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履歴書の長所・短所の書き方|採用担当者が落とすNG例と通過例文

履歴書の長所・短所の書き方|採用担当者が落とすNG例と通過例文

この記事では、履歴書の長所・短所欄の基本的な書き方から、採用担当者が落とすNG例と通過しやすい例文まで解説します。長所の見つけ方や短所の伝え方についても、採用担当者の視点からまとめています。

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目次

採用担当者が長所・短所欄で本当に見ていること

採用担当者が長所・短所欄を読むとき、書かれた内容そのものより、「自分を客観的に見られているか」「この仕事に合っているか」「入社後に成長できるか」という3点を確認しています。長所・短所欄は、応募者の人柄と自己分析力を同時に判断できる貴重な項目です。

採用担当者が長所・短所を確認する3つの理由

  • 自己分析力を見る:自分の強みと弱みを正確に把握できているかを確認する。根拠のないアピールや「短所はありません」は、自己認識が浅いと判断される。
  • 職種・職場との適性を見る:長所が志望職種で活かせるか、短所がその仕事に致命的でないかを確認する。「コミュニケーションが苦手」を営業職で書くと適性を疑われる。
  • 成長意欲を見る:短所に対してどう向き合っているかで、入社後の成長可能性を判断する。改善への取り組みが書かれていない短所は、マイナスの印象を与えやすい。

採用担当者はここを見ている

  • 「自分を客観視できているか」→ 入社後も課題を自覚して改善できる人材かを判断している
  • 「書いた長所は職場で本当に発揮できるか」→ エピソードのない抽象的な長所は信用されにくい
  • 「短所への向き合い方はどうか」→ 改善行動を具体的に書いた人は、入社後も自分で問題解決できると見られる

長所・短所と自己PRはどう違うのか

長所・短所と自己PRはよく混同されますが、採用担当者の見方は異なります。

項目長所・短所欄自己PR欄
焦点性格・人柄(どんな人か)行動・実績(何をしてきたか)
主な内容自分の特性・資質具体的な成果・経験
採用担当者の狙い職場の雰囲気に合うか業務で成果を出せるか

長所・短所欄は「性格の話」、自己PRは「実績の話」と割り切ると整理しやすいです。同じエピソードを使う場合でも、長所欄では「どんな人か」、自己PR欄では「何をしたか」を前面に出すことで、採用担当者に一貫した人物像を伝えられます。

履歴書の長所の書き方【基本構成と例文5選】

長所を書く3段階の構成

長所を書く際は、以下の3段階の流れで構成するのが基本です。

  • ①結論(長所は何か):「私の長所は〇〇です」と最初に明言する
  • ②エピソード(根拠):その長所が実際に発揮された場面を具体的に示す
  • ③活かし方(入社後):その長所を志望先でどう活かすかを一文で添える

履歴書の長所欄は100〜200文字が目安です。スペースが限られているため、エピソードは「場面→行動→結果」を端的にまとめ、読む側が具体的にイメージできる内容にとどめましょう。

長所が思いつかない場合の見つけ方

長所は「特別な才能」ではなく、「他の人が自然にはやらないが、自分は普段からやっていること」の中に見つかります。次の3つの視点で振り返ってみてください。

  • 他者からよく褒められること:「段取りがいい」「話を聞いてくれる」「細かい点に気がつく」など、周囲から繰り返し言われることは長所の候補になる
  • 自分が苦にならないこと:他の人が「大変」と感じる作業でも自分は苦にならないことは、強みになっていることが多い
  • 短所を裏返してみる:「心配性」→「準備を怠らない」、「完璧主義」→「品質にこだわる」のように、短所を肯定的に言い換えると長所になる場合がある

長所の例文5選

よくある長所のカテゴリ別に例文を紹介します。構成(結論→エピソード→活かし方)を意識しながら確認してください。

例文1:粘り強さ

私の長所は粘り強さです。前職では新規顧客の開拓を担当し、断られ続けた取引先に対しても毎月定期的に情報提供を続けた結果、半年後に初受注を獲得しました。諦めずに継続する姿勢は、成果が出るまでに時間がかかる業務でも強みになると考えています。

例文2:計画性

私の長所は計画を立てて実行する力です。前職では複数のプロジェクトを並行して担当しており、優先度と期日を整理した週次スケジュールを立てることで、納期を一度も超過せずに完遂しました。スケジュール管理が求められる業務でも同じ姿勢で取り組めます。

例文3:傾聴力

私の長所は相手の話を丁寧に聞くことです。前職の接客業では、お客様の要望を先走りせずに最後まで聞き取ることで、クレーム対応の満足度が部署内で最も高い評価を受けました。チームや顧客との信頼関係を築く場面で、この姿勢を活かせると考えています。

例文4:責任感

私の長所は最後まで責任を持ってやり遂げる姿勢です。前職では担当顧客との折衝をほぼ一人で担当しており、トラブルが発生した際も上長に丸投げせず、自分で解決策を提案した上でエスカレーションするよう心がけていました。この姿勢は、自律的に動くことが求められる職場でも発揮できます。

