高校生の履歴書の志望動機は、応募理由に「その店で働きたい具体的な意欲」を添えて書くのが正解です。「家が近いから」だけで終わらせず、シフトへの対応力や人柄が伝わる一文を加えると、採用担当者が受け取る印象は大きく変わります。理由別・職種別の例文とNG例、書くときに気をつけたいポイントをまとめました。
履歴書の志望動機|高校生の書き方と例文
結論:本音の理由に「働く姿勢」を一言添える
高校生の志望動機は、応募したきっかけが「家から近い」「お小遣いを稼ぎたい」といった素直な理由でも問題ありません。大切なのは、その理由だけで終わらせず働く姿勢や意欲を具体的な一文で補うことです。
- 応募のきっかけ:家が近い、興味がある、友達がいる など本音でよい
- 働く姿勢:シフトに継続して入れる、勤務を続けたい意思を添える
- その店ならではの理由:商品や接客スタイルなど、その店を選んだ理由を一言加える
この3つを組み合わせると、200〜300文字程度の志望動機欄が自然に埋まります。続く項目では、理由別・職種別の具体的な例文を紹介します。
理由別の例文
実際に多くの高校生が挙げる応募理由をもとに、良い例文とNG例を比較しました。同じきっかけでも、書き方次第で採用担当者に伝わる印象は変わります。
家から近い場合
良い例文
自宅から近く通いやすい立地であることに加えて、こちらのお店の明るい接客に魅力を感じ応募しました。学校が終わった平日夕方から週末まで、継続してシフトに入りたいと考えています。
NG例
家から近いので応募しました。「近いから」だけで終わると、他の店でも良かったのではという印象を与えてしまいます。
接客の仕事に興味がある場合
良い例文
人と話すことが好きで、接客の仕事を経験してみたいと思い応募しました。学生から高齢の方まで、年代を問わずお客様が来店される店舗と伺い、一人ひとりの状況に合わせた対応を身につけたいと考えています。
NG例
接客業に興味があるので応募しました。「興味がある」だけでは、なぜこの店を選んだのかが伝わらず、使い回しの文章に見えてしまいます。
採用担当者はここを見ている
- 応募理由が「その店ならでは」の内容になっているか
- シフトにどれくらい入れるか、続けて働く意思が伝わるか
- 短い文章でも具体性があり、誠実さが感じられるか
職種別の例文
応募する職種によって、志望動機に盛り込むとよい要素は変わります。代表的な3職種の例文を紹介します。
コンビニの場合
良い例文
通学の途中にあるお店で、レジ打ちや品出しなど複数の業務を通じててきぱきと動ける力を身につけたいと考え応募しました。土日を含めて週4日ほど勤務できます。
飲食店の場合
良い例文
友人からこちらのお店の雰囲気の良さを聞き、自分も接客に携わってみたいと思い応募しました。大きな声で挨拶することを心がけ、忙しい時間帯でも落ち着いて動けるよう努めます。
アパレル・雑貨店の場合
良い例文
普段からこちらのお店をよく利用しており、商品の魅力をお客様に伝える仕事に憧れて応募しました。商品知識を覚える意欲があり、休日も出勤できます。

採用担当者は高校生の志望動機のどこを見ている?
高校生のアルバイト採用では、経験やスキルよりも「継続して働けるか」「素直に指示を受け止められるか」が重視される傾向があります。志望動機は、その姿勢が伝わるかどうかを判断する材料になります。
採用担当者はここを見ている
- 週にどれくらい、いつまで働けるか(土日・長期の対応力)
- 「なんとなく」ではなく、目的意識を持って応募しているか
- 他の応募者と使い回しでない、その店ならではの理由があるか
| 比較項目 | 好印象につながる書き方 | 避けたい書き方 |
|---|---|---|
| 応募理由 | 立地や興味に加えて店ならではの理由を添える | 「近いから」「暇だから」だけで終わる |
| 働く意欲 | シフトへの対応力や継続の意思を示す | 意欲に触れず理由のみで終わる |
| 文章の長さ | 200〜300文字で具体的に書く | 一文だけで簡単に済ませる |

志望動機を書くときの注意点
次のような書き方は、内容自体は間違っていなくても採用担当者にマイナスの印象を与えることがあります。提出前に見直しておきましょう。
- 「楽そうだから」「暇そうだから」という理由は避ける
- 誤字脱字がないか、下書きしてから清書する
- 文字ははっきりと書き、消しゴムで消した跡を残さない
- 敬語の使い方に不安があれば「です・ます」で統一する
NG例
楽そうな仕事だと思ったので応募しました。「楽そう」という言葉は、やる気の低さを示す表現として受け取られやすく、避けたほうがよい代表例です。
高校生ならではの記載事項
高校生の応募では、志望動機以外にも記載しておくと安心な項目があります。面接前に整理しておきましょう。
確認しておきたい項目
- 保護者の同意:多くの店舗で保護者の同意書や連絡先の確認を求められます
- 学校の許可:アルバイトを許可制にしている学校では、事前の届け出が必要です
- 試験・行事の予定:定期試験や部活動の大会など、休みたい時期は本人希望欄に添えておく
履歴書のフォーマット選びに迷う場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、記入欄の位置に迷わず準備を進められます。
志望動機欄の文字数・マス目の埋め方
志望動機欄は、枠の8割以上を埋めるのが目安です。文字数にすると200〜300文字程度になります。
- 1〜2文で終わらせず、理由・意欲・具体策の3要素で構成する
- マス目が余る場合は、働ける曜日や意気込みを一言添えて調整する
- 枠からはみ出しそうな場合は、一文を短く区切って読みやすくする
応募先によっては志望動機欄がない履歴書フォーマットもあります。志望動機なしの履歴書テンプレートを使う場合は、自己PR欄などに働く意欲を書き添えるとよいでしょう。厚生労働省が公開している統一様式を使いたい場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートも参考になります。

まとめ
- 志望動機は本音の理由に「働く姿勢」を一言添えるのが基本
- 理由別・職種別の例文を参考に、その店ならではの一文を加える
- 「楽そう」などやる気の低さが伝わる表現は避ける
- 保護者の同意・学校の許可など高校生特有の準備も忘れずに
提出前に一度読み返し、誤字脱字がないかを確認してから応募先に持参してください。
履歴書の志望動機(高校生)に関するよくある質問
- 志望動機に「家が近いから」と正直に書いてもいいですか?
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問題ありません。ただし、それだけで終わらせず「シフトに継続して入れる」「その店の雰囲気に魅力を感じた」など、働く意欲が伝わる一言を添えると印象がよくなります。
- アルバイト経験がなく、書けることが少ない場合はどうすればいいですか?
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経験がなくても、部活動や委員会活動で意識してきたこと、働くうえで挑戦したいことを具体的に書けば十分です。無理に経験を作り話にする必要はありません。
- 志望動機欄が小さくて全部書ききれません。どうすればいいですか?
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一文を短く区切り、理由・意欲・具体策のうち優先度の高い2つに絞ってまとめましょう。書ききれない内容は、面接で口頭で補足しても問題ありません。
- 面接で志望動機について深掘りされたらどう答えればいいですか?
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履歴書に書いた理由をもとに、具体的なエピソードを添えて答えると一貫性が伝わります。保護者の同意や勤務可能な曜日も聞かれることが多いため、事前に確認しておきましょう。

