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デザイナーの職務経歴書|作品以外で採用担当者に刺さる書き方と例文

デザイナーの職務経歴書|作品以外で採用担当者に刺さる書き方と例文

この記事では、デザイナーの職務経歴書について、採用担当者が作品以外のどこを見ているかを軸に書き方を整理します。Web・グラフィック・UI/UX別の職務要約と自己PRの例文、実績を数字にできないときの対処、未経験からの転職での書き方まで、書類選考の通過率を上げる具体策を紹介します。

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目次

デザイナーの職務経歴書で採用担当者が本当に見ているもの

デザイナーの転職では、作品の完成度で評価されると思い込みがちです。ところが職務経歴書の段階で採用担当者が確認しているのは、作品そのものではありません。ポートフォリオで見せる「成果物」と、職務経歴書で伝える「働き方」を分けて考えられているかどうかが、最初の分かれ目になります。

職務経歴書とポートフォリオの役割分担

デザイナーの応募書類は、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの三点で構成されます。それぞれ担う役割が異なり、職務経歴書に作品の説明を詰め込んでも評価にはつながりません。

書類伝える内容採用担当者が判断すること
履歴書基本情報・学歴・職歴の事実応募資格・経歴の連続性
職務経歴書どう働いてきたか(担当範囲・プロセス・成果)入社後の再現性・一緒に働けるか
ポートフォリオ成果物のクオリティ・表現力デザインスキルそのもの

作品の良し悪しはポートフォリオが担当します。職務経歴書の仕事は、その作品を「どんな役割で、どう作ったのか」を言語化することです。ここを混同すると、優れた作品を持っていても書類で埋もれてしまいます。

採用担当者が作品の前に確認する3つの視点

デザイナーの採用では、スキルが同等の応募者が並ぶことが珍しくありません。そのとき合否を分けるのは、職務経歴書から読み取れる働き方の情報です。

採用担当者はここを見ている

  • 担当範囲の明確さ:チーム制作のなかで、自分がどこを担ったのか
  • 課題解決のプロセス:何を課題と捉え、どう考えて手を動かしたか
  • チームでの動き方:ディレクターやエンジニアとどう連携したか

この3点は、いずれもポートフォリオの画像だけでは伝わりません。だからこそ職務経歴書で言葉にする価値があります。作品の説明に紙面を割く前に、まずこの3視点が読み手に伝わるかを確認してください。

デザイナーの職務経歴書の基本構成と各項目の書き方

デザイナーの職種は幅広いものの、職務経歴書の骨格は共通です。まず全体像を押さえ、そのうえで各項目を採用担当者に伝わる形に整えていきます。書類作成のツールに迷う場合は、職務経歴書の作成ツールを比較した記事も参考になります。

職務経歴書の全体構成

項目記載する内容
職務要約これまでの経験を3〜4行で凝縮した自己紹介
職務経歴企業・プロジェクトごとの担当業務と成果
活かせるスキル・使用ツールソフト名と習熟レベル、対応できる工程
資格・学習歴関連資格や独学・スクールでの学習内容
自己PR応募先で再現できる強みを具体的に

A4用紙で1〜2枚に収めるのが目安です。枚数を増やすより、応募先に関係する経験へ情報を寄せるほうが読まれます。

職務要約は「何をどう任されてきたか」を3〜4行で

職務要約は、採用担当者が最初に読む数行です。ここで経歴の輪郭が掴めないと、その先を丁寧に読んでもらえません。経験年数・扱ってきた媒体や領域・担当してきた工程を、事実ベースで簡潔にまとめます。

良い例文

制作会社で5年間、Webデザイナーとして自社サービスおよびクライアント案件のデザインを担当してきました。コーポレートサイトからLPまで年間20件以上を手がけ、ワイヤーフレーム作成からコーディングまで一貫して対応しています。近年はディレクターと連携し、改善提案を含む案件を主に担当しています。

職務経歴は担当範囲を明示する

デザインの多くはチームで進みます。だからこそ採用担当者は「この人がどこを担当したのか」を知りたがります。案件名や規模だけを並べると、実力が正しく伝わりません。担当した工程・関わった人数・自分の役割まで具体的に書きます。

