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履歴書は印刷か手書きか|採用担当者が本音で語る判断基準

履歴書は印刷か手書きか|採用担当者が本音で語る判断基準

この記事では、履歴書の印刷(PC作成)と手書きのどちらが採用担当者に評価されるかを解説します。企業から指定がない場合の判断基準、作成方法別の注意点、封筒の宛名の扱いまで網羅します。

目次

履歴書は印刷と手書き、どちらが正解か

企業から作成方法の指定がない場合、印刷と手書きのどちらを選んでも選考上の問題は生じません。採用担当者へのアンケート調査では、「パソコン作成のほうが良い」と答えた担当者が約47%、「どちらでも気にしない」が約47%というデータが出ており、採用担当者の半数は作成方法そのものを評価基準にしていません。

ただし、「どちらでもいい」が無条件に正解というわけではありません。作成方法の選択は、採用担当者が書類全体の第一印象を形成するタイミングに直結します。内容が同じ場合でも、作成方法の選択ミスが余計な減点を生む場面があるため、正しい判断基準を押さえておく必要があります。

企業から指定がある場合は絶対に従う

求人票や募集要項に「手書きで作成してください」「Wordで作成し印刷して提出してください」のような記載がある場合は、必ずその指示に従ってください。採用担当者は、指定に反した履歴書が届いた時点で「募集要項を読んでいない」「指示に従えない」という印象を持ちます。

書類の内容より先に、この「指示を守る姿勢」が評価されます。指定がない場合は、次のセクションで解説する判断基準を使ってください。

採用担当者が見ている「印刷か手書きか」の本音

採用担当者はここを見ている

  • 文字の読みやすさと全体の見た目の整合性
  • 全項目に記入されているか(空欄がないか)
  • 修正跡・誤字脱字がないか
  • フォーマット・書式が統一されているか
  • 企業名・役職名の表記ミスがないか

印刷(PC作成)を評価する採用担当者が重視すること

PC作成・印刷の履歴書を好む採用担当者が挙げる主な理由は「読みやすさの均一性」です。手書きの場合、書き手の字の巧拙が読みやすさに直結しますが、PC作成ならフォントと文字サイズが統一されるため、採用担当者が内容の精査に集中できます。

転職活動では職務経歴書もあわせて提出するケースがほとんどで、職務経歴書はPC作成が事実上の標準です。履歴書だけ手書きにすると書類全体の統一感が崩れるため、採用担当者がセットで確認する際に違和感を与えます。PC作成で揃えた方が全体の印象がまとまります。

手書きを求める採用担当者が重視すること

手書きを評価する採用担当者は「丁寧さ・意志の強さ」を重視する傾向があります。手書きの履歴書は、誤字があっても修正テープで直せず、最初から書き直す手間がかかります。それを厭わずに仕上げてきたことが、応募に対する真剣さの証拠だという考え方です。

これは特に接客・サービス業、伝統的な日本企業、地方の中小企業などで見られる価値観です。「字が人を表す」という観点で手書きを評価する担当者が一定数います。

どちらを選んでも「これはNG」と感じる状態

NG例

  • 手書きの場合:修正テープ・修正液の使用、なぐり書きのような字、鉛筆・消えるボールペンの使用
  • 印刷の場合:フォントや文字サイズがバラバラ、写真欄が空白のまま、印刷がかすれている・ズレている
  • 共通:企業名・担当者名の誤字、空欄が多い、折り目が崩れている

採用担当者が「印刷か手書きか」よりも強く問題視するのは、上記のような状態の書類です。作成方法よりも「丁寧に仕上げられているか」の方が、書類選考の評価を左右する要因として大きいです。

転職活動では印刷が主流になった理由

かつて「履歴書は手書きが礼儀」という考え方が一般的でしたが、2010年代以降の転職活動ではPC作成(印刷)が事実上の標準になりました。背景には次の変化があります。

  • 職務経歴書の普及により、書類全体をPC作成で統一するケースが増えた
  • 転職エージェント経由の応募では、エージェント指定のフォーマット(PC作成)を使うことが多い
  • メール・PDF提出が一般化し、デジタル前提のPC作成が合理的になった

転職活動においては、特別な理由がない限り印刷を選んでおけばほぼ問題ありません。ただし業界・職種によって異なるため、以下の基準で判断してください。

印刷を選ぶべき状況と業界

状況・業界印刷が適している理由
IT・ベンチャー・スタートアップデジタルツールへの親和性を示せる。手書きは逆に「使い慣れていない」印象を与えるリスクがある
外資系企業書類の読みやすさ・均一性を重視する文化。PDF・印刷が標準
大手企業(書類量が多い)採用担当者が多数の書類を処理するため、読みやすいPC作成が合理的
転職エージェント経由の応募エージェント指定のフォーマットに従うのが基本
メール・Web提出が可能な企業印刷前提のPC作成が前提になっている

