この記事では、履歴書の書き方を写真・学歴職歴・志望動機・自己PRなど項目別の見本と例文で解説します。マイナビをはじめとする転職サイトでテンプレートをダウンロードしたものの、各欄をどう埋めれば書類選考を通過できるのか迷っている方に向けて、採用担当者が実際に見ているポイントと、落ちやすいNG例までまとめました。
履歴書の書き方でまず押さえる基本ルール(マイナビのテンプレを使う前に)
マイナビなどの転職サイトでは、JIS規格に代わる厚生労働省の様式例や、新卒・転職・アルバイト向けのテンプレートを無料でダウンロードできます。ただ、テンプレートを手に入れただけで書類選考を通過できるわけではありません。書き方の土台になる基本ルールを先に押さえておくと、このあとの項目別の記入で迷わなくなります。
手書きとパソコンはどちらで作る?
結論として、企業から指定がなければどちらでも問題ありません。近年は読みやすさや業務でのPCスキルを重視し、パソコン作成を歓迎する企業が増えています。手書きは丁寧さが伝わる一方で、書き損じの修正がきかず作成に時間がかかります。形式で迷って手が止まるより、志望動機や自己PRの中身を練るほうが通過率は上がります。
| 作成方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| パソコン | 職種でPCスキルを使う/複数社に応募する | 誤変換・レイアウト崩れを印刷して確認 |
| 手書き | 「手書き希望」の指定がある/丁寧さを見せたい | 書き損じは修正せず一から書き直す |
パソコンで作る場合は、フォントの種類やサイズがそろっているだけで印象が整います。迷ったときは明朝体を基準にしたフォントの選び方を確認しておくと安心です。

用紙サイズ・ペン・修正の基本ルール
細かいルールに見えますが、ここを外すと「基本のマナーを知らない人」という印象で減点されます。応募先に指定がなければ、以下の基本を守っておけば問題ありません。
- 用紙サイズ:A4またはB5。二つ折りで提出する形式が一般的です
- 筆記具:黒のボールペン(0.5〜0.7mm程度)。青やゲルインクの色ペンは避けます
- 修正:消せるボールペン・修正液・修正テープはすべてNG。間違えたら新しい用紙に書き直します
- 数字・年号:西暦か和暦のどちらかに統一します
写真と日付でマナー減点されないために
証明写真は、3か月以内に撮影した縦4cm×横3cmのものを使います。スーツ着用で、背景は白か薄い青が基本です。日付は「提出日」を書くのがルールで、郵送なら投函日、持参なら当日の日付を記入します。作成した日ではない点に注意してください。
写真は貼り付ける前に、表情や前髪で顔が暗く見えていないかを確認しておくと印象が変わります。撮り直しの判断に迷う場合は採用担当者が見る写真のポイントとNG例を参考にしてください。

採用担当者はここを見ている
- 空欄が多い履歴書は「志望度が低い」「準備不足」と受け取られやすい
- 写真の使い回しや古い写真は、細部への注意力を疑われる原因になる
職務経歴書の書き方を知りたい方はこちらの記事も併せてお読みください。
参考:職務経歴書と履歴書の違い|書き方のポイントを徹底解説!|ファンワーク
【項目別】履歴書の書き方と見本
ここからは、履歴書の各欄を上から順に埋めていきます。マイナビなどのテンプレートは項目の並びがほぼ共通なので、この順番どおりに書けば迷いません。項目ごとに「正解の書き方」と「落ちやすいNG」をセットで押さえていきましょう。
基本情報欄(氏名・ふりがな・住所・連絡先)
氏名は戸籍どおりに、姓と名の間を1マス空けて書きます。ふりがなは、欄が「ふりがな」ならひらがな、「フリガナ」ならカタカナで合わせます。住所は都道府県から書き、番地やマンション名も省略しません。連絡先メールは、企業からの添付ファイルも想定してスマホではなくパソコンでも受け取れるアドレスが安心です。
意外とミスが多いのが住所のふりがなです。番地や建物名まで振るのか迷ったときは、住所フリガナの正しい書き方とNG例で確認しておくと安心です。

