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職務経歴書 経理 見本|採用担当者が落とす書類・通す書類の違い

職務経歴書 経理 見本|採用担当者が落とす書類・通す書類の違い

この記事では、経理の職務経歴書を採用担当者が30秒で判断する3つのポイントと、経験年数別の見本例文3パターンを紹介します。書類通過率を下げるNG例と、具体的な改善例もセットで解説します。

目次

採用担当者が経理の職務経歴書を見るとき最初に確認する3つのポイント

採用担当者が経理職の書類選考で使う時間は、1人あたり平均30秒前後です。この短い時間で「この人は今求めているスキルセットに合致するか」を判断しています。まず以下の3点から確認する担当者が多く、これらが記載されていない書類は1枚目で次の候補者に移られることがあります。

業務範囲と担当規模は数字で書く

経理の職務経歴書でよく見られる失敗は、「月次決算を担当していました」のように業務名だけを書いてしまうことです。採用担当者が見たいのは、その業務を「どんな規模の会社で、どこまで担当していたか」という情報です。

採用担当者はここを見ている

  • 会社の売上規模・従業員数(例:「年商20億円規模の小売業」「従業員200名のメーカー」)
  • 決算の締め日・担当件数(例:「月次締め5営業日以内・仕訳200件/月」)
  • 単独担当か、チーム担当か(担当業務の自律度)

使用ソフト・ツールは必ず明記する

経理職の採用では、使用経験のある会計ソフトやERPシステムが必ず確認されます。入社後すぐに戦力になれるかどうかの判断材料になるためです。ソフト名の記載がない場合、採用担当者は「何を使えるかわからない」と判断し、次の候補者に移ることがあります。

カテゴリ代表的なソフト・システム
中小企業向け会計ソフト弥生会計、freee、マネーフォワードクラウド
大手・上場企業向けERPSAP(FI/CO)、Oracle、Microsoft Dynamics
給与・経費精算系奉行シリーズ(給与奉行・勘定奉行)、freee人事労務

決算経験の「深さ」を明確にする

経理の経験年数が同じでも、関わっていた決算の範囲によって採用担当者の評価は大きく変わります。「月次決算担当」と「連結決算補助まで担当」では、同じ5年でも求人とのマッチ度が異なります。以下の順で「深さ」が判断されます。

  • 月次処理:仕訳入力、振替、残高確認
  • 月次決算:試算表作成、科目チェック、経営報告用資料
  • 年次決算:本決算補助、税務申告補助(法人税・消費税)
  • 連結決算・開示:有価証券報告書集計、IFRS対応、J-SOX

経理の職務経歴書の基本フォーマット

経理の職務経歴書は「職務要約→職務経歴→スキル・資格」の3ブロック構成が採用担当者に最も読みやすい形式です。各ブロックで書くべき内容を押さえておきます。職務経歴書のフォーマット選びに迷っている場合は職務経歴書の書き方(ハローワーク公式フォーマット対応)も参照してください。

職務要約の書き方(150〜200字が目安)

職務要約は「採用担当者が最初に読む箇所」であり、応募者の全体像を短時間で判断するための要素です。以下の4点をコンパクトに盛り込むことで、採用担当者が判断しやすい要約になります。

採用担当者はここを見ている

  • 在籍していた会社の規模・業種
  • 経理担当として携わった主な業務(決算の範囲)
  • 使用していた会計ソフト・ツール
  • 保有資格(日商簿記○級等)

良い職務要約の例

食品メーカー(年商30億円)にて経理担当として5年勤務。月次・年次決算(税務申告補助含む)を3名チームで担当。freeeおよびExcel(VBA使用可)での業務効率化に従事。日商簿記2級取得。

NG例

「経理として5年間勤務してきました。決算業務も担当しました。」→ 業種・規模・決算の範囲・使用ツールが一切不明のため、採用担当者は判断に必要な情報が何も得られない文章です。

職務経歴(業務内容)の書き方

職務経歴欄は「在籍期間×業務内容×使用ツール」の構造で整理するのが採用担当者に最も伝わりやすい形式です。在籍した会社ごとにブロックを分け、業務内容は箇条書きで具体的に記載します。

期間会社名・部署名主な業務内容
20XX年4月〜20XX年3月〇〇株式会社 経理部月次決算、売掛管理、経費精算(弥生会計使用)
20XX年4月〜現在△△株式会社 経理課月次・年次決算、固定資産管理、税務申告補助(freee使用)

スキル・資格欄の書き方

スキル欄では「保有資格」と「実務レベル」を明確に分けて記載します。資格名だけを並べて実務経験を示さない書き方は評価が低くなります。日商簿記の正式名称など詳細な書き方については履歴書 検定の書き方で確認できます。