印刷の履歴書でやってはいけない3つのミス

PC作成・印刷を選んだ場合も、次の3つのミスは採用担当者の評価を下げます。

印刷履歴書のNGミス3選

  • フォントと文字サイズの混在:本文は明朝体11pt、一部だけゴシック体になっているなど統一感がない状態は、細かさへの注意力が低い印象を与えます
  • 証明写真の不備:写真欄を空白のままにしている、またはデジタルデータの解像度が低くぼやけた状態で印刷されているケース
  • フォーマットのサイズミス:A4指定なのにB5で印刷、またはその逆。採用担当者はすぐに気づきます

PC作成でのフォント選びについては、履歴書のフォントは明朝体が基本|採用担当者が見るポイントで詳しく解説しています。

手書きが評価される状況と正しい書き方のコツ

手書きの履歴書が今も有効な場面は確実にあります。業界・職種・企業文化によっては、手書きの方が好印象を持たれるケースがあるため、一概に「時代遅れ」と切り捨てることはできません。

手書きが有利になる業界・職種

  • 接客・サービス業(ブライダル、旅館・ホテル、対面営業など):丁寧さと細やかさを重視する業界では、手書きそのものが「人柄の証明」として機能することがあります
  • 老舗企業・伝統産業:創業年数の長い企業ほど、書類の形式に関する文化が残っている場合があります
  • 書道・筆耕・デザイン職:文字や表現に関わる職種では、手書きが直接的なスキルアピールになります
  • アルバイト・パート採用(中小規模):PC環境が整っていない応募者も多いことを前提に、手書きを想定している採用担当者がいます

採用担当者が「手書きで加点する」条件

手書きの履歴書で採用担当者が高評価を付ける書類には、共通した特徴があります。

採用担当者はここを見ている

  • 文字の大きさ・濃さが全欄を通じて一定に保たれている
  • 枠からはみ出さず、行の中心がそろっている
  • 油性ボールペン(黒)を使用し、インクがにじんでいない
  • 訂正・修正跡がゼロ(誤字があれば最初から書き直している)
  • 空欄がない(該当なしの場合は「なし」「特になし」と明示している)

採用担当者が手書きに好印象を持つのは、「きれいな字」だけが条件ではありません。字が得意でなくても、丁寧に一定のペースで書かれた文字は読みやすく、「細かい作業も丁寧に取り組める人」という印象を与えます。

「字が汚い」という不安を持つ方へ

字に自信がない方が手書きを選ぶ場合は、次の2点を実践してください。

  • 下書きを複数回書いてから清書する:本番の用紙に最初から書こうとするほど、緊張で字が崩れます。同じ規格の用紙に下書きして練習してから清書に臨んでください
  • 罫線ガイドを敷く:罫線なしの欄には、下に罫線を引いた紙を敷いて書くと行がそろいやすくなります

それでも手書きへの不安が大きい場合は、無理に手書きを選ばず印刷で提出するのが現実的な判断です。

迷ったときの判断基準|印刷か手書きかを決める3ステップ

企業から指定がなく、業界からも判断しにくい場合は、次の3ステップで作成方法を決めてください。

ステップ1:求人票と募集要項を再確認する

まず求人票・募集要項・企業の採用サイトを確認します。「手書き」「PC作成」「Word形式」などの記載があれば迷わずそれに従います。「履歴書(当社規定様式)」と指定されている場合は、企業が用意したフォームを使用します。

この確認を省いて指定に反した書類を送ると、内容に関係なく「募集要項を読んでいない人」という判断につながります。

ステップ2:応募先の業界・企業規模・社風から読む

企業の特性推奨する作成方法
IT・Web・スタートアップ印刷(PC作成)
外資系印刷(PC作成)
老舗・伝統産業・中小製造業手書き、または印刷でどちらでも可
接客・ブライダル・旅館・旅行業手書きが評価される傾向
公務員・教育機関指定書式を使用(市販の手書き様式が多い)

ステップ3:それでも判断できない場合は印刷を選ぶ

上記2つのステップで判断がつかない場合は、印刷を選んでください。採用担当者の調査では「どちらでも気にしない」が約半数を占めており、印刷を選んだことで不利になる場面は限定的です。