例文5:適応力

私の長所は環境の変化に素早く対応できることです。前職では半年ごとにチームが再編され、そのたびに担当業務の範囲が変わりましたが、都度優先順位を見直し、早期に業務をキャッチアップしてきました。変化が多い職場でも力を発揮できると考えています。

採用担当者が落とす長所のNG例

NG例①:エピソードのない抽象表現

「私の長所はコミュニケーション能力が高いことです。チームで仕事をするとき、誰とでも仲よくなれます。」

NGな理由:「コミュニケーション能力が高い」は最もよく書かれる長所のひとつで、エピソードがないと他の応募者と差別化できません。採用担当者は「誰でも書ける内容」と判断して読み飛ばします。

NG例②:志望職種と関係のない長所

「私の長所は体力があることです。毎朝5キロのランニングを欠かさず続けています。」(事務職に応募)

NGな理由:体力自体は悪くありませんが、事務職への志望文脈では「なぜその長所が仕事で役立つか」が伝わりません。長所は志望職種での活かし方を必ずセットにしてください。

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履歴書の短所の書き方【基本構成と例文5選】

短所は「自分の弱みをさらけ出す欄」ではありません。「自分の課題を把握し、改善に向けて動ける人材かどうか」を示す欄です。書き方次第で、短所は採用担当者へのプラスのアピールになります。

短所を書く3段階の構成

  • ①短所(結論):「私の短所は〇〇なところです」と最初に明言する
  • ②エピソード(根拠):その短所が具体的にどんな場面で課題になったかを示す
  • ③改善への取り組み:今現在どのように対処・改善しているかを具体的に書く

③の「改善への取り組み」が書かれているかどうかで、採用担当者の印象は大きく変わります。短所を認識するだけの人と、改善策を実行している人では、前者は「自覚があるだけ」、後者は「自律的に成長できる人」と評価されます。

長所の裏返しで短所を選ぶ方法

履歴書の長所と短所は「同じ性格の表と裏」になるよう選ぶと、一貫性のある人物像が伝わります。

長所裏返した短所
丁寧・慎重慎重すぎて決断に時間がかかる
準備を怠らない心配性で必要以上に確認してしまう
品質にこだわる完璧を求めすぎてスピードが落ちる
信頼関係を大切にする人見知りで最初の一歩が遅い
多角的に考える選択肢を絞り込むのが苦手

このように「長所の影の部分」を短所として選ぶことで、長所と短所のどちらも信憑性が増します。採用担当者に「このポジションに合う人物像」として伝わりやすくなる点も利点です。

短所の例文5選

例文1:慎重すぎる

私の短所は、判断に時間がかかりすぎることです。特に新しい提案を行う際に複数のパターンを検討しすぎてしまい、決断が遅れる場面がありました。現在は「〇日以内に決める」という期限をあらかじめ設定してから検討を始めるよう意識しており、スピードと精度のバランスを取れるようになっています。

例文2:心配性

私の短所は、心配性なところです。締め切り前に必要以上の確認を繰り返してしまい、効率が落ちる場合がありました。この点については、確認作業をチェックリスト化して「ここまで確認すれば十分」という基準を自分で決めることで、無駄な確認時間を減らすよう取り組んでいます。

例文3:完璧主義

私の短所は、完成度を追いすぎてしまうことです。資料作成などで「もう少し改善できる」と感じてしまい、時間をかけすぎることがありました。現在は「まず80%の完成度で提出し、フィードバックを受けて修正する」という流れを意識するようにしており、スピードと品質を両立させる練習を続けています。

例文4:人見知り

私の短所は、初対面の相手に慣れるまでに時間がかかることです。特に大人数の場では積極的に声をかけることが苦手でした。この課題に対して、まず業務の話から入ることで自然に関係を作る方法を意識するようにしており、以前より早く相手との距離を縮められるようになっています。

例文5:優柔不断

私の短所は、複数の選択肢があるとなかなか絞り込めないことです。様々な視点から考えるため、決断に時間がかかる場面がありました。対策として「判断基準の優先順位をあらかじめ決めておく」習慣をつけており、基準に照らして早めに結論を出せるよう意識しています。

採用担当者が落とす短所のNG例

NG例①:「短所はありません」

NGな理由:自己認識が甘い、または誠実でないと判断されます。採用担当者は「自分の課題を認識していない人は入社後も改善できない」と考えます。

NG例②:職種に致命的な短所

「短所は数字が苦手なことです。」(経理・財務職に応募)

NGな理由:業務の根幹に関わる能力が短所では、採用担当者は「この仕事に向いていない」と判断します。職種に直結するスキル面の短所は避けてください。

NG例③:改善策のない短所

「私の短所はせっかちなところです。急ぎすぎてミスをすることがあります。」(以上)

NGな理由:短所を認めるだけで終わっていると、「問題を認識しているのに何もしていない人」という印象を与えます。改善への取り組みが書かれていない短所は、書かないほうがましなケースもあります。

履歴書の各項目を正しく書き上げたら、フォーマット選びも見直してみてください。採用担当者が評価する履歴書の選び方についても確認しておくと、書類選考の通過率がさらに高まります。

