職務経歴書の日付欄は、作成日を書けばいいのか、提出日にすべきなのか、和暦と西暦のどちらが正解なのか、細かい部分ほど迷いやすいところです。この記事では日付の基本ルールに加えて、採用担当者が日付一つで「使い回し」を見抜く理由や、書き間違えたときの直し方まで、書類選考で損をしないためのポイントを解説します。
職務経歴書の日付は「作成日」か「提出日」か
職務経歴書に記載する日付は、書類を作成した日ではなく、実際に提出する日を書くのが基本です。郵送であれば投函日、メールであれば送信日、面接で手渡しする場合はその面接当日の日付を記入します。作成にかかった日数は関係なく、相手の手元に届く(渡る)タイミングを基準に考えると迷いません。
提出方法別に見る日付の考え方
| 提出方法 | 記載する日付 |
|---|---|
| 郵送 | 投函日(ポストに入れる、または窓口に出す日) |
| メール送信 | 送信する当日の日付 |
| 面接で手渡し | 面接当日の日付 |
採用担当者は日付から何を読み取っているか
採用担当者はここを見ている
- 提出書類がいつ準備されたものか、応募への準備状況を日付から確認している
- 複数の応募書類を同時に見る立場上、日付のずれから使い回しの有無を推測している
- 日付管理の丁寧さそのものを、実務での書類作成能力の判断材料にしている
日付の記載場所と書き方の基本ルール
記載位置は文書の右上が基本
職務経歴書の日付は、「職務経歴書」というタイトルの下、右寄せで記載するのが一般的なレイアウトです。氏名も同じ行、または直下に右寄せで記載します。決まったフォーマットがあるわけではありませんが、履歴書の日付欄と同じ位置関係を意識すると、採用担当者にとって見慣れた読みやすいレイアウトになります。
数字はアラビア数字で統一する
日付の数字表記は、全角・半角や漢数字を混在させず、アラビア数字(算用数字)で統一するのが原則です。
良い例
2026年7月1日
NG例
2026年7月1日(全角数字と半角数字が混在)/7/1(スラッシュ区切りでの省略)
表記の統一感が崩れると、書類全体が雑な印象になります。
履歴書の封筒に書く日付との違いに注意
職務経歴書に書く日付と混同しやすいのが、履歴書を郵送する際の封筒に書く日付です。封筒の日付は投函日を記載するのが基本で、職務経歴書本体の日付とは別のルールで管理します。履歴書の封筒に書く日付もあわせて確認しておくと、提出書類一式の日付管理で迷わずに済みます。

和暦と西暦、どちらで書くのが正解か
企業から指定がない限り、職務経歴書の日付は和暦・西暦のどちらで書いてもかまいません。重要なのは、書類の中で表記を統一することです。
| 表記 | 記載例 |
|---|---|
| 西暦 | 2026年7月1日 |
| 和暦 | 令和8年7月1日 |
- 職務経歴書内、および履歴書・送付状など同時に提出する書類すべてで表記をそろえる
- 和暦を使う場合は元号を省略せず、「R8」のような略記はしない
- 在籍期間や資格取得日など、書類内の他の日付も同じ表記で統一する
応募先ごとに日付を更新すべき理由|採用担当者は「使い回し」をここで見抜く
職務経歴書は一度作成したら、そのまま使い回してよいものではありません。応募する企業が変わるたびに、日付を提出日に合わせて更新する必要があります。
採用担当者はここを見ている
- 複数の応募書類を並行して見る採用担当者は、日付の古さから他社を優先して回された書類かどうかを推測している
- 1週間以上前の日付のまま提出された書類は、準備不足や志望度の低さを疑われやすい
- 日付が提出日と一致していること自体が、丁寧な応募姿勢を示す材料になっている
日付の更新を忘れやすいタイミング
- 転職エージェント経由で複数社に同時応募するとき
- 一度作成したデータを保存しておき、数週間後に別の企業へ流用するとき
- 追加応募や二次募集で、以前作成したデータをそのまま使うとき
前回の応募先の日付が残っていた場合のNG例
NG例
先週A社に応募した職務経歴書のデータをそのまま使い、日付を確認せずB社に提出した。結果、A社への応募日がそのまま残っており、採用担当者から使い回しを指摘された。
