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履歴書の書き方|手書きかパソコンか採用担当が正直に答える

履歴書の書き方|手書きかパソコンか採用担当が正直に答える

この記事では、履歴書の書き方として手書きとパソコンのどちらが採用担当者に好まれるかを調査データとともに解説します。採用担当者が実際に見ているポイントと、状況別の正しい選び方・注意点も紹介します。

目次

履歴書は手書きでもパソコンでも提出できる

履歴書の書き方に「手書き必須」というルールは、一般的な転職・就職活動においては存在しません。企業から「手書きで提出してください」という明確な指定がない限り、パソコン作成でも手書きでも、どちらで提出しても問題ありません。

採用担当者の約47%はパソコン作成を好む——調査でわかった本音

マイナビ転職が中途採用担当者352人を対象に実施した調査によると、「パソコン作成のほうが良い」と回答したのは46.9%、「手書きのほうが良い」は23.3%、「どちらでも良い」は29.8%という結果でした。

採用担当者の意見割合
パソコン作成のほうが良い46.9%
手書きのほうが良い23.3%
どちらでも良い29.8%

出典:マイナビ転職「中途採用担当者アンケート」352名回答

パソコン作成を好む採用担当者が多い理由は主に「読みやすい」「情報の整理がされている」「書き写しや管理がしやすい」という実務的な理由からです。字体の読みにくさで内容を確認しにくくなる状況を避けられる点が、現場では評価されています。

「どちらでも良い」が約30%——書き方の選択は合否に直接影響しない

注目すべきは「どちらでも良い」が29.8%という数字です。パソコン作成を好む46.9%の多くも、手書きを「絶対NG」と捉えているわけではなく、「どちらかといえばパソコンが読みやすい」という程度の意味合いが大半です。

書き方の形式は合否の直接的な要因にはなりにくく、採用担当者は「履歴書をどう書いたか」より「何が書かれているか」を重視しています。この点は次のセクションで詳しく解説します。

採用担当者が正直に語る「形式より内容」という現実

採用活動の現場では、手書きかパソコンかという選択よりも、書かれている内容の質が選考を左右します。採用担当者が書類選考で実際に確認しているポイントを理解することが、形式の選択よりも重要です。

採用担当者が履歴書で実際にチェックしている3つのポイント

採用担当者はここを見ている

  • 志望動機の具体性:「御社の成長性に惹かれた」のような抽象的な記述はスルーされやすい。「なぜこの会社でなければならないのか」が書かれているかを採用担当者は最初に確認する
  • 職歴・スキルと求める人物像の一致度:どれだけ読みやすい字でも、求める経験と全くズレた職歴では通過しない。逆に多少字が読みにくくても「求めている人材」であれば面接に呼ぶのが採用の現場
  • 空欄・漏れ・基本マナーの遵守:写真の貼り忘れ、日付の空欄、提出書類の不足は手書き・パソコンに関わらず即マイナス評価。採用担当者は空欄を「丁寧さの欠如」と読む

採用担当者は書類選考で多数の履歴書を確認します。手書きかパソコンかよりも、「この人は自社で活躍できるか」という観点で内容を読んでいます。形式に悩む時間があれば、志望動機や自己PRの内容を磨くことに時間を使うほうが合否への影響は大きいといえます。

パソコン作成のメリット・デメリットと採用担当者が見る落とし穴

パソコンで履歴書を作成する場合、効率よく質の高い書類を作れる反面、知っておくべき注意点があります。採用担当者が実際に気になるポイントも含めて確認しましょう。

パソコン作成の3つのメリット

  • 複数企業への応募で効率が上がる:一度作成したデータを保存し、企業ごとに志望動機のみ書き換えるだけで再利用できる。転職活動で複数社に同時応募する場合に大きなメリットになる
  • 読みやすさと整った見た目:フォントが統一され、文字の大小や字体のバラツキがなくなる。採用担当者が大量の書類を処理する現場では「読みやすい履歴書」は実際に好印象につながる
  • PDF形式でメール・Web提出に対応できる:求人媒体やメール経由での応募が主流になった現在、PCで作成してPDF保存すれば印刷・メール送付どちらにも対応できる

パソコン作成をする場合は、フォントの選び方も採用担当者の印象に影響します。PC・手書き別の書体(フォント)選びの詳細も確認しておくと安心です。

パソコン作成でやりがちなNG——採用担当者がチェックする落とし穴

NG例(パソコン作成)

