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職務経歴書 事務で実績がない人の例文|数字ゼロでも通る書き方

職務経歴書 事務で実績がない人の例文|数字ゼロでも通る書き方

この記事では、事務職で数字にできる実績がない場合の職務経歴書の書き方と、状況別の例文を紹介します。採用担当者が事務職で見ているのは実績の数字ではなく、業務への向き合い方です。一般事務・営業事務・派遣やパート経験のみのケースまで、そのまま使える例文とNG例で解説します。

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目次

事務の職務経歴書は「実績がない」ままでも通る

営業職なら「売上前年比120%」「契約数月20件」と数字で成果を書けます。事務職はそうした定量的な実績を残しにくく、職務経歴書の実績欄で手が止まる人が少なくありません。ただ、これは「あなたに実績がない」のではなく、事務の仕事が数字に表れにくい性質を持っているだけです。

採用担当者もその前提を分かっています。事務職の書類選考で見ているのは、派手な数字ではなく、日々の業務をどう正確に回し、周囲とどう連携し、どこを改善してきたかです。数字ゼロでも通る職務経歴書は十分に作れます。

採用担当者が事務職で本当に見ているもの

中途採用で事務を採る企業は、即戦力として「入社後すぐにミスなく業務を回してくれるか」「長く定着してくれるか」を重視します。売上を作る職種ではないため、評価軸は営業職と根本的に異なります。

採用担当者はここを見ている

  • 正確性:請求書や伝票処理でミスを出さずに続けられるか
  • 改善意識:決められた作業を「より速く・楽に」しようと動いたか
  • 連携力:営業や他部署をどう支え、業務を滞らせなかったか
  • 定着性:同じ職場で安定して働き続けられそうか

この4つは、大きな成果を出していなくても、毎日の業務の中に必ず存在します。「実績がない」と感じている人ほど、この視点で自分の仕事を振り返れていないだけのことが多いです。

「実績がない」のではなく「言語化できていないだけ」

「毎日同じ作業の繰り返しで、書けることが何もない」と感じるのは自然なことです。ルーティンワークは自分にとって当たり前になりすぎて、価値として認識しづらくなります。しかし、その当たり前を数年間ミスなく回してきた事実こそ、採用担当者が知りたい情報です。

実績がないのではなく、やってきたことを言葉に翻訳できていないだけという視点に切り替えると、書ける材料は一気に増えます。まずは次の章で、その材料の探し方を具体的に見ていきます。数字にとらわれず幅広い職種の書き方を確認したい場合は、職務経歴書に実績なしで臨む場合の書き方もあわせて確認してください。

事務職の実績がない人が見落としている「書ける実績」の探し方

実績欄が埋まらない原因のほとんどは、材料が本当にないのではなく、探し方を知らないことにあります。ここでは、数字にできない事務の仕事から書ける実績を引き出す2つの手順を紹介します。

日々の業務を棚卸しして成果に変える

まず、直近1〜2年の業務をすべて書き出します。「電話応対」「データ入力」「請求書発行」のように大まかで構いません。次に、それぞれについて次の3つの問いを投げかけます。

  • その作業で、一度でも自分なりに工夫したことはないか
  • 周囲から頼られたこと、感謝されたことはないか
  • ミスや遅延を防ぐために気をつけていることは何か

この問いに答えていくと、「請求書発行」という一行の作業が「月200件の請求書を発行期限を一度も落とさず処理」「入力ミスを防ぐダブルチェックの手順を自分で決めて運用」といった書ける実績に変わります。「書くことがない」と感じる業務の言語化に悩む場合は、業務を言語化する手順を解説した記事も参考になります。

数字にできないなら「頻度・規模・継続」で具体化する

成果を大きな数字で語れなくても、業務の「頻度・規模・継続」を添えるだけで説得力は大きく変わります。これは数字がない事務職でも使える具体化の型です。

具体化の軸抽象的な表現通る表現に変えると
頻度電話応対を担当1日平均40件の電話応対を担当
規模備品発注を担当社員80名分の備品発注・管理を担当
継続正確に処理していた3年間、伝票処理でミスによる差し戻しゼロを継続

左の表現はどの応募者でも書けますが、右は「この人がどれくらいの量を、どのくらいの期間、どんな正確さでこなしてきたか」が一目で伝わります。実際に手を動かす際は、次のBefore→Afterを参考にしてください。