古い日付が残ったままの提出は、他社への応募を優先していた印象を与えてしまいます。
職務経歴書と履歴書で日付がずれてしまったときの対処法
同時に提出する履歴書と職務経歴書で、日付が数日ずれてしまうケースは珍しくありません。基本的には、提出日(郵送なら投函日、持参なら面接日)に両方の日付をそろえるのが原則です。
- 数日程度のずれ:どちらの書類も提出日基準で日付を統一し直す
- 履歴書の日付が古いまま印刷済みだった:修正液を使わず、データを直して再印刷する
- 手元に予備がなく訂正が必要:日付欄のみ二重線と訂正印で訂正する(応急対応)
1週間以上前の日付が残っている場合は、部分的な修正で済ませず、提出日基準で作り直すことをおすすめします。日付のずれそのものより、ずれを放置したまま提出することのほうが、採用担当者への印象を下げる要因になります。
日付や在籍期間を書き間違えたときの直し方
手書きの場合
NG例
手書きの職務経歴書で日付や年数を間違えた際に、修正液や修正テープで訂正する。改ざんを疑われる原因になります。
良い例
該当ページを新しい用紙に書き直すのが基本です。誤字が1文字程度であれば二重線を引いて訂正印を押す方法も許容されますが、職務経歴書のような重要書類では書き直しのほうが無難です。
Word・PDFの場合
パソコンで作成している場合は、データを修正してから再度PDFに書き出し、印刷し直すだけで済みます。手書きより修正の手間が少ないため、間違いに気づいた時点ですぐに直しておきましょう。
入社日・退職日・資格取得日を思い出せないときの確認方法
在籍期間や資格取得日の記憶があいまいなまま記載すると、経歴とのつじつまが合わなくなることがあります。手元に資料がない場合は、以下の方法で確認できます。
- 源泉徴収票:入社年・退職年が記載されている
- 雇用保険被保険者証:資格取得日(入社日)が確認できる
- ねんきんネット・ねんきん定期便:厚生年金の加入期間から入退社の時期を確認できる
- マイナポータル:勤務先の資格情報から取得日を確認できる場合がある
- 資格を取得した団体・協会の会員ページや証書:資格の取得年月日を確認できる
あいまいな記憶のまま記載するより、公的な書類で裏付けを取ってから記入したほうが、後の面接で経歴を聞かれた際にも一貫した回答ができます。
まとめ
- 日付は作成日ではなく提出日(郵送は投函日、メールは送信日、面接は当日)を書く
- 和暦・西暦はどちらでもよいが、書類全体で表記を統一する
- 応募先が変わるたびに日付を更新し、前回応募分の日付を残さない
- 日付を間違えたら修正液・修正テープを使わず、書き直すかデータを直して再印刷する
日付は職務経歴書の中でも見落とされがちな項目ですが、採用担当者はその一点から準備の丁寧さを読み取っています。提出直前に、日付欄だけでも今一度確認してから送りましょう。
職務経歴書の日付に関するよくある質問
- 職務経歴書の日付が履歴書と1日ずれていても大丈夫ですか?
-
数日程度のずれであれば選考への影響は大きくありませんが、可能な限り提出日にそろえるのが基本です。1週間以上前の日付が残っている場合は、提出日基準で作り直すことをおすすめします。
- 職務経歴書の日付を未来の日付にしてもいいですか?
-
未来の日付を記載するのは避けてください。日付は書類を提出する当日を書くもので、未来の日付は誤りとして扱われます。
- 選考が長引いて、以前提出した職務経歴書の日付が古くなった場合はどうすればいいですか?
-
追加で書類の提出を求められた場合や、再提出のタイミングがあれば、その時点の日付に更新して提出します。特に指示がなければ、無理に再提出する必要はありません。
- 職務経歴書に日付を書き忘れた場合、どうなりますか?
-
日付の記載漏れは書類の不備として扱われる可能性があります。提出前に日付欄が空欄になっていないか、必ず確認してください。


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