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在職中の履歴書の書き方|「現在に至る」採用担当者が教えるケース別記載例

この記事では、在職中に転職活動をしている方向けに、履歴書の職歴欄で「現在に至る」「退職予定日」をどう書くかをケース別に解説します。退職日が決まっていない場合の書き方と、採用担当者が実際に確認しているポイントも紹介します。

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目次

在職中の履歴書で使う「現在に至る」「以上」の意味

在職中の職歴欄は、2つの言葉を正確に使い分ける必要があります。「現在に至る」と「以上」の意味を確認しておくと、ケース別の書き方でも迷わなくなります。

「現在に至る」と「在職中」はどちらを書けばよいか

どちらを使っても選考上の問題はありません。ただし、意味と記載位置に違いがあるため、正確に使い分けることが求められます。

表現意味記載位置
現在に至る現職から転職活動時点まで継続して在籍していること直前の会社名・役職の行の下に独立して記載
在職中転職活動時点でも同社に在籍していること会社名や退職予定日の補足として同行に記載することもある

「現在に至る」のほうが職歴欄の締めくくりとして一般的で、採用担当者への伝わり方も自然です。どちらか一方に統一し、同じ欄に両方を書く必要はありません。

「以上」の書き方と記載位置

「以上」は「これ以上の学歴・職歴はありません」という意味を持ちます。「現在に至る」を書いた次の行に、行の右端に寄せて記載します。PC作成なら右揃え、手書きなら余白を空けて右端へ書いてください。

職歴欄の記載例(在職中・基本パターン)

20XX年 X月 株式会社〇〇 入社
      営業部 営業担当
      現在に至る
                    以上

前職がある場合は、その会社の欄に「一身上の都合により退職」など退職理由を簡潔に書きます。現職の欄への退職理由は不要です。

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【ケース別】在職中の履歴書・職歴欄の書き方

在職中でも、状況によって職歴欄の書き方が変わります。退職予定日の有無や雇用形態に応じて、正確に記載してください。

ケース1|退職予定日が決まっている場合

会社に退職を申し出て退職日が確定しているときは、職歴欄に退職予定日を明記します。採用担当者にとって、入社可能な時期を把握するうえで重要な情報です。

記載例

20XX年 X月 株式会社〇〇 入社
      現在に至る(20XX年X月末日 退職予定)
                    以上

退職予定日を記載するときのポイントは2つあります。「退職予定」の文言を必ず含めること、そして未確定の日付を確定日のように書かないことです。日付が確定していなければ、次のケース2の書き方にしてください。

NG例

現在退職準備中
 → 退職予定日が伝わらず、採用担当者は入社可能時期を判断できません。日付を書けない状況であれば、「現在に至る」のみにとどめてください。

ケース2|退職予定日が決まっていない場合

退職日がまだ決まっていない場合は、「現在に至る」と書くだけで問題ありません。日付を書かなくても、採用担当者に「まだ在籍中である」ことは十分に伝わります。

記載例

20XX年 X月 株式会社〇〇 入社
      現在に至る
                    以上

本人希望欄には「入社時期については相談させてください」「退職手続き完了後、1〜2か月以内に入社可能」などの補足が有効です。採用担当者との日程調整をスムーズにするために、入社見込みの目安を伝えておきましょう。

採用担当者はここを見ている

  • 退職日未定であることが正直に記載されているか
  • 本人希望欄に入社可能時期の目安が書かれているか
  • 「退職準備中」「まもなく退職予定」など日付のない曖昧な表現を使っていないか

ケース3|有給消化中・育休中の場合

有給消化中であっても、退職日を迎えるまでは在籍中です。そのため、有給消化を開始した日ではなく、退職日を基準に職歴欄を記載します。

  • 退職日が確定している場合:「現在に至る(20XX年X月X日 退職予定)」と記載する
  • 退職日が未確定の場合:「現在に至る」のみ記載する

育児休業中も同様に、休業期間中でも在籍は継続しているため「現在に至る」と書きます。「育児休業取得中」の補足を加えたい場合は、職歴欄ではなく本人希望欄や職務経歴書の備考欄に書くほうが自然です。

ケース4|副業・ダブルワーク中の場合

本業の傍ら副業をしている場合、副業の記載が必要かどうかは状況によります。副業先と正式な雇用契約を結んでいるなら、原則として職歴欄への記載が必要です。フリーランスや業務委託として行っている場合は任意ですが、応募先の職種と関連性が高いときは記載をおすすめします。

記載例(副業あり)

20XX年 X月 株式会社〇〇(本業) 入社
      現在に至る
20XX年 X月 フリーランスとして〇〇業務を並行(副業)
      現在に至る
                    以上

副業先への転職活動であっても、本業については正直に記載します。本業・副業の両方を書く場合は、どちらが本業かわかるよう補足を入れてください。副業の職歴欄の書き方については、ダブルワーク・副業中の履歴書の書き方も参考にしてください。