  • フォントがポップ系・装飾が過剰:ポップ体・手書きフォント・斜体を多用すると「ビジネス書類」としての印象が下がる。履歴書のフォントは明朝体またはゴシック体(游明朝・ヒラギノ明朝等)が基本。フォントサイズは10.5〜11ptが目安
  • 印刷後の確認不足でレイアウト崩れ:PC画面で確認したレイアウトが、印刷するとページをはみ出す・写真枠がずれるケースがある。提出前に必ず印刷プレビューで確認する
  • 署名欄の空白:パソコン作成の場合でも、本人署名欄は手書きで記入が必要。「印刷したから全部完成」と思い込んで空白のまま提出するのは採用担当者から見ても目立つミス

パソコンで作成する場合のテンプレート選びも選考に影響します。採用担当者の視点で各ツールを比較した記事もあります。

手書きのメリット・デメリットと採用担当者が見る失敗例

手書きの履歴書に対して「古い」「時代遅れ」というイメージを持つ方もいますが、職種や企業文化によっては手書きが好意的に受け止められるケースもあります。ただし、手書き特有の注意点を知らないと採用担当者の印象を下げることになります。

手書きの2つのメリット

  • 「丁寧に書かれた」印象が伝わる:字の上手い・下手よりも、「丁寧に書かれているか」が採用担当者の印象に影響します。一文字一文字ていねいに書かれた履歴書からは、その応募企業への真剣さが伝わることがあります
  • 手書きスキルが評価される職種では強みになる:受付・秘書・営業(手書きの提案書を書く職種)など、手書きの文字が業務に関わる職種では、きれいな文字でまとめた手書き履歴書が直接的なアピールになります

手書きでやりがちなNG——採用担当者が選考で確認するポイント

NG例(手書き)

  • 消えるボールペン(フリクション等)の使用:熱で消えるインクは夏場の郵便や長期保管中に文字が消える可能性がある。書類の証明性を失うため採用担当者から「常識を知らない」と受け取られるリスクがある。黒の油性ボールペンまたは万年筆が必須
  • 修正液・修正テープの使用:履歴書は公式書類に近い扱いであるため、修正液や修正テープを使った痕跡があると印象が下がる。誤字があれば書き直しが基本
  • 鉛筆・薄いインクでの記入:スキャン・コピーした際に文字が読み取れなくなるケースがある。デジタルで管理する採用現場では「読めない書類」は処理に困る

手書き履歴書では楷書体が基本です。履歴書のフォント・書体の基本ルールでは、PC・手書き双方の書体選びをまとめています。

「手書き」か「パソコン」かの正しい選び方——状況別の判断基準

「どちらでもよい」という結論は分かっても、実際にどちらを選ぶかで迷うケースは多くあります。判断に迷ったときは、以下の2つの軸で考えることで選択を絞れます。

応募先の企業・職種から判断する方法

状況おすすめの書き方理由
IT・テック系企業パソコンPDFやオンライン提出が標準。PC操作スキルの証明にもなる
大手企業・外資系パソコン書類管理がデジタル化されており、スキャン処理の効率が上がる
中小企業・伝統的な業界どちらでも可企業文化により異なる。採用担当者への問い合わせも有効
受付・秘書・営業職(手書き業務あり)手書き(字が丁寧な場合)業務に直結するスキルとして直接的なアピールになる
アルバイト・パート応募どちらでも可多くの場合は指定なし。丁寧に書かれていれば形式を問わない

自分のスキル・状況から判断する方法

  • 複数社への同時応募なら迷わずパソコン:転職活動で5社・10社に並行応募する場合、毎回手書きでは時間と体力が消耗する。パソコン作成で効率を上げ、内容の精度を高めることに集中するほうが合理的
  • 字に自信がないならパソコン一択:「字が汚いから手書きが心配」という方は遠慮なくパソコンを選んでよい。採用担当者の大半はパソコン作成を歓迎しており、字の問題を気にする必要はない
  • 「手書きで」という指定がある場合は必ず従う:企業側が明示している場合は選択の余地なし。指定を無視してパソコンで提出すると、内容以前に「指示に従えない人」と評価されるリスクがある