NG例

一般事務として、書類作成・電話応対・来客対応を担当。正確に業務を遂行しました。量も期間も工夫も見えず、誰が書いても同じ内容になっている点がNGです。

良い例文

一般事務として、月平均150件の請求書発行と、1日30〜40件の電話・来客対応を担当。入力ミスを防ぐため取引先ごとの確認リストを自作し、3年間、請求内容の差し戻しゼロを維持しました。

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【状況別】事務の職務経歴書 実績がない場合の例文

ここからは、事務の職種・状況ごとに実績がない場合の職務経歴書の例文を紹介します。自分に近いパターンをベースに、先ほどの「頻度・規模・継続」を差し込んで書き換えてください。

一般事務(ルーティン中心で成果が見えにくい)

一般事務は業務範囲が広く、そのぶん「特別な成果がない」と感じやすい職種です。正確さと守備範囲の広さを、量と継続で示します。

良い例文(一般事務)

営業部門の一般事務として、受発注データの入力、月150件の請求書発行、備品管理、電話応対を担当しました。繁忙期に処理が滞らないよう、受注入力のテンプレートを整備し、部署内で共有。結果として月末の締め作業にかかる残業を自分の担当分で削減し、3年間ミスによる再発行ゼロを継続しています。

営業事務(サポート業務が中心)

営業事務は「自分が売ったわけではない」と実績を書きづらい職種です。ここでのアピールは、営業がどれだけ動きやすくなったかという貢献に置き換えます。

良い例文(営業事務)

営業担当5名のサポートとして、見積書・契約書作成、納期管理、顧客からの一次問い合わせ対応を担当。営業が外出中でも顧客対応が止まらないよう、案件ごとの進捗を一覧化した管理表を作成し、共有しました。納期の行き違いによるクレームを防ぎ、営業から「安心して外に出られる」と評価を受けています。

採用担当者はここを見ている

  • サポート対象の人数・案件量など、支えた範囲が具体的か
  • ミスや遅延を「防いだ」経験があるか(起こさなかったことも実績)

医療事務・その他の事務

医療事務や経理・総務などの専門事務は、扱う業務の正確さと専門性そのものが評価対象です。レセプトや会計処理など、ミスが許されない業務を継続してきた事実を軸にします。

良い例文(医療事務)

内科クリニックの医療事務として、受付・会計、1日平均60名分のレセプト入力、電話予約対応を担当。返戻を減らすため、算定ルール変更のたびにチェック項目を更新し、月次のレセプト返戻率を低い水準で維持しました。患者様対応では待ち時間の不満が出ないよう受付の声かけ手順を工夫しています。

医療事務は保有資格の書き方でも印象が変わります。資格欄の正式名称に迷う場合は、医療事務の資格を履歴書に書く方法もあわせて確認してください。

派遣・パート経験しかない場合

雇用形態は評価を下げる要素ではありません。派遣やパートでも、担当した業務の中身と姿勢は正社員と同じ基準で見られます。雇用形態は事実として記載し、業務内容の具体性で勝負します。

良い例文(派遣・パート)

派遣社員として、大手メーカーの営業部で受発注入力とファイリングを担当。着任1か月で業務を引き継ぎ、前任者が残していた紙の書類を検索しやすいフォルダ構成に整理しました。派遣先の社員からも「必要な書類がすぐ出てくる」と評価され、契約を2度更新いただいています。

ブランクや複数の就業先がある場合の見せ方は、パート経験を軸にした職務経歴書のサンプルが参考になります。

未経験から事務に挑戦する場合

事務未経験の場合、実績は前職から持ってきます。接客・販売・製造など前職の経験の中から、事務に通じる要素(正確さ・PCスキル・数字を扱った経験)を抜き出してつなげます。

良い例文(未経験)

アパレル販売として接客のかたわら、店舗の売上日報作成と在庫データの管理をExcelで担当していました。関数を使って集計を自動化し、日報の作成時間を短縮。数字を正確に扱う業務とPC操作に日常的に取り組んできた経験を、事務職でも活かしたいと考えています。

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実績がなくても伝わる「職務要約」と「自己PR」の書き方

職務経歴書は、実績欄だけで評価されるわけではありません。冒頭の職務要約と末尾の自己PRで、実績の数字を補う印象を作れます。ここが弱いと、せっかくの本文も読み飛ばされます。

職務要約(冒頭)の型

職務要約は書類の一番上に置く3〜4行の要約です。採用担当者はここを最初に読み、続きを読むか判断します。「どんな事務を・何年・どんな姿勢で」やってきたかを1つの文にまとめます。

