書かれていないため、いつ取得したかが不明

履歴書の免許・資格欄には、必ず「令和○年○月」の形式で取得年月を記載します。年月がないと採用担当者はスコアの鮮度を判断できません。資格欄の書式として、年月は最左部に揃えて記載するのが基本です。

NG③:TOEICのスコアを書いていない

NG例

TOEIC® Listening & Reading Test 受験 ←スコアを記載しないと採用担当者はレベルを判断できない

TOEICは点数(スコア)そのものがスキルの指標です。「受験した」「取得した」という表現では採用担当者に何も伝わりません。スコアを書くことが前提であり、スコアが低い場合の対処法については前のセクションで解説した通りです。

英語欄以外の資格欄でのNG表現全般については、以下の記事も参考にしてください。

英文事務・貿易事務を目指す場合の英語欄の書き方

英文事務・貿易事務への応募では、英語欄の記載は一般事務よりも踏み込んだ内容が求められます。スコアの書き方に加え、どの程度の英語力が実務で求められるかを理解しておくことが重要です。

職種TOEICスコア目安求められる主な英語スキル
一般事務要件なし〜600点程度英語メール読解・簡単な返信
英文事務700〜730点以上英語文書作成・英語での電話対応
貿易事務700〜730点以上英語での書類作成・貿易関連書類の英文処理
外資系事務800点以上が多い英語でのビジネスコミュニケーション全般

複数の英語資格を持っている場合の記載順

TOEICと英検を両方持っている場合は、両方記載します。記載順は取得年月の古い順が一般的です。スコアが低い古い資格と、スコアが高い新しい資格がある場合も、省略せずすべて記載してください。採用担当者は学習の継続性を確認しています。

英語の実務経験がある場合は職務経歴書で補完する

英文事務・貿易事務では、TOEICスコアだけでなく「実際にどんな英語業務を担当したか」が採用の判断材料になります。

職務経歴書への記載例

・英語での取引先メール対応(月30〜40件)
・英文仕様書の翻訳補助・日本語確認作業
・海外子会社との定例会議(英語・週1回)

英語以外の語学スキル(中国語・韓国語等)も、英語と同様に正式名称・スコア・取得年月で記載します。

中国語資格(HSK・中国語検定)の書き方については以下の記事で詳しく解説しています。

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まとめ

事務職の履歴書における英語欄の書き方は、正式名称・取得年月・スコアの3点を正確に記載することが基本です。提出前に以下の点を確認してください。

  • 英語資格は免許・資格欄に記載する(語学欄がある場合はそちらを使い、重複は避ける)
  • TOEICの正式名称は「TOEIC® Listening & Reading Test」、英検は「実用英語技能検定○級合格」
  • 取得年月とスコアは必ず記載する(「取得」「受験」だけでは採用担当者に伝わらない)
  • 英語が必須でない事務職への応募では、スコアが低くても記載する価値がある
  • 採用担当者はスコアだけでなく、資格の鮮度と職務経歴書との整合性を確認している

英語資格の正式名称を誤ることは、書類作成の正確さが求められる事務職では特に響くミスです。履歴書を提出する前に、資格欄の表記を一度確認することを勧めます。

事務職の履歴書と英語に関するよくある質問

事務職の履歴書にTOEICが500点台でも記載していいですか?

英語力を必須としない一般事務・データ入力・受付などへの応募であれば、500点台でも記載できます。スコアを書かないより、語学に取り組んでいる姿勢を示せるメリットがあります。ただし、英文事務・貿易事務・外資系事務への応募ではスコアが要件を下回る場合にマイナスになることがあるため、求人の英語要件を確認した上で判断してください。

英語の資格が何もない場合、英語力を履歴書にどう書けばいいですか?

英語資格がない場合、免許・資格欄には記載しません。実務で英語を使った経験があれば、自己PR欄または職務経歴書に「英語でのメール対応経験あり」などの形で記載できます。現在学習中であれば「現在TOEIC受験に向け準備中」と補足することも選択肢の一つです。

英検は「英検2級」と書いてはいけないのですか?

「英検2級」は通称のため、履歴書の免許・資格欄には使いません。正式名称は「実用英語技能検定2級合格」です。事務職では書類作成の正確さが評価されるため、資格名を正式名称で書けているかどうかが採用担当者に見られているポイントの一つです。

貿易事務に応募する場合、TOEICは何点から書くべきですか?

貿易事務の求人ではTOEICの目安として700〜730点以上を要件とする企業が多くあります。それ以下のスコアでも記載自体はできますが、英語力を重視する職種のため、実務での英語使用経験を職務経歴書や自己PR欄でも補完することが重要です。求人票の英語要件を確認し、スコアと経験を組み合わせてアピールしてください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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