MENU

職務経歴書の英語テンプレート|外資系採用担当者が見るポイントと例文

職務経歴書の英語テンプレート|外資系採用担当者が見るポイントと例文

この記事では、英語の職務経歴書(英文レジュメ)テンプレートの構成と書き方を解説します。CVとResumeの使い分け、外資系採用担当者が評価するAction Verbの使い方、職種別の穴埋め英文例文まで紹介します。

目次

英語の職務経歴書(英文レジュメ)とは

英語の職務経歴書は、日本では「英文レジュメ」と呼ばれます。外資系企業への転職や、グローバルポジションへの応募時に求められる書類です。

最初に理解しておきたいのは、英文レジュメは「履歴書+職務経歴書」を1〜2枚に凝縮した書類である点です。日本のように2種類の書類を別々に用意する必要はありません。1枚の書類に学歴・職歴・スキルをまとめます。

日本の職務経歴書との3つの違い

日本語の職務経歴書と英文レジュメを混同したまま作ると、採用担当者に「英語環境に慣れていない人」と判断されます。主な違いは3点です。

項目日本語の職務経歴書英文レジュメ
分量A4:2〜3枚A4:1〜2枚(経験が浅い場合は1枚)
形式履歴書と別々に提出履歴書と職務経歴書を一体化
文体「〜しました」の説明的な文章動詞(Action Verb)で始める箇条書き

特に文体の違いは重要です。「営業チームのマネジメントを担当しました」という説明調の文章は英文レジュメでは通用しません。「Led a team of 8 sales representatives」のように、動詞から始まる具体的な記述が求められます。

CVとResumeどちらを使うべきか

英語の応募書類には「CV」と「Resume」の2種類があり、日本では混同されがちです。採用担当者が期待する書類を正確に提出するために、使い分けを理解しておく必要があります。

  • Resume:1〜2枚に絞った簡潔な書類。外資系ビジネス職・IT職への応募に多用される。アメリカ・カナダ企業が主に求める形式
  • CV(Curriculum Vitae):より詳細な書類で複数ページにわたることも多い。欧州・アジア太平洋地域、学術・研究職への応募に使われる

迷ったときは応募先の求人票か採用担当者に確認するのが確実です。特に指定がない場合、外資系ビジネス職への応募はResumeを選ぶのが一般的です。

英語での職務経歴書作成に時間がかかる方は、AIを活用した職務経歴書の自動作成ツールを活用する方法もあります。

英語の職務経歴書テンプレート構成と各項目の書き方

英文レジュメには標準的な構成があります。以下の順番で各セクションを記載するのが、外資系採用担当者が見慣れているフォーマットです。

PERSONAL INFORMATION(氏名・連絡先)

書類の最上部に記載します。氏名・電話番号・メールアドレス・LinkedIn URLが基本の4項目です。住所の記載は任意で、都市名と国名程度で十分です。

良い例文

Taro Yamada
Tel: +81-90-XXXX-XXXX
Email: taro.yamada@example.com
LinkedIn: linkedin.com/in/taroyamada
Tokyo, Japan

生年月日・性別・写真は外資系では原則不要です。欧米の採用担当者にはこれらの記載が不自然に映る場合があり、提出しないほうが無難です。

OBJECTIVE / SUMMARY(希望職務・職歴要約)

書類を開いた採用担当者が最初に読む部分です。3〜5行で「自分は何ができる人間か」を凝縮して伝えます。

  • OBJECTIVE:経験が浅い方向け。希望職種・なぜその職種を目指すかを明示する
  • SUMMARY:経験豊富な方向け。実績・強みを凝縮して記載する

採用担当者はここを見ている

  • 応募ポジションとスキルが一致しているか(書類全体を読む前に最初の10秒で判断される)
  • 数字や具体的な実績が含まれているか(「営業経験があります」より「30%の売上増を達成しました」)
  • 会社や業界に合わせてカスタマイズされているか(使い回しのSUMMARYはすぐに見抜かれる)

EXPERIENCE(職歴)

英文レジュメの核心部分です。直近の職歴から時系列を逆順に記載します(逆年代順)。各職歴の記載要素は次のとおりです。

  • 会社名・所在地(例:ABC Corporation, Tokyo, Japan)
  • 役職(例:Sales Manager)
  • 在籍期間(例:April 2020 – Present)
  • 業務内容・実績(Action Verbで始まる箇条書き、3〜5項目)

良い例文

ABC Corporation, Tokyo, Japan
Sales Manager | April 2020 – Present
・Led a team of 8 sales representatives and increased regional revenue by 32% in FY2022.
・Developed and implemented a new customer retention strategy, reducing churn rate from 18% to 9%.
・Negotiated contracts with 15 enterprise clients, generating ¥250M in new annual revenue.

