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履歴書テンプレート中途向け|採用担当者が教える選び方と書き方

履歴書テンプレート中途向け|採用担当者が教える選び方と書き方

この記事では、中途採用の履歴書テンプレートをどれにすべきかを採用担当者の視点から解説します。厚生労働省推奨様式と職歴欄拡張版の使い分け、転職回数別の選択基準、ダウンロード先、そして採用担当者に評価される書き方まで紹介します。

目次

中途採用の履歴書テンプレートは「選び方」で書類通過率が変わる

「履歴書のフォーマットなんてどれでも同じ」という考えが、最初の書類選考で足を引っ張るケースは珍しくありません。新卒用テンプレートと中途採用者向けテンプレートには、採用担当者が読みやすいかどうかを左右する構造的な違いがあります。

書類選考で採用担当者が1枚の履歴書を確認するのは、多くの場合30秒〜1分程度です。その短時間で「読みやすい」と感じてもらうには、内容以前に「フォーマットの選択が正しいかどうか」が問われます。

新卒用テンプレートをそのまま使うと何が起きるか

新卒向けの履歴書は、学歴欄が広く・職歴欄が狭い構造になっています。中途採用の場合、複数の会社での勤務歴を書こうとすると、職歴欄からあふれてしまうか、文字を極端に小さくする羽目になります。

  • 職歴欄が狭く、複数社の経歴が1行に詰め込まれる
  • 採用担当者が「なぜこのフォーマット?」と感じ、書類の内容より見た目の問題が先に目に入る
  • 「退職理由」の記入スペースがない様式が多く、職歴が断片的に見える
  • 2020年以前の古い市販様式には性別欄・通勤時間欄・扶養家族欄が残っており、現在の採用基準に合わない

採用担当者はここを見ている

  • 職歴欄に窮屈さがないか(縮小印刷・詰め込みになっていないか)
  • 使用している様式が現在の標準か(性別任意・個人情報配慮の観点)
  • フォーマットの選択が「転職活動の基本を押さえているか」を示しているか

採用担当者が履歴書テンプレートで最初に確認する3つのポイント

テンプレートの選択ミスは、内容を読まれる前に「この人は転職活動に不慣れだ」という印象を与えてしまいます。採用担当者が無意識にチェックしている3点を把握しておきましょう。

確認ポイント良い状態NG状態
①読みやすさ余白が適切・文字サイズが均一文字が詰まっている・行がずれている
②職歴欄のスペース経歴が1社ずつ整理されて書かれている職歴が欄からはみ出す・詰め込み状態
③フォーマットの信頼性厚生労働省様式または大手媒体提供のものデザイン系・古い市販様式・個人作成テンプレート

中途採用向け履歴書テンプレートの種類と選び方

中途採用で使える履歴書テンプレートは、大きく3つに分類できます。どれを選ぶかは転職回数・職歴の量・アピールしたい内容によって異なります。以下の3種類の特徴を理解した上で、自分の状況に合ったものを選んでください。

厚生労働省推奨様式【最も無難で採用担当者に好印象】

中途採用の履歴書で最も安全な選択肢は厚生労働省が公表している様式例です。2020年7月に従来の「JIS規格様式」に代わって公表されたこの様式は、公正な採用選考の観点から必要最低限の情報のみを記載する設計になっています。

  • 性別欄が任意記入(未記載も可)
  • 通勤時間・扶養家族数・配偶者の扶養義務欄がなし
  • シンプルなレイアウトで採用担当者が読みやすい
  • 公的機関が推奨しているため、どの企業に送っても「非常識」と見られない

特に初めての転職で職歴が1〜2社程度の場合、このテンプレートで十分に書ききれます。「どれにすべきか迷っている」なら、まずはこれを選んでください。

良い例:厚生労働省様式を選ぶべき状況

初めての転職で職歴が1〜2社 / どのテンプレートにすべきか迷っている / 提出先から「特定の様式で」という指定がない

職歴欄拡張版【転職経験2回以上・職歴が多い人向け】

転職回数が2回以上で、記載すべき会社名や業務内容が多い場合は職歴欄が広く設計されたテンプレートを選びます。このタイプは学歴欄を短くし、職歴欄にスペースを多く確保した設計になっています。

