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高卒の履歴書の書き方|採用担当者に響く学歴欄と志望動機の正解

高卒の履歴書の書き方|採用担当者に響く学歴欄と志望動機の正解

この記事では、高卒の方が書類選考を通過するための履歴書の書き方を、学歴・志望動機・自己PRの3点を中心に解説します。新卒か転職かで使う用紙が変わる点や、採用担当者が実際に見ているポイント、そのまま参考にできる良い例とNG例まで具体的に紹介します。

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目次

高卒の履歴書は「新卒」か「転職」かで使う用紙が変わる

高卒の履歴書でまず確認したいのは、自分が「高校在学中の新卒」なのか「一度卒業してからの転職・再就職」なのかという点です。ここを取り違えると、そもそも使う用紙から間違えることになります。立場によって適切な様式が異なるため、最初に整理しておきましょう。

立場使う用紙入手先
高校在学中の新卒(学校斡旋)全国高等学校統一応募用紙在籍する高校
卒業後の転職・再就職・既卒市販またはパソコン作成の一般履歴書文具店・コンビニ・テンプレート

高校在学中の新卒は「全国高等学校統一応募用紙」を使う

高校を通じて就職活動をする新卒は、市販の履歴書ではなく全国高等学校統一応募用紙を使います。これは高校生の就職差別をなくすために様式が全国で統一された用紙で、学校から配布されます。自分で市販の履歴書を買ってくる必要はありません。

この用紙は令和7年2月に改訂され、令和8年3月卒業の世代から新様式が使われています。今から就職活動をする高校生は新様式が前提になるため、主な変更点を押さえておきましょう。

  • 「性別」欄が削除された
  • 「趣味・特技」欄が削除された
  • 「学歴・職歴」欄が「在籍校」欄と「職歴」欄に分かれた
  • 「志望の動機」欄が「志望の動機・アピールポイント等」欄に変わった

とくに志望動機欄は自己PRを兼ねる形になったため、志望理由と自分の強みをひとつの欄でまとめて書く意識が必要です。古い記入例を見て「趣味・特技を書かなきゃ」と悩む必要はありません。学校でもらった最新の用紙に沿って書けば問題ありません。

卒業後の転職・再就職は市販の履歴書でよい

高校を卒業して働いている方や、いったん就職してから転職する方は、統一応募用紙ではなく市販の一般履歴書やパソコンで作成した履歴書を使います。応募先から様式の指定があればそれに従い、指定がなければ職歴を書き込みやすいタイプを選ぶとよいでしょう。用紙選びに迷ったときは、無料で使える履歴書テンプレートの選び方もあわせて確認してみてください。

高卒の履歴書で採用担当者が最初に見る3つのポイント

「高卒だと学歴で不利になるのでは」と不安に感じる方は少なくありません。ただ、高卒を対象にした求人では、そもそも学歴の高さで候補者を比べることは想定されていません。同じ土俵に立った応募者同士で、採用担当者は別のところを見ています。

採用担当者はここを見ている

  • 意欲と伸びしろ:即戦力より「入社後に成長してくれそうか」を重視する
  • 誠実さ・丁寧さ:字の丁寧さ、空欄の有無、誤字脱字から仕事ぶりを想像する
  • 自社を選んだ理由の具体性:どこでも通用する志望動機か、うちだから応募したのかを見分ける

裏を返せば、この3つは学歴に関係なく誰でも高められる部分です。高卒であることをハンデと捉えるより、意欲・誠実さ・志望理由の具体性で差をつけるという発想に切り替えると、書くべき内容が見えてきます。この記事で解説する学歴欄・志望動機・自己PRは、すべてこの3点に直結しています。

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高卒の学歴・職歴欄の書き方【記入例つき】

学歴・職歴欄は、高卒の履歴書でもっとも質問が多い項目です。「どこから書くのか」「略していいのか」で迷いやすいため、ルールを整理してから記入例を確認しましょう。

学歴は中学校卒業から書く

高卒の場合、学歴は中学校卒業から書き始めるのが基本です。小学校は書きません。中学校は義務教育のため入学を省いて「卒業」だけを記し、高校は入学と卒業(在学中なら卒業見込)の両方を書きます。書くときの基本ルールは次の通りです。

  • 学校名は正式名称で書く(「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」)
  • 公立は「〇〇県立」「〇〇市立」まで書く
  • 普通科・工業科などの学科名も書く
  • 西暦か和暦のどちらかに統一する(履歴書全体で揃える)