学歴・職歴欄
学歴・職歴欄は、事実を時系列で正確に書くことが最優先です。1行目の中央に「学歴」と書き、次の行から記入します。学歴は高校入学から書くのが一般的で、入学・卒業をそれぞれ1行ずつ記載します。職歴は「学歴」の下に1行あけて中央に「職歴」と書き、入社・退社を正式名称で記入します。
| 状況 | 書き方 |
|---|---|
| 現在も在職中 | 会社名の下に「現在に至る」、右下に「以上」 |
| 退職済み | 「一身上の都合により退職」と記載 |
| 会社都合の退職 | 「会社都合により退職」と記載 |
入学・卒業年を西暦と和暦のどちらで書くか迷う場合は、生まれ年から逆算できる学歴早見表を使うと計算ミスを防げます。掛け持ちや副業の経験がある場合は、ダブルワークの職歴の書き方も参考になります。

NG例
「株式会社」を「(株)」と略す、退職理由をすべて省く、在籍期間をあいまいにする。職歴の空白や省略は「隠しているのでは」と勘ぐられるため、短期間の在籍でも正確に書くのが原則です。
免許・資格欄
取得年月が古い順になるように、正式名称で記入します。「普通自動車第一種運転免許」のように、通称ではなく正式名称で書くのが基本です。応募職種に関係する資格は優先して記載し、関連の薄い資格を並べすぎないほうが「何をアピールしたいのか」が伝わります。取得年月があいまいなときは、合格日と登録日の違いや調べ方を確認しておきましょう。

本人希望記入欄
特に希望がなければ「貴社の規定に従います」と書きます。ここに給与や休日の細かい要望を書くと、条件面ばかり気にする印象を与えかねません。ただし、勤務地の限定や入社可能日など、選考の前提として伝えるべき事情がある場合は具体的に書きます。入社日の書き方に迷う場合は本人希望欄と入社可能日の例文が参考になります。

採用担当者に響く志望動機・自己PRの書き方【例文つき】
基本情報や学歴・職歴が事実の欄なら、志望動機と自己PRは「この人と会ってみたい」と思わせるための欄です。マイナビのテンプレートで最後まで手が止まるのもこの2つで、書類選考の合否を大きく左右します。型に沿って書けば、無難で終わらせずに印象を残せます。
志望動機の型と例文
志望動機は「なぜこの業界か → なぜこの会社か → 入社後にどう貢献できるか」の順で組み立てると筋が通ります。会社のどこに惹かれたかを、公式サイトや事業内容から具体的に拾って書くと、使い回しではないことが伝わります。
良い例文
前職では小売店の販売職として3年間、接客と在庫管理を担当してきました。地域密着で顧客との関係づくりを重視する貴社の方針に共感し、応募いたしました。前職で培った提案力を活かし、リピーターの獲得に貢献したいと考えています。
NG例
「御社の将来性に魅力を感じました」「成長できる環境だと思いました」だけで終わる文。どの会社にも当てはまる内容は、志望度が低いと判断されるため、その会社ならではの理由を必ず一つ入れます。
採用担当者はここを見ている
- 志望動機と職歴・自己PRの内容が矛盾していないか
- 「入社後に何をしてくれるか」がイメージできるか
自己PRの型と例文
自己PRは「結論(強み)→ それを裏づけるエピソードと数字 → 入社後の再現性」の順で書きます。強みを一言で示したあと、その根拠となる具体的な行動と結果を数字で添えると説得力が増します。抽象的な性格の説明で終わらせないことがポイントです。
良い例文
私の強みは、課題を数字で捉えて改善する力です。前職では発注方法を見直し、廃棄ロスを前年比で約20%削減しました。貴社でも在庫データを分析し、利益率の改善に貢献できると考えています。
NG例
「誰とでもすぐ仲良くなれます」「何事も前向きに取り組みます」だけの自己PR。エピソードと数字がないと、仕事での再現性が伝わりません。強みは必ず具体的な実績とセットで示します。
状況別|転職・空白期間・アルバイトの書き方
履歴書は、応募する人の状況によって書き方の勘所が変わります。汎用の見本をそのまま写すのではなく、自分の状況に合わせて調整することで、採用担当者の不安を先回りして解消できます。
転職回数が多い・在職中の場合
転職回数が多くても、事実は省かず正確に書きます。回数そのものより、一貫性のなさが懸念されるため、志望動機で「これまでの経験がどうつながって今回の応募に至ったか」を一言添えると印象が変わります。在職中の場合は、職歴の最後に「現在に至る」と書き、本人希望欄に連絡が取りやすい時間帯を書いておくと親切です。
空白期間(ブランク)がある場合
空白期間は、隠すよりも正直に書いたほうが評価されます。療養・育児・資格取得・家族の介護など、期間中に何をしていたかを一行添えるだけで、採用担当者の不安は大きく減ります。短期間で辞めた経歴も、書かないと経歴詐称になりかねません。伝え方に迷う場合は短期離職の履歴書の書き方と退職理由の伝え方が参考になります。

