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職務経歴書キャリア式の書き方|採用担当者が見るポイント

職務経歴書キャリア式の書き方|採用担当者が見るポイント

この記事では、採用担当者が実際に見ているポイントを踏まえながら、職務経歴書のキャリア式の書き方を解説します。転職回数が多い人や異業種経験者が経歴の強みを伝えられる構成のコツと、職種別の例文も紹介します。

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目次

職務経歴書のキャリア式とは|編年体式との違い

職務経歴書のキャリア式とは、これまでの職歴を入社した順番ではなく、担当してきた業務や身につけたスキルを軸にまとめる形式です。同じ分野で複数の会社を経験してきた人や、専門性を前面に押し出したい人が選ぶことの多い書き方です。

キャリア式の基本構成

キャリア式の職務経歴書は、主に次の項目で構成します。

  • 職務要約:経歴全体を3〜4行で要約
  • 業務・役割別の経験:担当してきた業務やプロジェクトを分野ごとに整理
  • 実績:数値を用いた成果
  • 活かせるスキル・知識:応募先で発揮できる専門性
  • 自己PR:強みと志望動機の接続

編年体式・逆編年体式との違い

形式特徴向いている人
キャリア式業務・スキル別に整理専門性を軸にアピールしたい人
編年体式古い職歴から時系列で記載同一企業での在籍が長い人
逆編年体式直近の職歴から時系列で記載直近の経験を評価してほしい人

採用担当者は職務経歴書を開いた瞬間に、まず形式から「どの経験を軸にアピールしたい人か」を読み取ります。キャリア式を選ぶこと自体が、専門性を前面に出す意思表示になる点を意識しておくとよいでしょう。

キャリア式が向いている人の特徴

キャリア式は誰にでも適した形式ではありません。次のいずれかに当てはまる場合に効果を発揮します。

転職回数が多い人

転職回数が多いと、編年体式では在籍期間の短さばかりが目立ってしまいます。キャリア式なら業務内容や実績を先に示せるため、回数よりも経験の一貫性を評価してもらいやすくなります

転職回数が多い人向けの書き方をさらに詳しく知りたい場合は、転職回数が多くても通過する職務経歴書の書き方も参考になります。

異業種・複数職種を経験した人

営業から企画、事務から専門職など異なる分野を経験してきた人は、時系列で並べると経歴が散漫に見えがちです。業務別に整理することで、分野をまたいで培った対応力を一つの強みとして提示できます。

専門性を武器にしたい人(エンジニア・コンサルなど)

エンジニアやコンサルタントのように、プロジェクト単位で成果を積み上げてきた職種はキャリア式との相性が良いといえます。プロジェクトごとの役割・使用技術・成果を並べることで、専門領域の深さが伝わります。

採用担当者はここを見ている

  • 転職理由が一貫性のあるキャリア形成の一部として説明できているか
  • 業種・職種が変わっていても共通して発揮してきたスキルが明確か
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採用担当者はここを見ている|通過するキャリア式のポイント

リクナビNEXTの採用実態調査では、採用担当者が「面接で話を聞いてみたい」と感じる応募書類の条件として、次の3点が上位に挙がっています。

評価項目回答割合
経験をどう活かせるかが書いてある65%
自分なりの言葉で書かれている62%
転職の目的が明確で、納得感がある51%

出典:リクナビNEXT「採用実態調査」(採用担当者300名対象)

「経験をどう活かせるか」が伝わる構成になっているか

キャリア式では、応募先の求人内容に合わせて経験の記載順を並べ替えます。求人で求められているスキルに近い業務を先頭に配置するだけで、採用担当者が最初の数行で「活かせる経験がある」と判断しやすくなります。

実績は数字で語られているか

「頑張った」「尽力した」といった定性的な表現だけでは、成果の大きさが伝わりません。担当した案件数、達成率、削減できたコストなど、可能な限り数値に置き換えて記載します。

