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履歴書テンプレート新卒用|採用担当者が教える選び方と書き方

履歴書テンプレート新卒用|採用担当者が教える選び方と書き方

この記事では、新卒就活で使う履歴書テンプレートの選び方と、採用担当者がチェックする各項目の書き方を解説します。どのテンプレートが新卒に適しているか、転職用との違い、厚生労働省推奨様式の使い方もまとめています。

目次

新卒用と転職用、採用担当者から見た違い

市販の履歴書や転職サイトで配布されているテンプレートの多くは、職歴の記載スペースが広く取られた「転職者向けの設計」になっています。職歴を複数書くことを前提にしているため、新卒がそのまま使うと、職歴欄の大半が空白になります。

採用担当者は書類を平均30秒ほどで確認します。空白が目立つ書類は「書くことが少ない」ではなく「準備が不十分」という印象を与えかねません。テンプレートの選択それ自体が合否を決めるわけではありませんが、最初から新卒向けの様式を選ぶことで、志望動機・自己PR欄に多くのスペースを確保できます。

採用担当者が最初に確認する3つの要素

新卒採用は「ポテンシャル採用」です。採用担当者が書類を見る目的は、即戦力かどうかの確認ではなく、「この学生に自社で成長してもらえるか」を判断することにあります。

採用担当者はここを見ている

  • 学歴欄:高校から大学まで省略なく書かれているか、入学・卒業の時系列が正しいか
  • 志望動機欄:「なぜこの会社なのか」が具体的に書かれているか。「〜に興味があるから」だけでは通過しない
  • 自己PR欄:学業・サークル・アルバイトなど具体的なエピソードが書かれているか

職歴欄が多いテンプレートを使うとどうなるか

転職用テンプレートには「職歴欄が3〜5社分ある」「学歴欄が少ない」「自己PR欄が小さい」という特徴があります。新卒がこの様式を使うと、職歴欄に「なし」の一言を書いて終わりになります。

NG例

転職用テンプレートの職歴欄(5社分)に「なし」とだけ記入し、残りのスペースを空白のまま提出。スペースの余りが目立ち、準備不足の印象につながります。

良い対処法

職歴欄がコンパクトで、志望動機・自己PR欄が広い新卒用テンプレートを使う。職歴欄1行に「なし」と記入し、スペースを無駄なく志望動機・自己PRに充てる。

無料で使える新卒用履歴書テンプレートの種類

新卒向けの履歴書テンプレートは、インターネット上で無料入手できます。以下の3種類が主な選択肢です。

厚生労働省推奨様式(2021年改訂版)

厚生労働省が提供している履歴書様式は、2021年4月に改訂されました。改訂のポイントは次のとおりです。

  • 性別欄が任意記入に変更(書かなくても問題ない)
  • 通称欄が追加(旧姓・通称名を使いたい場合に記入できる)
  • Word・PDF・Excel の3形式で配布されており、無料ダウンロード可能

どの企業に応募するときも使えるため、迷ったらまず厚生労働省推奨様式を選ぶのが最もリスクが低い選択です。ハローワークのWebサイトからダウンロードできます。

就活サイト(マイナビ・リクナビ等)のテンプレート

マイナビやリクナビなどの就活サイトは、オリジナルの履歴書テンプレートを無料配布しています。これらの特徴を下の表にまとめます。

サービス特徴形式
マイナビ新卒・転職共通。学歴欄多め・職歴欄少なめWord / PDF
リクナビ新卒向け様式あり。自己PR欄が広いWord / PDF
doda転職者向けが中心。新卒にはやや職歴欄が多いWord / PDF / Excel

就活サイトのテンプレートは各サービスの会員ページや特集ページからダウンロードできます。会員登録が必要な場合がありますが、就活活動で使うサービスを先に決めておけば一石二鳥です。

WordやGoogleドキュメントで作成する場合

MicrosoftのOfficeテンプレートやGoogleドキュメントにも履歴書テンプレートが用意されています。自由度が高い反面、フォントや余白を誤るとレイアウトが崩れやすいため、初めて履歴書を作成する場合はおすすめしません。

自作する場合に注意したい点は以下のとおりです。

  • サイズはA4(B5は持ち運びに不便なため避けるのが無難)
  • フォントはMS明朝または游明朝に統一する
  • 印刷後の余白が均等になっているか確認する

Webツールを使えば、ブラウザ上で入力してPDFで出力することもできます。テンプレートの選択肢を広げたい場合は、無料の履歴書テンプレートおすすめもあわせて確認してください。

