この記事では、マイナビが提供する職務経歴書テンプレートの3形式の特徴と選び方を解説します。さらに、テンプレートを正しく埋めても書類選考で落とされる理由と、採用担当者が最初の30秒で確認する3か所も紹介します。
マイナビの職務経歴書テンプレートは3形式・97職種以上に対応
マイナビ転職の職務経歴書テンプレートページでは、3種類の形式と97職種以上の職種別サンプルをWord・Excel形式で無料ダウンロードできます。
形式はどれを選んでも採用担当者に与える印象が変わります。自分の経歴に合った形式を選ばないと、伝えたい実績が埋もれる原因になります。それぞれの特徴を整理します。
逆編年体形式:直近の実績を最初に見せたい人向け
最新の職歴を一番上に書き、過去に向かって遡っていく形式です。転職者の多くが採用するスタンダードな書き方で、直近のポジションや実績が採用担当者の目に最初に入ります。現職や直近の仕事が応募先の業務に近い人や、直近で大きな成果を出している人に特に向いています。
編年体形式:キャリアの一貫性を見せたい人向け
過去から現在に向かって時系列で書く形式です。入社から現在まで段階的に成長してきたことを示しやすく、同じ職種・業界を一貫して歩んできた人がキャリアの継続性をアピールするのに適しています。初転職で経歴が浅い人も、これまでの軌跡を整理して見せるのに使いやすい形式です。
キャリア形式:転職回数が多い人・専門スキルを見せたい人向け
会社・時期ではなく業務内容やスキル・プロジェクトごとにまとめる形式です。複数の会社で同種の業務を経験した場合、会社ごとに分けて書くよりも「このスキルでどれだけ実績を積んだか」が伝わりやすくなります。エンジニアや転職回数が3回以上のキャリア持ちに選ばれることが多い形式です。
| 形式 | 向いている人 | 採用担当者への見せ方 |
|---|---|---|
| 逆編年体 | 直近の実績をアピールしたい人・即戦力を示したい人 | 最初に現職・直近のポジションが目に入る |
| 編年体 | 初転職・キャリアの一貫性を見せたい人 | 成長の軌跡が時系列で確認できる |
| キャリア形式 | 転職回数が多い人・専門職・エンジニア | スキルと実績の深さが強調される |
マイナビの職務経歴書テンプレートをダウンロードする手順
マイナビには複数のサービスがあり、それぞれに職務経歴書テンプレートページが存在します。自分の状況に合ったサービスのテンプレートを使うと、職種別の記載例も参考にしやすくなります。
マイナビ転職と20’sでテンプレートの構成が異なる
マイナビ転職(tenshoku.mynavi.jp)の職務経歴書テンプレートページには、3形式と97職種以上の見本が揃っています。営業・事務・ITエンジニア・医療・建築土木など幅広い職種に対応しているため、自分の職種名で探せばほぼ見本が見つかります。
一方、マイナビジョブ20’sは20代・第二新卒向けのサービスです。シンプルな構成のテンプレートが用意されており、社会人経験が短く職歴が少ない人に使いやすい設計になっています。どちらを使うかは自分の年齢や経歴の量によって選ぶと良いでしょう。
Word・Excel・PDFの選び方
- Word(.docx):自由に文字を編集できるため、ほとんどの場合はWordを選ぶのが無難です。メール添付での提出にも対応しています。
- Excel(.xlsx):表やスキルシートを多用する職種向けです。複数のシートで整理できるため、エンジニア職・技術系職種に向いています。
- PDF:印刷して郵送する場合に使用します。印刷したまま提出する場合のみ選ぶ形式です。
テンプレートへの書き込みが難しいと感じる場合は、入力欄を案内してくれる職務経歴書の自動作成ツールを使う方法もあります。

テンプレートを使っても書類選考で落とされる3つの共通点
テンプレートを使えば形式の問題はクリアできます。しかし、採用担当者が「通過させたい」と思う書類と「落とす」書類の差は、テンプレートの中身をどう書くかにあります。同じマイナビのテンプレートを使った書類でも、内容の充実度で明確に差がつきます。
採用担当者はここを見ている
- 職務要約を5〜10秒で読み、「この人に会う価値があるか」を判断する
- 実績欄に数字があるか確認する(数字がなければ読み飛ばされやすい)
- 応募職種との共通点が見えるかどうかを確認する
①職務要約が「自己紹介」になっている
