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職務経歴書の英語テンプレートと書き方|採用担当者が見るNGとコツ

職務経歴書の英語テンプレートと書き方|採用担当者が見るNGとコツ

この記事では、外資系・グローバル企業への転職で必要な英語の職務経歴書(英文レジュメ)のテンプレートと書き方を解説します。日本語との根本的な違い、基本8項目の記入方法、採用担当者が実際に評価するポイントとよくあるNGパターンまで、具体例つきでまとめました。

目次

英語の職務経歴書(英文レジュメ)は日本語と何が違うのか

英語の職務経歴書を初めて書く人がはまりやすい罠は、「日本語の職務経歴書をそのまま英語に翻訳すればいい」という思い込みです。レイアウトも書く内容も、日本語とは根本的に異なります。

日本語の職務経歴書との3つの主な違い

比較項目日本語の職務経歴書英語の職務経歴書(レジュメ)
分量A4 2ページ程度が一般的経験10年未満は1ページ、10年以上は2ページ以内
顔写真・個人情報顔写真、年齢、生年月日を記載するのが標準写真・年齢・性別・婚姻状況は一切不要(差別防止のため)
文体・記述スタイル「〜を担当しました」など丁寧な文体Action Verb(行動動詞)で始まる箇条書きが基本
実績の書き方業務内容の説明が中心になりがち数値・パーセンテージで実績を定量化するのが必須

採用担当者が英語レジュメを一読するのは平均6〜30秒と言われています。この短時間で目に留まるためには、何をやったかではなく、どんな成果を出したかを数字で示すことが最優先です。

CV・レジュメ・英文職務経歴書の使い分け

英語の書類提出を求められたとき、「CV(Curriculum Vitae)を送ってください」と言われる場合と「レジュメを送ってください」と言われる場合があります。日本で転職活動をしている場合は以下の整理が役立ちます。

  • レジュメ(Resume):アメリカ・カナダの企業が求める短い書類。1〜2ページで職歴・スキル・実績を簡潔にまとめる。外資系民間企業への転職ではこちらが標準
  • CV(Curriculum Vitae):ヨーロッパ・アジアの企業や学術・研究職が求める詳細な書類。レジュメより長く、業績・論文・受賞歴なども記載する
  • 英文職務経歴書:日系グローバル企業が「英語で職務経歴書を提出してください」と求める場合に使う。レジュメに近い形式でよいことが多い

応募先が外資系民間企業であれば、レジュメ形式(1〜2ページ)を基準に作成しておけば大半のケースに対応できます。

英語の職務経歴書テンプレートの基本8項目

英文レジュメには決まったフォーマットはありませんが、採用担当者が期待する「読みやすい構成」には共通のパターンがあります。以下の8項目が基本テンプレートです。

項目(英語)日本語の対応概要
PERSONAL INFORMATION個人情報氏名・メールアドレス・電話番号・LinkedIn URLなど(写真・年齢は不要)
OBJECTIVE / SUMMARY職務目標 / 職務要約自分のキャリア目標や強みを3〜5行で要約。採用担当者が最初に読む欄
WORK EXPERIENCE職歴直近から時系列の逆順で記載。会社名・役職・在籍期間・実績を箇条書き
EDUCATION学歴最終学歴から逆順で記載。大学名・専攻・卒業年を記入
SKILLSスキル語学力・ソフトウェア・専門スキルを列挙
CERTIFICATION資格業務に関連する資格・検定を記載
LANGUAGES語学力Native / Fluent / Conversational / Basic のいずれかで示す
ADDITIONAL INFORMATION特記事項海外留学・ボランティア・受賞歴など。任意記載

日本語の職務経歴書では「自己PR」や「志望動機」を書く欄がありますが、英文レジュメにはこれらはありません。志望動機はカバーレター(Cover Letter)に記載するのが国際標準です。

採用担当者が実際に見ている各項目の書き方

1. PERSONAL INFORMATION(個人情報)

書類の最上部に配置します。記載する情報は必要最小限にとどめるのが鉄則です。

  • 必須:氏名(名前 → 苗字の順が国際標準)、メールアドレス、電話番号
  • あると良い:LinkedInプロフィールURL、GitHubや個人ポートフォリオURL(職種による)
  • 不要:顔写真、年齢、生年月日、性別、婚姻状況、国籍(記載すると逆に不審がられる場合も)

採用担当者はここを見ている

  • メールアドレスがプロフェッショナルなものか(フリーメールのニックネームは印象が悪い)
  • LinkedInと履歴書の内容が一致しているか(不一致は信頼性を損なう)

2. SUMMARY(職務要約)

採用担当者が最初に目を通す項目です。ここで「読み続けたい」と思わせられなければ、残りのページはほとんど読まれません。3〜5行で自分の強みと実績を端的に述べます。

良い例文

Results-driven Marketing Manager with 8 years of experience in B2B SaaS. Proven track record of increasing lead generation by 40% and reducing customer acquisition cost by 25%. Skilled in digital marketing strategy, cross-functional team leadership, and data-driven decision making.