NG例

ECサイトのリニューアルを担当。デザインを制作しました。担当範囲も工程も曖昧で、何をどこまでやったのかが読み取れないため、実績として評価しづらくなります。

良い例文

アパレルECサイトのリニューアル(月間30万PV規模)で、5名のチームのうちUIデザインとトップページのビジュアル設計を担当。ディレクターの要件をもとにワイヤーからデザインを起こし、エンジニアと実装可否をすり合わせながら進行しました。回遊率の改善を狙った導線設計を提案し、採用されています。

スキル・使用ツールはレベルまで書く

PhotoshopやIllustrator、Figmaといったツール名を並べるだけでは、どこまで使えるのかが伝わりません。ソフトごとに実務で対応できる範囲を添えると、即戦力かどうかを判断してもらえます。

  • Figma:ワイヤーフレーム作成からUIデザイン、開発者への共有まで実務対応可
  • Photoshop:写真加工・バナー制作を日常業務で使用(実務5年)
  • HTML/CSS:レスポンシブ対応のコーディングまで可能
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【職種別】デザイナーの職務要約・自己PR例文

ひとくちにデザイナーといっても、Web・グラフィック・UI/UXでは評価される軸が変わります。職種ごとに、そのまま参考にできる職務要約と自己PRの例文を紹介します。自分の経験に合わせて数字や工程を差し替えてください。

Webデザイナーの例文

Webデザイナーは、デザインだけでなくコーディングや数値改善まで関わる範囲が広い職種です。どの工程を担えるかと、成果につながる動きができるかが見られます。

良い例文(自己PR)

制作会社でLP制作を中心に担当し、公開後の数値を見て改善提案まで行う進め方を続けてきました。あるサービスのLPでは、ファーストビューの訴求とフォーム導線を見直す改善を提案し、申込完了率を約15%改善しました。デザインを「作って終わり」にせず、成果につなげる視点を強みとしています。

グラフィック/DTPデザイナーの例文

グラフィックやDTPの領域では、扱った媒体の幅と、クライアントの意図をデザインに落とし込む力が問われます。使用ソフトはバージョンや対応工程まで書くと具体性が増します。

良い例文(自己PR)

広告制作会社で、商業施設のポスターやパンフレット、パッケージなど紙媒体を中心に6年間制作してきました。クライアントとの打ち合わせから入稿データの作成まで一貫して担当し、印刷トラブルを防ぐ入稿チェックを徹底しています。要望が抽象的な案件でも、ラフを複数提示して方向性をすり合わせる進め方を得意としています。

UI/UXデザイナーの例文

UI/UXデザイナーは、見た目より「なぜそのデザインにしたのか」という根拠が重視されます。ユーザー視点の課題設定と、改善につながった成果を数字で示せると説得力が出ます。

良い例文(職務要約)

UI/UXデザイナーとして6年間、スマートフォンアプリを中心に30件以上のUI改善と新規画面設計を担当してきました。利用データとユーザーインタビューをもとに課題を特定し、プロトタイプ検証を経て実装へつなげる進め方を基本としています。直近ではアプリの新規登録フローを見直し、離脱率を約20%低減しました。

職種を問わず、自己PRは応募先で活かせる形に寄せることが大切です。書き上げた内容を客観的に見てもらいたい場合は、職務経歴書の添削サービスを活用する方法もあります。

実績を数字にできないデザイナーの職務経歴書の書き方

「CVRやPVのような数字を持っていない」と手が止まるデザイナーは多くいます。制作物の性質上、成果が数値で返ってこない案件は珍しくありません。数字がないこと自体は不利ではなく、書き方でカバーできます。

まず、数字にできる要素を洗い出します。案件数・対応した媒体の種類・チームの人数・制作期間・修正回数の削減など、成果指標でなくても「規模」や「量」を示す数字は職務経歴書の具体性を上げます。

数字がなくても書けること

  • 関わった人の反応(クライアントから継続依頼を受けた、社内で横展開された)
  • 任された役割の変化(新人のレビュー担当を任されるようになった)
  • 工夫したプロセス(要件が固まらない案件でラフ提示のルールを整えた)

