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職務経歴書|営業実績がなくても通過する書き方と例文5選

職務経歴書|営業実績がなくても通過する書き方と例文5選

この記事では、営業職として働いてきたけれど数字で残せる実績がない方向けに、採用担当者が職務経歴書で本当に見ているポイントを解説します。NG例と比較しながら、実績なしでも書類選考を通過できる書き方と、法人営業・ルート営業・テレアポ中心・不動産営業など5つの職種別例文も紹介します。

目次

「営業実績がない」と職務経歴書で悩む人の3パターン

職務経歴書に何を書けばいいかわからない状態で手が止まる営業職の方に、まず確認してほしいことがあります。「実績がない」と感じる理由は、大きく3つのパターンに分かれます。自分がどのパターンに当たるかを把握することで、書き方の方針が決まります。

①目標達成率が低い時期が続いた

営業目標を持たされていたが、達成率が60〜85%程度で推移していたケースです。「未達の数字しか書けない」と感じ、実績欄を空白にしようとしている方がこのパターンに多く当てはまります。

達成率が低くても、行動量や改善のプロセスを書く方法があります。この記事のStep2で詳しく解説します。

②業務がルーティン中心で数字が残しにくかった

既存顧客の維持・フォローが中心で、新規獲得の数字がほとんどない状態です。担当件数はあるものの「数字で表せる成果」と言えるものがなく、書き方に詰まるパターンです。

ルート営業の場合、維持率・取引品目数の変化・顧客満足度など、「数字の種類を変える」ことで実績として表現できます。

③在職期間が短く成果を出す前に退職した

1〜2年未満で転職するため、「数字が出る前に辞めた」状態です。短期離職の説明と実績のなさが重なり、職務経歴書を書くことに強い抵抗感を持っているケースが多くあります。

期間が短くても、アポ率の改善・担当引き継ぎ・提案資料の作成など、短い期間に積み上げた「行動の痕跡」は必ず存在します。それを掘り起こす方法をStep1で説明します。

採用担当者が営業の職務経歴書で本当に確認していること

営業採用を担当した経験のある人事・現場マネージャーが書類選考で確認しているのは、多くの方が思っているものとは少し異なります。

採用担当者はここを見ている

  • 担当顧客数・商談件数など「活動量」がわかるかどうか
  • 目標に届かなかった時期に、何を考え何を変えようとしたか
  • 自社に入ってから同じように動けそうか(再現性があるか)

売上の数字より「行動量と改善プロセス」を見ている

営業部門のマネージャーが書類選考で最初に確認するのは「数字の大きさ」ではありません。「この人は課題に対してどう考え、どう動いたか」というプロセスが読み取れるかどうかです。

毎月300件架電して1件も取れない人と、50件架電してアポ率を自分で改善しながら動いた人では、後者のほうが採用したいと感じる担当者が多いのが実態です。数字の絶対値より、数字に向き合う姿勢のほうが評価されます

「なぜ売れなかったか」の自己分析ができているかが勝負

採用担当者が特に注目するのは、業績が上がらなかった理由を自分の言葉で説明できるかどうかです。「市場が悪かった」「会社の商材が弱かった」という外部要因だけを並べる人と、「自分のどこを変えようとしたか」まで言語化できる人では、書類の評価が大きく変わります。

実績がなかった理由を正直に認め、そこから何を学んだかを書ける人のほうが、「同じ環境に置いても成長できる」という期待を持たれやすくなります。

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やりがちなNGパターン3選

実績がない状態の職務経歴書で特によく見られる失敗が3つあります。自分の書き方がこれに当てはまっていないか、確認してみてください。

NG①:業務の羅列で「何をしたか」しか書いていない

NG例

「法人顧客30社を担当し、既存顧客フォローおよび新規開拓を行いました。月次で定例訪問を実施し、製品提案を行いました。」
→ 何をしたかはわかるが、何を考え、どんな工夫をしたかが一切見えない

業務内容の羅列は「職務記述書」であって「職務経歴書」ではありません。担当顧客数や業務範囲を書くことは必要ですが、それだけでは「どんな人か」が伝わらず、採用担当者の印象に残りません。

NG②:達成率が低い数字をそのまま書いてしまう

NG例

「営業目標達成率:在職中平均68%」
→ 低い数字だけが残り、背景も改善努力も見えない。印象だけが悪くなる

低い達成率を書くこと自体は必ずしもNGではありません。問題は「数字だけ書いてそこで終わる」ことです。「達成率68%の時期があり、原因を分析して◯◯を実施した」という形にすれば、マイナスの情報が自己分析力のアピールに変わります。

