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履歴書の経歴の書き方|採用担当者に響く学歴・職歴欄の例文

履歴書の経歴の書き方|採用担当者に響く学歴・職歴欄の例文

この記事では、履歴書の経歴(学歴・職歴)欄の書き方を、時系列・正式名称・年号統一という基本ルールから、在職中・派遣・アルバイト・転職回数が多い・空白期間があるといったケース別の例文まで解説します。採用担当者が経歴欄のどこを見ているかという視点も交え、書類選考を通過する経歴欄の作り方がわかります。

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目次

履歴書の「経歴欄」とは?学歴・職歴の基本ルール

履歴書で「経歴」と呼ばれるのは、学歴と職歴をまとめて記入する欄です。多くの市販様式では「学歴・職歴」がひとつの欄になっており、上から学歴、続けて職歴の順で書きます。ここで押さえておきたい共通ルールが3つあります。まずは全体の土台になるこの3点から確認してください。

時系列で古い順に書く

学歴・職歴ともに、古い順(過去から現在へ)で上から並べるのが原則です。新しい経歴を上に書く「逆時系列」は職務経歴書では使われることもありますが、履歴書の経歴欄では時系列を守ります。入社と退社は同じ会社でも別の行に分け、年月を正確に記入してください。

会社名・学校名は正式名称で書く

会社名や学校名は略さず正式名称で書きます。「(株)」「(有)」といった法人格の省略はNGで、「株式会社」「有限会社」と正しく書くのがルールです。学校も「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」と正式名称にします。部署名や学部・学科名も、わかる範囲で正式名称を添えると丁寧です。

よくある略称正しい正式名称
(株)〇〇商事株式会社〇〇商事
〇〇高校〇〇高等学校
〇〇大 経済学部〇〇大学 経済学部経済学科
営業部(前株・後株の混在)正式な商号の位置に合わせる

年号は和暦・西暦どちらかに統一する

年の表記は和暦(令和・平成)でも西暦でも構いませんが、経歴欄・日付欄を通して必ずどちらかに統一します。「平成30年入学、2020年卒業」のように混在させると、細部への注意力を疑われる原因になります。西暦は誕生日や免許取得日など他の書類と揃えやすいため、迷ったら西暦での統一がおすすめです。

採用担当者はここを見ている

  • 年号がバラバラ・法人格が略されている=「細かい書類作成が苦手な人」という第一印象につながる
  • 在籍期間の年月から、定着性(すぐ辞めていないか)を必ずチェックしている
  • 経歴の順番や社名の正確さで、応募者の丁寧さ・信頼性を測っている

自分の在籍期間や過去の勤務先の正式名称があいまいな場合は、記入前に確認しておくと安心です。自分の職歴を正確に調べる方法を押さえておけば、年月のズレによる経歴の食い違いを防げます。

履歴書の学歴の書き方

経歴欄は学歴から書き始めます。1行目の中央に「学歴」と記入し、次の行から学校名を時系列で並べていきます。ここでは「どこから書くか」「入学・卒業年の書き方」「中退などのケース」に分けて整理します。

学歴はどこから書くか

学歴を書き始める起点は、最終学歴によって変わります。一般的な目安は次のとおりです。

  • 大学・専門学校卒:高等学校の入学・卒業から書くのが一般的(中学卒業から書いても可)
  • 高校卒:中学校の卒業から書く
  • 中学校卒:中学校の入学・卒業を記入する

学歴が2〜3行で収まる場合は高校の入学から、職歴が多くスペースが限られる場合は最終学歴に近いところから書くなど、欄の広さに合わせて調整します。義務教育(小学校・中学校の入学)は省略しても問題ありません。

入学・卒業年の書き方と早見表の使い方

入学と卒業はそれぞれ別の行に、「〇〇年〇月 〇〇高等学校 入学」「〇〇年〇月 〇〇高等学校 卒業」と書きます。学部・学科がある場合は学校名の後に続けます。入学・卒業の年月は生年月日から機械的に決まるため、記憶があいまいなら早見表で確認するのが確実です。

良い例(学歴欄)

2016年4月 〇〇県立〇〇高等学校 入学
2019年3月 〇〇県立〇〇高等学校 卒業
2019年4月 〇〇大学 経済学部経済学科 入学
2023年3月 〇〇大学 経済学部経済学科 卒業

