この記事では、パソコンで作成した履歴書を自宅プリンターとコンビニで印刷する具体的な手順を解説します。用紙サイズの選び方、証明写真の扱い方、印刷後のチェックポイントまで、採用担当者の視点を交えながらまとめています。
履歴書をパソコンで印刷する前に確認する3つのこと
印刷を始める前に、3つの基本を押さえてください。ここを飛ばすと、出力してから「やり直し」になることが多いポイントです。
用紙サイズはA4(見開きA3)が基本
パソコンで作成した履歴書の用紙サイズは、A4サイズが現在の標準です。企業がA4で書類管理しているため、採用担当者がそのままファイリングできます。
| 印刷パターン | 内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 見開きA3(2つ折り) | A3用紙に両面を印刷して二つ折り | 大判プリンターや専用印刷用紙がある場合 |
| A4×2枚(片面ずつ) | A4用紙2枚に1ページずつ印刷 | 家庭用プリンターの一般的な方法 |
| B5(見開きB4) | 古い様式で使われていたサイズ | 企業からB5指定があった場合のみ |
家庭用プリンターはA4対応が大半でA3印刷に対応していないことが多いため、A4×2枚印刷が一般的な選択になります。2枚になる場合は、1枚目に名前・写真が入るよう設定を確認してから印刷してください。
印刷前にPDF保存が必須の理由
WordやGoogleドキュメントで作成した履歴書を、そのままの形式で印刷するとフォントがズレたりレイアウトが崩れたりする場合があります。必ずPDF形式で保存してから印刷してください。
PDF保存のやり方(ソフト別)
- Word:「ファイル」→「名前を付けて保存」→ファイル形式で「PDF」を選択して保存
- Googleドキュメント:「ファイル」→「ダウンロード」→「PDF形式(.pdf)」を選択
- Excel系テンプレート:「ファイル」→「エクスポート」→「PDFの作成」を選択
PDF化することでフォントが固定され、プリンターや端末が異なっても同じレイアウトで出力されます。コンビニ印刷の場合も、PDFにしてから持ち込むことが前提です。
なお、PC作成の履歴書はフォント選びで採用担当者への印象が変わります。明朝体とゴシック体の選び方については履歴書フォントの選び方も参照してください。

証明写真は「印刷後に手貼り」が原則
Wordや作成ツールに証明写真データを貼り込んで一緒に印刷する方法をとる人がいますが、採用の現場では印刷後に写真を手で貼るのが原則です。
採用担当者はここを見ている
- データ貼り込みの写真は印刷解像度が落ちやすく、画質が粗くなる場合がある
- インクジェット印刷の証明写真は汗・湿気でにじむリスクがある
- 写真スタジオ・証明写真機・コンビニアプリで出力した写真を貼る方が、採用担当者への印象がよい
スマホアプリで証明写真を作成してコンビニで印刷する方法もあります。写真の選び方や注意点は履歴書写真アプリのおすすめも合わせて確認してください。