職務要約(または職務概要)欄は採用担当者が最初に目を止める場所です。ここが「私はAという会社でBを担当していました」という単なる経歴の紹介で終わっていると、続きを読む動機が生まれません。
採用担当者が読みたいのは「この人が何を解決できるか」「応募先でどう役立つか」という予告です。職務要約は3〜5行程度にまとめ、代表的な実績・スキル・応募先で発揮できることを簡潔に書くことで、本文を読んでもらえる確率が上がります。
NG例
「株式会社○○にて営業職として5年間勤務しました。主に法人向け営業を担当し、顧客対応や提案業務に従事しました。」
良い例文
「法人向け営業5年・担当顧客数80社・年間売上目標達成率120%。既存顧客のリテンション改善を主軸に取り組み、解約率を着任1年で30%削減。貴社の既存顧客サポート体制の強化に貢献できます。」
②実績が数字なしの羅列になっている
「売上拡大に貢献しました」「チームをまとめて業務改善を行いました」のように、何をどの程度達成したかが見えない書き方は採用担当者には響きません。読んだ印象が「それで、どのくらい?」で止まってしまうからです。
実績には必ず数字を加えます。売上・件数・割合・削減時間・チームの規模など、どんな数字でも書けるものは書いてください。「月間新規顧客10社獲得」「コスト削減15%達成」のように数字を入れるだけで読み手の印象は大きく変わります。
NG例
「チームのリーダーとして業務効率化を推進し、メンバーの負担軽減に貢献しました。」
良い例文
「5名のチームリーダーとして業務フロー見直しを主導。月次の手作業レポート作成(1人あたり約10時間)をツール化し、チーム全体で月50時間の削減を実現しました。」
③応募先の求人との接点が見えない書き方になっている
職務経歴書をすべての会社に同じ内容で送っていると、採用担当者にはすぐわかります。特に職務要約と自己PRは、応募先の求人票で求めている人物像・スキルを踏まえて書き直すことで通過率が大きく変わります。
テンプレートで形を整えたあとは、職務要約と自己PRだけでも応募先ごとに1〜2文カスタマイズすることをおすすめします。「なぜこの会社に応募しているか」が伝わる一文が入るだけで、採用担当者の読み方が変わります。
書いた職務経歴書の内容に自信がない場合は、プロへの添削サービスを利用する方法もあります。

採用担当者が職務経歴書を確認する順番と30秒の流れ
採用担当者が1件の書類を読む時間は、スクリーニング段階では平均30〜60秒程度だと言われています。精読するのは通過候補になった書類だけで、最初の判断は非常に短時間です。
その限られた時間の中で確認されやすい順番は次のとおりです。
- ①職務要約(プロフィール欄):まずここを5〜10秒で読み、「面接に呼ぶ価値があるか」を判断する
- ②直近の職歴・役職・在籍期間:どのくらいの規模の仕事をしてきたかを確認する
- ③実績欄・スキル欄:数字があれば読み込む、なければスキップされやすい
- ④自己PR(最後):ここまで読まれるのは通過候補の書類のみ
この順番を知ることで、テンプレートのどこに時間をかけるべきかが変わります。職務要約に力を入れることが書類通過率を上げる最短ルートです。自己PRは丁寧に書くべきですが、職務要約を手薄にしたまま自己PRを磨いても効果は出にくいです。
職種別:マイナビテンプレートを最大限活かす記載のコツ
マイナビのテンプレートには職種別の見本が97種類以上用意されています。自分の職種に近い見本を参考にしながら、以下のポイントを意識して書くとアピール力が高まります。
営業・販売職の場合:数字で語る実績の書き方
営業職で採用担当者が必ず確認するのは「売上・契約件数・達成率」の数字です。目標比・前年比・社内ランキングなど、具体的な数字を持っている人は必ず記載します。直接的な成果が出しにくい間接営業の場合は、「担当顧客数」「提案件数」「商談成立率」など活動量の指標で補います。
採用担当者はここを見ている
- 売上・達成率・件数などの定量実績が具体的に書かれているか
- 担当していた顧客の規模(BtoB/BtoC・大手/中小など)
- チームリーダー経験の有無と人数
事務・管理職の場合:業務の「幅」と「正確さ」を見せる書き方
事務・管理職は「数字で語る実績」が作りにくい職種のひとつです。この場合、扱った業務の幅・使用ツール・処理件数・関与した部署の数で実務スキルの深さを見せることが有効です。「月間〇件の請求処理」「〇名分の給与計算を担当」のように規模感を入れます。