生年月日から入学・卒業年をすぐに確認したい場合は、履歴書の学歴早見表で西暦・和暦をまとめて照らし合わせると、記入ミスを防げます。

中退・浪人・留学があった場合

学歴に区切りとなる出来事があった場合の書き方を整理します。事実を正確に、かつマイナスに見えすぎない表現で記入するのがポイントです。

ケース書き方の要点
中退「〇〇大学 経済学部 中途退学」と記入。理由を一言添える場合は「一身上の都合により中途退学」など
浪人・予備校浪人期間は学歴に書かない。卒業と入学の年が空いても問題なし
留学正規課程への留学は学歴に記入可。語学留学は学歴欄ではなく職歴後や自己PRで触れる
編入・転入「〇〇大学 〇年次編入学」のように編入時期を明記する

浪人期間を無理に埋めようとせず、事実どおり空けておくのが自然です。中退を隠す必要はありませんが、退学理由がポジティブに転換できる場合(家庭の事情・進路変更など)は一言添えると印象が和らぎます。

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履歴書の職歴の書き方

学歴を書き終えたら1行空けず、次の行の中央に「職歴」と記入して職歴に移ります。職歴は経歴欄の中でも採用担当者が最も注目する部分です。基本の型と、差をつけるためのひと工夫を押さえてください。

「職歴」と中央に書き、原則すべて記載する

職歴は在籍期間の長短にかかわらず、原則としてすべて記入します。入社と退社を別々の行に書き、退社理由は「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」と簡潔に添えます。都合の悪い経歴だけを抜くと、後述のとおり後から発覚するリスクがあります。

良い例(職歴欄の基本形)

2023年4月 株式会社〇〇商事 入社
      営業部にて法人向けルート営業を担当
2026年6月 一身上の都合により退職

業務内容を一言添えて差をつける

入社の行の下に、担当していた業務を一言添えるだけで経歴欄の伝わり方が変わります。「営業部に配属」だけで終わらせず、応募先の仕事に関連する業務を選んで書くと、書類段階で「この人は活かせる経験がある」と伝わります。欄が狭ければ業務内容は職務経歴書に回し、履歴書は要点だけに絞ります。

NG例

2023年4月 (株)〇〇商事 入社
2026年6月 退職

法人格を略し、業務内容も退職理由もないため、何をしていた人か伝わらず印象に残りません。年月と社名だけの羅列は避けましょう。

「現在に至る」「以上」で締める

在職中の場合は、最後の職歴の下に「現在に至る」と書きます。すべての職歴を書き終えたら、次の行の右端に「以上」と記入して締めるのがルールです。「現在に至る」と「以上」は行を分けるのが基本ですが、欄が足りないときは同じ行にまとめても問題ありません。

良い例(在職中の締め方)

2024年4月 株式会社〇〇 入社
      人事部にて中途採用業務を担当
      現在に至る
                    以上

【ケース別】経歴欄の書き方と例文

ここからは、多くの人がつまずくケース別の書き方を例文つきで紹介します。自分の状況に近いものを選んで、そのまま応用してください。

在職中・退職予定がある場合

在職中は最後に「現在に至る」を入れます。退職日が決まっているなら、退職予定であることを明記すると、入社時期の相談がスムーズになります。

良い例(退職予定日が決まっている場合)

2024年4月 株式会社〇〇 入社
      現在に至る
      (2026年8月末日退職予定)
                    以上

離職中(空白期間がある)場合

すでに退職している場合は、最後の職歴の退職行で止め、無理に「現在に至る」とは書きません。空白期間があっても、経歴欄では退職の事実を書くだけで十分です。空白の理由は面接や志望動機・自己PRで前向きに補足する形にすると、経歴欄がすっきりします。

空白期間が長い、あるいはその期間の伝え方に悩む場合は、履歴書の空白期間の書き方で状況別の例文と採用担当者の本音を確認しておくと、書類段階での不安を減らせます。

派遣社員として働いていた場合

派遣で働いていた期間は、派遣元(登録先)を入社行に、派遣先を業務内容として書くのが基本です。派遣先が複数あった場合は、代表的なものや期間の長いものをまとめて記載します。

良い例(派遣社員)

2022年4月 株式会社〇〇スタッフ 登録
      株式会社△△(派遣先)にて営業事務を担当
2024年3月 派遣期間満了により退職

アルバイト・パート経験がある場合

正社員経験がある人は、アルバイトを無理に書く必要はありません。ただし応募職種に関連する経験や、長期間続けたアルバイトはアピールになります。その場合は社名の後に「(アルバイト)」と明記します。フリーターから正社員を目指す人は、アルバイト経験こそ職歴の軸になります。

良い例(アルバイト)

