この記事では、リクルートエージェントが提供する履歴書テンプレートの種類と入手方法を解説します。独自の「キャリアシート」形式の特徴から、採用担当者が書類選考で実際にチェックするポイントと各項目の具体的な書き方まで紹介します。
リクルートエージェントの履歴書テンプレートは2種類ある
リクルートエージェントが提供する書類テンプレートは、大きく分けて「キャリアシート(独自フォーマット)」と「一般的な履歴書テンプレート」の2種類があります。どちらを使うかによって提出先や用途が異なるため、それぞれの特徴を正確に把握しておく必要があります。
独自の「キャリアシート」と一般履歴書の違い
キャリアシートは、リクルートエージェントが独自に作成した書類フォーマットです。一般的な厚生労働省推奨の履歴書様式とは目的が異なり、登録面談時の情報共有や、求人応募時に企業へ送付する書類として使われます。
| 比較項目 | キャリアシート | 一般の履歴書 |
|---|---|---|
| フォーマット | リクルートエージェント独自様式 | 厚生労働省推奨様式 |
| 主な使用目的 | 登録面談・求人応募時の書類送付 | 幅広い転職活動全般 |
| 職歴の記載量 | 詳細に書けるスペースあり | 標準的なスペース |
| 入手方法 | 公式サイトのDLページから取得 | 各種サービスで無料DL |
採用担当者はここを見ている
- キャリアシートはそのまま企業へ送付される書類。フォントの乱れや余白の崩れはそのまま評価に影響する
- 記入後は必ずPDFに変換してからアップロードする。Word形式での送付はレイアウトが崩れることがある
- 職歴が1〜2社しかない場合でも、業務の具体性と成果を数値で書けているかどうかを確認している
キャリアシートのダウンロードと提出手順
キャリアシートはリクルートエージェントの公式サイト内「キャリアシート(履歴書)」ダウンロードページから、Word形式で無料取得できます。会員登録不要でダウンロード可能です。
- STEP 1:リクルートエージェント公式サイトの「キャリアシート」ページへアクセス
- STEP 2:Word形式でダウンロードし、各項目を記入する
- STEP 3:記入完了後、PDFに変換する(Windowsは「名前を付けて保存→PDF」、Macは「プリント→PDFとして保存」)
- STEP 4:マイページの「書類提出」からPDFをアップロードし、担当アドバイザーに一報を入れる
登録後に担当キャリアアドバイザーから面談の案内が来た段階で、キャリアシートの提出を求められるのが一般的です。面談前に記入を完了させておくと、その後の応募がスムーズに進みます。
テンプレートの種類と選び方については、履歴書テンプレートの選び方・おすすめ比較でも詳しく紹介しています。

一般の履歴書テンプレートは4種類から選ぶ
キャリアシートとは別に、リクルートエージェントは一般的な履歴書のテンプレートも無料で提供しています。転職・新卒・アルバイトなど目的に応じた4種類が揃っており、それぞれ職歴欄の広さや記載項目が異なります。
| テンプレートの種類 | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 基本の履歴書 | すべての方 | 厚生労働省推奨の標準様式。汎用性が高い |
| 転職者向け | 職歴が複数ある方 | 職歴・実績欄が広め。経験を詳しく書ける |
| 新卒・学生向け | 学生・第二新卒 | 自己PR・志望動機欄が充実。学歴重視の構成 |
| アルバイト・パート向け | パート応募の方 | シンプルな構成。記入負担が少ない |
ファイル形式はWord・Excel・PDF・Pages(Mac)の4形式が用意されています。提出はPDF形式が推奨されているため、WordまたはExcelで記入後にPDFへ変換するのが正しい手順です。
テンプレートを選んだだけでは書類選考を通過できない
テンプレートを使えば書類の「形」は整います。ただし、採用担当者が評価するのはフォーマットではなく、テンプレートの中に何が書かれているかです。同じキャリアシートを使っていても、内容によって書類選考の通過率は大きく変わります。
採用担当者が書類選考で最初に確認する3つのポイント
多くの企業の採用担当者は、1枚の履歴書を30秒以内に目を通して通過の可否を判断します。その際に最初に確認する3か所は、どの業界でも共通しています。
採用担当者はここを見ている
- 志望動機:「なぜこの会社か」「なぜこのタイミングか」が書かれているか。他社に使い回せる抽象的な表現は一瞬で見抜かれる
- 職歴の具体性:「営業職5年」ではなく「新規開拓営業で年間50件の契約を獲得」のように、数値と役割が記載されているか
- PDFのレイアウト:フォントの崩れ・不自然な余白は書類への姿勢として見られる。提出前に必ずPDFで確認する
テンプレートが同じでも差がつく志望動機の書き方
