この記事では、履歴書の学歴欄に書く卒業年月日の正しい書き方を解説します。卒業式の日を記入すべきか3月31日と書くべきかの判断基準から、入学日の書き方、西暦・和暦の統一ルール、採用担当者が確認しているポイントまで、まとめて確認できます。
履歴書の卒業年月日は3月31日が正解
卒業式の日ではなく「3月31日」と書く理由
卒業式の開催日は学校ごとに異なりますが(3月上旬〜下旬が一般的)、履歴書に書く卒業年月日は3月31日が正解です。
根拠となるのは学校教育法施行規則第44条です。「学校の教育年度は4月1日に始まり翌年の3月31日に終わる」と定められており、在学期間は3月31日をもって法的に終了します。卒業式はあくまでも式典であり、在学期間の終了日とは別のものです。
つまり、卒業式が3月10日に行われた場合でも、3月25日に行われた場合でも、学籍上の卒業日は変わらず3月31日です。この慣例は中学・高校・大学・大学院・専門学校・短期大学のすべての学校種別に共通して適用されます。
採用担当者はここを見ている
- 卒業年月日が「3月31日」(または「3月」)で統一されているか
- 卒業式の日(3月20日・25日など)が混入していないか
- 入学日と卒業日の組み合わせが、正しい在学期間になっているか
入学年月日は「4月1日」が正解
卒業年月日と同じ考え方が入学年月日にも適用されます。入学年月日は「4月1日」と記載するのが正解です。入学式は4月上旬(多くの場合4月4日〜7日ごろ)に行われますが、学籍の開始日は4月1日と定められています。
❌ NG例(入学年月日の誤記)
2020年4月5日 ○○大学 ○○学部 入学
入学式の日付(4月5日)をそのまま書いてしまうパターン。正しくは「2020年4月1日」。年月のみ記入する欄であれば「2020年4月」で問題ありません。
卒業証明書の日付と異なっていても問題ない
卒業証書や卒業証明書に「3月25日」など3月31日以外の日付が印字されているケースがあります。これは多くの場合、証書授与日(式典の日付)であり、学籍の終了日とは別です。履歴書には卒業証明書の日付ではなく、3月31日と記載してください。
採用担当者は日本の学校教育制度を理解しているため、卒業証明書と履歴書の日付が異なることを問題視しません。むしろ、卒業式の日付をそのまま書いてしまうほうが「基本的なルールを知らない」と受け取られるリスクがあります。
✅ 正しい記載例
2024年3月31日 ○○大学 ○○学部 卒業
※年月のみ記入する欄の場合:2024年3月 ○○大学 ○○学部 卒業
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一般的な市販の履歴書は「年月」まで
市販の履歴書の学歴欄には「年 月」の記入欄が設けられており、日付(日)の欄は用意されていないのが一般的です。この場合は「2024年3月 ○○大学卒業」のように年月までの記載で問題ありません。
年月日まで記載が必要になるのは、企業指定フォーマットやWEB応募フォームに「日」の入力欄が設けられている場合のみです。その際は卒業日に「31」、入学日に「1」を正確に入力します。
西暦・和暦はどちらでもよい、ただし全体で統一する
西暦(2024年)と和暦(令和6年)のどちらを使用しても問題ありません。重要なのは生年月日・学歴・職歴・記入日のすべてで表記を統一することです。応募企業が指定している場合はその形式に従います。
❌ NG例(西暦・和暦の混在)
平成30年4月 ○○高校 入学
2021年3月 ○○高校 卒業
和暦と西暦が混在しているパターン。「令和3年3月」または「2021年3月」のどちらかに統一してください。
入学・卒業年度早見表(西暦・和暦対応)
自分の入学・卒業年度を確認したい場合は、以下の早見表を参照してください。
| 生まれた年度(4月〜翌3月) | 高校卒業(3月) | 大学入学(4月) | 大学卒業(3月)※4年制 |
|---|---|---|---|
| 1996年4月〜1997年3月 | 2015年(平成27年) | 2015年(平成27年) | 2019年(令和元年) |
| 1997年4月〜1998年3月 | 2016年(平成28年) | 2016年(平成28年) | 2020年(令和2年) |
| 1998年4月〜1999年3月 | 2017年(平成29年) | 2017年(平成29年) | 2021年(令和3年) |
| 1999年4月〜2000年3月 | 2018年(平成30年) | 2018年(平成30年) | 2022年(令和4年) |
| 2000年4月〜2001年3月 | 2019年(平成31年) | 2019年(令和元年) | 2023年(令和5年) |
| 2001年4月〜2002年3月 | 2020年(令和2年) | 2020年(令和2年) | 2024年(令和6年) |
| 2002年4月〜2003年3月 | 2021年(令和3年) | 2021年(令和3年) | 2025年(令和7年) |
| 2003年4月〜2004年3月 | 2022年(令和4年) | 2022年(令和4年) | 2026年(令和8年) |
※早生まれ(1月〜3月生まれ)の方は1年ずれます。浪人・留年・休学があった場合も年度がずれます。