標準テンプレートで3社以上の職歴を書こうとすると、在職期間や業務内容を省略せざるを得なくなります。採用担当者は「なぜ各社での業務内容が書かれていないのか」と感じます。職歴欄の広いテンプレートを使うだけで、読みやすさと情報量が同時に改善されます。

採用担当者はここを見ている

  • 転職3回以上の方が標準テンプレートを使うと、職歴が「続く」状態になり前後の会社を追いにくい
  • 職歴欄を広げたテンプレートを使えば、1社ごとの在職期間・業務内容が整理されて伝わる
  • 「書ききれなくて欄外に続く」という形式は、採用担当者に追加の読む手間を強いる

志望動機・自己PR欄あり【アピールポイントが多い人向け】

志望動機や自己PRを履歴書内でしっかり書きたい場合は、これらの欄が設けられたテンプレートを選びます。ただし、採用担当者視点では重要な注意点があります。

NG例:志望動機欄に頼りすぎる落とし穴

中途採用では職務経歴書が主役です。採用担当者は履歴書の志望動機欄より職務経歴書を重視します。志望動機欄が広いテンプレートを選んだ結果、職歴欄が狭くなるのは本末転倒です。職歴欄のスペースが確保されているかを先に確認してから選んでください。

転職回数・状況別のテンプレート選択チャート

状況推奨テンプレート選ぶ理由
転職1回目・職歴1〜2社厚生労働省推奨様式最も無難。職歴欄の量も問題なし
転職2〜3回・職歴が多め職歴欄拡張版スペース不足を回避。読みやすさを確保
強みを履歴書でも伝えたい自己PR欄あり(職歴欄が確保されていること条件)ただし職歴欄のスペースとの兼ね合いを確認
企業から様式指定あり指定の様式に従う指定を無視すると選考対象外になることがある

中途採用で使えるテンプレートの比較や無料ダウンロードについては、履歴書テンプレートの選び方と注意点もあわせて確認してください。

中途採用履歴書テンプレートの無料ダウンロード先

「どこからダウンロードすべきか」も、実は採用担当者の目を意識した判断が必要です。出所不明のフリーサイトや個人ブログのテンプレートを使うと、旧来の様式(性別欄・配偶者欄が残っている)や、見た目だけ整ったデザイン系のものを使ってしまうリスクがあります。

厚生労働省公式(最推奨)

最も信頼できるのは厚生労働省公式サイトからダウンロードできる様式例です。Excel版とPDF版が用意されており、無料で入手できます。2020年7月に公表された最新様式は現在も各都道府県労働局のウェブサイトから入手可能です。

  • 形式:Excel版・PDF版
  • 費用:無料
  • 対象:中途採用全般(転職・求職活動)
  • 特徴:公的機関公表のため採用担当者が「安心感を持って読める」様式

唯一の注意点は、職歴欄の広さが標準設計であること。転職3回以上で職歴が多い場合は、後述する転職エージェント提供のテンプレートを検討してください。

大手転職エージェントのテンプレート

リクナビNEXT・マイナビ転職・doda・リクルートエージェントなど大手転職サービスは、それぞれ独自の履歴書テンプレートを無料で提供しています。これらは転職者のニーズに合わせて職歴欄を広げたものや、用途別に複数の様式を用意していることが多いです。

  • 転職者向け(職歴欄拡張版):転職経験者向けに職歴欄を多く確保したタイプ
  • 標準型:転職1回目の方に使いやすいバランス型
  • アルバイト・パート向け:経歴が少ない方向けのシンプル様式

転職サービスに会員登録が必要な場合もありますが、登録自体は無料です。複数のサービスを比較してから選ぶことができます。

PC・スマホからすぐ使える履歴書作成ツールについては、履歴書作成ツールおすすめ7選でも比較しています。

ダウンロード形式(Word・Excel・PDF)の選び方

形式メリット注意点
Word(.docx)編集しやすい・書式を自由に調整できる送付前に必ずPDF変換を
Excel(.xlsx)文字数を把握しやすい・セルで管理できる印刷時にズレが起きやすい
PDF書式が崩れない・そのままメール添付できる編集には別ツールが必要

