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介護職 履歴書の資格欄の書き方|正式名称と採用担当者が落とすNG例

この記事では、介護職の履歴書における資格欄の正式名称・書き方・採用担当者が確認するポイントを解説します。介護福祉士・初任者研修・実務者研修それぞれの「取得」「修了」の書き分けから、資格が少ない場合・取得見込みの記載方法まで紹介します。

目次

介護職の履歴書 資格欄に書くべき資格とは

介護職の資格は「国家資格」「公的研修修了証」「民間資格」の3種類に分かれます。採用担当者が資格欄に求めるのは「業務に直結する資格が正確に記載されているか」です。持っている資格をすべて記入したうえで、応募先の業務に関連する資格から優先して書くのが基本です。

資格の種類主な資格・研修名記載の区別
国家資格介護福祉士、社会福祉士「取得」
公的資格介護支援専門員(ケアマネジャー)「取得」
公的研修介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修「修了」
指定講習福祉用具専門相談員指定講習「修了」
民間資格認定介護福祉士、レクリエーション介護士「取得」

「取得」と「修了」の使い分けは、採用担当者が資格欄を確認する際に最初に目が行く部分です。後述するNG例でも頻繁に登場するミスなので、この表を確認してから資格欄を埋めましょう。

採用担当者はここを見ている

  • 介護福祉士の有無:施設の配置基準(介護福祉士が一定割合以上いる施設に報酬加算あり)に直結するため、採用判断の最初の基準になる
  • 資格取得年月と職歴年月の一致:職場在籍中に資格を取得した記録は「学ぶ姿勢を持って働いた証拠」になる
  • 正式名称で書かれているか:省略表記や誤字は「書類仕事の丁寧さ」の評価に影響する

各資格の正式名称と正しい書き方

介護福祉士の書き方

介護福祉士は国家資格です。資格欄には試験の合格年月日ではなく、登録証(緑色のカード)に記載された「登録年月日」を記入するのが正しい書き方です。

国家試験の合格発表は毎年3月下旬ですが、登録証の発行は申請から1〜2ヶ月かかります。そのため、合格年月と登録年月が異なるケースがほとんどです。

良い例文

○○年○月 介護福祉士 取得

NG例

○○年○月 介護福祉士試験 合格
「試験合格」は資格取得ではない。登録証が交付された年月を「取得」として書くのが正式な記載です。

介護職員初任者研修の書き方

介護職員初任者研修は2013年に「ホームヘルパー2級」から移行した公的な研修課程です。資格ではなく研修であるため、「取得」ではなく「修了」と書くのが正しい表記です。

良い例文

○○年○月 介護職員初任者研修 修了

NG例

○○年○月 初任者研修 取得
「初任者研修」は省略表記、「取得」は誤り。フルネーム「介護職員初任者研修」と「修了」を使うのが正解です。

かつての「ホームヘルパー2級修了」という資格を持っている方は、「介護職員初任者研修修了」に相当する資格として認められています。ただし、履歴書には現在の正式名称「介護職員初任者研修 修了」で記載するほうが採用担当者に正確に伝わります。

介護福祉士実務者研修の書き方

介護福祉士実務者研修は、介護福祉士の国家試験受験要件となる研修課程です。初任者研修と同様に「修了」と書きます。

良い例文

○○年○月 介護福祉士実務者研修 修了

介護福祉士の国家試験を受験予定の方は、実務者研修修了の記載があることで「近い将来に国家資格取得を目指している」という意欲を採用担当者に示せます。実務者研修修了+実務3年以上の経歴は、介護福祉士取得見込みの有力なアピール材料になります。

