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教員免許の履歴書の書き方|正式名称と採用担当者が落とすNGパターン

教員免許の履歴書の書き方|正式名称と採用担当者が落とすNGパターン

この記事では、教員免許を履歴書に記載する際の正式な書き方を採用担当者の視点から解説します。正式名称の確認方法から校種・種別別の記載例、複数免許の扱い、更新制廃止後の失効免許の書き方まで、書類選考で落とされないために押さえるべきポイントをまとめました。

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目次

教員免許の正式名称は「教育職員免許状」

教員免許の正式名称は「教育職員免許状」です。口語では「教員免許」「教員資格」と呼ばれますが、法的には教育職員免許法に基づく「免許状」であり、履歴書の資格欄には必ず正式名称を使用する必要があります。

「教員免許状」「教員免許証」のような表記は俗称です。採用担当者に「正確な名称を調べずに書いた」という印象を与え、書類全体の信頼性を下げます。司書や学芸員などの他の国家資格と同様、資格欄の正式名称は一字一句の確認が書類選考の通過率に直結します。

3種類の教員免許状

教育職員免許法が定める免許状には、以下の3種類があります。転職・就職の場面で履歴書に記載するのはほとんどの場合「普通免許状」です。

種類概要主な対象者
普通免許状最も一般的な免許状。校種・種別・教科の組み合わせで構成される大学・短大・大学院の卒業者
特別免許状都道府県教育委員会が社会的経験を持つ専門家に授与する教員養成課程を経ていない社会人
臨時免許状普通免許状所持者が確保できない場合に都道府県教委が授与する(助教諭・養護助教諭に限定)学士の学位を持つ者など

一種・二種・専修の違い

普通免許状の中でも、取得に必要な学歴によって「専修」「一種」「二種」の3区分に分かれます。

種別必要な学歴主な対象
専修免許状大学院修士課程修了大学院卒
一種免許状4年制大学卒業学部卒
二種免許状短期大学卒業短大・専攻科卒等

採用担当者はここを見ている

  • 教育委員会の採用では一種・専修が採用条件になるケースがある(二種では応募できない職もある)
  • 民間転職では種別による評価差は小さいが、専修(大学院修了)は研究能力・学習継続力のシグナルとして見られることがある
  • 種別を正確に記載しているかどうかが、書類作成の丁寧さへの信頼につながる

教員免許の履歴書への書き方

資格欄に教員免許(教育職員免許状)を記載する際の基本フォーマットは、「[校種]教諭[種別]免許状([教科]) 取得」の順です。この順序を崩さず、1行に1免許で記載します。

資格欄の記入フォーマット

フォーマットは「校種+教諭+種別+免許状+(教科)+取得」の順です。小学校・幼稚園の場合は教科の記載が不要なため、括弧書きを省略します。

記載例(小学校)

小学校教諭一種免許状 取得

記載例(中学校)

中学校教諭一種免許状(国語) 取得

記載例(高等学校)

高等学校教諭一種免許状(英語) 取得

校種別の記載例一覧

校種によってフォーマットが異なります。自分の免許の校種を確認してから資格欄を記入してください。

校種記載例教科記載
幼稚園幼稚園教諭一種免許状 取得不要
小学校小学校教諭一種免許状 取得不要
中学校中学校教諭一種免許状(数学) 取得必要
高等学校高等学校教諭一種免許状(理科) 取得必要
特別支援学校特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者) 取得領域を記載

特別支援学校の免許状は、対象とする障害の領域(知的障害者・肢体不自由者・病弱者など)を括弧内に記載します。

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採用担当者が落とすNG例と正しい書き方

教員免許の記載では、同じミスが繰り返されています。採用担当者が「書類作成を丁寧にしていない」と判断する具体的なNGパターンを確認してください。

NG①「第一種・第二種」と書いてしまう

自動車運転免許の「第一種・第二種」と混同して、教員免許でも「第」をつけてしまうミスが多く見られます。教員免許の種別に「第」はつきません

NG例

中学校教諭第一種免許状(国語) 取得

→「第」は不要です。自動車免許の「第一種・第二種」との混同で生じやすいミスです。

正しい書き方

中学校教諭一種免許状(国語) 取得

NG②正式名称を省略する

「教員免許 取得」「中学校教員免許(国語) 取得」のように正式名称から外れた表記も書類選考での失点につながります。採用担当者は資格欄に俗称が混入すると、書類全体の信頼性を下げて判断します。

