履歴書の学歴欄で「入学予定」と書けるのは、進学先の合格が確定し、入学手続き(入学金の納付など)まで済ませているときです。合格発表を待っている段階や受験予定の段階では書けません。この記事では、大学・専門学校・高校それぞれの記入例、4月をまたぐときの書き方、入学前のバイト応募で採用担当者に評価されるコツまで整理します。
履歴書の学歴「入学予定」の書き方と記入例
進学先が決まっている場合、学歴欄の最終行に「学校名+学部・学科+入学予定」と記載します。高校を卒業して大学へ進む春休みにバイトへ応募する、といった場面で使う書き方です。
結論:合格が決まっていれば「入学予定」と書く
学歴欄は「入学」と「卒業」を1行ずつ書いていくのが基本です。まだ入学していない学校でも、合格して入学手続きを終えていれば、卒業した学校の下の行に進学先を「入学予定」として書けます。空欄にしたり、進学が決まっているのに書かなかったりすると、経歴に不自然な空白が生まれ、かえって印象を悪くします。
大学・専門学校に入学予定の記入例
高校を卒業し、大学や専門学校への進学が決まっている場合の書き方です。学校名は正式名称で、学部・学科まで書きます。
良い例文(大学入学予定)
| 令和8年3月 | 〇〇県立△△高等学校 普通科 卒業 |
| 令和8年4月 | □□大学 経済学部 経済学科 入学予定 |
専門学校の場合も同じ形です。「□□調理師専門学校 調理師科 入学予定」のように、正式な学校名と学科名を省略せずに書きます。
年号は和暦(令和)でも西暦でもかまいませんが、履歴書全体でどちらかに統一してください。卒業と入学で和暦・西暦が混ざっていると、それだけで雑な印象を与えます。生年月日の書き方に迷う場合は、生まれ年ごとの入学・卒業年度の早見表で自分の年度を確認しておくと安心です。

高校在学中に進学が決まっている場合の記入例
高校3年生で大学の合格が決まり、卒業前にバイトへ応募するケースもあります。この場合は高校の行を「卒業見込み」、その下に進学先を「入学予定」と書きます。「卒業見込み」と「入学予定」を両方使う、少し特殊なパターンです。
良い例文(高校在学中に進学決定)
| 令和5年4月 | 〇〇県立△△高等学校 普通科 入学 |
| 令和8年3月 | 〇〇県立△△高等学校 普通科 卒業見込み |
| 令和8年4月 | □□大学 文学部 日本文学科 入学予定 |
「卒業見込み」と「在学中」の使い分けに迷う場合は、「在学中」の正しい書き方と卒業見込みとの違いもあわせて確認しておくと、どの状況でも迷わなくなります。

採用担当者はここを見ている
- 学校名を正式名称で書けているか(「高校」ではなく「高等学校」)
- 進学先を空欄にせず、今後の予定まで示せているか
- 入学予定=もう入学が確定している、という前提を正しく理解しているか
「入学予定」と書けるのはいつから?書ける条件とNG
「入学予定」は、どの段階でも書けるわけではありません。書ける条件を満たしていないのに記載すると、事実と異なる経歴を書いたことになり、学歴詐称と受け取られる恐れがあります。ここを勘違いしている人が多いため、条件をはっきりさせておきます。
書ける条件は「合格+入学手続き完了」
「入学予定」と書けるのは、進学先に合格し、入学手続き(入学金の納付や必要書類の提出)まで終えて、実際に入学する意思が固まっている状態です。合格通知が手元にあり、その学校へ通うことが決まっているなら、堂々と「入学予定」と書けます。
NG例(詐称と受け取られる書き方)
- まだ受験していない・これから受ける段階で「入学予定」と書く
- 合格発表を待っている段階で「入学予定」と書く
- 複数校に合格し、どこへ通うか決めていないのに特定の学校を書く
確定していない進学先を書くのは事実と異なる経歴の記載にあたります。入学が正式に決まってから書きましょう。
4月1日以降は「入学予定」ではなく「入学」と書く
見落としやすいのが提出時期による書き分けです。学校の卒業は3月31日付け、入学は4月1日付けで扱われます。そのため、4月1日以降に提出する履歴書では、入学式を迎える前でも「入学予定」ではなく「入学」と書くのが正しい書き方です。
| 履歴書を提出する時期 | 進学先の書き方 |
|---|---|
| 入学日(4月1日)より前 | □□大学 〇〇学部 入学予定 |
| 入学日(4月1日)以降 | □□大学 〇〇学部 入学 |
3月中にバイトへ応募するなら「入学予定」、4月に入ってから応募するなら入学式前でも「入学」です。日付は書類に記入する提出日を基準に判断してください。1文字の違いですが、日付の考え方を理解しているかどうかは、書類を丁寧に扱えるかの目安として見られています。
そもそも学歴はどこから・どう書く?基本ルール
「入学予定」だけを正しく書いても、学歴欄全体の書き方が崩れていると台無しです。初めて履歴書を書く人がつまずきやすい基本ルールを押さえておきましょう。
- 学歴は中学校の卒業から書くのが一般的(高校卒業・大学入学予定の人は中学卒業〜が目安)
- 学校名は正式名称で書く。「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」、公立なら「〇〇県立」まで入れる
- 学部・学科・コースまで書く。普通科なら「普通科」、専門学校なら学科名まで記載する
- 年号は和暦か西暦のどちらかに統一し、数字も半角・全角をそろえる
学校名が長くて1行に収まらないときは、無理に詰め込まず2行に分けてかまいません。詳しい分け方は学歴を二行で書くときの改行のコツで解説しています。学歴欄でやりがちな失敗をまとめて避けたい人は、学歴・職歴欄で落ちる7つのNGもあわせて確認しておくと安心です。