年号は西暦・和暦のどちらでも構いませんが、混在させると読みにくくなります。入学・卒業の年がすぐに出てこないときは、履歴書の学歴早見表で自分の生まれ年から一発で確認できます。

良い例文

20XX年 3月  〇〇県〇〇市立〇〇中学校 卒業
20XX年 4月  〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
20XX年 3月  〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業見込

NG例

20XX年 3月  〇〇高校 卒業
学校名を略している・入学の記載がない・都道府県立の表記がない点がNGです。正式名称で入学と卒業をそろえて書きます。

職歴が「なし」のときの書き方

新卒や、卒業後すぐの応募で正社員経験がない場合は、職歴欄に無理やり何かを書く必要はありません。学歴を書き終えた次の行に「職歴」と記し、その下に「なし」と書きます。そして右下に「以上」と書いて締めます。空欄のまま出すより、「なし」「以上」で意図的に埋めるほうが、書き忘れではないことが伝わります。

職歴なしの記入例

         職歴
         なし
                  以上

アルバイト経験は、原則として職歴欄には書きません。ただし応募職種に関係する長期のアルバイトなら、志望動機や自己PRで触れると強いアピールになります。正社員として働いた経験がある転職者の場合は、入社と退社を正式名称で書きます。アルバイトから正社員になった経歴の書き方は、アルバイトから正社員になった職歴の書き方で詳しく解説しています。

高卒の志望動機の書き方|「書くことがない」を解決する

志望動機は、履歴書のなかで採用担当者が最後まで読み込む項目です。「書くことがない」と感じるのは、経験が少ないからではなく、自分の中にある材料を棚卸しできていないだけのことが多いです。まずは書く順番を決めてしまいましょう。

PREP法で組み立てると迷わない

志望動機は、結論から書くと論理的で読みやすくなります。次の順番に当てはめるだけで、一貫性のある文章になります。

  • 結論:この会社を志望した理由をひと言で
  • 理由:なぜそう思ったのか、きっかけを添える
  • 具体例:部活・アルバイト・学校生活の経験でうらづける
  • 再結論:入社後にどう貢献したいかで締める

ここでいう「具体例」が、高卒の志望動機で差がつく部分です。部活で続けた朝練、アルバイトで任された役割、文化祭で工夫したことなど、身近な経験ほど自分の言葉で書けます。文字数は200〜300字を目安にすると、読みやすく熱意も伝わります。

良い例文

私が貴社を志望したのは、ものづくりを通じて長く技術を身につけたいと考えたからです。高校の実習で金属加工に取り組んだ際、図面通りに部品を仕上げる難しさと面白さを知りました。精密な加工技術に定評のある貴社でなら、その面白さを仕事として突き詰められると考えています。入社後は先輩方の作業を積極的に学び、一日でも早く戦力になれるよう努力します。

NG例

家から近く、通いやすいと思ったので志望しました。安定していそうな会社なので、長く働きたいです。
その会社でなくてもよい理由(立地・安定)しか書かれていない点がNGです。「なぜこの会社なのか」が伝わりません。

採用担当者はここを見ている

  • 他社でも通用する内容か、自社を選んだ理由になっているか
  • 待遇や立地ではなく、仕事内容そのものへの関心があるか
  • 入社後に成長する姿がイメージできるか

志望動機を書く前に、応募先のホームページで事業内容や大切にしている考え方を確認しておくと、「貴社の〇〇に共感した」と具体的に書けます。この一手間があるかどうかで、説得力は大きく変わります。避けたい言い回しは採用担当者が一発で落とす履歴書のNGワードにもまとめています。

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高卒の自己PRの書き方|志望動機との違いと差がつく伝え方

統一応募用紙では志望動機と自己PRがひとつの欄にまとまりましたが、市販の履歴書では自己PR欄が別にあることも多く、両者の役割の違いを理解しておく必要があります。混同すると同じ内容の繰り返しになり、もったいない書類になってしまいます。

志望動機と自己PRの違い

項目伝えること答える問い
志望動機その会社で働きたい理由なぜこの会社なのか
自己PR自分の強みと活かし方あなたを採る利点は何か

経験が少なくても書ける強みの見つけ方

自己PRは特別な実績がなくても書けます。大事なのは「強み」を一つに絞り、それを裏づける具体的なエピソードを添えることです。次のような身近な経験から探すと見つけやすくなります。

  • 皆勤・部活の継続などから「継続力」「体力」
  • アルバイトの接客・後輩指導から「コミュニケーション力」「責任感」
  • 資格取得・課題への取り組みから「学習意欲」「集中力」