自宅プリンターで印刷する方法と注意点
自宅にプリンターがある場合は、手順さえ正しければ品質の高い印刷ができます。ただし、インクの状態と用紙の選択を誤ると仕上がりに大きく差が出るため、以下の手順を確認してください。
自宅で印刷する手順(ステップ別)
- 履歴書をPDF形式で保存する(Word・Googleドキュメントどちらも同様)
- プリンターのインク残量を確認する(印刷途中で切れると再印刷が必要になる)
- A4用紙をプリンターにセットする
- PDFを開き、印刷設定を確認する(用紙サイズ:A4、倍率:100%、両面印刷:OFF)
- 不要な紙でテスト印刷してレイアウトを確認する
- 本番印刷後、文字のにじみ・かすれ・余白のズレがないか確認する
倍率を「フィットページ」や「縮小印刷」に設定すると、意図せず文字が小さくなって採用担当者が読みにくくなります。必ず100%(実寸)で印刷してください。
用紙の選び方(厚みと紙質)
| 用紙の種類 | 履歴書への適性 | 備考 |
|---|---|---|
| 普通のコピー用紙(70〜80g/㎡) | ◎ 問題なし | 最も一般的。コンビニ印刷もこれに相当する |
| 厚手コピー用紙(90〜110g/㎡) | ◎ おすすめ | ヨレにくく、郵送時の折り目がつきにくい |
| 光沢紙・写真用紙 | × 不向き | 採用担当者がペンでメモを書き込めない |
| 再生紙(グレーがかった紙) | △ 避けるのが無難 | 印象が地味になりやすい |
光沢紙は仕上がりがきれいに見えますが、採用担当者がメモを書き込めないため現場では敬遠されます。普通のコピー用紙で十分です。こだわるなら厚手コピー用紙(90〜100g/㎡)を選ぶと折り目がつきにくく、郵送の際も見栄えがよくなります。
自宅印刷でやってしまいがちなNG
NG例
- インクが薄い状態で印刷し、文字がかすれている
- 用紙の向き(縦横)を間違えて印刷し、レイアウトが回転している
- 両面印刷をONにしたまま印刷し、表裏のページがズレる
- PDF化せずWord形式で印刷し、フォントが代替フォントに置き換わって崩れる
採用担当者は1日に複数の書類を確認します。文字がかすれた書類は「雑に扱われた書類」という印象を与えかねません。印刷後は蛍光灯の下でかならず目視確認してください。
コンビニで印刷する方法と注意点
自宅にプリンターがない場合や、急ぎで高品質な印刷が必要な場合はコンビニのマルチコピー機を使います。セブン・ファミマ・ローソンで対応方法が異なります。
セブン・ファミマ・ローソン別の印刷手順
セブン-イレブン(netprint / USBメモリ)
- スマホ利用: アプリ「セブン-イレブン マルチコピー」でPDFをアップロード → 予約番号を発行 → コンビニのコピー機で番号入力して印刷
- PCから:「ネットプリント」サービスでウェブ登録 → 予約番号を発行 → 同様に入力
- USBメモリ利用: マルチコピー機のUSBスロットに挿して直接印刷(PDFに変換済みのデータを保存しておく)
ファミリーマート・ローソン(PrintSmash / USBメモリ)
- スマホ利用: アプリ「PrintSmash」でPDFをアップロード → コンビニのWi-Fiに接続 → コピー機で「スマートフォン」を選択して印刷
- ネットワークプリント(SHARP系サービス): ウェブでデータを事前登録 → ユーザー番号をコピー機に入力して印刷
- USBメモリ利用: セブンと同様、マルチコピー機のUSBスロットから印刷可能
印刷料金と所要時間の目安
| コンビニ | 白黒A4(1枚) | カラーA4(1枚) | 支払い |
|---|---|---|---|
| セブン-イレブン | 10円 | 60円 | 現金・交通系IC・QR決済 |
| ファミリーマート | 10円 | 50〜60円 | 現金・交通系IC |
| ローソン | 10円 | 50〜60円 | 現金・交通系IC |
履歴書は白黒印刷で問題ありません。データのアップロードから印刷完了まで5〜10分程度かかります。提出直前に慌てないよう、前日夜にデータ準備を済ませておくのが理想です。
コンビニ印刷でやってしまいがちなNG
NG例
- PDF以外のWord・Excel形式のままコンビニに持ち込み、フォントが崩れる
- 印刷サイズをB5やA3に設定してしまい、サイズが履歴書と合わない
- コピー機の前でデータ送信に時間がかかり、後ろに人が並んで焦る(自宅でデータ準備してから出発する)
- 現金を持参せずに支払いできない(コンビニによって対応決済手段が異なる)
履歴書と一緒に送付状も提出する場合、まとめてコンビニで印刷するのが効率的です。送付状をスマホで作ってコンビニ印刷する手順もあわせて確認してください。

