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エンジニアの履歴書フォーマット|採用担当者が落とすNG選びと正解

エンジニアの履歴書フォーマット|採用担当者が落とすNG選びと正解

この記事では、エンジニアの転職活動に適した履歴書フォーマットの選び方から、IT資格欄・スキル欄の書き方、採用担当者が実際に落とすNG例まで解説します。職種特有の注意点と、書類選考を通過するための具体的なポイントがわかります。

目次

エンジニアの履歴書はフォーマット選びから差がつく

エンジニアの書類選考では、フォーマットの選択が思った以上に評価を左右します。一般職向けのフォーマットをそのまま流用した書類と、技術職に適した形式で丁寧に作成された書類では、採用担当者が書類を手にしたときの第一印象が変わります。

採用担当者はここを見ている

  • フォーマット全体の整理:スキル欄・資格欄が読み取りやすく整理されているか
  • PC作成かどうか:エンジニア職で手書き書類が届いた場合、IT適性への疑問を持つ担当者は少なくない
  • 誤字・脱字・空欄:技術力と関係なく、書類管理の丁寧さとして判断される
  • 写真の印象:証明写真として適切なビジネス用の一枚が貼られているか

採用担当者がまず確認するのは、書類全体の「整理されているか」という一点です。技術力があっても、フォーマットが整っていない書類は余計な先入観を生みます。フォーマット選びは書類選考通過のための基盤であり、書き方と同じくらい重要な判断です。

エンジニアに合った履歴書フォーマットの選び方

履歴書のフォーマットには、JIS規格に基づく様式、市販の履歴書、WebサービスやWordテンプレートなど複数の選択肢があります。それぞれに特徴があるため、提出先や自分の状況に合った選択が必要です。

Word・Excel・Webサービス別の特徴と使いどころ

形式特徴エンジニアへの適性
Word / Excelテンプレートカスタマイズ自由・PDF出力で提出可能◎ 推奨
Webサービス(Yagish等)ブラウザで作成・印刷も簡単○ 可
JIS規格ダウンロード様式厚生労働省推奨の公式フォーマット・PC入力版あり○ 可
市販の履歴書(紙・手書き前提)コンビニ・文具店で手軽に入手△ エンジニア職では不向き
SESスキルシート技術経歴に特化・現場ごとに提出する慣例✗ 履歴書の代用は不可

エンジニアにとってもっとも扱いやすいのは、Word・ExcelテンプレートをPDF形式で保存して提出する方法です。レイアウトを崩さずに複数の企業へ送付でき、内容の修正も容易です。無料テンプレートの取得先と選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

SESスキルシートでは履歴書の代用はできない

SES(システムエンジニアリングサービス)業界では、技術スタックと案件実績を詳細に記載した「スキルシート」を日常的に使用します。しかしこれは履歴書の代わりにはなりません。以下の理由から、採用選考では必ず別途履歴書を用意してください。

  • 学歴・生年月日・住所など本人確認に必要な基本情報が含まれていない
  • 志望動機・自己PR欄がなく、応募意思や人柄が伝わらない
  • 採用管理システムへの入力や書類審査の様式と一致しないことが多い
  • 「スキルシートで出してくる候補者は選考ルールを知らない」と受け取られるリスクがある

フォント・文字サイズの正解

PC作成の履歴書でよく見落とされるのが、フォントと文字サイズの選択です。エンジニアであっても読みやすさを最優先にするのが基本で、デザイン性より実用性を選んでください。

フォントの正解

  • 推奨フォント:明朝体(游明朝・ヒラギノ明朝・IPAex明朝)またはゴシック体(游ゴシック)
  • 推奨サイズ:10.5〜11pt(採用担当者が視認しやすい最小サイズ)
  • NG:等幅フォント(MSゴシック・Courier New)、英語フォント、デザイン系フォント

フォント選びに迷う場合は履歴書のフォント選びと採用担当者が見るポイントも参考にしてください。

項目別|エンジニアの履歴書の書き方(採用担当者視点)

基本情報欄(連絡先)

基本情報欄は、採用担当者が書類受理後に最初に確認する箇所です。連絡先の誤りやメールアドレスの記載漏れは即不合格につながることもあります。技術的なミスより先に書類の基本ミスで機会を失わないよう、丁寧に確認してください。

  • 氏名:正式な戸籍名を記載(ふりがなも必須)
  • 住所:現在の住所を都道府県から省略せず正式に記載
  • 電話番号:連絡のつく携帯番号を記載
  • メールアドレス:フリーメール(Gmail等)可。アカウント名が業務用にふさわしいか確認する

メールアドレスのアカウント名(@より左)は採用担当者の目に触れます。趣味系・ゲーム系のアカウント名が設定されたままの場合は、転職活動用に別アドレスを作成することを検討してください。

基本情報欄の書き方と注意事項については、採用担当者が実際に確認する全項目のポイントもあわせて確認してください。

学歴・職歴欄

学歴は中学校卒業から記載するのが原則です。大学・大学院の場合、学部・学科名まで正式名称で記載します。学科名が情報系(情報工学科・コンピュータサイエンス学科など)の場合は省略せず記載したほうが、技術的なバックグラウンドの根拠になります。

