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営業の職務経歴書 実績の書き方|採用担当者が落とすNG例と通過する例文

営業の職務経歴書 実績の書き方|採用担当者が落とすNG例と通過する例文

この記事では、営業の職務経歴書における実績の書き方を採用担当者の視点から解説します。数字が低い・実績が少ない場合の対処法、採用担当者が落とすNG例と通過できる例文を法人営業・個人営業・ルート営業別に紹介します。

目次

採用担当者は営業の実績を30秒でどう判断しているか

職務経歴書を受け取った採用担当者が実績欄を確認する時間は、平均30秒以内です。この短時間で「この人はうちで活躍できそうか」を判断するため、読んですぐに伝わらない書き方では、どれだけ優れた実績があっても書類選考を通過できません。

採用担当者が実績欄で確認する3つのポイント

採用担当者は実績欄を見るとき、以下の3点を無意識に確認しています。実績の良し悪しより先に、これが伝わるかどうかが判断の基準になっています。

  • 何を・どこに・どれだけ売ったか:商材・顧客層・営業規模が一文でわかるか
  • 自分の行動の結果か、チームの成果か:どこまでが本人の貢献なのかが明確か
  • 自社に転用できるスキルがあるか:業界が違っても活かせる能力が見えるか

採用担当者はここを見ている

  • 「月商○百万円」「顧客○社担当」など、スケール感がすぐ伝わるかどうか
  • 営業スタイル(新規開拓・ルート・インサイドセールスなど)が一目でわかるか
  • 実績に至る工夫や行動変化が書かれているか(数字だけの羅列は評価しにくい)

「数字があれば合格」ではない理由

採用担当者は数字の大小だけを見ているわけではありません。「達成率120%」という記載でも、もともとの目標設定が低すぎた場合は評価されないことがあります。逆に達成率70%でも、市場縮小局面でのプロセス改善が伝われば高評価につながります。

実績を書く目的は「数字の大きさを誇示すること」ではなく、「この数字を出せた人間がどういう仕事の仕方をするのか」を採用担当者に想像させることです。この視点を持つだけで、書き方が根本から変わります。

営業の職務経歴書 実績の書き方4つのポイント

ポイント1. 数字で示す(数値化の4つの方法)

営業の実績を伝える最も効果的な方法は数値化です。売上金額や契約件数がそのまま使えない場合でも、以下の4通りの方法で数字に置き換えられます。

数値化の方法具体例
絶対値(金額・件数)月間売上1,200万円、新規契約月15件
前年比・達成率前年比135%、目標達成率110%
チーム内・部門内順位全国300名中32位、営業部内TOP5%
変化の幅入社時月3件→2年後月12件に増加

どの数字を使うかは「自分が最もアピールしやすい角度」で選んでかまいません。重要なのは数字が存在することではなく、読み手がその数字から状況をイメージできることです。

ポイント2. 「何をしたか」より「何がどう変わったか」を書く

採用担当者が最も知りたいのは、あなたが何を変えたかです。「法人顧客に対して提案営業を行いました」では業務内容の説明に過ぎず、実績にはなりません。「担当顧客の解約率を6ヶ月で18%から7%に改善した」のように、行動の結果として何が変化したかを書くことが評価につながります。

変化を示す記述は、採用担当者に「このアプローチをうちの課題にも使えるかも」と思わせる力があります。実績の書き方を「業務説明」から「変化の記録」に切り替えるだけで、書類の印象は大きく変わります。

ポイント3. 箇条書きで読みやすく整理する

実績を文章で書くと、読み手が数字を探す手間が増えます。以下のように箇条書きで整理することで、採用担当者が短時間で全体像を把握できます。

良い例文

【担当】首都圏の中小製造業向け法人営業(新規・既存混在)
【規模】月間売上目標1,000万円・担当顧客50社
【実績】
・入社1年目:達成率82%
・入社2年目:達成率104%(チーム内3位/12名中)
・新規開拓数:月平均5社(入社時月1.5社から改善)
【特記事項】展示会リード活用施策を提案・実施、新規契約単価を平均28万円→41万円に改善

ポイント4. 社内用語・業界用語は使わない

「SFA活用による商談プロセスの可視化でCVRを改善」という表現は、業界が変わると意味が伝わりません。異業種への転職では特に注意が必要です。採用担当者が1回で理解できる言葉で書くことが原則です。「商談管理ツールで受注率を改善」のように言い換えると、誰が読んでもすぐに状況がわかります。