Web履歴書ツールの比較は、履歴書作成ツールおすすめ7選も参考にしてください。

採用担当者が落とすNG版テンプレートの特徴

テンプレートの選択ミスは、書き方の工夫だけではカバーしにくい問題です。採用担当者が「書類の第一印象」として確認するのが様式の整い具合だからです。

転職用テンプレートをそのまま使う落とし穴

転職用テンプレートは「職歴を複数掲載することで実績をアピールする」構成になっています。新卒がこの設計のまま使うと、以下の問題が起きます。

  • 職歴欄に「なし」と一言書いてスペースが埋まらない
  • その分、志望動機・自己PR欄が小さく、伝えられる情報が減る
  • 書類全体のバランスが崩れ、採用担当者に「手抜き」と受け取られる

採用担当者から見て「明らかに転職用テンプレートを使っている新卒」の書類は、内容が良くても最初の印象で損をする可能性があります。

新卒に向いているテンプレートの3つの条件

以下の3点を満たすテンプレートが、新卒採用において「採用担当者が読みやすい書類」を作りやすい様式です。

条件理由
志望動機欄・自己PR欄が広い新卒の強みはポテンシャルであり、言葉で伝えるスペースが最も重要
学歴欄が高校から書けるだけの行数がある高校入学から大学卒業まで最低4〜6行が必要
職歴欄がコンパクト(2〜3行程度)「なし」の一言で済み、スペースの無駄が生じない

採用担当者はここを見ている

  • 志望動機の文字量が少なすぎないか(最低150文字は書いているか)
  • 自己PRが具体的なエピソードを含んでいるか(「頑張りました」だけで終わっていないか)
  • 学歴欄が正確に記載されているか(飛び級・留年の有無が正直に書かれているか)

新卒用テンプレートの各項目の書き方

テンプレートを入手したあと、各項目に何を書けばいいかで手が止まる方は多いです。採用担当者が実際にチェックしている視点から、項目ごとのポイントを整理します。

学歴欄の書き方

学歴欄は高校入学から書くのが基本です。「どこから書けばいいかわからない」という質問を採用担当者がよく受けますが、中学卒業以前は書く必要はなく、高校入学から順に書けばよいです。

良い例文(学歴欄)

○○高等学校 普通科 入学(平成〇年〇月)
○○高等学校 普通科 卒業(平成〇年〇月)
○○大学 ○○学部 ○○学科 入学(令和〇年〇月)
○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業見込(令和〇年〇月)

注意したい点は、「入学」「卒業」「卒業見込」の書き分けです。在学中は「卒業見込」と記入し、すでに卒業している場合は「卒業」と書きます。

職歴欄の書き方(「なし」の正しい書き方)

新卒の場合、正社員としての職歴はありません。職歴欄には「なし」と記入するのが正解です。ただし、書き方にも作法があります。

NG例

職歴欄全体を空白のまま提出。または「アルバイト:〇〇カフェ 勤務」と書いてしまう。アルバイトは職歴欄に書かず、自己PR欄で活用するのが採用担当者の期待する使い方です。

良い例文(職歴欄)

なし
以上

職歴欄の最後に「以上」を記入することで、「記載終わり」を明示できます。アルバイトや学内研究など、職歴以外の経験は自己PR欄・特記事項欄に書くのが適切です。

資格・スキル欄の書き方

在学中に取得した資格は、取得年月とともに正式名称で記入します。以下によくある間違いをまとめます。

よくある間違い正しい書き方
英検2級実用英語技能検定2級
TOEIC800点TOEIC® Listening & Reading Test 800点
MOSMicrosoft Office Specialist(取得科目名)
普通免許普通自動車第一種運転免許

資格が何もない場合は「特になし」と記入します。在学中に取得見込みのものは「〇〇 取得予定(令和〇年〇月予定)」と書くことができます。

志望動機・自己PR欄の書き方

採用担当者が最も読み込む欄が、この志望動機と自己PRです。新卒採用では職歴のかわりに「なぜこの会社なのか」「自分は何ができるのか」をここで伝えます。

採用担当者はここを見ている

  • 志望動機:「御社に興味があります」「〜の事業に魅力を感じました」という抽象的な内容では通過しない。具体的に「どの事業で・何に貢献したいか」を書く
  • 自己PR:「コミュニケーション能力があります」という羅列ではなく、学業・サークル・アルバイトから「具体的なエピソード→その結果」の構造で書く
  • 文字量:欄の8割以上を埋めること。少なすぎると「やる気がない」と受け取られる