メール送付する場合はPDF形式での提出が原則です。Word・Excelで作成してもそのまま送らず、PDF変換してから添付してください。採用担当者のPC環境によって書式が崩れるリスクを防げます。

テンプレートを選んだ後に差がつく「採用担当者に刺さる書き方」

適切なテンプレートを選んだ後は、書き方で差がつきます。採用担当者が書類選考で実際にチェックしているポイントを把握することで、同じテンプレートを使っても通過率が変わります。

職歴欄:中途採用で最も重視される記載方法

中途採用では職歴欄が書類選考の最大の判断材料になります。「入社」「退職」を時系列に沿って記載するのが基本ですが、採用担当者に刺さる書き方にはいくつかのポイントがあります。

  • 会社名は正式名称で((株)は「株式会社」と書く)
  • 「入社」「退職」を1行ずつ明記する(在職期間を明確にするため)
  • 業務内容を1〜2行で補足(職務経歴書の補助として「営業・法人向け」などの情報)
  • 現在の在職中の場合は「在職中」と明記し、退職予定を括弧で補足する

良い例文

2018年4月 株式会社〇〇 入社
(法人向けシステム営業・首都圏担当)
2021年3月 一身上の都合により退職

NG例

2018〜2021 (株)〇〇 勤務
※ 在職期間があいまいで採用担当者が計算する手間が発生します。

志望動機:「御社に貢献したい」では落とされる理由

履歴書の志望動機欄は、多くの場合200〜300文字程度のスペースしかありません。この限られたスペースで採用担当者の目を引くには、「なぜこの会社なのか」という固有の理由を最初に書くことが必要です。

採用担当者はここを見ている

  • 「御社の理念に共感しました」→ 誰でも書ける定型文。30秒で次の書類に移られる
  • 「前職での〇〇の経験を活かして貴社の〇〇事業に貢献したい」→ 具体性があり経歴との紐づけがある
  • 志望動機は「自分の何を・なぜ・どこで活かしたいか」の3点が揃っていると評価が高い

採用担当者は1日に数十〜数百枚の書類を見ます。「御社に貢献したい」「成長できる環境に魅力を感じた」という抽象的な文章は、読んだ瞬間に記憶から消えます。志望動機には前職の具体的な経験や数字を1つ入れるだけで、大きく印象が変わります。

採用担当者が30秒で「通過・不通過」を決めるポイント

書類選考のファーストチェックは「読むに値するか」の判断です。採用担当者が30秒で確認するのは、主に以下の3点です。

  • 職歴の一覧性:どの会社に何年いたか、一目でわかるか
  • 空白期間の有無:退職から次の入社まで間があれば、理由が書いてあるか
  • 写真と全体の第一印象:証明写真が書類にふさわしいものか

「誤字・脱字がないこと」は最低ラインです。それ以上に、「採用担当者が追いやすい書き方になっているか」が通過率を左右します。

PC作成する場合のフォント選びについては、履歴書のフォント選び方もあわせて確認してください。

状況別テンプレート選びと書き方の注意点

転職回数や年代によって、テンプレートの選び方と書き方には違いがあります。自分の状況を確認してから動いてください。

初めての転職(転職1回目)の場合

初めての転職で職歴が1社の場合、厚生労働省推奨様式で十分対応できます。職歴欄に余裕があるので、業務内容を丁寧に書き込めます。

  • テンプレート:厚生労働省推奨様式(一択)
  • 職歴欄:入社・部署異動・退職を時系列で記載。在職中であれば「在職中」と明記
  • 学歴欄:最終学歴の1〜2行手前から書き始めると整理しやすい
  • 志望動機:前職での具体的な業務経験と転職先での活かし方をセットで書く

採用担当者はここを見ている

  • 「なぜ今のタイミングで転職するのか」が志望動機から読み取れるか
  • 前職でどんな業務をどの規模でやっていたか(具体性)
  • 退職理由が書かれている場合、ネガティブな表現になっていないか

転職回数2〜3回以上の場合

転職回数が多いほど、テンプレート選択と職歴の書き方が重要になります。採用担当者が転職歴を確認する際に「読みにくい」と感じると、内容以前にマイナス印象が生まれます。

