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作業療法士免許の履歴書の書き方|正式名称と申請中の書き方を解説

作業療法士免許の履歴書の書き方|正式名称と申請中の書き方を解説

この記事では、作業療法士免許を履歴書の資格欄に書く方法を解説します。正式名称の確認から国家試験合格後の申請中・合格見込みの状況別書き方、採用担当者が資格欄でチェックするポイントまでまとめています。

目次

作業療法士の免許を履歴書の資格欄に書く方法

作業療法士は医療法および作業療法士法で定められた業務独占資格です。免許のない人が作業療法士として業務を行うことは法律で禁止されているため、採用担当者は資格欄を書類の中でも特に注意して確認します。

資格欄の正式名称や取得年月に誤りがあると「書類作成が雑な人」という印象を与えるだけでなく、経歴に疑義が生じる場合があります。正確に書くことが選考通過の最低条件です。

正式名称は「作業療法士免許 取得」が正解

資格欄に書く名称は「作業療法士免許」です。動詞は「合格」ではなく「取得」を使います。「合格」は国家試験への合格であり、免許の取得とは意味が異なります。略称や言い換えは正式名称ではないため、どのような場合でも正式名称を使ってください。

表記判定理由
作業療法士免許 取得◯ 正解正式名称・正しい動詞
作業療法士 合格✕ NG「合格」は試験の合否、免許の取得ではない
OT免許 取得✕ NG略称であり正式名称ではない
作業療法士資格 取得✕ NG法律上の「免許」と異なる表現

良い例文

○○年(西暦)○月 作業療法士免許 取得

取得年月は「免許登録日」を記載する

資格欄の取得年月には、国家試験の合格発表日ではなく免許証に記載されている「登録年月」を記入します。合格発表日と免許登録日は2〜3か月程度ずれるため、混同して記載しているケースが少なくありません。

イベント時期の目安
国家試験(筆記)2月下旬
合格発表3月下旬
保健所への免許申請合格証書到着後(4月上旬〜)
登録済証明書の発行申請後数日以内
免許証の交付登録後2〜3か月(6〜7月頃)
資格欄に書く年月→ 免許証の登録年月

免許証の登録年月は申請したタイミングにより個人差があります。手元に免許証がある場合は証書の記載を確認してください。紛失した場合は都道府県の担当窓口で登録年月を照会できます。

採用担当者が資格欄で確認する3つのポイント

採用担当者はここを見ている

  • 正式名称で記載されているか(略称・誤表記がないか)
  • 取得年月が学歴(卒業年度)と自然に一致しているか
  • 登録番号の記載有無(任意だが、記載があると丁寧な印象になる)

登録番号(免許証番号)の記載は必須ではありませんが、記載する場合は「作業療法士免許 取得(登録番号:○○○○○○)」と括弧書きで添えます。特に施設採用や複数候補者の中での選考では、記載があることで丁寧さが伝わります。

【状況別】作業療法士の免許の記載方法

国家試験の合否状況や免許登録のタイミングによって、資格欄への記載方法は変わります。自分の状況を誤って記載すると選考に影響することがあるため、以下の3パターンから自分に当てはまるものを確認してください。

免許取得済みの場合

最も多いパターンです。手元の免許証を確認し、記載されている登録年月を正確に転記します。転職での応募で免許取得から数年が経過していても、取得年月は免許証の原本通りに記入します。

良い例文

○○年○月 作業療法士免許 取得

国家試験合格後・免許申請中の場合

国家試験に合格したものの免許証がまだ届いていない時期に就職活動を行う場合、「取得済み」と書くのは正確ではありません。免許申請中の期間は「取得(申請中)」と明記するのが正しい書き方です。

申請から登録済証明書の発行まで数日、免許証の物理的な交付まで2〜3か月かかります。ただし、登録済証明書が発行された時点で作業療法士として業務を開始できるため、入職日が登録後であれば選考に支障はありません。

良い例文

○○年○月予定 作業療法士免許 取得(申請中)

NG例

○○年○月 作業療法士免許 取得
登録が完了していない段階で「取得」と書くと誤記載になる可能性があります。申請状況は正直に記載してください)

採用担当者はここを見ている

  • 申請中の候補者への対応は採用施設によって異なるが、珍しいケースではない
  • 入職予定日が免許登録日以降であれば、選考を通常通り進めてもらえることが多い
  • 登録済証明書が発行されたら速やかに担当者へ連絡することで安心感につながる

受験前・合格見込みの場合

在学中で国家試験を受験予定の場合、資格欄に「作業療法士国家試験 受験予定(○年○月)」と記載する方法があります。合格前の段階での記載は曖昧さが残るため、自己PR欄や本人希望欄で補足するか、学校の就職担当者に相談したうえで記載内容を決めることをお勧めします。