長所と短所を選ぶ3つの判断基準

長所と短所の「何を書くか」を迷ったとき、次の3つの基準で判断してください。この基準を満たしていれば、どんな内容でも採用担当者に届く書き方になります。

  • ①志望職種との整合性があるか:長所は「この仕事で活かせる」内容を選ぶ。短所は「この仕事の根幹を阻害しない」内容を選ぶ。
  • ②長所と短所が一貫しているか:長所の裏返しが短所になっているほど、人物像の一貫性が増す。「慎重さ」を長所にして「大胆さ」を短所にすると矛盾する。
  • ③エピソードと改善行動が具体的か:「ありきたりな長所」でも、具体的なエピソードさえあれば採用担当者には通じる。短所は改善行動が書いてあれば、内容を問わず評価される。

採用担当者はここを見ている

  • 「コミュニケーション能力」でも、エピソードがあれば差がつく。なければ埋もれる。
  • 長所と短所が矛盾していると、「自己分析がされていない」と判断される。
  • 短所の改善行動は「現在進行形」で書くほど評価が高い。「〜に取り組んでいます」という表現が有効。
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転職者が特に注意すべき長所・短所の書き方

新卒採用と転職採用では、採用担当者が長所・短所欄に期待する情報量が異なります。転職者の場合、職歴があるため「書いた長所は実際の仕事でも発揮されていたか」を検証できる立場に採用担当者はいます。

職歴との整合性を確認する

転職者が長所に「リーダーシップがある」と書いた場合、採用担当者は職務経歴書や履歴書の職歴欄を見て「本当にリーダーシップが発揮された経験があるか」を確認します。職歴に管理経験も後輩育成も記載されていないのに長所にリーダーシップを書くと、信頼性がゼロになります

転職者は必ず「職歴欄に書いた実績・経験と矛盾しない長所」を選んでください。書けない長所は、どれだけ本人が自覚していても書類上では証明できません。

新卒との書き方の違い

比較新卒転職者
エピソードの出所学校・アルバイト・サークル前職・前々職の業務経験
長所の裏付け将来への可能性でOK過去の実績で証明が必要
短所の改善行動「取り組む予定」でも可「実際に取り組んでいる」必須
求められる具体性比較的低い高い(数字・実績を含む)

転職者は「前職でどう発揮したか」「現在どのように改善しているか」が書ける内容のみを長所・短所として選ぶのが原則です。新卒と同じ水準で書くと、採用担当者に「経験値が浅い」と受け取られるリスクがあります。

履歴書の書式選びや作成方法については、履歴書テンプレートの無料おすすめも参考にしてください。採用担当者が印象を下げるNGフォーマットの回避方法も解説しています。

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まとめ

  • 採用担当者は長所・短所欄から「自己分析力」「職種適性」「成長意欲」の3点を確認している
  • 長所は「結論→エピソード→活かし方」の3段階で書き、エピソードを具体的にすることで差別化できる
  • 短所は「短所→エピソード→改善への取り組み」の3段階で書く。改善行動がなければ書く意味がない
  • 「長所の裏返し」が短所になるよう選ぶと、一貫性のある人物像が伝わる
  • 転職者は職歴と矛盾しない内容のみを書く。職歴で証明できない長所は書かない

長所・短所欄は採用担当者が人柄と自己分析力を確認するための項目です。「何を書くか」より「どう伝えるか」で結果が変わります。エピソードをひとつ具体的に書くだけで、採用担当者の印象は大きく変わります。

履歴書の長所・短所に関するよくある質問

長所と短所は自己PR欄と同じ内容を書いてもいいですか?

同じエピソードを使うこと自体は問題ありませんが、切り口を変えることが必要です。長所・短所欄では「どんな人か(性格・人柄)」に絞って書き、自己PR欄では「何をしたか(行動・実績)」を前面に出してください。採用担当者が同じ文章を2箇所で読むと「欄の意図を理解していない」と判断される場合があります。

長所と短所を1つずつしか書けない場合、どれを選べばいいですか?

長所は「志望する職種で最も活かせるもの1つ」を選んでください。複数ある場合は、仕事への影響が最も大きいものを優先します。短所は「致命的でなく、かつ改善行動を具体的に書けるもの」を選ぶと印象がよくなります。選択に迷う場合は、長所の裏返しになる短所を選ぶと一貫性が出ます。

「飽きっぽい」「時間にルーズ」を短所に書いてもいいですか?

避けることを推奨します。採用担当者は「入社後も継続できるか」「約束を守れるか」という基礎的な信頼を確認しているため、これらを短所に挙げるとマイナス評価になります。「慎重すぎる」「心配性」のように、長所の影になる短所を選ぶのが安全です。

長所・短所の文字数の目安はどのくらいですか?

一般的に100〜200文字が目安です。長所と短所をセットで書く欄の場合は合計200〜400文字前後になります。文字数が少ない場合は「結論+エピソード1行+活かし方1行」の構成で対応し、文字数が多い場合はエピソードをより具体的に膨らませてください。いずれの場合も「採用担当者が読んで具体的な人物像をイメージできるか」を基準にしてください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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