NG例

教員免許 取得

中学校教員免許(国語) 取得

→「教員免許」は俗称です。「教育職員免許状」を含む正式表記が必要です。

正しい書き方

中学校教諭一種免許状(国語) 取得

NG③中学校・高等学校で教科名を省略する

中学校・高等学校の教員免許は教科単位で発行されます。「どの教科の免許を持っているか」は採用担当者にとって重要な情報であり、教科名を省略すると免許の詳細が伝わらないまま書類が処理されます。

NG例

高等学校教諭一種免許状 取得

→中学校・高校の免許状は教科名を( )で記載する必要があります。教科が特定できない記載では書類の信頼性が下がります。

正しい書き方

高等学校教諭一種免許状(英語) 取得

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状況別の書き方【複数免許・取得見込み・失効免許】

複数の教員免許を持つ場合、大学在学中で取得見込みの場合、更新制廃止前に失効していた場合など、状況によって記載方法が変わります。

複数の教員免許を持っている場合

複数の教育職員免許状を持つ場合は、取得年月が古い順に1行ずつ記載します。複数の免許を1行にまとめる表記は認められていません。

記載例(複数免許)

20○○年○月 小学校教諭一種免許状 取得

20○○年○月 中学校教諭一種免許状(国語) 取得

自動車運転免許などの他の免許・資格がある場合も、取得年月の順番で並べます。資格欄のスペースが限られている場合は、応募職種に関係する免許・資格を優先して記載します。

取得見込みの場合(在学中・試験待ち)

大学在学中などで正式取得前に就職・転職活動をする場合は、取得予定時期とともに「取得見込み」と記載します。

記載例(取得見込み)

20○○年○月 小学校教諭一種免許状 取得見込み

採用担当者はここを見ている

  • 「取得見込み」は内定後に取得できなかった場合の内定取消リスクを孕む。面接で確認される可能性がある
  • 確実に取得見込みの状態(卒業単位と教育実習が完了済み等)であることを面接で明確に伝えられるよう準備する

更新制廃止後の失効した免許の書き方

2022年7月1日、教員免許の更新制度が廃止されました。この変更により、多くの方の免許の有効期限の扱いが大きく変わっています。

状況更新制廃止後の扱い
有効期限が2022年7月1日以降だった方自動的に有効期限のない免許状に変更(手続き不要)
廃止前(2022年6月30日以前)に失効した方各都道府県教育委員会への「再授与申請」で復活可能
更新講習を受けていなかった場合「(更新講習未受講)」等を付記して履歴書への記載自体は可能

更新制廃止前に失効していた免許は、再授与申請を行うことで有効な免許状として復活します。更新講習を受けていなかった状態でも、「(更新講習未受講)」と付記することで履歴書への記載は可能と文部科学省は示しています。現状の免許の有効性が不明な場合は、授与元の都道府県教育委員会に直接確認するのが確実です。

正式名称の確認が書類選考に直結するのは教員免許に限りません。司書資格も「図書館司書」と誤記すると書類落ちにつながるケースがあります。

民間転職で教員免許を持つ人が知っておくべきこと

教員を目指したが民間企業に進んだ方、教員から転職を考えている方にとって、「教員免許を書くべきか書かないべきか」は一つの判断ポイントになります。採用担当者の視点で整理します。

教員免許を書くべきかどうかの判断基準

原則として、取得している資格・免許は記載するのが基本です。「書かない方がよい」と判断して省略する方もいますが、採用担当者に「なぜ書かなかったのか」と確認される場合もあります。記載した上で、面接での質問に備えておくことが現実的な対策です。

内容
書くメリット教育・研修・コンテンツ・人材業界への志向を示せる。学習努力・誠実さの証明になる
書くデメリット「なぜ教師にならなかったのか」という面接質問が生じやすい

採用担当者はここを見ている

  • 教員免許は「書いてはいけない資格」ではない。面接での回答を準備できていれば、差別化要素になる
  • 教育・人材・人事・コンテンツ業界では積極的に記載してアピールすべき
  • 書かない選択をしても「なぜ書かなかったのか」と確認される場合があるため、準備は必要

「なぜ教師にならなかったのか」と聞かれたときの答え方

採用担当者がこの質問をする理由は「安定職である教員をあえて選ばなかった背景を把握したい」からです。「採用試験に落ちた」「なんとなく」では説得力に欠け、選考での印象が下がります。自分のキャリアの選択を論理的に語れる回答を事前に準備しておくことが重要です。