良い例文(志望動機)

大学で〇〇を専攻し、特に〇〇分野の研究を通じて「〇〇の課題を解決したい」という目標を持ちました。貴社の〇〇事業は〇〇という点で業界内でも独自の取り組みをされており、私の研究経験を活かして貢献できると考えて志望しました。入社後はまず〇〇部門で〇〇のスキルを習得し、将来的には〇〇を担えるようになることを目指しています。

履歴書に書ける欄の大きさには限りがあります。テンプレートで志望動機欄・自己PR欄が十分広いものを選ぶことで、この欄での勝負に集中できます。適切な履歴書の選び方全般については別記事も参考にしてください。

採用担当者が評価する新卒履歴書の3つのポイント

テンプレートと書き方が整ったら、最後に「書類全体の完成度」を確認します。採用担当者が書類審査で実際に印象の良し悪しを判断するポイントを3つ紹介します。

①写真の印象

証明写真は履歴書で最初に目が止まる要素です。スーツ着用・清潔感のある服装・正面を向いた表情が基本です。スマホ撮影による証明写真はコンビニプリントで印刷できるサービスもありますが、画質と背景の統一に注意してください。

②手書きかPC入力か

特に指定がない限り、どちらでも問題ありません。ただし、採用担当者が気にするのは「手書きかどうか」ではなく「丁寧に書かれているかどうか」です。

  • PC入力の場合:フォントの統一と余白の調整を確認する
  • 手書きの場合:黒のボールペンまたは万年筆を使用し、修正テープは使わない(書き直し)

PC入力で効率よく作成したい場合は、履歴書作成おすすめサービスも確認しておくと選択肢が広がります。

③誤字脱字ゼロ

どれだけ内容が良くても、誤字脱字があると「注意力がない」という評価につながります。PCで作成した場合はスペルチェックだけでなく、必ず印刷して目視で確認する習慣をつけてください。特にコピペした文章は同じ文章が2箇所に入ってしまうミスが起きやすいです。

採用担当者はここを見ている

  • 写真の有無・写真の印象(服装・表情)
  • 全体のバランス(空白が多くないか、欄が埋まっているか)
  • 名前・連絡先・日付の記入漏れがないか
  • 志望動機・自己PRの文字量と具体性

まとめ

  • 新卒向けテンプレートは「志望動機・自己PR欄が広く、職歴欄がコンパクトなもの」を選ぶ
  • 迷ったら厚生労働省推奨様式(2021年改訂版)が最もリスクの低い選択
  • 転職用テンプレートをそのまま使うと職歴欄の空白が目立ち、印象が下がる
  • 学歴欄は高校入学から、職歴欄は「なし」+「以上」で終わらせる
  • 志望動機・自己PR欄はテンプレート選びと同時に内容の準備が必要

テンプレート選びは「どこからスタートするか」の問題です。正しいテンプレートを選べば、書くべき項目が自然と揃います。あとは各欄をどう埋めるかに集中してください。

新卒用履歴書テンプレートに関するよくある質問

新卒の場合、職歴欄は「なし」と書くだけで大丈夫ですか?

「なし」と記入し、その下に「以上」を書けば問題ありません。アルバイトの経験は職歴欄には書かず、自己PR欄や特記事項欄に記載するのが適切です。空白のまま提出するのは避けてください。

市販の履歴書と無料テンプレートはどちらがよいですか?

どちらでも問題ありません。ただし市販の履歴書は新卒・転職共通設計のものが多いです。厚生労働省推奨様式の無料テンプレートは最新の様式に対応しており、どの企業にも使えるため、無料テンプレートで十分です。

手書きとPC入力、どちらで作成すればよいですか?

企業から特に指定がない限り、どちらでも構いません。採用担当者が気にするのは手書きかどうかではなく、丁寧に仕上げられているかどうかです。PC入力の場合はフォントと余白の統一を確認し、手書きの場合は黒のボールペンで丁寧に記入してください。

転職サイトのテンプレートを新卒用として使っても大丈夫ですか?

「新卒・転職共通」と表記されているテンプレートなら使えます。ただし、職歴欄が多く設定された転職者向け様式をそのまま使うと、職歴欄の空白が目立ちます。ダウンロード前に「志望動機欄と自己PR欄のスペースが十分あるか」を確認してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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