バイト応募で「入学予定」を活かして通過率を上げるコツ
入学前のバイト応募では、採用担当者が学歴欄以上に気にしていることがあります。それは「入学後もこの人は働き続けてくれるのか」「いつまでシフトに入れるのか」という点です。「入学予定」という記載は、この不安に先回りして答えるチャンスになります。
採用側からすると、せっかく仕事を教えても入学と同時に辞められては困ります。逆に言えば、入学後の働き方の見通しを添えるだけで、同じ「入学予定」の応募者より一歩リードできます。本人希望記入欄や志望動機で、次のように勤務の見通しを伝えておきましょう。
良い例文(本人希望欄で勤務の見通しを添える)
入学までは週4日ほど勤務可能です。入学後も学業と両立しながら、平日夕方と土日を中心に継続して働きたいと考えております。
採用担当者はここを見ている
- 入学までの短期だけなのか、入学後も続ける気があるのかがわかるか
- 入学後に働ける曜日・時間帯の見通しが具体的に示されているか
- 通学時間を踏まえて、無理のないシフトを想定できているか
入学後も続けられる書き方や、大学生としてのバイト履歴書全体のまとめ方は、大学生のバイト履歴書の書き方で項目ごとに整理しています。入学後に応募し直すときにも役立ちます。

まとめ
- 「入学予定」と書けるのは、合格して入学手続きまで済ませたとき
- 記入は「学校名+学部・学科+入学予定」。学校名は正式名称で書く
- 4月1日以降に提出する履歴書は、入学式前でも「入学」と書く
- バイト応募では、入学後も働ける見通しを添えると通過率が上がる
進学が正式に決まっていれば、「入学予定」は自信を持って書ける経歴です。提出する日付を基準に「入学予定」か「入学」かを選び、勤務の見通しまで添えて応募しましょう。
履歴書の学歴「入学予定」に関するよくある質問
- 合格しただけで「入学予定」と書いてもいいですか?
-
合格に加えて、入学手続き(入学金の納付など)まで済ませ、その学校へ通う意思が固まっていれば書けます。合格発表を待っている段階や、進学先を決めかねている段階では書かないでください。
- 「入学予定」と「入学見込み」はどちらが正しいですか?
-
入学がすでに確定している場合は「入学予定」を使います。「入学見込み」はあまり一般的な表現ではないため、履歴書では「入学予定」と書くのが無難です。
- 高校卒業後、4月に入ってから応募する場合はどう書きますか?
-
入学は4月1日付けで扱われるため、4月1日以降に提出する履歴書では、入学式前でも「入学予定」ではなく「入学」と書きます。3月中の提出なら「入学予定」です。
- 学歴はどこから書けばいいですか?
-
中学校の卒業から書くのが一般的です。高校を卒業して大学へ入学予定の人なら、中学校卒業・高校入学・高校卒業・大学入学予定、の順に並べます。学校名はすべて正式名称で記載してください。


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