回答例(営業・ビジネス職志望)

「教員採用試験は受験しましたが、大学在学中のインターンを通じて、企業での直接的な価値創出のやりがいを実感しました。教えることへの関心は持ちつつ、より幅広い年代・立場の方に影響を与えられる環境で力を発揮したいと考え、民間企業の道を選びました。」

回答例(人材・教育業界志望)

「教員免許取得の過程で『学ぶ構造を設計する』ことに強い関心を持つようになりました。学校教育という枠を超えて、企業研修や人材開発の分野でその経験を活かしたいという思いから、民間企業を志望しています。」

採用担当者がこの回答で確認しているのは「論理的に自分のキャリア観を言語化できるかどうか」です。教員免許の取得を通じて何に気づき、何を選んだのかを前向きに言語化できると、面接全体の評価が上がります。

転職で教員免許を強みにする自己PRの書き方

教員免許は「教えること・伝えること・人を動かすこと」を証明できる資格です。単に「教員免許を持っています」で終わるのではなく、免許取得を通じて得た力と、応募職種への接続を自己PR欄に組み込むことで、競合する応募者との差別化になります。

自己PR欄の記載例

「大学4年間で小学校・中学校の教員免許(一種)を取得し、教育実習では担当クラスの理解度に合わせた授業設計を実践しました。この経験を通じて、対象者のレベルに合わせて情報を再構成し、行動を引き出す力を身につけました。御社の人材開発・研修領域でこの経験を直接活かしたいと考えています。」

自己PR欄で教員免許に触れる際は「取得した事実」より「取得の過程で何を学んだか」を軸にします。採用担当者は「この人はうちで何ができるか」を常に考えながら書類を読んでいます。

教員免許のように意外な場面で評価される資格の活用法については、以下もあわせて確認してください。

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まとめ

  • 教員免許の正式名称は「教育職員免許状」。「教員免許」「教員免許状」は俗称で、資格欄への記載には不可
  • 記載順は「校種+教諭+種別+免許状+(教科)+取得」。中学校・高等学校は教科名を括弧書きで必ず記載する
  • 「第一種・第二種」は誤記。教員免許の種別は「一種・二種・専修」で、「第」は不要
  • 複数免許は取得年月の古い順に1行ずつ。取得見込みは末尾に「取得見込み」と記載する
  • 2022年7月の更新制廃止により、有効期限が2022年7月以降だった免許は自動的に有効期限なしに変更(手続き不要)
  • 民間転職でも教員免許は原則記載し、「なぜ教師にならなかったか」を論理的に説明できる準備をしておく

資格欄の1行が採用担当者の印象を変えます。正式名称と記載フォーマットを、手元の免許状の現物で確認してから書類を提出してください。

教員免許の履歴書に関するよくある質問

教員免許の正式名称を確認したいのですが、どこで調べられますか?

手元の「教育職員免許状」の現物が最も確実な確認方法です。紛失した場合は、免許状を授与した都道府県の教育委員会に問い合わせることで授与記録の確認や再交付の申請が可能です。在籍していた大学の教職課程担当窓口でも、卒業後の問い合わせに応じてもらえるケースがあります。

有効期限が切れた教員免許は履歴書に書けますか?

2022年7月1日の教員免許更新制廃止により、多くの方の免許は「有効期限のない免許状」に移行しています。廃止以前に失効した方は都道府県教育委員会への再授与申請で復活が可能です。更新講習を受けていなかった場合でも「(更新講習未受講)」等を付記することで履歴書への記載は可能とされています(文部科学省の指針より)。

複数の教員免許がある場合、自動車運転免許との記載順はどうすればよいですか?

免許・資格欄は一般的に取得年月の古い順で記載します。教員免許と自動車免許の両方を持つ場合は、取得年月が早い方を先に記載するのが基本です。応募職種に関係する免許・資格は採用担当者の目に止まりやすい位置に書くことも有効です。

民間転職では教員免許を書かない方がよいケースはありますか?

基本的には記載するのが原則です。「なぜ教師にならなかったのか」という面接質問への回答を準備できていれば、書くことで差別化要素になります。記載を省略した場合でも「なぜ書かなかったのか」と確認される場合があるため、免許を持っている以上は記載した上で回答を準備しておく方が現実的な対策です。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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