EDUCATION(学歴)

大学名・学部・学科・卒業年を記載します。GPA(成績平均値)は3.0以上の場合のみ任意で記載可能です。職歴が長い方は学歴セクションをコンパクトにまとめて問題ありません。

良い例文

Keio University, Tokyo, Japan
Bachelor of Arts in Economics | Graduated March 2018

SKILLS / CERTIFICATION(スキル・資格)

語学力・ITスキル・保有資格をまとめます。語学力は具体的なレベルを添えて記載します。日本の資格は英訳して正式名称を記載します。

日本語の資格名英語での記載例
日商簿記2級Bookkeeping Certification, Level 2 (Japan Chamber of Commerce)
TOEIC 860点TOEIC L&R Score: 860
基本情報技術者試験Fundamental Information Technology Engineer Examination (IPA)
FP2級Certified Financial Planner, Level 2 (Japan)

ADDITIONAL INFORMATION(その他の特記事項)

業務に関連するボランティア活動・趣味・海外在住歴などを任意で記載します。外資系企業では「人となり」がカルチャーフィットの判断材料になるケースがあるため、業務と関連する内容があれば積極的に記載してください。

採用担当者が落とす英文パターンと「通る書き方」の差

英語の職務経歴書で最も差が出るのが、業務内容をどのような動詞(Action Verb)で始めるかです。外資系の採用担当者は短時間で多数の書類をスキャンします。冒頭の動詞1語で「この人は動ける人材か」を判断することも珍しくありません。

NG英文と改善例:Action Verbを使った書き方

NG例

・Responsible for managing a team.
・In charge of sales operations.
・Worked on customer support tasks.

「〜を担当していた」という表現は受け身に映る。何を「達成したか」が伝わらないため採用担当者の記憶に残らない。

良い例文

・Led a cross-functional team of 12 to deliver a $500K product launch on schedule.
・Drove a 28% increase in annual sales by implementing a new CRM-based follow-up system.
・Resolved 95% of customer escalations within 24 hours, improving NPS by 15 points.

「Responsible for」「Worked on」「Helped with」の3パターンは削除対象です。これらを見た採用担当者は次の書類に移ります。

よく使われるAction Verb一覧

以下は外資系採用担当者が評価する代表的なAction Verbです。業務内容に合わせて選んでください。

カテゴリAction Verb例
マネジメント・統率Led, Managed, Supervised, Directed, Coordinated
達成・成果Achieved, Delivered, Exceeded, Generated, Drove
改善・最適化Improved, Streamlined, Reduced, Optimized, Enhanced
企画・立案Developed, Designed, Launched, Established, Built
分析・評価Analyzed, Evaluated, Assessed, Identified, Monitored

数字で実績を語る方法

外資系採用担当者が「使える人材」と判断する最大の判断軸は、具体的な数字が含まれているかどうかです。以下の5軸で振り返ると、数字が出てきます。

  • 売上・収益:「increased revenue by 25%」「generated ¥150M in new contracts」
  • コスト削減:「reduced operational costs by ¥30M annually」
  • チーム規模:「managed a team of 10 engineers」
  • 期間・スピード:「delivered the project 2 weeks ahead of schedule」
  • 改善率:「improved customer satisfaction score from 72% to 89%」

数字が思い浮かばない場合は「何人のチームを率いたか」「何件の案件を担当したか」「どのくらいの期間で何を達成したか」という問いで振り返ると、具体的な数字が見つかります。

英語が苦手でも使える!穴埋め英文テンプレートと例文

英語の職務経歴書を「英語の作文」と捉えると難しく感じますが、記述パターンは決まっています。以下の穴埋めテンプレートに自分の情報を当てはめれば、採用担当者に通じる英文が完成します。

SUMMARY欄の穴埋めテンプレート

テンプレート

[職種名] with [経験年数]+ years of experience in [業界・専門領域]. Proven track record in [主な実績・強み]. Skilled in [スキル1], [スキル2], and [スキル3]. [目標・志向性 in 1 sentence].

記入例(営業マネージャーの場合)

Sales Manager with 8+ years of experience in B2B software and SaaS industries. Proven track record in building high-performing sales teams and driving double-digit revenue growth. Skilled in CRM strategy, key account management, and cross-functional collaboration. Seeking to leverage expertise in a regional sales leadership role at a global tech company.