良い例文

新規開拓営業として、年間30社への提案を担当。既存顧客への深耕営業と組み合わせ、担当エリアの売上を前年比120%まで伸ばした。

NG例

営業として日々の業務に誠実に取り組み、多くのお客様との信頼関係構築に努めた。「多くの」「誠実に」だけでは、成果の規模が採用担当者に伝わりません

キャリア式で失敗しないための書き方のコツ

キャリア式は経験を効果的にアピールできる一方、書き方を誤ると「結局どんな経歴の人なのか分かりにくい」という印象を与えてしまいます。次の3点を押さえておくと、読みやすさと専門性の両立ができます。

冒頭に編年体式の職歴要約を添える

キャリア式の職務経歴書は、業務・スキル別に情報が分かれているぶん、在籍していた会社や期間が把握しづらくなります。本文に入る前に、会社名・在籍期間・職種を時系列で簡潔にまとめた一覧を添えることで、採用担当者は全体の経歴を先に把握したうえで詳細を読み進められます。

作成に時間がかかる場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用すると効率的です。

自己PRは長文にせず見出しで分割する

アピールしたい強みが複数ある場合、一つの段落に詰め込むと要点がぼやけます。「課題解決力」「マネジメント経験」のように強みごとに小見出しを立て、それぞれ3〜4行でまとめると読みやすくなります。

アピールしたい実績を先頭に並べ替える

キャリア式は項目の順番を自由に組み替えられるのが強みです。応募先の求人票に書かれているキーワードと重なる経験があれば、その項目を職務経歴書の先頭に配置しましょう。

採用担当者はここを見ている

  • 冒頭数行で経歴全体の流れが把握できるか
  • 自己PRが具体的なエピソードと数字で裏付けられているか
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【職種別】キャリア式の例文

職種によって、キャリア式で強調すべきポイントは変わります。営業・エンジニア・事務の3職種を例に、良い例とNG例を紹介します。

営業職の例文

良い例文

法人営業として新規開拓を担当。年間30社の新規契約を獲得し、担当エリアの売上を前年比120%に伸ばした。既存顧客に対しては提案内容を見直し、解約率を8%から3%へ改善した。

NG例

法人営業として新規開拓や既存顧客対応を幅広く担当し、目標達成に向けて努力を続けた。「幅広く」「努力を続けた」では、成果の水準が採用担当者に伝わりません

エンジニア職の例文

良い例文

ECサイトのバックエンド開発をリーダーとして担当。決済処理の応答速度を40%改善し、月間障害件数を5件から1件未満に削減した。使用言語はPHP・Pythonが中心。

NG例

複数のプロジェクトで開発業務に携わり、チームの一員として貢献した。担当範囲・使用技術・改善結果が示されておらず、専門性の深さが判断できません

事務・管理部門の例文

良い例文

経理事務として月次決算業務を担当。Excelでの集計作業をマクロ化し、締め作業にかかる時間を月あたり10時間短縮した。並行して請求書処理の一次窓口も兼任。

NG例

経理事務として月次決算や請求書処理などの業務を正確に行った。「正確に行った」だけでは、業務改善への貢献度が伝わりません

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まとめ

  • キャリア式は業務・スキル別に経歴を整理する形式で、転職回数が多い人や異業種経験者、専門職に向いている
  • 採用担当者は「経験をどう活かせるか」「実績が数字で示されているか」を重視している
  • 冒頭に編年体式の職歴要約を添え、自己PRは見出しで分割すると読みやすくなる

自分の職務経歴書に自信が持てない場合は、職務経歴書の有料添削サービスを利用するのも一つの方法です。

職務経歴書のキャリア式に関するよくある質問

キャリア式と編年体式はどちらが有利ですか?

有利・不利は一概に言えず、経歴の内容によって適した形式が変わります。同一分野で転職回数が多い人や専門性を訴求したい人はキャリア式、在籍期間が長く時系列でキャリアアップが分かりやすい人は編年体式が向いています。

キャリア式は読みにくいと言われませんか?

冒頭に編年体式の簡単な職歴要約を添えることで、読みにくさは解消できます。会社名・在籍期間・職種を時系列で先に示してから、業務別の詳細に入る構成にしましょう。

キャリア式でも自己PR欄は必要ですか?

必要です。業務・実績の記載だけでは、応募先でどう貢献したいかという意欲が伝わりにくいため、自己PR欄で強みと志望動機を接続してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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