  • 「入学」「卒業」は必ず明記(在籍中であれば「在学中」)
  • 複数の大学・専門学校に通った場合はすべて時系列で記載する
  • 大学院中退は「修士課程退学」と記載し、退学理由は書類には不要(面接で補足)

職歴は時系列順(古い順)に記載します。在職中の転職活動の場合は最後の行に「現在に至る」と記載し、退職後であれば退職月と「一身上の都合により退職」を記載してください。

採用担当者はここを見ている

  • 会社名は正式名称で記載(「株式会社」「合同会社」を省略しない)
  • 入社・退社の年月が正確かどうか(空白期間が生じる場合は面接で理由を説明できるよう準備する)
  • 退職理由は「一身上の都合」で統一してよい(詳細は面接の場で)

免許・資格欄(IT資格の優先順位と正式名称)

エンジニアの資格欄は、採用担当者がスキルの目安を確認する重要な箇所です。特にIT系国家資格は客観的な指標として評価されやすく、取得している場合は必ず記載してください。資格名は省略せず正式名称で記載することが必須です。

資格名(通称)履歴書への正式名称記載例分類
基本情報技術者基本情報技術者試験 合格国家資格
応用情報技術者応用情報技術者試験 合格国家資格
情報処理安全確保支援士情報処理安全確保支援士試験 合格国家資格(登録制)
ITパスポートITパスポート試験 合格国家資格(他と併記を推奨)
AWS認定ソリューションアーキテクトAWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト)合格ベンダー資格
G検定JDLA Deep Learning for GENERAL(G検定)合格民間資格

記載の優先順位は「国家資格 → 応募職種に関連するベンダー資格 → その他」の順が基本です。ITパスポートのみの場合は記載して構いませんが、上位資格がある場合はそちらを優先的に上に配置してください。

AIやデータサイエンス関連の職種を志望する場合は、G検定・E検定の記載方法についても確認しておくと安心です。G検定の履歴書への正式な書き方については下記を参照してください。

志望動機欄(エンジニアが陥りやすいNG)

志望動機欄では「技術力を磨きたい」「御社の技術スタックに魅力を感じた」だけでは採用担当者の記憶には残りません。採用担当者が知りたいのは「なぜ自社なのか」と「この人が来ると何が変わるのか」の2点です。この2点が抜けると、どの企業にも送れる汎用文として判断されます。

NG例(通過率が下がる志望動機)

「御社の技術力の高さに惹かれ、ここでエンジニアとして成長したいと思いました。チームワークを大切にしながら、新しい技術を積極的に学び、会社に貢献したいと考えています。」
→「なぜ自社か」が書かれておらず、貢献内容も具体性ゼロ。どの企業にもそのまま使える文になっている。

良い例(採用担当者の目に止まる志望動機)

「フロントエンド開発の実務経験(3年)を経て、バックエンドまで一気通貫で担当できるフルスタックエンジニアへのシフトを目指しています。御社はReactとGo言語を採用しており、かつ医療DX領域でのプロダクト開発を手がけている点が私の志向と合致します。スケールする課題に対して設計から実装まで一人称で取り組める環境で成果を出したいと考えました。」

採用担当者はここを見ている

  • 「御社が好き」ではなく「なぜ御社である必要があるか」が書けているか
  • 「成長したい」で終わる志望動機は採用担当者側に何のメリットも示せていない
  • 100〜200字に収めながら「なぜ自社か」「自分が来てどう貢献するか」の2点を盛り込む

自己PR欄(技術の羅列では刺さらない)

自己PRは、スキル一覧を書く欄ではありません。採用担当者が求めているのは「この人に任せたらこの課題が解決できる」というイメージです。使える技術の名前を並べるのではなく、どんな課題をどう解決したかを1〜2件の具体的なエピソードで書いてください。

NG例(スキルの羅列型)

「Python、Java、AWSの経験があります。バックエンド開発とフロントエンド開発どちらにも対応でき、チームでの開発と単独開発どちらも経験しています。新しい技術へのキャッチアップも早いため、即戦力として貢献できます。」
→ スキル名の羅列だけでは同様の書き方をする候補者と差別化できない。採用担当者の記憶に残らない。

良い例(解決した課題ベース)

「前職のEC事業では、夜間バッチ処理(処理時間4時間)をイベント駆動型アーキテクチャへ移行するプロジェクトのリードを担当しました(Go / Kafka / AWS ECS使用)。PM不在のフェーズで仕様調整・タスク分解・チームへのフィードバックまで一人称で進め、リリース後は処理時間を12分に短縮しました。自律的な進め方と要件のすり合わせを強みとしています。」

採用担当者が「通過させたくなる」エンジニア履歴書の3条件

技術スタックは「使える」より「解決できる」で書く

志望動機欄や自己PR欄で技術名を列挙するだけの書き方は、書類選考で最も多く見られるパターンです。しかし採用担当者の視点から言えば、「〇〇ができます」は出発点に過ぎません。面接の場で語るべき話を書類の段階で示せると、通過率が変わります。