アルバイト・パートの場合
アルバイトやパートの応募でも、職歴欄には勤務先を正式名称で書きます。志望動機は長文にする必要はなく、「働ける時間」「通いやすさ」「仕事への前向きさ」が伝われば十分です。世代ごとの書き方のコツは、パート向け履歴書の書き方と例文にまとまっています。

完成した履歴書の提出マナー(封筒・郵送・メール・手渡し)
中身を丁寧に書いても、封筒や提出方法でマナーを外すと印象を落とします。最後のひと手間で書類全体の完成度が決まります。
封筒の書き方
封筒は、履歴書を折らずに入れられる白の角形2号(A4対応)が基本です。表面の中央に企業の正式名称と担当部署・宛名を書き、左下に赤字で「履歴書在中」と記して四角で囲みます。裏面には自分の住所と氏名、投函日を書きます。
宛名や折り方の細部は、封筒の書き方とコンビニ印刷の手順と封筒裏面の正しい記入ルールで確認しておくと迷いません。

郵送・メール・手渡しの違い
- 郵送:添え状(送付状)を一番上に重ねる。切手不足に注意し、料金は郵便局で確認
- メール:PDF形式で添付し、ファイル名に氏名を入れる。本文に簡単な挨拶を添える
- 手渡し:折らずにクリアファイルへ入れ、封筒ごと渡す
採用担当者はここを見ている
- 提出期限を守れているか(郵送は到着日から逆算して投函)
- 書類の折れ・汚れがなく、丁寧に扱われているか
まとめ
- テンプレートは入手して終わりではなく、基本ルール(用紙・ペン・写真・日付)を先に押さえる
- 基本情報・学歴職歴・資格欄は「事実を正確に」、志望動機・自己PRは「型+具体例」で書く
- 空白期間や短期離職は隠さず、期間中の事情を一行添える
- 封筒・提出方法まで丁寧に仕上げて、書類全体の完成度を上げる
項目ごとに「採用担当者が何を見ているか」を意識すれば、テンプレートの空欄は自然と埋まります。まずは事実の欄を正確に、志望動機と自己PRは自分の言葉で書き上げてください。
履歴書の書き方(マイナビ)に関するよくある質問
- マイナビの履歴書テンプレートを使えば書類選考は通りやすくなりますか?
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テンプレートは体裁を整えるためのもので、通過率を直接上げるものではありません。合否を分けるのは志望動機・自己PRの中身と、職歴の正確さです。テンプレートで枠を用意したうえで、この記事の項目別のポイントに沿って中身を埋めてください。
- 履歴書は手書きとパソコンのどちらで作るべきですか?
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企業からの指定がなければどちらでも構いません。読みやすさやPCスキルを重視する企業が増えているため、複数社に応募するならパソコン作成が効率的です。「手書き希望」と明記されている場合のみ、手書きで用意します。
- 履歴書の日付はいつの日付を書けばよいですか?
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作成日ではなく「提出日」を書きます。郵送する場合は投函する日、持参する場合は当日の日付を記入します。西暦か和暦のどちらかに、書類全体でそろえてください。
- 空白期間があると不利になりますか?
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空白期間そのものより、説明がないことが不安材料になります。療養・育児・資格取得など、期間中に取り組んでいたことを一行で添えれば、多くの場合マイナス評価は避けられます。事実を隠さず前向きに書くのが基本です。


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