テンプレートをまだ準備していない場合は、無料で使える履歴書テンプレートの選び方も合わせて確認しておくと、書き始めのハードルが下がります。

また、フリーターや空白期間がある方など、特定の状況で履歴書の書き方に悩む場合は、フリーター向けの履歴書の書き方も参考にしてください。

採用担当者が「思わず通過させたくなる」履歴書の共通点

手書きかパソコンかという議論を超えて、採用担当者が「この人に会いたい」と感じる履歴書には共通の特徴があります。形式を決めた後に磨くべきポイントです。

採用担当者が「通過させたくなる」履歴書の特徴

  • 志望動機に「この会社でなければならない理由」がある:業界・職種・会社の強みをリサーチしたうえで、自分の経験や目標と結びつけた内容は採用担当者の記憶に残る。「○○という事業に興味があり」だけでは誰でも書ける
  • 自己PRが「強みの名前」ではなく「強みの証拠」を示している:「コミュニケーション能力があります」ではなく「前職で月30件のクレームを担当し、対応後の顧客満足度を87%から94%に改善しました」という具体的な実績が書類通過率を引き上げる
  • 全欄が埋まっており、空欄がひとつもない:「特になし」でも「なし」でも構わないが、空欄のまま提出すると「記入を忘れた人」と思われる。採用担当者は空欄を丁寧さの欠如とみなすことが多い
  • 提出前にコピーを保管してある:面接で「履歴書に書いた内容」について質問されるケースは多い。コピーを手元に置いて内容を把握していれば、面接での受け答えがスムーズになる

これらの特徴は、手書きでもパソコンでも同様に当てはまります。形式の選択に時間をかけるより、内容の質を上げることに意識を向けることが書類選考の通過率を高める最短経路です。

まとめ

  • 履歴書は手書きでもパソコンでも、企業から指定がなければどちらでも提出できる
  • 採用担当者の約47%はパソコン作成を好むが、「どちらでもよい」も約30%——形式は合否の直接要因にはなりにくい
  • パソコン作成のメリットは「効率」「読みやすさ」「再利用性」。落とし穴はフォント選びと印刷後の確認不足
  • 手書きのメリットは「丁寧さの伝わりやすさ」と「手書きが評価される職種での強み」。消えるボールペンや修正液は厳禁
  • 判断に迷うなら「複数社応募なら迷わずパソコン」「字に自信がないならパソコン」「企業指定があれば必ず従う」の3点で決める
  • 採用担当者が「通過させたくなる」のは形式ではなく、志望動機の具体性・自己PRの実績・空欄のなさ

形式を決めたら、あとは内容を磨くことに集中してください。採用担当者が書類で見ているのは「この人に会いたいか」という一点です。

履歴書の手書きとパソコンに関するよくある質問

手書きとパソコン、企業から指定がない場合はどちらにすればよいですか?

指定がない場合はパソコン作成を選ぶほうが無難です。採用担当者の約47%がパソコン作成を好むという調査結果があり、複数社に応募する転職活動では効率の面でも有利です。ただし、受付・秘書・営業など手書きスキルが業務に関わる職種で字に自信がある場合は、手書きがアピールになるケースもあります。

手書きの文字が下手でも採用に不利になりませんか?

字の上手い・下手よりも「丁寧に書かれているか」のほうが採用担当者の印象に影響します。ただし、字の読みにくさが内容の確認を妨げる状況は避けたほうがよいため、字に自信がない場合はパソコン作成に切り替えることを検討してください。採用担当者の多数派はパソコン作成を歓迎しており、字の問題を解消する合理的な選択です。

パソコンで作成した履歴書を郵送するときの注意点はありますか?

パソコン作成の履歴書を郵送する場合は、(1)印刷プレビューで余白・レイアウトを確認してから印刷すること、(2)本人署名欄は手書きで記入すること、(3)写真を正しいサイズで貼付すること、の3点が主な注意点です。A4サイズで印刷した場合は折らずに角型2号の封筒に入れて送るのがマナーです。

手書きで書いた履歴書を後からパソコン作成に変更してもよいですか?

問題ありません。同一企業への書類提出で手書きとパソコンが混在しなければ、形式を変更しても失礼にはあたりません。ただし、1社に対して複数回の書類提出がある場合は、同じ形式で統一することをおすすめします。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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