  • 資格:日商簿記○級(取得年月)、FP○級(取得年月)
  • 会計ソフト:弥生会計(日常的に使用・5年以上)、freee(導入・設定業務含む)
  • PCスキル:Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル・VBA使用可)、PowerPoint(報告資料作成可)

簿記3級を履歴書・職務経歴書に記載する際の判断基準については履歴書に簿記3級は書いていい?(recree.jobree.co.jp)で詳しく解説しています。

経理の職務経歴書 見本例文【経験年数別3パターン】

採用担当者が確認するポイントを押さえた、経験年数別の見本例文を3パターン紹介します。自身の状況に近いものをベースに、会社名・業種・数値を自分の経歴に合わせて書き換えてください。

【見本①】経理歴1〜3年(月次決算まで担当)

経理担当として1〜3年の方向け。年次決算は担当していないが、月次決算の一連の流れを経験している状況の見本です。経験が浅い段階では担当件数・処理規模の数字を具体的に入れることで採用担当者の印象が変わります。

見本①:職務要約(150〜200字)

〇〇株式会社(製造業・年商15億円)にて経理担当として3年間勤務。月次決算業務(仕訳入力・試算表作成・残高照合)を主担当として担当。弥生会計を日常業務で使用。日商簿記2級取得後、年次決算業務のスキルアップを目指し転職活動中。

見本①:主な業務内容

  • 月次決算業務(仕訳入力200件/月・締め5営業日以内)
  • 売掛金・買掛金管理(取引先約80社・月次照合)
  • 経費精算処理(月50〜80件対応)
  • 銀行残高照合・振込処理(週次)
  • 使用ソフト:弥生会計、Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル使用可)
  • 保有資格:日商簿記2級(2024年11月取得)

【見本②】経理歴3〜5年(年次決算・税務対応あり)

経理担当として3〜5年、年次決算や税務申告補助まで担当している方向け。この段階では「担当の深さ」と「使用ツールの具体名」が特に重視されます。

見本②:職務要約(150〜200字)

△△株式会社(ITサービス業・従業員150名)にて経理担当として5年間従事。月次・年次決算の主担当として、顧問税理士と連携した法人税申告補助まで担当。freee導入後は社内の運用定着を主担当としてリード。日商簿記2級取得。

見本②:主な業務内容

  • 月次・年次決算(締め3営業日・年間仕訳約4,000件)
  • 法人税・消費税申告書作成補助(顧問税理士と連携)
  • 固定資産管理(資産台帳管理・減価償却計算)
  • 月次資金繰り表作成(経営幹部向け報告資料含む)
  • freee会計の社内導入・運用定着(ルール策定・マニュアル作成)
  • 使用ソフト:freee会計、Excel(マクロ・VBA使用可)
  • 保有資格:日商簿記2級

【見本③】経理リーダー経験あり(連結決算・チームマネジメント)

チームマネジメントや連結決算を担当している方向け。上場企業や上位職への転職では、「担当した開示範囲」と「チーム規模・改善実績」が採用担当者の判断基準になります。

見本③:職務要約(150〜200字)

□□株式会社(製造業・東証プライム子会社・年商80億円)にて経理課長補佐として3年間、3名チームを統括。四半期・年次連結決算補助と有価証券報告書の数値集計を主担当として担当。SAP(FI/CO)を活用した月次締め短縮(5営業日→3営業日)に貢献。日商簿記1級取得。

見本③:主な業務内容

  • 連結決算補助(四半期・年次・開示情報集計)
  • 有価証券報告書の数値集計・照合(親会社経営企画部と連携)
  • 月次決算締め短縮プロジェクト主担当(5営業日→3営業日を実現)
  • 3名チームのタスク管理・育成(新入社員の業務指導含む)
  • 内部統制対応(J-SOX:統制評価・文書化)
  • 使用ソフト:SAP(FI/CO)、Excel(Power Query使用可)
  • 保有資格:日商簿記1級

採用担当者がすぐ落とすNG例と改善例

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実際に採用担当者が「この書類は次に進まない」と判断するNG例を2パターン挙げます。いずれも「情報が少なすぎて判断できない」という共通点があります。

職務要約のNG例と改善ポイント

NG例

「経理として10年以上のキャリアがあります。決算業務も長く経験しており、どんな会社でも対応できる自信があります。」

決算の「種類・範囲・担当規模」が一切不明です。「何でもできます」という主張は採用担当者にとって判断材料がない文章です。自信のアピールより、具体的な実績の記述に字数を使うほうが通過率は上がります。キャリアの長さより「どこまで担当していたか」を書きましょう。

職務経歴欄のNG例と改善例

NG例

「経理全般を担当していました。決算業務、税務、資金繰りなどを幅広く対応。ExcelやERPを活用して業務を行いました。」

「幅広く対応」「経理全般」は採用担当者が最も判断に困る表現です。どのERPを、どのくらいの規模で、何件処理したか。一文ずつ「数字」と「固有名詞」に変換することで改善されます。