良い例文

○○年○月予定 作業療法士国家試験 受験予定

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作業療法士の履歴書で記載できる関連資格

作業療法士免許以外にも、スキルをアピールできる関連資格があれば記載します。ただし、すべての資格を羅列するのではなく、応募先の業務に直接関係する資格を選んで記載することがポイントです。資格が多すぎると採用担当者が重要度を判断しにくくなります。

認定・専門作業療法士など上位資格の書き方

日本作業療法士協会が認定する「認定作業療法士」「専門作業療法士」は、専門分野への深い関与をアピールできる資格です。作業療法士免許の下に続けて記載します。

資格名記載例
認定作業療法士(生活環境)○○年○月 認定作業療法士(生活環境) 取得
専門作業療法士(福祉用具)○○年○月 専門作業療法士(福祉用具) 取得
福祉住環境コーディネーター2級○○年○月 福祉住環境コーディネーター2級 取得
3学会合同呼吸療法認定士○○年○月 3学会合同呼吸療法認定士 取得

その他リハビリ関連資格の優先順位

複数の資格がある場合は、以下の優先順位を参考に記載する資格を選びます。応募先の業務と無関係な一般資格は省略してかまいません。

  • 1位:作業療法士免許(必須)
  • 2位:他の医療系国家資格(例:理学療法士免許など、保有している場合)
  • 3位:日本作業療法士協会の認定資格(認定OT・専門OTなど)
  • 4位:応募先の業務に直結する民間資格(福祉住環境コーディネーターなど)
  • 5位:普通自動車免許(訪問系の求人では業務要件になることが多い)

英語検定や一般的なPC資格など、応募先の業務と直接関係しない資格は記載してもアピールにはなりません。資格欄はシンプルで読みやすい状態を保つことが採用担当者への配慮になります。

なお、作業療法士と同様に国家資格を資格欄に書く際の正式名称について詳しく知りたい場合は、臨床検査技師の国家資格を履歴書に書く方法も参考になります。

学歴欄と職歴欄の書き方

作業療法士養成課程の学歴の書き方

学歴欄には入学・卒業した養成課程の正式名称を記入します。学部・学科・専攻まで省略なく書くことで、採用担当者が養成課程の種類(4年制大学か専門学校か)を一目で確認できます。

種別記載例
4年制大学○○大学 保健医療学部 作業療法学科 卒業
3年制専門学校○○専門学校 リハビリテーション学科 作業療法士専攻 卒業
大学院○○大学大学院 医学系研究科 リハビリテーション科学専攻 修了

採用担当者はここを見ている

  • 4年制大学か専門学校かで、研究・教育への関与の期待値が変わる施設もある
  • 専門学校出身でも臨床経験の豊富さで評価するため、学歴の種別に劣等感を持つ必要はない
  • 卒業年度と免許取得年度のズレがある場合(留年・休学等)は、職歴欄か本人希望欄に簡潔な補足を入れると疑義が生じにくい

職歴欄(転職・部署異動の書き方)

職歴欄は入職・退職・異動を時系列で記入します。作業療法士の場合、担当した診療科や疾患群を職歴欄または自己PR欄で補足することで、採用担当者に専門性が伝わります。

年月記載内容
○○年○月○○病院 リハビリテーション科 入職(作業療法士として回復期リハビリ病棟を担当)
○○年○月同院 外来リハビリテーション科へ異動
○○年○月一身上の都合により退職
○○年○月○○介護老人保健施設 リハビリテーション部 入職

病院内での部署異動は「同院 ○○科へ異動」とまとめて記載します。短期間での退職・転職が複数ある場合も、省略せずすべて記載するのが基本です。

医療法人や福祉施設への転職で履歴書を作成する際は、医療法人の履歴書の書き方も参考にしてください。

採用担当者が落とす5つのNGパターン

以下の5パターンは、作業療法士の履歴書で書類選考時によく見られるNGです。それぞれの問題点と改善策を確認してください。

#NGパターンなぜNGか改善策
1「作業療法士 合格」と書く合格は試験結果。免許の取得ではない「作業療法士免許 取得」と書く
2取得年月に合格発表日を書く登録日と一致せず、確認されることがある免許証の登録年月を記載する
3申請中なのに「取得」と書く虚偽記載と受け取られる可能性がある「取得(申請中)」と正直に書く
4「OT免許」「OT」と略称で書く正式名称ではなく書類の丁寧さが伝わらない必ず「作業療法士免許」と記載する
5関係のない資格を大量に列挙する採用担当者が重要度を判断しにくくなる応募先の業務に関連するものに絞る