NG例

I am a marketing professional who has been working for 8 years. I am responsible for various marketing activities and I am good at teamwork. 「I am〜」で始める書き方と、数値のない漠然とした説明はNGの典型例です。

3. WORK EXPERIENCE(職歴)

英文レジュメで最も重要な項目です。各職歴に対して、以下の順序で情報を記載します。

  • ① 会社名(Company Name)と所在地(Location)
  • ② 役職名(Job Title)
  • ③ 在籍期間(Employment Period)例:April 2019 – March 2023
  • ④ 職務内容と実績(Responsibilities & Achievements)

④の職務内容はAction Verb(行動動詞)で始まる箇条書きで記載します。1つの職歴につき3〜6項目が目安です。

良い例文

  • Managed a cross-functional team of 12 to deliver a new CRM system 2 months ahead of schedule
  • Increased annual revenue by ¥50M through new partnership development with 5 key accounts
  • Reduced operational costs by 30% by streamlining the procurement process

NG例

  • I was in charge of managing the team.
  • I was responsible for sales activities. 「was in charge of」「was responsible for」など受け身・説明的な表現は成果が伝わらない

4. EDUCATION(学歴)

学歴は直近(最終学歴)から記載します。社会人経験が5年以上あれば、学歴の記載ボリュームは最小限に抑え、WORK EXPERIENCEを充実させる方が効果的です。

  • 大学名の英語表記(公式の英語名称を使用すること)
  • 学部・専攻:Bachelor of Science in Computer Science のように記載
  • 卒業年:Graduated March 2018(または Expected Graduation: March 2025)
  • GPA:3.5/4.0 以上であれば記載してもよい(任意)

5. SKILLS / CERTIFICATION(スキルと資格)

採用担当者がキーワードで候補者をフィルタリングするATS(採用管理システム)に対応するため、応募先の求人票に使われているスキルワードをそのままSKILLS欄に含めるのが効果的です。

カテゴリ記載例
語学力Japanese (Native), English (Business Level / TOEIC 900)
ソフトウェアMicrosoft Office (Excel, PowerPoint), Salesforce, Adobe Creative Suite
プログラミングPython, JavaScript, SQL
業務スキルProject Management (PMP), Agile / Scrum, Financial Modeling

資格(CERTIFICATION)は日本語の資格名を英語に置き換える際に注意が必要です。公式の英語名称がある資格は必ずその名称を使用し、「Passed the exam」ではなく「Certified」や「Licensed」など適切な動詞を選びます。

英語の職務経歴書の作成に時間がかかる場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用する方法もあります。

採用担当者が評価するAction Verbの使い方

英文レジュメで最も差がつくのはAction Verb(行動動詞)の選び方です。「Did」「Made」「Had」のような曖昧な動詞ではなく、何をどのように実行したかが一瞬で伝わる動詞を使います。

カテゴリ推奨Action Verb使用例
マネジメント・リーダーシップLed, Managed, Supervised, Directed, CoordinatedLed a team of 8 engineers to deliver a product launch
実績・改善Achieved, Improved, Increased, Reduced, ExceededReduced customer churn rate by 15% within 6 months
開発・立案Developed, Designed, Created, Launched, ImplementedDeveloped a new onboarding process that cut ramp-up time by 30%
分析・評価Analyzed, Assessed, Evaluated, Researched, IdentifiedAnalyzed quarterly sales data to identify key growth opportunities
コミュニケーションPresented, Negotiated, Collaborated, CommunicatedPresented quarterly results to C-suite executives

「Managed a team」よりも「Led a cross-functional team of 12」のように、Action Verb + 規模・数値 + 成果の3要素を組み合わせると、採用担当者が求めるインパクトのある表現になります。

実績の数値化の具体例

  • 「営業を担当した」→ Generated ¥120M in annual sales, exceeding target by 20%
  • 「チームをまとめた」→ Managed a team of 10 across 3 departments to achieve project goals
  • 「コスト削減に取り組んだ」→ Reduced vendor costs by ¥8M annually through contract renegotiation