数字が低い・少ない場合の実績の書き方

「目標を達成できていない」「実績がしょぼい」と感じて書き方に迷う方は多いです。ただし、採用担当者が見ているのは数字の絶対値だけではありません。以下の3つのアプローチで、実績が少ない場合でも書類選考を通過できます。

前年比・チーム内順位に置き換える

達成率が100%未満でも、「前年比120%に改善」であれば評価されます。市場環境が悪化している中でも数字を伸ばした事実は、採用担当者にとって説得力があります。絶対値が小さい場合は、変化の幅と背景をセットで書きましょう。

NG例

月間売上500万円(目標達成率80%)
未達成であることだけが印象に残り、なぜ80%だったのかが伝わらない。

良い例文

担当テリトリーは業界全体で需要が30%縮小した時期にあたり、部門平均達成率が65%の中で80%を維持。前年比では+8%の実績。

達成までのプロセスをアピールする

実績数字が低くても、「そこに至るまでに何を考え、何を変えたか」が書けていれば評価されます。採用担当者が知りたいのは過去の結果だけでなく、入社後にどんなアプローチで仕事をするかの予測です。以下のような観点で書き出してみてください。

  • 目標未達の原因をどう分析し、何を変えたか
  • 顧客に継続購入してもらうために工夫した接触方法
  • 断られ続けた顧客をどう攻略したか、その思考プロセス

チームの実績の場合は「自分の役割」を明示する

「チームで年間売上5億円達成」だけでは、自分の貢献が見えません。チームの実績を書く場合は、「チーム全体の成果」と「自分が担当した範囲」を必ず分けて記載します。

良い例文

チーム全体:年間売上5億円(5名体制)
うち担当分:年間9,800万円(チーム内シェア約20%)
担当領域:新規顧客開拓を主担当、チームリーダーへの進捗報告・商談サポート

採用担当者が落とすNG例と通過する例文(業種別)

実際の例文でNG例と通過する例文を比較します。同じ実績でも書き方次第で評価が大きく変わります。

法人営業(BtoB)の例文

NG例

大手製造業への提案営業に従事し、売上拡大に貢献しました。
「貢献しました」が抽象的で、何をどれだけ達成したのかが伝わらない。

良い例文

【担当】大手製造業向けの設備保守契約の新規開拓(首都圏エリア)
【実績】
・年間新規契約数:28件(目標20件、達成率140%)
・平均契約単価:420万円/件
・最大商談:年間2,300万円の保守契約を競合他社から切り替えで獲得
・3年連続で営業部内優秀賞受賞(対象20名中)

法人営業では業界・顧客規模・営業手法(新規 or ルート)を必ず書きます。採用担当者は「この人が担当顧客のレベル感に合うか」を確認しているためです。ハウスメーカーや不動産など特定の業界への転職を考えている方は、業界特化の職務経歴書の書き方も参考にしてください。

個人営業(BtoC)の例文

NG例

住宅販売の営業として勤務し、高い実績を残しました。
「高い実績」が主観的で、読み手が評価できない。数字も規模感もゼロ。

良い例文

【担当】新築戸建住宅の個人向け販売(完成物件・注文住宅の両対応)
【実績】
・年間成約数:18棟(チーム内1位/8名中、目標12棟、達成率150%)
・平均成約単価:3,800万円
・顧客紹介による成約が全体の35%を占める(継続的な関係構築の結果)

ルート営業の例文

ルート営業は新規開拓と異なり「既存顧客の維持・深耕」が主な業務です。数字として書けるのは以下のような内容です。

  • 担当顧客の売上増加額・増加率
  • 解約防止・継続率の改善
  • クロスセル・アップセルの件数・金額
  • 担当顧客数と担当前後での取引額変化

良い例文

【担当】食品卸業者向けルート営業(担当75社、年間売上2億4,000万円)
【実績】
・前任引き継ぎ時の取引額:年間1億8,000万円 → 3年後:2億4,000万円(前年比+33%)
・解約数:引き継ぎ1年目に6社あった解約を翌年0件に改善
・新カテゴリー提案による取扱商品点数拡大:1顧客あたり平均+8品目

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実績欄でよくある3つの失敗

書類選考で落ちる職務経歴書には、共通のパターンがあります。実績の書き方として特によくある3つの失敗を確認してください。

失敗1. 成果の羅列だけで「なぜ達成できたか」がない

「売上120%達成」「3年連続表彰」といった数字を並べるだけでは、採用担当者は「で、うちでも同じことができるの?」と感じます。実績の後には必ず「そのために何を変えたか」「何が功を奏したか」を1〜2文で添えてください。この一文が、書類の説得力を一段引き上げます。