良い例文

私の強みは、決めたことを最後までやり抜く継続力です。高校3年間、一日も休まず登校することを目標にし、部活動でも朝練を欠かしませんでした。単調に感じる作業でも手を抜かずに続けられる点は、正確さが求められる貴社の仕事でも活かせると考えています。

NG例

誰とでもすぐ仲良くなれる明るい性格です。どんな仕事でも前向きにがんばれます。
エピソードがなく、仕事にどう活きるかも書かれていない点がNGです。強みは必ず具体例とセットで示します。

資格・免許欄と証明写真で差をつける

学歴・志望動機ほど注目されませんが、資格欄と証明写真は「丁寧さ」が表れる項目です。小さな配慮の積み重ねが、書類全体の印象を左右します。

資格・免許欄

資格は正式名称で書きます。「英検2級」ではなく「実用英語技能検定2級」、「普通免許」ではなく「普通自動車第一種運転免許」と記載します。取得年月も忘れずに書きましょう。応募職種に関係する資格を上に書くと、採用担当者が確認しやすくなります。持っている資格が少なくても、勉強中のものがあれば「〇〇取得に向けて勉強中」と書けます。

資格が何もないとき

書ける資格が一つもない場合は、空欄にせず「特になし」と書きます。無理に関係のない資格を並べるより、正直に書いたうえで意欲を志望動機で示すほうが好印象です。

証明写真

証明写真は、履歴書の第一印象を決める要素です。サイズは縦4cm×横3cmが基本で、3か月以内に撮影したものを使います。服装は、高校生ならば制服、既卒者はスーツが基本です。清潔感が最優先なので、髪型は顔がはっきり見えるように整え、前髪が目にかからないようにします。撮影のコツは、履歴書写真アプリの選び方とNGポイントも参考になります。

高卒の履歴書でよくある失敗と基本マナー

内容が良くても、基本マナーで減点されると通るものも通りません。提出前に次のポイントをまとめて確認しておきましょう。

  • 黒のボールペンで書く(消えるペン・鉛筆・カラーペンはNG)
  • 修正液・修正テープは使わず、間違えたら新しい用紙に書き直す
  • 空欄をつくらず、書くことがなければ「なし」「特になし」で埋める
  • 西暦・和暦を書類全体で統一する
  • 提出前にコピーを取り、面接前に自分の書いた内容を見返せるようにする

本人希望記入欄は、給与や勤務地の希望を細かく書く欄ではありません。とくに希望がなければ「貴社の規定に従います」と書くのが無難です。ここに待遇の条件を並べると、志望度が低い印象を与えることがあります。

提出前の最終チェック

  • 誤字脱字はないか、氏名のふりがなは書いたか
  • 写真は曲がらずに貼れているか、裏に氏名を書いたか
  • 日付は提出日(郵送なら投函日)になっているか
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まとめ

  • 高卒の履歴書は、新卒なら統一応募用紙、転職・既卒なら市販の履歴書を使う
  • 学歴は中学卒業から、正式名称と入学・卒業をそろえて書く
  • 志望動機と自己PRは、身近な経験を具体例にして自分の言葉で書く
  • 採用担当者は学歴の高さより、意欲・誠実さ・志望理由の具体性を見ている

高卒であることは、履歴書の書き方次第で不利にはなりません。身近な経験を具体的な言葉に変えることが、書類選考を突破する一番の近道です。

高卒の履歴書の書き方に関するよくある質問

高卒は履歴書の学歴をどこから書きますか?

新卒・転職のどちらも、中学校卒業から書くのが基本です。小学校は書きません。中学校は義務教育のため「卒業」のみ、高校は入学と卒業(在学中なら卒業見込)の両方を書きます。学校名は「〇〇高等学校」と正式名称で記載します。

職歴やアルバイト経験は書いたほうがいいですか?

正社員経験がなければ職歴欄には「なし」と書き、右下に「以上」と記します。アルバイトは原則として職歴欄には書きませんが、応募職種に関係する長期のアルバイトなら、志望動機や自己PRで触れると効果的なアピールになります。

高卒だと大卒より不利になりますか?

高卒を対象とした求人では、学歴の高さで比べられることはありません。採用担当者は意欲・誠実さ・志望理由の具体性を見ています。学歴の差より、自分の経験をどう伝えるかで結果は大きく変わります。

履歴書は手書きとパソコンのどちらがいいですか?

高校在学中の新卒は統一応募用紙を使うため、基本は手書きです。卒業後の転職・既卒は市販の履歴書やパソコン作成でも問題ありませんが、応募先の指定があればそれに従います。手書きの場合は黒のボールペンを使い、修正液は使いません。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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