経理・人事・総務など管理部門の場合は、会計ソフト(弥生・SAP・freee)や人事システムの使用経験を明記すると採用担当者が即戦力として判断しやすくなります。
ITエンジニアの場合:スキルシート式との組み合わせが有効
ITエンジニアの職務経歴書には、通常の形式に加えて「スキルシート」を追加するケースが多いです。マイナビのテンプレートにはキャリア形式も用意されており、使用言語・フレームワーク・データベース・クラウド環境を一覧化し、実務年数とレベルを簡潔に示すことで採用担当者の技術面での評価がしやすくなります。
プロジェクト単位での記載では、「使用技術・担当フェーズ(要件定義・設計・実装・テスト)・チーム規模・成果」の4点を揃えることを意識します。この4点が揃っている書類は採用担当者が業務レベルを正確に把握しやすく、面接に呼びたいと感じてもらいやすくなります。
職務経歴書を書いた後にやること
テンプレートを埋めて完成させた後にやることが3つあります。
- 第三者がわかるか確認する:社内用語・略称・当たり前に使っている業界用語が含まれていないかチェックします。採用担当者が業界外の人事担当者だった場合を想定して読み直すと、伝わらない表現が見えてきます。
- 数字・在籍期間を再確認する:売上数値・人数・在籍期間などは特に確認が必要です。面接で数字を問われた際に答えられないと印象が下がります。
- 第三者の目でチェックを受ける:転職エージェントや有料の添削サービスに見てもらうことで、自分では気づかないNG表現や見落としを修正できます。
書き上げた後も「自分の書き方が正しいか不安」と感じるなら、代行・作成サポートサービスを活用する選択肢もあります。

まとめ
- マイナビの職務経歴書テンプレートは逆編年体・編年体・キャリア形式の3種類、97職種以上の見本がある
- 多くの転職者には「逆編年体形式」が適しており、転職回数が多い人や専門職は「キャリア形式」を選ぶと良い
- テンプレートを使っても落とされる主な原因は「職務要約が薄い」「実績に数字がない」「応募先との接点が見えない」の3点
- 採用担当者は最初の30秒で職務要約と直近職歴を中心に確認するため、この2か所に最も力を入れる
マイナビのテンプレートは出発点として優秀です。ただし、形式を整えることと中身を充実させることは別の作業です。ここで紹介した3つの共通点を意識して内容を磨くことで、同じテンプレートを使っていても採用担当者の目に止まる書類に仕上がります。
職務経歴書テンプレートに関するよくある質問
- マイナビの職務経歴書テンプレートは無料で使えますか?
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はい、マイナビ転職の職務経歴書テンプレートは無料ダウンロードできます。Word・Excel形式で用意されており、ダウンロード後に自由に編集できます。職種別の見本も97職種以上掲載されています。
- 職務経歴書の形式はどれを選べばいいですか?
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ほとんどの転職者には「逆編年体形式」がおすすめです。直近の実績を最初に見せられるため採用担当者の目に止まりやすくなります。転職回数が多い場合や専門スキルを強調したい場合は「キャリア形式」が向いています。初転職でキャリアの一貫性を見せたい場合は「編年体形式」を選ぶと良いでしょう。
- 職務経歴書は何枚にまとめればいいですか?
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A4用紙1〜2枚が一般的です。経歴が浅い場合は1枚、10年以上の経験がある場合は2枚まで認められることが多いです。3枚以上になると採用担当者が読む負担が増えるため、重要な実績に絞って2枚以内にまとめることをおすすめします。
- マイナビの職務経歴書テンプレートはスマホでも使えますか?
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テンプレートのダウンロード自体はスマホからも可能ですが、WordやExcelファイルの編集はPCを使うことをおすすめします。スマホのオフィスアプリでも編集できますが、レイアウトが崩れる場合があります。スマホだけで作成したい場合は、専用の職務経歴書作成アプリを活用する方法もあります。


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