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職歴が多い履歴書の書き方|採用担当者が落とすNG例と対処法4選

職歴が多い履歴書の書き方

この記事では、職歴が多くて履歴書に書ききれないときの対処法4つを、採用担当者が実際にチェックするポイントとあわせて解説します。パートや派遣で職歴が多くなった方も含め、雇用形態別の記入例と転職回数が多くても書類通過できる書き方を紹介します。

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目次

採用担当者は「職歴の多さ」より「まとめ方の丁寧さ」を見ている

職歴が多いと、書類を出す前から「転職を繰り返していると思われるのでは」と気になりがちです。ただ、採用担当者が職歴欄を確認するとき、最初に見るのは転職回数そのものではありません。

採用担当者が職歴欄で真っ先に確認するのは、情報が整理されていて読めるかどうかという点です。どれだけ転職回数が多くても、職歴が読みやすくまとまっていれば書類選考の土台には立てます。一方で、転職が少なくてもごちゃごちゃした書き方では、その瞬間に印象が下がります。

転職回数が多い人が落とされる本当の理由

採用担当者が書類選考で一枚の書類を確認する時間は平均30〜60秒ほどです。その短い時間内で、職歴欄が整理されているかどうかを瞬時に判断します。転職回数が多い人が落とされるのは、回数そのものが理由である場合より、書き方の問題が重なっているケースがほとんどです。

  • 社名や在籍期間の記載が不明確で、採用担当者が補完しなければならない
  • 「入社」「退職」の表記が一貫しておらず、読む側が混乱する
  • 文字が細かくなりすぎて、読もうとする意欲を削ぐ密度になっている

NG例:採用担当者が読む気をなくす職歴欄

入社・退職の表記がバラバラ(「就職」「勤務開始」「入職」が混在する)、月まで書かれていない年のみの記載、社名の略称のみで正式名称がない、などが代表例です。採用担当者は不明点を問い合わせる義務はなく、読めない書類は後回しか除外の対象になります。

採用担当者が職歴欄でチェックする3つのポイント

採用担当者はここを見ている

  • 在籍期間が月単位まで明記されているか:「○年○月〜○年○月」の形式が基本。年のみの記載は「隠しているのでは?」という印象を与えることがある
  • 入社・退職の表記が統一されているか:「入社」「退職」を一貫して使用する。医療職なら「入職・退職」、個人事業なら「業務開始・廃業」など業界別の慣例も反映させる
  • 「現在に至る」と「以上」が正しく使われているか:在職中なら「現在に至る」、退職済みなら「一身上の都合により退職」で締め、最後に「以上」を記載する
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職歴が多くて書ききれない場合の対処法4選

職歴が書ききれない場合に使える方法は複数あります。状況によって最適な方法が変わるため、自分の職歴の特徴に合ったものを選ぶことが重要です。

①職歴欄が広い書式に変更する

最もシンプルな対処法が、職歴欄のスペースが多い書式を使うことです。市販の履歴書や厚生労働省のPDFテンプレートなど、職歴欄の行数は書式によって大きく異なります。書式の選び方のポイントは以下の通りです。

  • 「職歴欄 大きめ」「職歴 多い テンプレート」で検索して行数の多い書式を探す
  • A4サイズの2枚組書式(学歴欄と職歴欄が別ページ)を使うと行数を確保しやすい
  • PC作成の場合、フォントサイズを10〜10.5ptに絞ることで物理的な行数を増やせる

②入社・退職を1行にまとめる

通常、入社と退職はそれぞれ1行ずつ記載します。ただし職歴が多い場合、入社と退職を1行に収めることで行数を大幅に節約できます。同業種や短期の職歴が連続している場合に特に有効です。

良い例:1行まとめの記載

2019年4月〜2021年3月 株式会社○○ 入社・退職
2021年5月〜2023年2月 △△株式会社 入社・退職

1行にまとめる場合でも、在籍期間(○年○月〜○年○月)が必ず読み取れるように記載することが前提です。月まで省略すると「何かを隠しているのでは」という印象を与えます。

③パート・アルバイトをグループでまとめる

パートやアルバイトの職歴が複数ある場合、同じ業種・同じ時期のものをひとまとめにして記載できます。重要なのは「省略」ではなく「まとめ」であること。すべての職歴を記載しながら行数を圧縮する方法です。

良い例:同業種パート職歴のグループまとめ

2018年3月〜2022年9月 飲食店・小売業にてパート・アルバイトとして接客業務に従事(計3社)
2022年11月 株式会社○○(スーパー) パート入社 現在に至る

NG例:全社を別行で書こうとして欄が溢れる

欄に収まらなくなり文字を極限まで小さくするのは最悪のパターンです。読みにくさで書類全体の印象が下がります。グループまとめの方が採用担当者にとって親切な書き方です。