介護支援専門員(ケアマネジャー)の書き方

介護支援専門員は公的資格です。「ケアマネジャー」「ケアマネ」は通称であるため、履歴書には正式名称「介護支援専門員」と記載するのが原則です。

介護支援専門員実務研修受講試験に合格しただけでは資格取得とはみなされません。研修を修了して証明書が交付された日を取得日として記入してください。

良い例文

○○年○月 介護支援専門員 取得

介護支援専門員の資格は5年ごとに更新が必要です。資格が有効期限内かどうかを確認し、更新手続き中の場合はその旨を面接で補足する準備をしておきましょう。

その他の介護関連資格・研修の書き方

通称・略称正式名称記載例
福祉用具専門相談員福祉用具専門相談員指定講習○○年○月 福祉用具専門相談員指定講習 修了
認定介護福祉士認定介護福祉士○○年○月 認定介護福祉士 取得
レクリエーション介護士レクリエーション介護士2級(または1級)○○年○月 レクリエーション介護士2級 取得
ガイドヘルパー(視覚障害)移動介護従業者養成研修(視覚障害課程)○○年○月 移動介護従業者養成研修(視覚障害課程) 修了
認知症介護基礎研修認知症介護基礎研修○○年○月 認知症介護基礎研修 修了

研修修了証が発行されるものは「修了」、国家資格・公的資格証書が発行されるものは「取得」という判断基準で書き分けると覚えておくと実用的です。

介護職の転職では、職業欄(現在の職業をどう記載するか)でも迷いが生じやすいです。資格欄とあわせて確認しておくことをおすすめします。

採用担当者が落とす資格欄のNG例3選

資格欄のミスは「書類をよく確認していない人」という印象を採用担当者に与えます。以下の3つは介護職の応募書類で繰り返し見られるパターンです。

NG①省略表記を使う

「初任者研修」「実務研修」「ケアマネ」など、正式名称を省略して記載すると採用担当者から見て不正確な書類になります。

  • NG:「初任者研修 修了」 → 正解:「介護職員初任者研修 修了」
  • NG:「実務者研修 修了」 → 正解:「介護福祉士実務者研修 修了」
  • NG:「ケアマネ資格 取得」 → 正解:「介護支援専門員 取得」

特にケアマネは施設にとって重要な資格であるため、正式名称「介護支援専門員」での記載が求められます。省略表記は「基礎知識が不足している可能性がある」と判断される材料になり得ます。

NG②「取得」と「修了」を逆に書く

感覚的に「初任者研修を取得した」と書いてしまうケースは後を絶ちません。

NG例

○○年○月 介護職員初任者研修 取得
「取得」は国家資格・公的資格に使う言葉。研修課程は「修了」が正式表現です。採用担当者が介護業界のプロであるほど、この誤りは即座に目に入ります。

採用担当者の立場から見ると、「取得」と「修了」の使い分けは介護業界の基礎知識です。この書き間違いは「業界への理解度」の一つの判断材料として見られます。

NG③日付を間違える

介護福祉士については「試験合格年月」と「登録証の交付年月(登録日)」が異なります。誤って合格年月を書いてしまうケースが見られます。

  • 国家試験の合格発表:毎年3月下旬
  • 登録証の発行:申請から約1〜2ヶ月後(5〜6月頃)

登録証に記載された「登録年月日」を取得日として記入してください。登録証を紛失した場合は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターへ「登録事項確認書(介護福祉士等の登録事項に関する証明)」の発行を申請することで確認できます。

採用担当者はここを見ている

  • 省略表記は「書類仕事の丁寧さ」の欠如として評価される
  • 「取得」「修了」のミスは介護業界の基礎知識の問題として見られる
  • 日付のミスは「登録証を確認しないまま書いた」と判断される恐れがある

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資格が少ない・取得見込みの場合の書き方

介護職への転職・就職を目指す段階では、「資格がまだ少ない」「今まさに研修を受けている」という状況の方も多いです。資格欄が少なくても、書き方次第で採用担当者の印象は変わります。

取得見込み・勉強中の書き方

現在受講中の研修や、受験を予定している資格は資格欄に記載できます。ただし、具体的な修了・取得予定日がある場合のみ記入するのが原則です。

良い例文(研修受講中の場合)

○○年○月(予定) 介護職員初任者研修 修了見込み(現在○○スクールにて受講中)

良い例文(国家試験受験予定の場合)

○○年○月(予定) 介護福祉士 取得予定(現在受験準備中)