とくに1〜3のミスは採用担当者への印象に直結します。一度確認すれば防げる内容のため、提出前に必ず見直してください。

作業療法士の志望動機の書き方と例文

志望動機は履歴書の中で採用担当者が最も詳しく読む項目です。「作業療法士になりたい理由」より「なぜこの施設・職場を選んだのか」を具体的に書くことが選考通過のポイントです。書いた内容は面接でそのまま深掘りされる前提で作成してください。

採用担当者が志望動機で確認するポイント

採用担当者はここを見ている

  • なぜ他の施設ではなく、この施設に応募したのか(具体性・施設研究の深さ)
  • 入職後にどのような患者・利用者へ何を提供したいのか(実現可能な将来像)
  • 前職の経験とこの施設での役割がどうつながるか(即戦力性の証明)

「患者さんのために尽くしたい」「チームで働きたい」のような表現は、ほぼすべての応募者が書く内容です。採用担当者が目を引かれるのは、施設の特徴や方針に具体的に言及したうえで、自分のどの経験がどこで役立つかを書いた志望動機です。

病院・クリニック向け例文

良い例文(急性期病院への応募)

貴院の急性期リハビリテーション体制に共感し、志望いたします。前職の回復期病棟では脳血管疾患患者を中心に担当し、ADL評価から退院前の環境調整まで一連の介入を経験しました。早期離床・早期退院支援に注力されている貴院で、入院早期からの作業療法介入に携わりたいと考えています。

NG例

貴院に入職し、患者さんの笑顔のためにリハビリに取り組んでいきたいと考えています。なぜこの病院でなければならないかが伝わらず、どの病院にも使い回せる内容です。施設の特徴や自分の経験との接点を必ず含めてください。

介護施設・訪問リハビリ向け例文

良い例文(訪問リハビリへの応募)

病院勤務を経て、生活の場でのリハビリに携わりたいと転職を決断しました。入院患者の退院後生活を考えながら作業療法を行う中で、在宅の現場で直接支援することへの関心が高まりました。貴事業所の地域密着型の支援体制の中で、利用者が住み慣れた環境での自立を継続できるリハビリを実践していきたいと考えています。

福祉施設や医療機関向けの志望動機の書き方については、医療法人の志望動機の書き方と例文も参考にしてください。

精神科や障害福祉分野への転職を検討している場合は、精神保健福祉士の履歴書の書き方もあわせて確認してください。精神科作業療法士として転職する際の参考になります。

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まとめ

  • 作業療法士の資格欄の正式名称は「作業療法士免許 取得」、「合格」「OT免許」は不可
  • 取得年月は国家試験の合格発表日ではなく、免許証に記載されている登録年月を書く
  • 国家試験合格後・免許申請中の期間は「取得(申請中)」と明記し、登録済証明書が発行されたら担当者に連絡する
  • 採用担当者は正式名称・取得年月の正確さと卒業年度との整合性を最初に確認する
  • 志望動機は施設の特徴と自分の経験をつなげた具体的な内容にすることで、他の候補者との差がつく

資格欄の記載ルールは一度確認すれば迷わなくなります。手元の免許証と照合しながら、正確な書き方で書類を仕上げてください。

作業療法士の免許と履歴書に関するよくある質問

作業療法士免許の登録番号は履歴書に書く必要がありますか?

必須ではありませんが、「作業療法士免許 取得(登録番号:○○○○○○)」のように括弧書きで添えると丁寧な印象になります。施設採用や複数候補者が競合する選考では、記載があることで採用担当者の確認作業がスムーズになることがあります。

国家試験に合格したばかりで免許証がありません。就職活動中の履歴書にはどう書けばよいですか?

免許証が届いていない段階では「作業療法士免許 取得(申請中)」と記載します。登録済証明書が発行された後は、その旨を採用担当者に連絡するとスムーズです。入職日が免許登録日以降であれば、選考上の支障になることは多くありません。

転職回数が多い場合、職歴欄はどのように書けばよいですか?

在籍期間が短い場合も省略せずすべて記載することが原則です。契約期間満了・施設の閉院など事情がある場合は、本人希望欄か自己PR欄に一文補足するか、面接で説明する準備をしておきましょう。複数の施設での経験は担当疾患・業務内容が豊富なことの証明にもなるため、ネガティブに構える必要はありません。

理学療法士と作業療法士の両方の免許を持っています。記載順はどうすればよいですか?

国家資格は取得年月の古い順に記載するのが基本です。応募先の業務に直結する資格を先に書く方法もあります。両方の免許を保有していること自体が強いアピールポイントになるため、どちらの免許も必ず記載してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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