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本人希望欄に書くべき「連絡方法と時間帯」

在職中の転職活動で見落とされやすいのが、本人希望欄への連絡情報の記載です。採用担当者からすると、在職中の応募者への連絡は日中つながりにくいことを前提に進めています。

採用担当者に伝えるべき3つの情報

本人希望欄には、次の3点を具体的に書いてください。選考連絡の行き違いや確認漏れを防ぐためにも、曖昧な書き方は避けることが重要です。

  • 連絡の優先手段:電話よりメールが望ましいのか、電話も可能なのかを明記する
  • 電話可能な時間帯:昼休みや就業後など、対応できる時間帯を具体的に書く
  • 入社可能な時期の目安:退職手続き完了後の見込みを伝えることで、採用担当者が選考スケジュールを組みやすくなる

本人希望欄の記載例

現在在職中のため、ご連絡はメールにていただけますと幸いです。お電話の場合は平日12:00〜13:00、または18:30以降であれば対応可能です。入社時期は退職手続き完了後、1〜2か月を目安にご相談させてください。

入社可能日の書き方について詳しく確認したい方は、履歴書の入社可能日の書き方も参照してください。

採用担当者は「在職中」の応募者をどう評価しているか

在職中であることを履歴書に書くのに不安を感じる方もいますが、採用担当者の多くは在職中の転職者をプラスに評価しています。その理由を知っておくと、書き方の迷いも解消されます。

在職中の転職者が評価される理由

  • 市場価値の証明になる:現職に在籍していること自体が、少なくとも現時点で評価されている状態の証明です。「今すぐ辞めなければならない理由がない」という安定感につながります。
  • 冷静に転職先を選べている印象を与える:焦りがなく、条件や職場環境を比較検討したうえで応募していると判断されます。
  • ブランクがない:離職中とは異なり、スキルや業務感覚が継続している状態として見られます。

一方で「連絡がとりにくい」「入社までに時間がかかる」という点を負担に感じる採用担当者もいます。このデメリットは、本人希望欄での丁寧な補足で解消できます。

採用担当者が落とすNG記載のパターン

在職中の履歴書でよく見られるNG記載は、主に3パターンです。いずれも「現状が正確に伝わらない」という点が共通しています。

採用担当者が確認するNG例

  • 「現在退職準備中」「近日中に退職予定」:日付や期間が不明で入社見込みを判断できない
  • 「現在に至る」を書かずに会社名だけで終わる:在職中か退職済みかが不明になる
  • 本人希望欄が「特になし」のみ:在職中なのに連絡情報がなく、採用担当者が選考連絡の判断に迷う

採用担当者が履歴書で確認したいのは、「この人材が今の状況でいつ入社できるか」という点です。現状を正直に、具体的に伝える書き方が最も評価されます。

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まとめ

  • 在職中の職歴欄は「現在に至る」と書き、行の右端に「以上」を記載する
  • 退職予定日が確定していれば「現在に至る(20XX年X月末日 退職予定)」と明記する
  • 退職日未定の場合は「現在に至る」のみでよい。「退職準備中」などの曖昧な表現は使わない
  • 有給消化中・育休中も在籍中のため「現在に至る」と書く
  • 本人希望欄に連絡方法・可能な時間帯・入社目安を記載することで、採用担当者の不安が解消される

在職中であることは選考上のマイナスにはなりません。職歴欄の記載と本人希望欄の補足をセットで整えることが、書類選考を通過するうえで有効です。職務経歴書の書き方も合わせて確認したい方は、職務経歴書の書き方もご覧ください。

在職中の履歴書に関するよくある質問

「現在に至る」と「在職中」はどちらを書いても問題ありませんか?

どちらを使っても選考上の問題はありません。「現在に至る」のほうが職歴欄の締めくくりとして一般的で、採用担当者への伝わり方も自然です。どちらか一方に統一し、同じ欄に両方を書く必要はありません。

退職予定日が未定の場合、本人希望欄に何を書けばよいですか?

「入社時期は退職手続き完了後、1〜2か月を目安にご相談させてください」のように、具体的な目安を添えてください。「相談可能」という姿勢を伝えることで、採用担当者との日程調整がスムーズになります。

有給消化中でも「現在に至る」と書いてよいですか?

はい、書いて問題ありません。有給消化中であっても退職日を迎えるまでは在籍中です。退職予定日が確定していれば「現在に至る(20XX年X月X日 退職予定)」と括弧内に追記してください。

在職中の転職は採用担当者にマイナスに見られますか?

多くの採用担当者は在職中の転職者をプラスに評価しています。現職で継続して評価されていること、冷静に転職先を選んでいることが伝わるためです。ただし、連絡がとりにくい点を補うため、本人希望欄に連絡方法と可能な時間帯を必ず記載してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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