志望動機はテンプレートの中でも採用担当者が最も時間をかけて読む箇所です。リクルートエージェント経由で応募する場合、キャリアアドバイザーから事前に企業の採用背景や求める人物像を聞ける点を活用することが、他の応募者との最大の差別化になります。
良い例(採用担当者の目に止まりやすい)
「前職では医療機器の営業として8年間、病院・クリニックへの直販に従事してきました。貴社が注力する在宅医療向けデバイスの分野は、担当していたクリニックの院長から『今後需要が伸びる領域』と繰り返し聞いてきた分野です。既存のネットワークと課題ヒアリングの経験を活かし、即戦力として貢献できると考えています。」
NG例(採用担当者が真っ先に落とすパターン)
「貴社の事業内容に魅力を感じ、自身のスキルを活かせると考え志望しました。貴社の発展に貢献したいと思います。」
なぜNGか:「事業内容に魅力を感じ」という表現は具体性ゼロで、他の会社の志望動機と入れ替えても通用します。テンプレートの使い回しと判断された時点で、採用担当者は読み続けません。
志望動機欄のないテンプレートの選び方や、書き方の切り口については履歴書の志望動機なし|テンプレートの使い方と書き方も参考にしてください。

各項目の書き方|採用担当者が通過させる書き方のコツ
自己PR欄:採用担当者が「会いたい」と感じる書き方
自己PR欄は、履歴書の中で唯一「自分の強みを自由に伝えられる欄」です。採用担当者が確認するのは強みそのものより、その強みが入社後にどう活きるかというつながりです。「強み→業務での実績→入社後のイメージ」という流れで書くことが通過率を上げる最大のポイントです。
良い例
「前職では新規顧客の開拓を担当し、3年間で担当エリアの売上を180%に成長させました。週1回の定期訪問と課題ヒアリングの徹底が成果の背景にあります。貴社のルート営業職でも同じアプローチで、顧客との信頼構築から売上拡大に貢献できると考えています。」
NG例
「私の強みはコミュニケーション能力です。前職でも積極的にお客様と接し、信頼関係を築いてきました。貴社でも活かせると思います。」
なぜNGか:「コミュニケーション能力」「積極的に」「信頼関係」は多くの応募者が使う言葉です。数値や具体的なエピソードがないと、採用担当者の印象には残りません。
本人希望欄:書き方次第で書類通過率が変わる
本人希望欄は「特になし」と書く方が多い項目ですが、採用担当者には「入社への本気度」を測る材料の一つとして読まれています。記入する際のルールは1つだけ。「譲れない条件のみを書く」ことです。
- 書くべき内容:転勤不可、時短勤務希望(育児中)、入社可能日のみ
- 書かなくていい内容:給与希望額(面接の場で交渉する)、勤務地の第一希望(特に絞る必要がない場合)
- 注意点:リクルートエージェント経由の応募では、キャリアアドバイザーが事前に条件を企業に伝えているケースがある。記入前に担当者へ確認しておくと二重記載を防げる
学歴・職歴欄:採用担当者が最初に確認する表記ルール
学歴欄では学校名を正式名称で記載し、西暦か和暦を統一します。職歴欄では在籍した会社名・役職・在籍期間を正確に記載し、最後に「現在に至る」で締めるのが基本です。
| 確認ポイント | 正しい記載 | よくある間違い |
|---|---|---|
| 学校名 | ○○大学○○学部○○学科 | ○○大学(省略形) |
| 年号 | 西暦か和暦で統一 | 西暦・和暦が混在 |
| 職歴の締め方 | 現在に至る | 在職中と記載する |
| 退職理由 | 一身上の都合により退職 | 詳しい理由を書きすぎる |
リクルートエージェントの添削サービスを最大限活用する方法
リクルートエージェントでは、キャリアシートや履歴書の添削を完全無料で受けられます。ただし、添削を受けるタイミングと質問内容次第で、得られるフィードバックの質は大きく変わります。
添削サービスの流れと活用のコツ
- STEP 1:まずキャリアシートをひな形通りに記入してから担当アドバイザーに送付する(未完成状態で送らない)
- STEP 2:面談時に「志望動機の方向性が合っているか」「職歴の書き方で気になる点はあるか」と具体的な質問を投げかける
- STEP 3:フィードバックを受けた後、修正版を再度確認してもらう(1〜2回の往復が書類の完成度を高める)
- STEP 4:応募企業が決まったら、その企業の採用背景に合わせて志望動機を書き直す
職務経歴書の添削サービスも合わせて検討している場合は、職務経歴書の添削サービス比較も参考にしてください。

添削で指摘されやすいNGポイント
添削の場で最もよく指摘されるのは次の4点です。テンプレートに記入する前に自己チェックしておくと、添削の往復回数を減らせます。
添削でよく指摘されるNGポイント
- 職歴が羅列になっている:「○○会社にて営業担当」だけでは何も伝わらない。期間・規模・成果を必ず添える