ただし、正社員経験は必ず1社ずつ記載してください。正社員をまとめて省略すると経歴詐称のリスクが生じます。パート・アルバイトのみを対象にまとめましょう。

短期バイトの職歴が特に多い方向けの詳細な記載方法は、短期バイトの履歴書の書き方も参考にしてください。

④職務経歴書を別途用意して補完する

職歴が多すぎてどうしても欄内に収まらない場合、職務経歴書を作成して詳細を補完する方法があります。履歴書の職歴欄には各社の概要を記載し、詳細は職務経歴書に委ねる形です。転職活動では履歴書と職務経歴書をセットで提出するのが一般的なため、この方法はデメリットになりません。

この方法を使う場合、履歴書の職歴欄の末尾に一文添えると採用担当者に正しく伝わります。

良い例:一文の添え方

「詳細な職歴は別紙・職務経歴書をご参照ください」

職務経歴書の書き方については、職務経歴書の書き方を参考にしてください。

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【雇用形態別】職歴が多い場合の記入例

雇用形態によって、職歴のまとめ方と採用担当者が見るポイントが異なります。自分の状況に合った記入方法を確認してください。

パートで職歴が多い場合

パートの職歴が複数ある場合、採用担当者がまず確認するのは「どの業種・職種を経験してきたか」です。同業種のパートを複数経験している場合は、グループまとめで記載することで「継続した経験がある人材」という印象を与えられます。

良い例:同業種パートのまとめ記入

2019年4月〜2022年9月 スーパー・コンビニエンスストアにてパート勤務(レジ・品出し・接客業務、計3社)
2022年11月〜現在 株式会社○○(スーパー) パート入社 現在に至る

異業種のパートが混在している場合でも、時期が重なっていれば「○年〜○年 各種サービス業・販売業にてパート勤務(計4社)」とまとめることができます。採用担当者への伝わりやすさを基準に判断してください。

パートで応募する際の志望動機は、「なぜ今回の職場を選んだか」を具体的に書くことが採用担当者への最初のアピールになります。パート志望動機の例文もあわせて確認すると、書類全体のまとまりが高まります。

派遣社員で職歴が多い場合

派遣社員の場合、派遣元(人材派遣会社)と派遣先(実際に勤務した企業)の関係を正確に書くことが重要です。採用担当者は「どこで何をしたか」を把握したいため、派遣先の業種・業務内容が読み取れる書き方にします。

良い例:派遣社員の基本記入パターン

2020年4月 ○○スタッフィング株式会社 入社(派遣社員として就業)
  同月 XX株式会社(製造業)に派遣就業(倉庫管理・ピッキング業務)
2021年3月 派遣期間満了につき退職
2021年5月 △△パートナーズ株式会社 入社(派遣社員)
  同月 YY株式会社(サービス業)に派遣就業(データ入力・事務処理)
2022年8月 派遣期間満了につき退職

派遣先が多く書ききれない場合は、派遣元会社を軸にまとめる方法も使えます。「○○スタッフィング株式会社(派遣):複数社に就業(製造業・事務職、計4社)」とまとめ、詳細は職務経歴書で補完するのが採用担当者にとって最も読みやすい形です。

正社員で転職回数が多い場合

正社員の転職回数が多い場合、採用担当者が最も気にするのは「なぜ各社で退職したのか」という理由です。履歴書の職歴欄に退職理由を詳しく書く必要はありませんが、欄内にスペースがあれば「一身上の都合により退職」と統一して記載します。

採用担当者はここを見ている

  • 勤続期間のパターン:1年未満が続く場合は面接で理由を問われる前提で準備する。履歴書内で退職理由を細かく書くと逆効果なため、職務経歴書か面接で説明する形が望ましい
  • 業種・職種の流れ:異業種転職が多い場合、志望動機でキャリアのつながりを説明する準備をしておく
  • 直近の職歴を重視:古い職歴より直近2〜3社を採用担当者はより注意して確認する。直近は詳細に、古い職歴は1行まとめにするメリハリも有効

転職回数が多い状況でも職務経歴書を活用することで書類選考の突破口を開けます。職種別の対処法として、転職回数が多くても通過する職務経歴書の書き方も参考にしてください。

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採用担当者が一瞬で落とす職歴欄のNG3パターン

対処法を知る前に、まず確認してほしいのが「絶対にやってはいけないこと」です。以下のパターンに当てはまると、職歴の多さに関係なく書類選考で落とされるリスクがあります。

省略・隠蔽は経歴詐称になるリスクがある

スペースが足りないからといって、特定の会社を意図的に書かないことは経歴詐称にあたる可能性があります。採用後に発覚した場合は内定取り消しや解雇の理由になるため、「書かない」ではなく「まとめる」方法で対処することが必須です。