採用担当者が落とす英語職務経歴書のNGパターン5つ

外資系企業の採用担当者(または人事エージェント)が書類選考で「次のステップへ進めない」と判断する典型的なパターンをまとめました。

NG 1:日本語職務経歴書の直訳

「〜を担当しました」を「I was in charge of〜」と直訳したり、「〜に努めました」を「I made efforts to〜」と訳すのは典型的な失敗です。英文レジュメはAction Verbで始まる箇条書きが標準形式であり、説明文体は読まれません。

NG 2:顔写真・個人情報の添付

欧米・外資系企業では、顔写真・年齢・性別・婚姻状況をレジュメに記載するのは差別防止の観点から避けるべきとされています。日本人が当然と思って記載すると、「国際的な採用ルールを知らない」と判断される可能性があります。

NG 3:実績を数値で示さない

「チームのパフォーマンス向上に貢献した」という記述は、採用担当者には情報として機能しません。何%向上したか、何人のチームだったか、期間はどれくらいかを必ず数字で補足します。具体的な数値がない場合は、規模(件数・金額・人数)だけでも入れることを優先してください。

NG 4:2ページを大幅に超える分量

外資系企業の採用担当者は1日に数十〜数百通のレジュメに目を通します。特別な理由がない限り、2ページを超えるレジュメは最初から読まれない可能性があります。職歴が多い場合は、応募ポジションに関連する直近5〜7年分を優先し、それ以前は簡略化します。

NG 5:職種・業種に関係のないスキルを羅列する

「Microsoft Word使用可」「普通自動車免許保有」などのスキルは、多くのオフィスワーカーが持つ当然のスキルです。採用担当者のスキャン時間を奪うだけでなく、「重要度の判断ができていない」という印象を与えます。SKILLS欄は応募ポジションの求人票を読み込み、関連性の高いものだけに絞ります。

完成した英語の職務経歴書をプロの目でチェックしてもらいたい場合は、職務経歴書の有料添削サービスの活用も選択肢のひとつです。

まとめ

  • 英語の職務経歴書(英文レジュメ)は、日本語の職務経歴書を翻訳したものではなく、Action Verb+数値で実績を示す独自の書類形式
  • 基本テンプレートはPERSONAL INFORMATION・SUMMARY・WORK EXPERIENCE・EDUCATION・SKILLS・CERTIFICATION・LANGUAGES・ADDITIONAL INFORMATIONの8項目
  • 採用担当者が最初に読むSUMMARY欄に数値実績と強みを凝縮することが書類通過の鍵
  • 顔写真・年齢・婚姻状況は記載しないのが国際標準。「I was in charge of」のような受け身表現はAction Verbに置き換える
  • 分量は経験10年未満なら1ページ、それ以上でも2ページ以内にまとめる

英語の職務経歴書は、書き方の型を一度習得すれば応募先を変えてもすぐに応用できます。まずSUMMARY欄から書き始め、自分の実績を数字で言語化する作業を進めてみてください。

英語の職務経歴書に関するよくある質問

英語の職務経歴書は何枚にまとめるべきですか?

職歴が10年未満であれば1ページ、10年以上であれば最大2ページが目安です。外資系企業の採用担当者は大量の書類を短時間で確認するため、2ページを超えると重要な情報まで読んでもらえない可能性があります。職歴が多い場合は、応募ポジションに関連する直近5〜7年分を中心に絞り込んでください。

英語の職務経歴書に顔写真は必要ですか?

欧米・外資系企業のレジュメには顔写真を添付しないのが標準です。採用における年齢・外見・性別・人種差別を防ぐ観点から、多くの外資系企業では顔写真入りの書類を避けるよう採用担当者にも指導されています。日系グローバル企業から英語で職務経歴書の提出を求められた場合も、迷ったら写真なしで提出する方が無難です。

英語が苦手でも英文職務経歴書は書けますか?

書けます。英文レジュメの本文は、完成した日本語の職務経歴書を基にAction Verbと数値の型に当てはめていく作業が中心です。まず日本語で実績を数値化し、それをDeepLや翻訳ツールで英語にした後、ネイティブ感覚の確認はChatGPTや英文添削サービスを使うという手順が現実的です。文法の細かいミスよりも、実績の具体性と数値の有無の方が採用担当者の評価に大きく影響します。

日本語の資格名はどう英訳すればいいですか?

公式の英語名称がある資格はその名称を使用してください。例えば「日商簿記2級」はJapanese Chamber of Commerce and Industry Bookkeeping Examination, Grade 2、「TOEIC」はTest of English for International Communication (TOEIC) 900 pointsのように点数も合わせて記載します。公式英語名称がない資格は、日本語のまま括弧書きで添えるか、内容を説明する形式(例:National Qualification in Construction Management, Level 1)にするのが適切です。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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