改善例

「月次決算(締め5営業日・仕訳400件/月)、年次決算(税務申告補助含む)、資金繰り管理(月次報告・銀行折衝)を担当。SAP(FI)での仕訳入力からレポーティングまで対応。従業員規模500名・年商120億円の製造業にて3年間担当。」

自己PR欄で経理の強みをどう伝えるか

経理職の自己PRで最も評価されるのは「正確性」と「改善実績」の2点です。どちらも「数字で裏付ける」ことが採用担当者への伝わり方を変えます。経理は目立ちにくい職種だからこそ、自分の業務を可視化して伝える意識が書類選考の通過を左右します。

コミュニケーション・調整力を数値化して書く

経理は「正確さ」だけでなく、社内外との調整力も重視される職種です。「コミュニケーション力があります」と書くだけでは採用担当者には伝わりません。具体的な調整実績で裏付けます。

自己PR例文(調整力)

月次決算の締めを実現するために、10部門のマネージャーと締め日2日前に照合ミーティングを設定するルールを策定しました。これにより差異発生件数を月平均8件から2件に削減し、決算精度の向上に貢献しています。

改善実績がある場合の書き方

業務改善の経験は、経理職の自己PRで最も評価が高い要素です。「改善前→改善後」を数値で示すことで、採用担当者に即戦力としての印象を与えます。

自己PR例文(改善実績あり)

仕訳入力の一部をExcelマクロで自動化し、月次処理時間を約30時間削減しました。削減した時間を決算精度向上に充て、修正仕訳の発生件数を年間で3割削減することができました。

改善実績がない場合でも使えるフレーム

「特に目立った改善をしてきていない」という方でも、日常業務の「正確性・継続性・対応件数」をアピールすることで自己PRとして成立します。経理は「ミスを出さない」こと自体が価値であり、それを数値で示すのが有効です。

自己PR例文(改善実績なし)

4年間の月次決算業務において、修正依頼ゼロを継続しています。仕訳200件/月・80社の取引先照合を、締め5営業日以内で完結させる体制を4年間維持してきました。正確性を最優先としながら、経費精算・残高照合など周辺業務も処理できることが強みです。

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まとめ

  • 採用担当者が最初に確認するのは「業務範囲・担当規模・決算の深さ・使用ソフト」の4点
  • 職務要約は150〜200字で、これら4点を含めてコンパクトにまとめる
  • 見本例文は経験年数別に使い分け、会社規模・業種・件数を自分の経歴に置き換える
  • 自己PRは「数字による具体的な実績・対応件数」で裏付ける
  • 「幅広く対応」「経理全般を担当」のような曖昧な表現は採用担当者に響かない

書類選考を通過する職務経歴書は「採用担当者が判断に必要な情報を正確に提示する書類」です。見本をそのままコピーするのではなく、自分の会社規模・業種・担当範囲を数値で置き換えることが通過率を上げる最短ルートです。職務経歴書を効率よく作成したい場合は職務経歴書の自動作成ツールも活用できます。また、職務経歴書の有料添削サービスで採用担当者目線のフィードバックを受けるのも選択肢のひとつです。

経理の職務経歴書に関するよくある質問

経理の職務経歴書はA4何枚が適切ですか?

経験年数が3年未満であれば1枚、3〜5年以上であれば2枚以内を目安にしてください。無理に枚数を増やすより、採用担当者が判断しやすい構成・分量にすることが重要です。経験が少ない段階で2枚に引き伸ばすと、内容の薄さが目立つことがあります。

日商簿記の資格は必ず記載すべきですか?

保有している場合は必ず記載してください。日商簿記2級以上は経理職では明確な選考基準になります。3級は「基礎知識の確認程度」として採用担当者が評価することが多いため、業務経験が豊富な場合は資格より実績を前面に出す構成にすると効果的です。

経理経験が1年未満でも職務経歴書は書けますか?

書けます。担当してきた業務を「仕訳入力〇件/月」「売掛金管理〇社分」のように具体化することで、短期間でも採用担当者に伝わる職務経歴書になります。担当範囲が限られている場合は「今後担当したい業務・目指すキャリア」をセットで自己PRに書くことで、意欲と方向性が伝わります。

会計ソフトの経験がない場合はどう書けばよいですか?

「未経験」と正直に記載した上で、「Excelによる集計業務経験あり(VLOOKUP・ピボットテーブル使用可)」のように代替スキルを示してください。多くの中小企業の経理ではExcel操作能力が実質的に重視されます。「入社後に習得予定」と書く場合はExcel・ITリテラシーで補強する構成にします。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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