この記事では、インターン選考で提出する履歴書について、日付・学歴・志望動機・自己PRの書き方を項目別に整理します。採用担当者が実際に確認しているポイントと、そのまま参考にできる例文もあわせて紹介します。
インターンの履歴書はなぜ丁寧さが問われるのか
インターンの履歴書は、応募者が社会人としての基本的なマナーを備えているかを判断する材料になります。学生生活で書類作成に慣れていない人も多く、採用担当者は内容以前に、誤字脱字や空欄の有無といった体裁の整い方を見ています。
採用担当者はここを見ている
- 誤字脱字や空欄がなく、最後まで乱れなく仕上げられているか
- 学歴・志望動機など各項目の内容に矛盾がないか
- 手書きの場合、後半にかけて文字が乱れていないか(集中力の目安として見られる)
職歴欄は「なし」で正解|アルバイト・サークル経験の扱い方
インターンに応募する学生の多くは正社員としての就業経験がないため、職歴欄は「なし」と記載するのが基本です。アルバイトやサークル活動は、正式な職歴としては書かず、自己PR欄で経験として伝えるのが一般的な扱いになります。
良い例文
職歴欄の1行目中央に「職歴」、2行目に左寄せで「なし」と記載し、最終行の右端に「以上」と書いて締めくくります。
NG例
職歴欄を空欄のまま提出したり、「アルバイト:〇〇にて勤務」のように正式な職歴として書き込んだりするのは避けましょう。空欄のまま「以上」を書き忘れると、書類の見落としと誤解される場合があります。
履歴書は手書きとパソコンどちらで作成すべきか
応募先企業が書式や提出方法を指定している場合は、その指定に従うことが大前提です。指定がない場合は、手書き・パソコンのどちらで作成しても選考上の不利益にはなりません。
| 項目 | 手書き | パソコン作成 |
|---|---|---|
| 印象 | 熱意や丁寧さが伝わりやすい | 効率的で読みやすい |
| 修正 | 書き直しが必要(修正液・修正テープはNG) | データ上で簡単に修正できる |
| 向いているケース | 志望度が特に高い企業への提出 | 複数社に同時応募する場合 |
採用担当者は書式そのものよりも、指定の遵守と、最後まで書き崩れなく仕上げられているかを重視しています。手書きを選ぶ場合は下書きをしてから清書し、パソコンで作成する場合はテンプレートのレイアウト崩れがないか印刷前に確認しましょう。
インターンの履歴書の基本的な書き方【項目別】
ここからは、履歴書の各項目について書き方を順番に整理します。
日付の書き方
日付欄には、履歴書を提出する日付を記載します。郵送の場合は投函日、メールで送る場合は送信日、企業へ持参する場合は持参する当日の日付を書きます。西暦・和暦のどちらかに統一し、履歴書内の他の日付欄と表記を揃えることが必要です。
氏名・住所・連絡先の書き方
- 氏名・フリガナ:戸籍上の氏名を正確に記載し、ふりがなの「ふりがな/フリガナ」表記は欄の指定に合わせる
- 現住所:都道府県から番地・建物名まで省略せずに記載する
- 連絡先:日中つながりやすい電話番号とメールアドレスを記載する
- 印鑑:手書きの場合は認印を使用し、シャチハタは避ける
写真の貼り方と注意点
証明写真は縦4.0cm×横3.0cmのサイズが一般的で、撮影から3ヶ月以内のものを使用します。スーツ着用で正面を向き、無地の白または青の背景で撮影したものを選びましょう。
NG例
スマートフォンの自撮り機能で加工した写真や、プリクラ、私服・カジュアルすぎる服装での撮影は避けましょう。写真の裏には氏名を記入し、剥がれた際にも本人と分かるようにしておきます。
学歴の書き方
学歴は中学校卒業から記載するのが一般的で、高校以降は入学・卒業の両方を年次順に書きます。学校名は「〇〇高等学校」のように省略せず正式名称で記載し、学部・学科名まで正確に書きましょう。在学中の場合は最終行に「在学中」と記載します。
在学中の書き方や、アルバイト用履歴書での学歴欄の細かいルールはバイト履歴書「在学中」の書き方完全ガイドでも詳しく解説しています。