2021年5月 株式会社〇〇(アルバイト) 入社
      接客・レジ・新人教育を担当
2024年3月 一身上の都合により退職

アルバイト経験を軸に正社員を目指すときの職歴の見せ方は、アルバイトから正社員を目指す履歴書の書き方で、採用担当者が見るポイントとあわせて確認できます。

転職回数が多く書ききれない場合

職歴が多くて欄に収まらないときも、省略ではなく圧縮で対応します。すべての会社名は残しつつ、次の工夫でスペースを作ります。

  • 1社の入社・退社を1〜2行にまとめる
  • 業務内容は応募職種に関係するものだけに絞る
  • 「現在に至る」「以上」を同じ行にまとめる
  • 学歴・職歴欄が広い様式(B5より情報量の多いもの)を選ぶ

詳しい実績は職務経歴書に書き、履歴書は流れが追える範囲に留めるのがコツです。転職回数が多い人の見せ方は、複数社の職務経歴書の書き方で、書類選考を通過する構成の作り方まで確認できます。

自営業・個人事業主だった場合

自営業や個人事業主として働いていた期間は、開業と廃業(または現在も継続なら「現在に至る」)を職歴として記入します。屋号や事業内容を一言添えると、どんな仕事をしていたかが伝わります。

良い例(個人事業主)

2020年4月 個人事業主として〇〇(屋号)を開業
      Webデザイン・制作業務に従事
2025年3月 廃業(一身上の都合により)

廃業を「失敗」と受け取られないよう、経験として活かせる点を志望動機で触れるのが有効です。個人事業主の経歴を武器にする書き方は、履歴書の個人事業主の書き方で記載例まで確認できます。

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採用担当者が経歴欄で見ている3つのポイント

経歴欄は「事実を並べる欄」に見えますが、採用担当者は限られた行数から多くの情報を読み取っています。多くの解説記事は書き方のルールで終わりますが、ここでは読まれ方まで踏み込みます。この3点を意識すると、同じ経歴でも通過率が変わります。

採用担当者が経歴欄で見ている3点

  • キャリアの一貫性:これまでの経験が応募職種にどうつながるか
  • 在籍期間と定着性:短期離職が続いていないか、続いていても理由に納得感があるか
  • 空白の理由:ブランクそのものより、その間の過ごし方や説明に一貫性があるか

とくにやってはいけないのが、都合の悪い職歴を隠す「経歴の省略」です。入社時に提出する雇用保険や年金の記録から在籍歴が判明することがあり、虚偽が発覚すれば内定取り消しにつながる恐れがあります。短期間の在籍でも正直に書き、理由を前向きに補足するほうが安全です。

NG例(経歴の省略・改ざん)

短期で辞めた1社を丸ごと省略し、前後の在籍期間をつなげて長く見せる。
在籍記録との食い違いで「経歴詐称」と判断されるリスクがあり、正直に書いた場合よりも評価を大きく下げます。

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まとめ

履歴書の経歴欄は、基本ルールを守りつつ、採用担当者の読み方を意識するだけで印象が大きく変わります。最後に要点を整理します。

  • 学歴・職歴は古い順・正式名称・年号統一の3ルールが土台
  • 職歴は原則すべて記載し、応募職種に関連する業務を一言添える
  • 在職中・派遣・アルバイト・転職回数が多い・自営業はケースの型に沿って書く
  • 経歴の省略・改ざんは発覚リスクが高く、正直に書いて前向きに補足するのが最善

手が止まっている項目があれば、自分の状況に近いケース別の例文をそのまま下敷きにして書き進めてください。

履歴書の経歴の書き方に関するよくある質問

経歴欄は学歴と職歴のどちらから書きますか?

学歴から書きます。1行目の中央に「学歴」と記入し、時系列で学校名を並べた後、次の行の中央に「職歴」と書いて職歴に移ります。学歴と職歴の間に空行は入れません。

アルバイトの経歴は職歴に書くべきですか?

正社員経験がある場合は必須ではありません。ただし応募職種に関連する経験や長期間続けたアルバイトはアピールになるため、「(アルバイト)」と明記して書くとよいでしょう。フリーターから正社員を目指す場合は、アルバイト経験が職歴の中心になります。

短期間で辞めた会社は経歴欄から省略してもいいですか?

省略はおすすめしません。雇用保険や年金の記録から在籍歴が判明することがあり、意図的に隠すと経歴詐称と受け取られる恐れがあります。短期でも記載し、退職理由を簡潔かつ前向きに補足するのが安全です。

年号は西暦と和暦のどちらで書けばよいですか?

どちらでも構いませんが、経歴欄と日付欄を通して必ずどちらかに統一します。誕生日や資格取得日など他の欄と揃えやすい西暦での統一が無難です。混在させると細部への注意力を疑われるため避けてください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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