NG③:「誠意をもって」系の抽象表現で終わる

NG例

「誠意を持って顧客に向き合い、丁寧な対応を心がけました」
→「誠意をもって」「丁寧に」は採用担当者が最も見飽れている表現。具体的な行動が何も見えない

抽象的な形容詞に頼る文章は、採用担当者には「書くことがないから言葉を埋めた」と映ります。何を「丁寧に」したのか、どんな「誠意」を具体的に見せたのか、行動レベルで書き直すことが必要です。

実績がない営業の職務経歴書を書く3ステップ

どのパターンに当てはまる方でも、以下の3ステップで書ける内容は必ず出てきます。焦らず順番に進めてください。

Step1:数字以外の「成果の痕跡」を掘り起こす

「実績がない」と感じる多くの方は、実は数字ではなく「アピールできる形になっていない成果」を持っています。以下のリストで自分の経験を振り返ってみてください。

  • 月次の商談件数・架電件数・訪問件数は把握しているか
  • 初めて担当した顧客から最初の成約を取ったことはあるか
  • チーム内で自分が担ったこと(資料作成・新人OJT・情報共有等)はあるか
  • 上司や先輩から「よくやった」「助かった」と言われたことはあるか
  • 顧客から「担当してよかった」「紹介したい」と言われた経験はあるか

数字で表せない経験も、書き方次第で採用担当者に伝わる「実績」になります。まずは記憶を棚卸しするところから始めてください。

Step2:行動プロセスと課題への向き合い方を言語化する

掘り起こした経験を、以下のテンプレートに当てはめてみてください。数字がなくても採用担当者に伝わる文章になります。

職務記述テンプレート

「(状況・担当内容)の中で、(直面した課題)に取り組みました。(具体的な行動・工夫)を実施した結果、(変化・学び・小さな成果)につながりました。」

この型に当てはめると、「業務羅列」ではなく「プロセスが見える文章」になります。数字よりも、課題→行動→変化のストーリーラインが読み取れる書き方のほうが採用担当者の印象に残ります。

Step3:自己PRで「再現性」を伝える

自己PR欄では「この経験から何を学び、次の会社でどう活かすか」を必ず書いてください。採用担当者が最終的に判断するのは「この人が自社に入ったら同じように動いてくれるか」です。

「実績がなかった」という事実よりも、「そこから何を得て、どんな営業スタイルを身につけたか」を伝えることが、書類通過の最後の決め手になります。転職活動中に職務経歴書の添削サービスを活用して客観的なフィードバックをもらうことも有効です。

【例文5選】営業実績なしの職務経歴書サンプル

ここからは、状況別の具体的な例文を紹介します。職種別に「何を・どう書くか」がわかる形で構成しています。自分のケースに近いものを参考に、実際の文章に落とし込んでください。なお、実績の書き方全般については職務経歴書 実績なし 例文もあわせて参考にしてください。

例文①:法人営業(目標未達が続いたケース)

在職2年・中小企業向けSaaS製品の法人営業・達成率が月平均75%程度だったケースです。

職務要約(良い例)

中小企業向けSaaS製品の法人営業として、既存顧客のアップセルと新規開拓を担当しました。月次30〜35件の顧客訪問・オンライン商談を実施し、製品活用状況のヒアリングから課題提案まで一貫して対応。達成率は月平均75%程度でしたが、商談精度を上げるために成約事例の分類・共有とロールプレイを自主的に実施し、入社後半年で月次商談数を1.4倍(22件→31件)へ増やしました。

「達成率75%」というマイナスに見える数字でも、それに続く「改善行動と行動量の変化」がセットになることで、自己分析力・主体性のアピールになります。

例文②:ルート営業(新規開拓が少なかったケース)

在職3年・食品メーカーのルート営業(スーパー・量販店担当)・新規開拓実績が年間2〜3件程度だったケースです。

職務要約(良い例)

食品メーカーの営業として、スーパー・量販店の既存担当店舗(月平均18店舗)を中心に担当しました。週次の棚割り管理・発注調整から季節キャンペーンの企画提案まで幅広く対応。在職3年間で担当店舗のPB商品取扱いSKU数を平均3→5に拡大しました。新規開拓件数は少ないものの、既存関係の深耕と取引品目の拡大に一貫して取り組んできました。

ルート営業は「取引を維持した」だけでは弱く、「担当期間中に何かが変わった」という視点で書くことが重要です。取扱SKU数・発注頻度・来店促進施策の導入など、「数字の種類を変える」ことで実績になります。

例文③:テレアポ中心の営業(短期在職・成約少なめ)

在職1年2ヶ月・中小企業向けSaaSのインサイドセールス担当・月次成約0〜1件の時期が続いたケースです。

職務要約(良い例)