資格・免許欄の書き方
資格・免許は取得した順に、正式名称で記載します。取得日が古いものから記載するのが一般的で、略称ではなく正式名称を用います。取得している資格がない場合は「特になし」と記載すれば問題ありません。
選考通過を左右する志望動機の書き方と例文
インターンの志望動機は、採用担当者が最も注意深く読む項目のひとつです。記入欄の8割以上を埋めることを目安にし、「なぜこの企業のインターンなのか」を具体的な理由とともに書くことが通過のポイントになります。
採用担当者はここを見ている
- どの企業にも当てはまる汎用的な内容になっていないか
- その企業・プログラムを選んだ理由が具体的に書かれているか
- インターンで学びたいことだけでなく、自分が貢献できることにも触れているか
良い例文
貴社が展開する〇〇事業に、大学のゼミで取り組んだ市場調査の経験を通じて関心を持ちました。特に貴社が力を入れている△△の取り組みについて、実際の現場で企画から検証までの流れを学びたいと考えています。学んだ内容は、ゼミでの研究にも還元していきたいです。
NG例
貴社の社風に魅力を感じ、インターンを通して成長したいと考えました。「社風」「成長」だけの理由はどの企業にも使い回せる内容に見えてしまい、志望度の低さと受け取られる場合があります。
自己PR欄の書き方と例文|長期・短期・1day別のポイント
自己PRでは、学業やアルバイト、サークル活動での経験を、インターン先でどう再現できるかまで書くことが評価につながります。インターンの種類によって、伝えるべき内容の重点も変わります。
| インターン種別 | 自己PRで重視するポイント |
|---|---|
| 長期インターン | 学業と両立しながら継続的に取り組める姿勢や、実務で成果を出そうとする再現性 |
| 短期インターン | 限られた期間でも積極的に動ける行動力や、チームでの協働力 |
| 1dayインターン | 企業理解への意欲や、初対面の場でも臆せず発言できる姿勢 |
良い例文
私の強みは、目標に向けて周囲を巻き込みながら行動できる点です。飲食店のアルバイトでは、繁忙期の人手不足を課題と捉え、シフトの組み方を店長に提案し、離職者を前月比で半減させました。この経験を、貴社のインターンでもチームでの課題解決に活かしたいと考えています。
NG例
私の強みはコミュニケーション力です。アルバイトでもサークルでも、周りとうまくやってきました。エピソードや数字による裏付けがないと、強みの根拠が伝わらず、印象に残りにくい自己PRになってしまいます。
アルバイトやサークルでの経験を職歴として整理して伝えたい場合は、学生の職務経歴書の書き方|バイト・インターン経験で通過する例文付きもあわせて参考にしてください。

提出前に確認したいNGポイントと採用担当者の本音
内容がどれだけ良くても、基本的なマナーを外れていると評価が下がってしまいます。提出前に、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 印鑑にシャチハタを使用していないか
- 書き間違いを修正液・修正テープで直していないか(該当欄を書き直す)
- 志望動機・自己PR欄が空欄になっていないか
- 企業名や部署名の誤記、旧字体・新字体の誤りがないか
採用担当者はここを見ている
手書きの履歴書は、書き始めと書き終わりで文字の丁寧さがどれだけ変わらないかを見られています。最後まで気を抜かずに仕上げることが、基本的なマナーを備えている印象につながります。
インターンの履歴書の送付方法とマナー
送付方法は企業の指定に従うことが基本です。指定がある場合は、それ以外の方法での提出は避けましょう。
- 郵送の場合:履歴書は折り曲げずクリアファイルに挟み、封筒の表に「履歴書在中」と朱書きする
- メールの場合:PDF形式で送付し、件名に大学名・氏名を明記する
- 持参の場合:クリアファイルに入れたまま渡し、指示があるまで封筒から出さない
メールで送る場合、ファイル名を「履歴書_氏名」のように分かりやすくしないと、応募が多い時期に採用担当者が見落とすことがあります。ファイル名にも氏名を入れておきましょう。
まとめ
- 職歴欄は「なし」が基本で、アルバイトやサークル経験は自己PRで伝える
- 手書き・パソコンは企業指定を優先し、指定がなければどちらでもよい
- 志望動機は8割以上を目安に、その企業を選んだ具体的な理由を書く
- 自己PRはインターンの種類に応じて、伝える経験の切り口を変える
項目ごとのポイントを押さえて仕上げれば、初めてのインターン応募でも書類選考で不安を感じにくくなります。
インターンの履歴書に関するよくある質問
- アルバイト経験は職歴欄に書いてもいいですか?
-
アルバイトは正式な職歴には含めず、職歴欄は「なし」と記載するのが基本です。アルバイトでの経験は、自己PR欄で具体的なエピソードとして伝えると評価につながります。
- 複数のインターンに応募する場合、志望動機は使い回せますか?
-
企業ごとに事業内容やインターンの目的は異なるため、そのまま使い回すと内容の薄さが伝わってしまいます。企業研究をもとに、応募先ごとに理由を書き直すことをおすすめします。
- 1dayインターンでも履歴書は必要ですか?
-
企業や募集内容によって異なります。1dayインターンではエントリーシートのみで済むケースもあるため、募集要項を確認し、指定がある場合はその通りに準備しましょう。


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