「手書きにすることで加点される可能性」よりも「字の汚さや修正跡で減点されるリスク」を避ける方が、通過率の観点から合理的な判断です。

PC作成でどのサービス・ツールを選ぶか迷ったときは、採用担当者が評価する履歴書の選び方をまとめた履歴書作成おすすめ7選も参考にしてください。

印刷した履歴書をコンビニで出力する手順

PC作成の履歴書を自宅のプリンターで印刷できない場合は、コンビニのマルチコピー機を使います。事前に確認すべき点と、各コンビニの使い方をまとめます。

印刷前に確認すべき3つのポイント

  • 用紙サイズの確認:一般的な履歴書はA4(または提出先が指定するサイズ)が標準です。WordやPDFの設定も「A4」に合わせてください
  • PDF変換してから持ち込む:Word形式のままコンビニ印刷に持ち込むと、フォントや改行がズレる場合があります。必ずPDF形式に変換してからUSBメモリやネットプリントで送付してください
  • 試し刷りで品質を確認する:印刷後はインクのかすれ・文字の欠け・用紙の折り目がないか確認してから封筒に入れてください

各コンビニの基本的な使い方

コンビニサービス名対応形式持ち込み方法
セブン-イレブンnetprintPDF・Word(変換推奨)ネット予約またはUSBメモリ
ローソン・ファミリーマートネットワークプリントPDF・Wordネット予約またはUSBメモリ

送付状(添え状)もあわせてコンビニ印刷する場合は、履歴書の送付状をスマホで作ってコンビニ印刷する手順が参考になります。

印刷した履歴書を封筒に入れて郵送する際の折り方・宛名書きの手順は、履歴書の封筒と印刷|コンビニ手順・折り方・宛名まで解説で詳しくまとめています。

封筒の宛名は印刷か手書きか

履歴書本体の作成方法とは別に、郵送時の封筒の宛名をどうするかという質問も多く寄せられます。

封筒の宛名は手書きが基本

封筒の宛名は、履歴書本体が印刷(PC作成)であっても、手書きが基本のマナーです。ビジネス文書の慣習として、封筒の宛名を印刷して貼り付ける方法はDMや一括送付のイメージを与えるため、採用応募には不向きです。

採用担当者の立場から言えば、封筒の宛名が印刷ラベルで貼られていると「事務的な送付だな」という印象を受けることがあります。選考初期の書類送付では、手書きの宛名の方が礼儀に適っているという認識が根強く残っています。

封筒の宛名を書くときの基本ルール

  • 使用する筆記具:油性ボールペンまたは毛筆(サインペン可)、黒インク
  • 企業名は省略せず正式名称で記入(「(株)」は「株式会社」と書く)
  • 宛先の敬称:採用担当者の個人名なら「様」、部署宛なら「御中」
  • 封筒の表面に「応募書類在中」と赤ペンで記入し、四角で囲む

封筒の書き方・折り方・切手代については、履歴書の封筒と印刷|コンビニ手順・折り方・宛名まで解説でさらに詳しく解説しています。

まとめ

  • 企業から作成方法の指定がある場合は必ず従う。指定に反した書類は内容より先に評価を下げる
  • 転職活動では印刷(PC作成)が主流。職務経歴書との統一感もあるため、特別な理由がなければ印刷を選ぶ
  • 接客・伝統産業・老舗企業などでは手書きが評価される場面があるが、字の丁寧さが前提条件
  • 採用担当者は「印刷か手書きか」よりも「丁寧に仕上げられているか」「全項目に記入されているか」を重視する
  • 封筒の宛名は、履歴書本体が印刷でも手書きが基本マナー

作成方法の選択に迷う時間よりも、内容の質を高めることに時間を使う方が書類選考通過への近道です。

履歴書の印刷・手書きに関するよくある質問

手書きの履歴書に修正液を使っても問題ありませんか?

採用応募の書類では、修正液・修正テープの使用は厳禁です。採用担当者には「書き直さなかった」という印象で映り、丁寧さへの姿勢を疑われます。誤字が発生した場合は、必ず最初から書き直してください。

履歴書を印刷してサインペンで加筆してもいいですか?

印刷の履歴書の一部だけを手書きで補足する方法(例:志望動機欄だけ手書き)は、統一感がなくなるため避けてください。証明写真の貼り付けなど最小限の追記は問題ありませんが、全欄を同じ方法で統一するのが原則です。

コンビニで履歴書を印刷する際、白黒(モノクロ)でも問題ありませんか?

証明写真はカラーで印刷することを推奨します。本文欄はモノクロで十分ですが、写真がモノクロになると採用担当者に「雑」という印象を与える場合があります。セブン-イレブンのnetprintはページ単位でカラー・モノクロを使い分けることが可能です。

転職エージェント経由で応募する場合、履歴書は印刷と手書きどちらですか?

転職エージェント経由の応募では、エージェントが用意したPC作成のフォーマットを使うケースが大半です。エージェントの担当者から書式の指定がある場合はそれに従い、特段の指示がない場合はPC作成(印刷)を選んでください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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