「解決できる」に変換するための4つの問い

  • この技術を使って、何の課題を解決したか
  • そのプロジェクトでの自分の役割は何か(リード・実装担当・レビュー等)
  • 定量的な成果があれば具体的に(処理時間〇%削減・ユーザー獲得数〇件増など)
  • その経験を次の職場でどう活かせるか

技術スタックの詳細や開発実績はスペースの都合上、履歴書よりも職務経歴書に詳しく書く方が適切です。採用担当者に刺さる職務経歴書の書き方もあわせて確認しておくと、両書類の役割分担が明確になります。

ポートフォリオ・GitHubのURLはどこに記載するか

エンジニアの転職では、ポートフォリオやGitHubのリポジトリが実績の証明として機能します。ただし履歴書のフォーマット上には「ポートフォリオURL」専用の欄がないため、記載場所を工夫する必要があります。

  • 本人希望欄(最推奨):希望勤務地・条件を記載した後に「ポートフォリオ:https://〇〇.com」と追記する
  • 志望動機欄の末尾:「参考:GitHub https://github.com/〇〇」と添える方法も有効
  • 職務経歴書の別紙:「技術スタック・制作物一覧」として1〜2ページ追加するのが最も伝わりやすい

GitHubのURLを記載する際は、リポジトリが公開されていること(Public設定)を事前に確認してください。非公開リポジトリのURLを書類に記載しても採用担当者はアクセスできません。提出前に別端末や別アカウントで実際にアクセスできるか確認するのが確実です。

手書きかPC作成か、エンジニアへの明確な正解

履歴書を手書きにするかPC作成にするかは職種によって判断が異なります。エンジニア・IT系職種の場合、PC作成が原則です。手書きを求める旨が求人票や選考案内に明示されている場合を除き、Word・ExcelテンプレートをPDF化して提出してください。

PC作成が推奨される理由

  • IT系の採用担当者は、PC操作能力を「当然備えている前提」で選考を進めるケースが多い
  • 手書き書類は「なぜ?」という疑念が生まれやすく、説明コストが発生する
  • PC作成はコピー・修正が容易で、提出先ごとに志望動機を調整できる
  • PDF出力で文字崩れを防ぎ、どの環境でも同一の見え方を保てる

テンプレートの取得先は、厚生労働省公式サイトや転職支援サービスの無料ダウンロードが利用できます。採用担当者が推奨する無料テンプレートの選び方も参考にしてください。

まとめ

  • エンジニアの履歴書はPC作成・PDF出力が基本で、手書きやSESスキルシートの流用は避ける
  • フォントは明朝体かゴシック体で10.5〜11pt、フォーマット全体の整理が採用担当者の第一印象を決める
  • IT資格欄は正式名称で記載し、国家資格・業務関連ベンダー資格の順に優先して書く
  • 志望動機は「なぜ自社か」+「自分が来てどう貢献するか」の2点を100〜200字で盛り込む
  • 自己PRは技術の羅列ではなく「何の課題を・どう解決したか」というエピソード形式で書く
  • ポートフォリオ・GitHubは本人希望欄や職務経歴書の別紙に記載し、Public設定を確認してから提出する

書類選考はエンジニアとしての最初の名刺です。フォーマットの選択から各欄の書き方まで、採用担当者の視点を意識して書類を整えてください。

エンジニアの履歴書フォーマットに関するよくある質問

エンジニアの履歴書と職務経歴書の違いは何ですか?

履歴書は氏名・住所・学歴・職歴・資格・志望動機などの基本情報を定型フォーマットにまとめる書類です。職務経歴書はプロジェクト経歴・担当業務・使用技術などを自由形式で詳細に記載する書類です。エンジニア転職では両方の提出が求められることが多く、技術スタックや開発実績の詳細は職務経歴書に集約するのが基本です。

IT資格を持っていない場合、資格欄はどう書けばよいですか?

資格欄が空白でも選考は進みます。ただし「特になし」と記載しておくと、意図的に空欄にしたのではなく資格がない旨が明確に伝わります。ポートフォリオや具体的な開発実績が充実している場合は、自己PR欄や職務経歴書でスキルを補完することで書類としての完成度を高められます。

エンジニアの履歴書は何ページで提出するのが正解ですか?

履歴書はA4 1ページが基本ですが、市販の2ページタイプも一般的です。技術スタックや開発実績の詳細は職務経歴書(別紙1〜2枚)にまとめるため、履歴書に無理に詰め込む必要はありません。職務経歴書とセットで提出するのが標準的なスタイルです。

手書きの履歴書でも問題ありませんか?

技術的には問題ありませんが、エンジニア・IT系職種ではPC作成が実質的な標準になっています。求人票や選考案内に手書き指定がない場合は、PC作成でWordテンプレートをPDF出力して提出してください。手書きを必須としている企業は少なく、PC作成のほうが修正のしやすさの面でも利点があります。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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