中小企業向け経費精算ツールのインサイドセールス担当として、テレアポ・メール・SNSを活用したリード獲得に従事しました。月次架電数200〜280件を維持。アポ率の低さを課題と捉え、トークスクリプトを自主改善した結果、改善前後でアポ率が1.2%から2.8%へ向上しました。成約まで至ったケースは月0〜1件程度でしたが、商談前段階でのパイプライン構築と顧客ニーズの言語化に強みがあります。

「成約ゼロ」に近い状況でも、アポ率という別の指標で改善を示せるのがこの書き方のポイントです。自分が変えられた部分を数字で示すことで、主体的に動ける人材であることが伝わります。

例文④:不動産・保険営業(成約件数が少なかったケース)

在職1年半・不動産仲介(賃貸)・成約率が社内平均を下回っていたケースです。

職務要約(良い例)

不動産仲介会社で主に賃貸物件の接客・内覧案内・契約手続きを担当しました。月次接客数は平均25〜30組。成約率は社内平均45%を下回る時期もありましたが、接客後のフォローメール徹底と物件比較資料の手配を継続した結果、顧客紹介経由の来店が在職後半では月2〜3件発生するようになりました。数字の追い方より顧客との信頼構築を重視する営業スタイルを意識的に磨いてきました。

成約率が低くても「紹介が発生した」という事実は、顧客満足度の証明になります。数字が出なかった理由と、それでも積み上げた別の価値を合わせて書くことが重要です。

例文⑤:異業種転職のケース(営業経験を活かす)

法人向け営業からカスタマーサクセスや事業企画など異業種に転職するケースです。実績の「量」より「どんな課題に向き合ったか」が核心になります。

自己PR欄(良い例)

新卒からBtoB営業として3年間、中小製造業向け生産管理システムの提案・導入支援を担当しました。数字で残せる実績は大きくないものの、製品の強みより顧客の業務課題から提案を組み立てる「課題起点」の営業スタイルを一貫して実践してきました。顧客の現場担当者から経営層まで関係者が多いBtoB商材を通じ、複数のステークホルダーに合わせて説明を変える力を身につけています。この経験をカスタマーサクセスの現場で活かし、顧客が製品価値を最大限に引き出せるよう伴走するポジションを目指しています。

異業種転職の場合、「自分が身につけた能力」を次の職種にどう転用するかを明示することが鍵です。数字の大きさではなく、習得したスキルの汎用性が評価されます。

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まとめ

  • 「実績がない」と感じる状況は3パターンあり、それぞれに対応した書き方がある
  • 採用担当者は数字の大きさより「課題への向き合い方と行動量」を見ている
  • やりがちなNG例は「業務羅列」「低い数字の露出のみ」「抽象表現」の3つ
  • 「成果の痕跡の掘り起こし→行動の言語化→再現性の提示」の3ステップで書ける
  • 例文5選を自分の状況に合わせて参考にし、まず下書きを作ることが大切

職務経歴書は「書けた」という状態が最も重要です。完璧を目指す前に、まずStep1の棚卸しから始めてみてください。書き出すことで、自分でも気づいていなかった経験の価値が見えてきます。

職務経歴書と営業実績に関するよくある質問

同業への転職と異業種転職で職務経歴書の書き方は変わりますか?

書き方の重点が変わります。同業転職の場合は担当業種・商材・顧客規模など「どんな営業環境で働いていたか」を具体的に書くことが重要です。業界共通の指標(担当社数・商談件数・案件規模)が評価の軸になります。異業種転職の場合は、業界の数字より「どんな課題に向き合い、何を身につけたか」というスキルの転用可能性を前面に出してください。「顧客との関係構築力」「マルチステークホルダーへの対応力」など、業界を超えて使える能力として言語化することが鍵です。

達成率が低い数字は書かないほうがいいですか?

単純に「書かない」が正解ではありません。達成率を書く場合は、背景と改善行動をセットにしてください。「達成率68%(在職2年間平均)」だけを書くと印象が下がりますが、「達成率68%という状況を受け、商談ログの分析とトークスクリプト改善を実施。後半6ヶ月では架電から商談化率が1.8倍に向上」という形にすれば、自己分析力・主体性のアピールに変わります。マイナスに見える数字も、行動とセットにすれば強みになります。

在職期間が1年未満でほぼ実績がない場合はどうすればいいですか?

期間が短い場合は、達成した数字よりも「何に取り組み、何を学んだか」を中心に書いてください。テレアポのアポ率の変化、商談準備の工夫、引き継ぎ対応、上司から受けたフィードバックなど、小さな変化でも具体的に書ければ伝わります。在職期間が短いこと自体より、「その期間中に何をしようとしたか」の誠実な説明が採用担当者の評価につながります。短期離職の理由は面接で説明できる準備も並行して進めてください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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