車移動が生活の前提になっている地域で転職活動をしていると、履歴書の交通機関欄に「車」とだけ書いていいのか迷う場面があります。この記事では、自家用車の正しい表記ルールから、渋滞・悪天候時の通勤時間の書き方、マイカー通勤の許可を事前に見極める方法まで、採用担当者の視点を踏まえて解説します。
履歴書の交通機関欄に「車」と書くときの基本ルール
履歴書の交通機関欄では、「車」という単語だけを書くと表記として不十分になります。正式には「自家用車」と括弧付きで記載するのが基本ルールです。原動機付き自転車やバイクを使う場合も、それぞれの正式名称で区別して書きます。
「車」ではなく「自家用車」と表記する
- 自動車で通勤する場合:(自家用車)
- 原付・50cc以下のバイク:(原動機付き自転車)
- 51〜125cc以下のバイク:(普通自動二輪車(小型))
- 126cc以上のバイク:(普通自動二輪車)または(大型自動二輪車)
記入欄には「自家用車(片道35分)」のように、交通手段と所要時間をセットで書きます。「車」とだけ書くと、採用担当者から見て情報が足りないと判断されやすくなります。電車で通勤する場合の書き方は履歴書の交通機関(電車)の書き方で詳しく解説しています。

通勤時間は5分単位、片道の実時間を書く
通勤時間は5分単位で記載するのが一般的です。32分なら30分、44分なら45分というように、端数は近い方の5分に丸めます。1時間に満たない場合でも「0時間45分」のように時間の桁を残しておくと、記入欄のフォーマットに沿った読みやすい表記になります。
採用担当者はここを見ている
- 自宅から勤務先までの距離感が、通勤手当の計算と一致しているか
- 表記の正確さから、書類作成に対する姿勢を推し量っている
- 遅刻リスクをどれだけ現実的に見積もっているか
車通勤の所要時間、渋滞や悪天候はどう書く?
車通勤は電車と違い、道路状況によって所要時間が変動します。普段の走行時間だけを書くと、実際の通勤時間と数値がずれてしまうことがあります。
平常時と渋滞時、どちらの時間を書くべきか
基本的には、朝の通勤ラッシュを想定した現実的な所要時間を書きます。深夜など道路が空いている時間帯に計測した時間をそのまま書くと、入社後に「聞いていた時間と違う」という印象につながりかねません。
良い例
自家用車(片道40分・朝の渋滞を含む)
NG例
自家用車(片道20分)※深夜に計測した時間をそのまま記載しており、朝の渋滞が考慮されていない点がNGです。
雨・雪など悪天候時の対応を一言添えると好印象
悪天候時に所要時間が大きく変わる地域では、「積雪時は1時間程度」のように一言添えておくと、リスク管理ができている人だと伝わります。想定される天候パターンをすべて書く必要はなく、影響が大きいものだけで十分です。
そもそもマイカー通勤は書いていいのか?許可の見極め方
交通機関欄に自家用車と書く前に、応募先がマイカー通勤を認めているかどうかを確認しておくと安心です。企業によっては、駐車場を確保できない、事故時の労災対応が難しいといった理由でマイカー通勤を禁止しています。
求人票・募集要項で確認できるポイント
- 「マイカー通勤可」「駐車場あり」の記載があるか
- 通勤手当の項目に「自家用車」「ガソリン代」の記載があるか
- 勤務地が最寄り駅から離れた場所にあるか(車通勤前提の可能性)
求人票に記載がない場合は、応募前や面接の場で採用担当者へ直接確認しても問題ありません。「通勤方法について、自家用車を利用することは可能でしょうか」と聞けば、応募段階での確認事項として自然に受け止められます。
車通勤が前提になりやすい業種の事情
建設現場や工場、郊外の店舗など、公共交通機関だけでは通勤が難しいエリアの求人では、車通勤が前提になっているケースが多くあります。こうした業種の求人では、履歴書の交通機関欄に自家用車と書くこと自体が不自然に受け取られることは、ほとんどありません。
採用担当者はここを見ている
- マイカー通勤の可否を事前に確認したうえで記載しているか(配慮ができる人材かの判断材料になる)
- 車通勤が前提になりやすいエリアかどうかを理解したうえで書いているか
【ケース別】車通勤の履歴書記入例
車のみで通勤する場合
良い例
自家用車(片道35分・渋滞時45分程度)
NG例
車(35分)※「自家用車」表記がなく、渋滞時間も考慮されていません。
電車や自転車と併用する場合
最寄り駅まで車で移動し、そこから電車に乗り換える場合は、利用する手段を順番通りに書きます。最寄り駅の書き方に迷う場合は履歴書の最寄り駅の書き方も参考になります。

良い例
自家用車(自宅~◯◯駅 10分)→ 電車(◯◯線 20分)
引っ越し予定がある場合
転居を予定していて通勤手段が変わる場合は、現在の状況と合わせて注記しておくと親切です。
良い例
自家用車(片道30分)※◯月頃に転居予定のため、転居後は最寄り駅から電車利用に変更予定
マイカー通勤不可の求人に応募する場合
求人票にマイカー通勤不可と明記されている場合は、電車やバスなど別の交通手段で通勤経路を組み立てて書きます。運転免許を保有していること自体は、免許・資格欄で伝えれば十分です。免許欄の書き方は履歴書の普通自動車免許の書き方で解説しています。

交通機関欄の記載でよくある失敗と採用担当者の本音
交通機関欄は数行の記入項目ですが、細部の書き方に応募者の姿勢が表れやすい箇所でもあります。以下のような失敗パターンは、書類選考で意外と目に留まりやすいものです。
- 「車」とだけ書き、自家用車と明記しない
- 所要時間を実態より短く書いてしまう
- マイカー通勤の可否を確認せずに記載する
- 通勤経路の起点・終点があいまいなまま書く
採用担当者はここを見ている
交通機関欄で確認しているのは、通勤経路の正確さだけではありません。渋滞や悪天候まで見込んで書けているか、マイカー通勤の可否を自分で調べたうえで記載しているかといった、細部への配慮も同時に見ています。
まとめ
- 「車」ではなく「自家用車」と括弧付きで表記する
- 通勤時間は5分単位、朝の渋滞を含めた現実的な時間を書く
- マイカー通勤の可否は求人票や面接で事前に確認する
交通機関欄の小さな一行にも、応募先への配慮は表れます。
履歴書の交通機関「車」に関するよくある質問
- 交通機関欄に「車」とだけ書いても問題ありませんか?
-
正式には「自家用車」と括弧付きで表記します。「車」とだけ書くと情報が不足していると受け取られることがあるため、自家用車という言葉を使うことをおすすめします。
- マイカー通勤の可否がわからない場合はどうすればいいですか?
-
求人票に記載がない場合は、応募前や面接の場で採用担当者へ直接確認して問題ありません。事前に確認したうえで記載すると、配慮ができる人という印象にもつながります。
- 渋滞や悪天候で通勤時間が変わる場合、どちらを書けばいいですか?
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朝の通勤ラッシュを想定した現実的な所要時間を書きます。積雪など影響が大きい天候がある地域では、目立って時間が変わる場合のみ一言添えておくと親切です。
- 車通勤が前提のエリアの求人でも、交通機関欄の書き方は変わりますか?
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基本的な書き方は同じです。ただし、公共交通機関では通勤が難しいエリアの求人では自家用車での通勤自体が前提になっていることが多く、交通機関欄に自家用車と書くこと自体が不自然に受け取られることはほとんどありません。


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