介護福祉士の受験資格(実務経験3年以上+実務者研修修了)を満たしている場合は、「取得予定」として記入できます。実務者研修の修了記録がすでにある場合は、「介護福祉士取得予定」と書くことで採用担当者に意欲が伝わります。

資格なし・未経験でも書ける内容

介護関連の資格がまったくない場合、資格欄には業務に関連する他の資格を記載します。特に以下の資格は介護施設の採用担当者が実用的に評価する内容です。

  • 普通自動車第一種運転免許:訪問介護・通所介護の送迎業務に直結。AT限定でも記載可
  • 救急法救急員養成講習修了(日本赤十字社):施設での緊急対応の場面でアピールできる
  • 普通救命講習修了(消防署):AED使用・心肺蘇生法の講習修了

「資格なし」という事実より、「現在どう行動しているか」を志望動機欄や自己PR欄で補う構成が採用担当者には響きます。資格欄に空白が続く場合は「なし」とだけ書くより、取得予定の記載や関連資格の記入で埋めていく方向で考えましょう。

福祉系の資格では、福祉用具専門相談員の資格も介護施設への転職で評価されます。詳しい書き方は以下の記事を参考にしてください。

採用担当者が資格欄と一緒に確認する3つのポイント

採用担当者は資格欄だけを独立して見ているわけではありません。資格欄の情報を、職歴欄・志望動機欄と照らし合わせながら判断しています。

  • 資格取得年月と職歴年月の整合性:「入職後に初任者研修を修了した」という記録は、職場の支援を受けて成長した証拠にもなり好印象につながりやすい。反対に、資格だけ早く取得しているのに実務経験が伴っていない場合はその理由を面接で問われることがある
  • 段階的な資格取得の流れ:「初任者研修→実務者研修→介護福祉士取得予定」という流れは、キャリア意識の高さを示す。採用担当者は「今後も継続的に成長できる人か」という視点で資格欄全体を読んでいる
  • 資格数と志望動機の整合性:「利用者の生活の質を高めたい」という志望動機を書いている一方で、介護関連の研修・資格を一切持っていない場合は言葉と行動の乖離を指摘されることがある。資格欄の記載は志望動機の説得力を裏付ける材料になる

書類選考を通過するには、資格欄の正確な記載と、その資格を「なぜ・いつ取得したか」を志望動機欄・自己PR欄で一貫して説明できる構成が重要です。社会福祉士などの福祉系国家資格を持っている方は、記載方法を合わせて確認しておくことをおすすめします。

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まとめ

  • 介護職の資格欄は、国家資格・公的資格には「取得」、研修課程・指定講習には「修了」を使い分ける
  • 介護福祉士は試験合格日ではなく、登録証に記載された「登録年月日」を取得日として記入する
  • 省略表記(「初任者研修」「ケアマネ」など)を避け、正式名称を使うことで採用担当者の評価を守る
  • 資格が少ない場合でも、取得見込みの研修や関連する他の資格を記入することで資格欄を補える
  • 採用担当者は資格欄と職歴・志望動機の整合性もあわせてチェックしている

資格欄の正確な記載は、介護職への本気度を書類で示す最初の一歩です。

介護職の履歴書 資格に関するよくある質問

ホームヘルパー2級は履歴書に書いていいですか?

書けます。ただし「ホームヘルパー2級修了」という名称はすでに廃止されており、現在は「介護職員初任者研修修了」が正式名称です。「○○年○月 ホームヘルパー2級修了(現:介護職員初任者研修に相当)」と記載すると、採用担当者に正確に伝わります。

介護職員初任者研修は何年前のものでも記載していいですか?

記載できます。介護職員初任者研修に有効期限はなく、一度修了した研修はずっと有効です。取得から年数が経っていても、資格欄への記載をおすすめします。

介護福祉士の登録証を紛失した場合、取得日はどうやって確認しますか?

公益財団法人社会福祉振興・試験センターへ「登録事項確認書(介護福祉士等の登録事項に関する証明)」の発行を申請することで登録年月日を確認できます。発行まで1〜2週間程度かかるため、転職活動中は早めに手配しておきましょう。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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