- 志望動機に「御社の成長性」が入っている:採用担当者が最も聞き飽きた表現の一つ。具体的なプロダクト・サービス名を挙げて理由を書く
- 写真が証明写真以外:スナップ写真や背景がカジュアルな写真は不可。スーツ着用・白または薄いグレーの背景が基本
- 自己PR欄が空白または「特になし」:「自己分析できていない人」という印象を与える。短くてもよいので必ず記入する
リクルートエージェント経由の提出方法と注意点
リクルートエージェントを通じた履歴書の提出は、「マイページへのアップロード」と「企業への直接送付」の2経路があります。どちらのルートで提出するかは、担当アドバイザーの指示に従ってください。
マイページアップロードの手順
- キャリアシートまたは履歴書をWordで作成後、PDFに変換する
- リクルートエージェントのマイページにログインする
- 「書類提出」または「職務経歴書・キャリアシート登録」からPDFをアップロードする
- アップロード後、担当アドバイザーに「書類を送付しました」と連絡を入れる
ファイル名・メール件名のマナー
企業へ直接メールで送付する場合、ファイル名とメール件名はフォーマットを統一するのが基本です。採用担当者側でファイルの管理がしやすくなり、整理整頓の印象も与えられます。
| 項目 | 推奨フォーマット | 記載例 |
|---|---|---|
| ファイル名 | 【履歴書】yymmdd_会社名_氏名 | 【履歴書】260620_株式会社〇〇_山田太郎 |
| メール件名 | 「履歴書ご送付の件 / 氏名」 | 「履歴書ご送付の件 / 山田太郎」 |
| 本文の宛名 | (会社名)採用担当者様 | 株式会社〇〇 採用担当者様 |
リクルートエージェント経由の応募では、多くの場合アドバイザーが書類の送付を代行します。企業に直接送付するよう指示があった場合のみ、上記のマナーに従ってメールを送ってください。
まとめ
- リクルートエージェントの履歴書テンプレートには、独自の「キャリアシート」と一般的な履歴書テンプレートの2種類がある
- キャリアシートは公式サイトからWord形式で無料ダウンロードでき、提出前にPDFへの変換が必要
- 採用担当者が書類選考で最初に見るのは志望動機・職歴の具体性・PDFレイアウトの3点
- キャリアアドバイザーから事前に採用背景を聞き、それを志望動機に反映することで他の応募者との差別化ができる
- 添削サービスは完全無料。修正を1〜2回繰り返すことで書類の完成度を大幅に高められる
テンプレートはあくまでも「型」に過ぎません。採用担当者の目に止まる書類にするには、テンプレートの枠に自分の言葉で具体的な情報を埋めることが唯一の正解です。
リクルートエージェントの履歴書テンプレートに関するよくある質問
- リクルートエージェントの履歴書テンプレートは登録しなくてもダウンロードできますか?
-
キャリアシート(リクルートエージェント独自フォーマット)はリクルートエージェント公式サイトの「キャリアシート(履歴書)」ダウンロードページから会員登録なしで入手できます。ただし、添削サービスの利用や求人応募には登録が必要です。
- リクルートエージェントは履歴書がいらないと聞いたのですが本当ですか?
-
リクルートエージェントでは、一般的な履歴書の代わりにキャリアシートを使用するケースが多くあります。ただし、応募先の企業によっては別途履歴書の提出を求められる場合もあります。「この求人は履歴書が必要か」は担当アドバイザーに事前確認するのが確実です。
- リクルートエージェントの履歴書添削は無料で受けられますか?
-
はい、リクルートエージェントの履歴書・キャリアシート添削は登録者であれば完全無料で利用できます。担当のキャリアアドバイザーが書類の内容を確認し、改善ポイントをフィードバックしてもらえます。職務経歴書の添削も同様に無料です。
- リクルートエージェントの履歴書テンプレートはWordとPDFどちらで作成すればいいですか?
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Wordで作成し、提出前にPDFに変換するのが正しい手順です。Word形式のまま送付するとレイアウトが崩れる場合があります。Macの場合は「プリント→PDFとして保存」、Windowsの場合は「名前を付けて保存→PDF」から変換できます。
- リクルートエージェントのテンプレートはスマホからも使えますか?
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スマートフォンでWordファイルを編集してコンビニで印刷することは可能ですが、フォーマットが崩れやすいためPCでの作業を推奨します。スマホから手軽に履歴書を作成したい場合は、スマホ対応の履歴書作成サービスを別途利用する方法もあります。


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