良い例文

数値目標のない社内制作物が中心でしたが、依頼者へのヒアリングを丁寧に行う進め方が評価され、部署をまたいだ制作依頼が増えました。修正のやり取りを減らすため、初回に方向性を3案提示する運用を取り入れ、平均の修正回数を減らすことができました。

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未経験からデザイナーを目指す人の職務経歴書

未経験からの転職では、デザインの実務経歴がないぶん「書くことがない」と感じやすくなります。採用担当者が未経験者に求めるのは実績ではなく、前職の経験をデザイン業務にどう活かせるかと、志望理由の本気度です。

未経験者が書くべき2つの軸

  • 活かせるビジネススキル:前職での折衝力・進行管理・企画経験など
  • 学習と制作の実績:スクールや独学の内容、自主制作・副業での制作物

独学の場合も、学んだツールや制作した作品数を具体的に書くと本気度が伝わります。学習の裏づけとして資格を検討する人は、Webクリエイター能力認定試験の履歴書での書き方も合わせて確認しておくと安心です。

良い例文(未経験・職務要約)

アパレル販売職として4年間、店舗のディスプレイやPOP制作を担当し、来店客の反応を見ながら見せ方を改善してきました。Webデザインへの関心からスクールに通い、HTML/CSSとFigmaを習得。学習期間中に架空サイトのデザインを5点制作しました。販売で培った「相手に伝わる見せ方」を、Webデザインでも活かしたいと考えています。

書類選考で落とされるデザイナーの職務経歴書NGパターン

作品には自信があるのに書類で落ちる場合、職務経歴書の書き方に共通する原因があります。採用担当者が「読んでも判断できない」と感じるパターンを避けるだけで、通過率は変わります。

NGパターンなぜ落とされるか
ツール名を羅列するだけどこまで使えるか・何に使ったかが伝わらない
担当範囲が書かれていないチーム制作での自分の貢献が判断できない
「デザイン制作を担当」で終わる誰でも書ける抽象表現で印象に残らない
全応募先で同じ内容を使い回す志望度が低いと受け取られる
ポートフォリオと内容が食い違う記載の信頼性が下がる

とくに多いのが、担当範囲の記載漏れと使い回しです。応募先の事業内容や求人票を読み、その企業で活きる経験を前に持ってくるだけで、読み手の印象は大きく変わります。提出前に、自分の職務経歴書がこの5つに当てはまっていないか確認してください。

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まとめ

  • 作品はポートフォリオ、働き方は職務経歴書と役割を分けて書く
  • 採用担当者は担当範囲・課題解決のプロセス・チーム連携を見ている
  • 職務要約と職務経歴では、自分が担った工程と役割を具体的に書く
  • 成果の数字がなくても、規模・量・反応・プロセスで具体性を出せる
  • 未経験は前職スキルの転用と学習・制作の実績を軸にする

デザイナーの職務経歴書は、作品の魅力を言葉で裏づける書類です。担当範囲と考え方を具体的に書けば、書類選考の通過率は着実に上がります。

デザイナーの職務経歴書に関するよくある質問

職務経歴書にポートフォリオのURLは書くべきですか?

記載をおすすめします。採用担当者が作品を確認しやすくなり、書類と作品が結びつきます。URLだけでなく、掲載している制作物の担当範囲を一言添えると、職務経歴書の内容と整合が取れて信頼性が上がります。

デザイナーの職務経歴書は手書きとPC作成のどちらが良いですか?

PC作成が一般的です。デザイナーはツールを使いこなすことが前提の職種のため、レイアウトの読みやすさも含めて見られます。WordやデザインツールでA4用紙1〜2枚にまとめ、PDFで提出すると扱いやすくなります。

職務経歴書は何枚くらいにまとめるべきですか?

A4用紙で1〜2枚が目安です。経歴が長い場合でも、応募先に関係の薄い案件は要点だけにとどめ、関連する経験に紙面を割きます。枚数を増やすより、読み手が必要な情報にたどり着きやすい構成を優先してください。

転職回数が多い場合はどう書けばよいですか?

案件や職種に一貫性があることを職務要約で示すと、回数の印象を和らげられます。各社での担当範囲や身につけたスキルを積み上げとして書き、キャリアの方向性が伝わるようにまとめると、前向きに受け取ってもらいやすくなります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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