  • テンプレート:職歴欄拡張版(必須)
  • 職歴欄:1社ずつ入社・退職を明記し、在職期間が一目でわかるようにする
  • 退職理由は「一身上の都合により退職」で統一。詳細は面接で補足
  • 転職回数の多さを職務経歴書側で補足説明する(各社でのキャリアアップの文脈)

転職回数が多くても書類通過率を上げるためのポイントは、履歴書(フォーマット選択)と職務経歴書(経歴の文脈説明)を連携させることです。職歴の期間が短い場合は、各社でどんな実績を残したかを職務経歴書に詳しく書くことで補完できます。

40代・50代が中途採用で履歴書を書く場合

年代が上がるにつれて、学歴よりも職歴・実績の量が増えます。40代・50代の中途採用では、職歴欄をどれだけ整理して読みやすくできるかが通過率の鍵になります。

  • テンプレート:職歴欄拡張版(職歴が多い場合は必須)
  • 学歴欄:高校・大学の入学・卒業を記載するだけでよい(詳細な年度は採用担当者が計算できる)
  • 職歴欄:役職・担当業務の規模(部下人数・担当予算規模など)を簡潔に補記する
  • 志望動機:「これまでの経験を次世代に伝えたい」より「前職での〇〇の実績を貴社の〇〇部門で活用したい」という具体性で差がつく

40代・50代の中途採用に限らず、履歴書の作成全体を効率化したい場合は履歴書作成サービス・アプリ比較も参考にしてください。

まとめ

  • 中途採用の履歴書テンプレートは「転職回数・職歴の量」で選ぶ。転職1回目なら厚生労働省推奨様式、転職2回以上なら職歴欄拡張版
  • 採用担当者は30秒〜1分で書類の第一印象を形成する。テンプレートの選択ミスは内容を読まれる前にマイナス評価につながる
  • ダウンロード先は厚生労働省公式または大手転職サービスが安全。デザイン系・フリーサイトのテンプレートは使用前に様式を確認する
  • 職歴欄は入社・退職を時系列で1社ずつ明記し、在職期間が一目でわかる書き方にする
  • 志望動機は「前職の経験 + なぜこの会社なのか」という具体性のある構成で書く

テンプレートの選択と書き方を整えた上で、内容を磨いていくのが書類通過率を高める近道です。

中途採用の履歴書テンプレートに関するよくある質問

中途採用と新卒用で、テンプレートは何が違いますか?

最大の違いは職歴欄の広さです。新卒用は学歴欄が広く職歴欄が狭い設計で、複数の企業経験がある中途採用者が書くと欄に収まりきらないことがあります。中途採用向けテンプレートは職歴欄を広く確保し、各社での在職期間・退職理由・業務内容を整理して書けるよう設計されています。また、2020年以降の最新様式では性別欄が任意になっており、この点でも新旧の違いがあります。

厚生労働省様式以外のテンプレートを使っても問題ありませんか?

企業から特定の様式指定がない限り、大手転職サービスが提供するテンプレートも問題ありません。ただし、個人ブログやデザイン系フリーサイトのテンプレートを使う場合は注意が必要です。旧様式(性別欄・配偶者欄などが残っている)や、見た目のデザイン性が高すぎて採用担当者に「読みにくい」と感じさせるものがあります。使用前に2020年以降の最新様式基準(性別任意・配偶者欄なし)を満たしているか確認してください。

転職回数が多い場合、どのテンプレートを選ぶべきですか?

転職回数が2〜3回以上の場合は、職歴欄が拡張されたテンプレートを選んでください。標準テンプレートでは各社の情報が詰まった書き方になってしまい、採用担当者が在職期間や業務内容を把握しにくくなります。職歴欄拡張版を使うことで、1社ずつの入社・退職・業務内容を整理して書けます。また、転職回数が多い場合は職務経歴書側で「各社でのキャリアアップの文脈」を説明することで、履歴書と合わせて読んでもらいやすくなります。

履歴書はWordとPDFどちらで送るべきですか?

メールで提出する場合はPDF形式が原則です。WordやExcelで作成してもそのまま送らず、PDF変換してから添付してください。採用担当者のPC環境によって書式が崩れるリスクを防ぐためです。郵送の場合は印刷して提出しますが、印刷前にA4サイズで文字がきれいに出るかを確認してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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