失敗2. 前後の文脈がなく、採用担当者がイメージできない

「新規顧客50件獲得」という記載だけでは、それがどの業界で・どの規模の顧客で・どのくらいの期間の話なのかがわかりません。採用担当者は30秒で判断するため、前提条件が書かれていない実績は「コンテキストが読めない」として評価されにくくなります。担当エリア・顧客層・期間は必ず記載します。

失敗3. 全情報を詰め込んで読みにくくなっている

転職回数が多い方や経験が豊富な方ほど、「全部書かないといけない」という意識から実績欄がテキストだらけになりがちです。しかし採用担当者が最も印象に残る実績は1〜2件です。すべてを書くより、「この転職先に最も刺さる実績」を3〜5個に絞って丁寧に書く方が通過率は上がります。

採用担当者はここを見ている

  • 書類の「白い余白」は読みやすさの証。詰め込みすぎは読む気を削ぐ
  • 実績の多さより「この会社で再現できるか」の確認を優先している
  • 求人票に書かれた「求める人物像」と実績の接点が見えると評価が上がる

自己PR欄で実績をもう一段階アピールする方法

職務経歴の実績欄は「何を達成したか」を伝える場所です。一方、自己PR欄は「なぜ達成できたのか・どんな思考で仕事をしているか」を伝える場所です。この2つをセットで書くことで、書類選考の通過率が高まります。

数字の背景にある思考プロセスを語る

自己PR欄では、実績欄に書いた数字の「裏側」を語ります。実績欄に「新規顧客28件獲得」と書いたなら、自己PR欄では「商談機会が少ない環境下でも展示会活用と紹介依頼の仕組みを作ることで安定的に受注を積み上げた」という思考プロセスを説明します。採用担当者は「この人はどう考えて動くのか」を知りたいため、プロセスの言語化が評価につながります。

転職先でどう活かせるかを必ず示す

自己PR欄の最後には、自分の営業スタイルが転職先でどう機能するかを1〜2文で示します。「これまで培った新規開拓力と顧客リレーション構築の経験を、御社の○○事業の拡大フェーズに活かしたい」という流れは、採用担当者が「うちで使えるか」を判断する材料になります。

職務経歴書の作成に手が止まる場合は、転職エージェントによる職務経歴書の添削サービスを活用する方法もあります。無料で対応してくれるケースが多く、書類の客観的な評価を受けられます。

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まとめ

  • 採用担当者は30秒で「何を・どこに・どれだけ売ったか」と「再現性があるか」を判断している
  • 数字は絶対値だけでなく、前年比・チーム内順位・変化の幅も有効なアピール手段になる
  • 数字が低い場合はプロセスや工夫した点をセットで記載することで評価が変わる
  • チームの実績は「全体の成果」と「自分の担当範囲」を必ず分けて書く
  • 実績は3〜5件に絞り、自己PR欄でその背景と思考プロセスを補完する

職務経歴書の実績欄は、作成後に「採用担当者が30秒で読んで状況をイメージできるか」を声に出して確認することを勧めます。伝わらないと感じた箇所が、書き直すべきポイントです。

営業の職務経歴書 実績に関するよくある質問

営業の職務経歴書に実績がほとんど書けない場合はどうすればいいですか?

実績の数字が少ない場合でも、「業務内容」「担当規模」「工夫した点」の3つを書くことで代替できます。例えば「担当顧客60社に対して週1回の定期訪問を実施し、追加提案の機会を継続的に作った」という記述は、数字がなくても行動の質が伝わります。採用担当者は結果だけでなくプロセスも評価しているため、「やったこと」と「なぜそうしたか」をセットで書くことが大切です。

転職回数が多い場合、実績はどこまで書くべきですか?

転職回数が多い場合は、直近3〜5年分の実績に絞るのが基本です。それより古い実績は「職歴」の欄に在職期間と業務内容を簡潔に記載するだけで十分です。各社の実績を均等に書こうとすると書類が読みにくくなるため、転職先の業務と最も関連が高い実績を2〜3件選んで重点的にアピールしてください。

営業の職務経歴書の実績は数字を盛って書いてもいいですか?

実績の誇張・虚偽記載は厳禁です。採用後に実態と乖離が発覚した場合、試用期間中の解雇や内定取り消しのリスクがあります。ただし「角度を変えて最大限に見せる」ことは問題ありません。達成率が低くても前年比での改善が見えればそれを前面に出すのは正当なアピールです。事実の範囲内で、最も評価されやすい視点から書くことを心がけてください。

参考:住宅営業の志望動機例文|採用担当者が通過させる書き方

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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