EXPERIENCE欄の穴埋めテンプレート(職種別)

職種EXPERIENCE欄の例文パターン
営業・Achieved [数字]% of annual quota for [期間] consecutive years.
・Expanded client portfolio by [数字]%, acquiring [数字] new enterprise accounts.
マーケティング・Launched [プロダクト/キャンペーン名], resulting in [数字]% increase in lead generation.
・Managed a marketing budget of ¥[金額] and achieved [ROIや成果].
エンジニア・Developed and deployed [システム/機能名], reducing processing time by [数字]%.
・Led a team of [人数] engineers to complete [プロジェクト名] within [期間].
人事・Recruited [数字] candidates for [職種] roles, reducing time-to-hire by [数字]%.
・Designed and implemented an onboarding program for [数字] new employees.

英文の文法・言い回しに不安がある場合は、職務経歴書の有料添削サービスを活用する方法があります。英語のネイティブチェックに対応しているサービスも存在します。

英語の職務経歴書でよくある失敗と採用担当者の本音

外資系の採用担当者が実際に書類選考で目にするNGパターンをまとめます。これらの失敗のほとんどは「英語力の問題」ではなく「外資系のフォーマットを知らないこと」が原因です。

採用担当者はここを見ている

  • 写真・生年月日を記載している:外資系では個人情報の記載が不適切とされる場合がある。特に欧米の採用担当者には違和感を与える
  • フォントが読みにくい:Arial・Calibri・Times New Romanなどシンプルなフォントが基本。日本語フォントは文字化けリスクがある
  • ページ数が多すぎる:経験10年未満なら1枚以内が原則。2枚を超えると最後まで読まれない可能性が高い
  • スペルミス・文法ミスがある:採用担当者に「英語力がない」と即座に判断される。提出前に必ず確認する
  • 会社名が日本語のままになっている:外国人採用担当者には読めない。英語社名が不明な場合は公式サイトの英語表記を確認する

特に見落とされがちなのが、提出するファイル形式とファイル名です。PDFで保存し、ファイル名は「FirstName_LastName_Resume.pdf」のように英数字のみにします。日本語ファイル名は文字化けして採用担当者に届かないケースがあります。

英語の職務経歴書の作成を一から任せたい方は、職務経歴書の代行サービスを検討することもできます。

まとめ

  • 英文レジュメは「履歴書+職務経歴書」を1〜2枚に凝縮した書類で、日本語の職務経歴書とは構成・分量・文体が大きく異なる
  • 外資系ビジネス職への応募はResumeを選ぶのが一般的。学術・研究職や欧州向けにはCVを使う
  • 採用担当者は「Action Verb+数字」で実績が書かれているかを真っ先に確認する
  • PERSONAL INFORMATION・SUMMARY・EXPERIENCE・EDUCATION・SKILLSの5セクションが基本構成
  • 写真・生年月日の記載は外資系では原則不要。PDFで提出し、ファイル名は英数字のみにする

英語に自信がない場合でも、テンプレートと例文を活用すれば採用担当者に通じる英文レジュメは完成します。まずは自分の職歴をAction Verbと数字で書き直すことから着手してください。

職務経歴書(英語版)に関するよくある質問

英語の職務経歴書はA4何枚が適切ですか?

経験年数が10年未満であればA4用紙1枚が原則です。10年以上のキャリアがある場合は2枚まで許容されますが、それ以上になると読まれない可能性が高まります。内容を厳選し、直近5〜7年の職歴を中心に構成してください。

日系企業でも英語の職務経歴書が求められることはありますか?

あります。グローバル事業を展開する日系大手企業や、英語を社内公用語とする企業では英文レジュメの提出を求めるケースが増えています。求人票に「英語での応募書類」または「English documents required」の記載がある場合は英文レジュメを準備してください。

英語の職務経歴書はWordとPDFどちらで提出すればよいですか?

特に指定がない限りPDF形式で提出するのが原則です。PDFはどのOSやデバイスで開いてもレイアウトが崩れないため、採用担当者に意図した見た目で届きます。ただし一部のATS(採用管理システム)ではWord形式が要求されることもあるため、求人票の指示に従ってください。

英語が苦手でも英文レジュメを自分で作れますか?

作れます。英文レジュメの記述パターンは決まっているため、テンプレートと例文を活用すれば英語が得意でなくても採用担当者に通じる書類を完成させられます。作成後はネイティブチェックを受けるとスペルや文法のミスを防げます。気になる方は職務経歴書の有料添削サービスの活用も選択肢の一つです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

コメント

コメントする

目次