採用担当者が見ている学歴欄のチェックポイント
学歴欄への記入は、単なる情報転記の作業ではありません。採用担当者にとって、書類作成の丁寧さや基本的な社会常識の理解度を確認する材料でもあります。
書類選考では短時間で多数の履歴書を確認します。学歴欄のミスが選考の可否を直接左右するわけではありませんが、細部への注意を払える人物かどうかを無意識に評価している採用担当者は少なくありません。
採用担当者が実際に確認していること
- 卒業年月日が「3月(31日)」で統一されているか:卒業式の日付が混入していると基礎知識不足と見られる場合がある
- 年号(西暦・和暦)が全体で統一されているか:混在は書類作成の雑さとして評価される
- 学歴の時系列に矛盾がないか:在学期間の年数が学校種別(4年制・2年制など)に合致しているか
- 中学校卒業から最終学歴まで記載されているか:最終学歴が大学でも、中学校卒業から書くのが基本
❌ よくあるNGパターン
- 卒業式の日付(3月20日・3月25日など)をそのまま記入した
- 入学式の日付(4月5日など)をそのまま記入した
- 西暦と和暦が学歴欄の途中で切り替わっている
- 4年制大学の在学期間が3年や5年になっている(転記ミスや修正漏れ)
- 中学校の記載を省略している
ケース別の卒業年月日の書き方
大学院(修士・博士課程)の場合
大学院でも学校教育法の教育年度の規定は同様に適用されます。修士課程は通常2年、博士課程は通常3〜5年ですが、修了年月日は「3月31日」(年月のみなら「3月」)と記載します。「卒業」ではなく「修了」と書くことに注意してください。
✅ 大学院の記載例
2024年4月 ○○大学大学院 ○○研究科 ○○専攻 博士前期課程 入学
2026年3月 ○○大学大学院 ○○研究科 ○○専攻 博士前期課程 修了見込み
専門学校・短期大学の場合
専門学校(2年制)・短期大学(2年制)も同様のルールが適用されます。入学は「4月1日(または4月)」、卒業は「3月31日(または3月)」と記載します。学校名のあとに学科名・専攻名も記入するのが基本です。
途中退学(中退)した場合
途中退学した場合は「卒業」ではなく「退学」と記載します。退学した年月は実際に退学した月を記入します。年度末(3月)に退学した場合は「3月退学」、年度途中(例:10月)なら「10月退学」です。
中退は事実として正直に書く必要があります。記載を省略すると経歴詐称にあたるため、入学と退学を両方記載したうえで、面接で聞かれた際に退学理由を答えられるよう準備しておきましょう。
✅ 中退の記載例
2020年4月 ○○大学 ○○学部 入学
2022年3月 ○○大学 ○○学部 退学
※退学理由(「一身上の都合により退学」など)を括弧書きで添えると丁寧な印象を与えます。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →まとめ
- 履歴書の卒業年月日は卒業式の日ではなく「3月31日」(年月のみなら「3月」)が正解
- 入学年月日は「4月1日」(年月のみなら「4月」)が正解。入学式の日ではない
- 根拠は学校教育法施行規則第44条。在学期間は3月31日に法的に終了する
- 卒業証明書の日付と異なっていても問題ない。履歴書には3月31日と記載する
- 西暦・和暦はどちらでもよいが、履歴書全体で必ず統一する
正確な記載は採用担当者への信頼性につながります。提出前に学歴欄をもう一度確認し、すべての入学・卒業年月日が正しく書かれているかチェックしてから提出してください。
卒業年月日に関するよくある質問
- 卒業式は3月20日でしたが、履歴書には3月31日と書いていいですか?
-
はい、3月31日と記載して問題ありません。学校教育法施行規則第44条の規定により、在学期間は3月31日に終了します。卒業式は式典であり、書類上の卒業日とは別です。卒業式の日付をそのまま書くほうがNG例となりますので、3月31日(または年月のみなら3月)と書いてください。
- 卒業証明書には「3月25日卒業」と書いてありますが、履歴書にも3月31日と書いていいですか?
-
はい、履歴書には3月31日(年月のみなら3月)と記載してください。卒業証明書の日付は証書授与日(式典の日)であることが多く、学籍の終了日(3月31日)とは異なる場合があります。採用担当者もこのルールを把握しているため、証明書と履歴書の日付が異なることを問題視されることはありません。
- 西暦と和暦、どちらで統一すればよいですか?
-
どちらでも問題ありませんが、生年月日・学歴・職歴・記入日のすべてで統一することが必須です。応募先が表記形式を指定している場合はその指示に従ってください。一般的には西暦表記のほうがシンプルで記載ミスが少ないため、迷った場合は西暦への統一をおすすめします。
- 入学年月日も「4月1日」と書く必要がありますか?
-
年月日まで記載する欄がある場合は、入学日も「4月1日」と書くのが正解です。市販の履歴書は「年月」のみの記入欄が大半のため、「4月」と記入すれば問題ありません。入学式の日付(4月5日など)を書くのはNGです。


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