  • やってはいけないこと:短期だからといって特定の会社を意図的に記載しない
  • 正しい対処:入退社を1行にまとめる・グループ化する・別紙で補完する

会社都合による退職が含まれる場合の書き方は、会社都合退職の履歴書の書き方も参考になります。

文字が細かすぎて読めない状態にしない

職歴を全部書こうとした結果、フォントサイズが8pt以下になるケースがあります。採用担当者は書類を目視で確認するため、読めない文字は事実上存在しないも同然です。書ける量に限界がある場合は、書き方(まとめ方)を変えることを先に検討してください。

読みやすさの目安

  • PC作成:フォントサイズ10〜10.5ptを下限とする
  • 手書き:行間を詰めすぎず、採用担当者が確認できる文字の大きさを保つ
  • どうしても収まらない場合は、2枚組書式を使うか職務経歴書で補完する

在籍期間が不明確な記載は避ける

「○年4月〜△年」のように退職年の月が書かれていない、社名のみで在籍期間がない形式は採用担当者に不信感を与えます。在籍期間は必ず「○年○月〜○年○月」の形式で月単位まで記載してください。

また、職歴欄の記載が2枚にわたること自体はマイナス評価の対象ではありません。2枚目に続く際の正しい書き方は、履歴書が2枚目に続く場合の書き方を確認してください。

職歴欄以外で転職回数の多さをカバーするテクニック

職歴欄を整理するだけでなく、他の欄も活用することで書類選考の通過率を上げられます。特に有効なのが志望動機欄と自己PR欄です。

志望動機で転職の流れを説明する

採用担当者は転職回数が多い応募者に対して「またすぐに辞めないか」という懸念を持ちます。志望動機でこの懸念を先回りして払拭することが、書類選考を通過するための重要な視点です。

  • 「各社での経験が今回の応募にどうつながっているか」を一文で説明する
  • 短期退職が多い場合でも「契約満了」「事業縮小」など客観的な理由があれば簡潔に触れる
  • 「○○という経験から、御社の〇〇部門で貢献できると判断しました」という形で締める

空白期間がある場合の書き方は、履歴書の空白期間の書き方も参考にしてください。

自己PR欄で多様な経験を強みに変える

複数の職場を経験してきた事実は、見方を変えれば「多様な業種・業務への適応力」です。自己PR欄では、転職・掛け持ち・派遣で培った即対応力と業種横断の視点を具体的に言語化することで、職歴の多さをプラスの要素として伝えられます。

自己PR欄の切り口(例)

  • 適応力:「複数の職場環境で業務を習得してきた経験から、新しい業務への対応が速い」
  • 業種横断の視点:「製造業と小売業の両方を経験したことで、供給側と販売側の双方の流れを把握している」
  • 即戦力性:「短期間で各職場のルールや業務フローに対応してきた実績がある」
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◆個人情報の利用目的(一部抜粋)
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まとめ

  • 採用担当者は転職回数より「職歴欄の読みやすさ・整理の丁寧さ」を最初に見ている
  • 書ききれない場合の対処法は①書式変更・②1行まとめ・③パートのグループ化・④職務経歴書補完の4つ
  • 省略・隠蔽は経歴詐称のリスクがあるため、必ず「まとめ」の形で対処する
  • 志望動機・自己PR欄を活用して転職経歴の多さを説明・強みに変えることで、書類選考の通過率が上がる

職歴の多さは、書き方を工夫することで書類選考の障壁にはなりません。整理されたまとめ方と他の欄での補完を組み合わせて、採用担当者が読みやすい書類を仕上げてください。

職歴が多い履歴書の書き方に関するよくある質問

職歴が多い場合、すべて書かなければいけませんか?

原則としてすべての職歴を記載する必要があります。ただしスペースが足りない場合は「省略」ではなく「まとめ」の方法をとります。パート・アルバイトを同業種でグループ化したり、入社・退職を1行にまとめたりすることで、全職歴を記載しながら行数を節約できます。意図的な省略は経歴詐称につながるリスクがあるため避けてください。

職歴が多くて欄に収まらない場合、2枚目に続けてもいいですか?

問題ありません。履歴書が2枚になること自体は採用担当者にマイナス評価されません。2枚目には氏名を必ず記載し、ページ番号も書いておくと親切です。ただし、2枚目を使う前に「まとめ」の方法で1枚に収められないかを先に検討してください。

パートの職歴が多い場合、まとめて書いても大丈夫ですか?

同業種・同時期のパートであればグループでまとめて書くことができます。たとえば「2019年〜2022年 飲食店・小売業にてパート勤務(計3社)」のような形です。ただし、正社員経験は1社ずつ個別に記載してください。正社員をまとめると経歴詐称とみなされる可能性があります。

転職回数が多いと書類選考で不利になりますか?

転職回数だけで一律に不利になるわけではありません。採用担当者が気にするのは「なぜ転職を繰り返したのか」という理由と「今回は定着するか」という見通しです。職歴欄が整理されていれば書類選考の土台には立てます。志望動機欄でキャリアの流れを説明し、自己PR欄で多様な経験を強みとして言語化することで、転職回数の多さに対処できます。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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