印刷後に必ずやるべき最終確認
印刷が完了した後の確認を省くと、採用担当者の手元で書類の問題が発覚します。以下のチェックを必ず行ってください。
採用担当者が実際に確認するポイント
採用担当者はここを見ている
- 文字のにじみ・かすれ: インク不足や設定ミスで文字が読みにくいと書類の信頼性が落ちる
- 余白の均一さ: 上下左右の余白がバランスよく取れているか(印刷倍率のズレで崩れやすい)
- 写真の貼り付け: 斜めになっていないか、のりがはみ出していないか
- 署名・日付欄: PC作成でも署名は手書きで記入する(印刷だけだと印象が下がることがある)
採用担当者は1日に数十枚の書類を確認します。書類の見た目で「細かいことに気が回るか」を読んでいる採用担当者も少なくありません。印刷品質は直接の評価項目ではありませんが、読みにくい書類は確実にマイナスです。
A4 2枚になる場合の綴じ方ルール
履歴書がA4用紙2枚になる場合、以下の3点を守ってください。
- 上部をクリップでまとめる: 名前・写真が記載された1枚目が上になるよう重ね、金属クリップでまとめる
- ホチキス留めは基本NG: 採用担当者がコピーを取る際に外せないため避ける(企業から指定がある場合を除く)
- 2枚目の右上に名前を記入: 書類が分かれた場合に備え、2枚目の右上に氏名を鉛筆で薄く記入しておくと安心
封筒への入れ方と折り方
郵送で提出する場合、折り目のつけ方にも気を配る必要があります。
- 角形2号(240×332mm)の封筒を使う: A4書類が折らずにそのまま入るサイズで、採用担当者が扱いやすい
- 折る場合は三つ折りまで: 小さい封筒しかない場合は三つ折りだが、四つ折りは採用担当者への印象が悪い
- 書類の順番を守る: 送付状→履歴書→職務経歴書の順で重ね、すべて同じ向きでまとめる
封筒の宛名書き・「履歴書在中」の書き方・切手代の選び方は履歴書の封筒と印刷ガイドを合わせて参照してください。

まとめ
- 印刷前にPDF形式で保存し、フォントのズレとレイアウト崩れを防ぐ
- 用紙サイズはA4が基本(家庭用プリンターではA4×2枚印刷が一般的)
- 証明写真はデータ貼り込みではなく印刷後に手貼りが原則
- コンビニ印刷は白黒A4で1枚10円。セブンはnetprint、ファミマ・ローソンはPrintSmashが便利
- 印刷後は文字のにじみ・かすれ・余白のバランスを必ず目視確認する
- A4 2枚になる場合はクリップでまとめ、ホチキスは使わない
印刷の品質は書類選考の直接的な評価項目ではありませんが、読みにくい書類は採用担当者の印象に影響します。手順を守って丁寧に仕上げた書類が、転職・就職活動の第一歩です。
履歴書のパソコン印刷に関するよくある質問
- コンビニ印刷と自宅印刷、採用担当者への印象はどちらがよいですか?
-
どちらでも問題ありません。採用担当者が評価するのは書類の内容であり、印刷した場所は基本的に関係ないからです。ただし、インク切れや設定ミスによる文字のかすれは読みにくさにつながります。品質を安定させたい場合は、コンビニのマルチコピー機を使うと安心です。
- 履歴書の用紙サイズはA4とB5どちらが正しいですか?
-
パソコンで自作する場合はA4が現在の標準です。B5は市販の手書き用履歴書に多いサイズで、企業からB5指定がある場合のみ使用してください。指定がない場合はA4で統一するのが無難です。
- コピー機でコピーした履歴書を提出してもいいですか?
-
既存の書類をコピー機で複写したものを提出するのは原則NGです。ただし「PCで作成したPDFをコンビニのコピー機で印刷する」のはコピーではなく原本の出力なので問題ありません。「コピー」とは既存書類を複写機で複製したものを指します。
- A4 2枚で印刷した場合、封筒はどのサイズを使えばいいですか?
-
A4書類が折らずにそのまま入る「角形2号(240×332mm)」がおすすめです。折り目をつけずに提出できるため、採用担当者にとって扱いやすい形式です。角形2号はコンビニや100均、文房具店でも購入できます。


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