良い例文(職務要約)

これまで5年間、商社の営業事務として受発注管理・請求業務・営業サポートに従事してまいりました。正確な処理を前提に、営業が動きやすい環境づくりを意識し、進捗管理表の整備などの改善にも取り組んでいます。前職で培った正確性とサポート力を、貴社の事務業務でも発揮したいと考えています。

職種ごとの職務要約の作り込み方は、職務要約の書き方を例文で解説した記事もあわせて確認してください。

自己PRで実績の代わりに伝える3要素

実績の数字がないぶん、自己PRでは次の3要素を具体的なエピソードで語ります。抽象的な性格の説明ではなく、実際の業務での行動に結びつけるのがコツです。

  • 正確性:ミスを防ぐために自分で決めて続けている習慣
  • 改善:面倒だった作業を少しでも楽にした工夫
  • 継続・信頼:長く任され、周囲から頼られている事実

NG例(自己PR)

私は真面目で責任感があり、何事にも積極的に取り組みます。周囲と協力しながら業務を進めることができます。具体的な行動がなく、性格の自己申告だけで終わっている点がNGです。

良い例文(自己PR)

私の強みは、ミスを未然に防ぐ仕組みを作れることです。前職では請求書の金額転記ミスが起きやすかったため、取引先ごとの単価と締め日をまとめた確認シートを自作し、発行前に必ず照合する手順を定着させました。結果として担当業務での差し戻しをなくし、後任者にもその手順を引き継いでいます。

事務の職務経歴書で採用担当者に落とされるNGパターン

実績がない状態で書くと、無意識にやってしまいがちな失敗があります。次のパターンに当てはまっていないか、提出前に確認してください。

  • 担当業務を並べただけで、量・期間・工夫が一切書かれていない
  • 「頑張りました」「積極的に取り組みました」など抽象的な言葉で埋めている
  • 実績がないからと、根拠のない数字を無理に盛ってしまう
  • 誤字脱字や日付の空欄があり、事務職なのに正確さを疑われる

特に最後の誤字脱字は、事務職では致命的です。正確さが仕事の中身そのものである以上、書類のミスは「仕事でもミスをする人」という評価に直結します。提出前に必ず一晩置いて読み返すか、第三者にチェックしてもらってください。手早く形を整えたい場合は、職務経歴書の自動作成ツールを使う方法もあります。

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まとめ

事務職で数字の実績がなくても、職務経歴書は十分に通ります。大切なのは、当たり前にこなしてきた業務を「頻度・規模・継続」で具体化し、正確さや改善の姿勢として言葉に翻訳することです。

  • 採用担当者は数字の大きさより、正確性・改善意識・連携・定着を見ている
  • 実績がないのではなく、やってきたことを言語化できていないだけ
  • 職務要約と自己PRは、具体的な行動エピソードで実績の数字を補える

今日書き出した業務のうち、まず1つを「頻度・規模・継続」の型に当てはめてみてください。手が止まっていた実績欄が、そこから動き出します。

職務経歴書(事務・実績がない)に関するよくある質問

事務の実績が本当に何も思いつかない場合はどうすればいいですか。

まず直近1〜2年の業務をすべて書き出し、それぞれに「工夫したこと」「頼られたこと」「ミスを防ぐために気をつけたこと」を書き添えてください。特別な成果でなくても、月あたりの処理件数や継続年数を添えるだけで実績になります。ルーティン業務をミスなく続けてきた事実そのものが、採用担当者の知りたい情報です。

実績がないので数字を少し盛っても大丈夫ですか。

避けてください。面接で具体的に質問された際に説明できず、かえって信頼を失います。数字を盛る代わりに、処理件数や担当人数など事実の数字を添え、それが難しければ「差し戻しゼロを3年継続」のように正確さや継続性で示すほうが効果的です。

派遣やパートの経験は職務経歴書に書いても評価されますか。

評価されます。雇用形態は事実として記載したうえで、担当した業務内容や工夫を正社員と同じ基準で具体的に書いてください。契約更新を重ねた事実は、職場から信頼されていた証明として有効に働きます。

未経験から事務に応募する場合、実績欄には何を書けばいいですか。

前職の経験から、事務に通じる要素を抜き出して書きます。数字を扱った業務、PC・Excelを使った作業、正確さが求められた場面などが該当します。事務そのものの経験がなくても、その要素を事務職でどう活かせるかまで書くと、採用担当者は入社後の姿をイメージしやすくなります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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