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履歴書の家族の状況の書き方|続柄・順番・状況別の記入例

【無料作成ツール付き】履歴書の家族の状況の書き方|続柄・順番・状況別の記入例

この記事では、履歴書の「家族の状況」欄の書き方を解説します。続柄の正式表記・記載順序・一人暮らし・離婚・要介護家族がいる場合の状況別記入例まで網羅し、採用担当者が確認する目的とよくある記入ミスも確認できます。

目次

履歴書の「家族の状況」欄とは何か

「家族の状況」欄は、JIS規格(旧様式)の履歴書や企業独自のフォームに設けられている、同居家族の情報をまとめる表形式のセクションです。続柄・氏名・年齢・職業の列で構成されることが多く、転職者だけでなく新卒採用でも記入を求められる場合があります。

企業が確認する3つの目的

採用担当者がこの欄を確認するのは、採用の合否を判断するためではありません。入社後の手続きを円滑に進めるための情報収集が主な目的です。

  • 社会保険・健康保険の扶養家族手続き:入社後に健康保険の被扶養者を登録するため
  • 家族手当・扶養手当の算出:給与規定に基づく家族手当の計算に使用
  • 緊急連絡先の把握:業務中の事故・急病時に連絡できる家族を確認

この3つの目的から明らかなように、家族の状況欄の内容が選考の合否に直接影響することは基本的にありません。採用担当者が実際に確認しているのは「正確に・丁寧に書かれているか」という点です。

2021年の様式変更で欄がなくなったケース

2020年7月にJIS規格の履歴書様式例が廃止され、2021年4月に厚生労働省が新たな履歴書様式例を公開しました。この新様式では「家族の状況」「配偶者」「扶養家族数」「通勤時間」の欄が削除されています。

削除の背景にあるのは、「家族構成は本人の職業能力と直接関係がなく、採用選考の判断基準に使うべきではない」という公正採用の観点です。

様式の種類「家族の状況」欄配偶者・扶養家族欄
厚生労働省推奨様式(2021年以降)なしなし
JIS規格旧様式ありあり
企業独自の採用シート企業による企業による

市販の履歴書や企業独自のフォームでは旧様式に準じた欄が残っているケースが多くあります。欄が存在する場合は正確に記入するのが原則で、欄がない場合は記入不要です。

家族の状況の書き方 4つの基本ルール

①記載範囲は「同居している家族」が基本

「家族の状況」欄に記入するのは、同じ家で生活を共にしている家族が基本です。別居している兄弟・実家の親など、一緒に住んでいない家族は原則として記入不要です。

  • 記入する:同居している配偶者・子ども・親・祖父母など
  • 記入しない:別居している兄弟・別居している親(扶養していない場合)
  • 本人は記入しない:履歴書全体が本人の情報を示す書類のため、本人の欄は不要

採用担当者はここを見ている

  • 欄があるのに空欄のまま提出していないか(記入漏れは「書類に不注意な人」という印象につながることがある)
  • 同居していない家族まで記入して欄がはみ出していないか
  • 一人暮らしや独身で同居家族がいない場合は「なし」と明記されているか

②記載順序は世帯主から年齢の高い順に

記入する順序は、世帯主を先頭に、年齢の高い順に書くのが正式なマナーです。「誰が世帯主か」は住民票で確認できます。

  • 本人が世帯主の場合:配偶者→子ども(年齢の高い順)→同居親族の順
  • 親が世帯主の場合:父(または母)→もう一方の親→同居する兄弟など年齢順

③続柄は正式名称で記入する

続柄の書き方で最も多いミスが、「口語表現」をそのまま書いてしまうことです。履歴書は公式なビジネス書類であり、正式な続柄表記を使用することが求められます。

NG例

「父親」「お父さん」「旦那」「奥さん」「息子」「娘」「おじいちゃん」「おばあちゃん」
これらはすべて日常会話の表現であり、ビジネス書類での使用は不適切です。

良い例

「父」「母」「夫」「妻」「長男」「長女」「次男」「次女」「兄」「弟」「姉」「妹」「祖父」「祖母」
正式な続柄を使うことで、採用担当者が入社後の事務手続きをスムーズに行えます。

④職業欄は「大まかな属性」でOK

職業欄には所属する組織や会社名ではなく、属性がわかる程度の記載で十分です。具体的な会社名・役職・学校名まで書く必要はありません。

家族の状況職業欄の記入例
会社勤めをしている配偶者会社員
パート・アルバイトをしている配偶者パート
家事専業の配偶者主婦(夫)
中学生・高校生の子ども中学生・高校生
小学生以下の子ども小学生・幼稚園児・未就学
定年退職した親無職
公務員として働いている親公務員

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続柄の正しい書き方一覧【間違えやすい表記も解説】

続柄とは「自分から見てその人がどんな関係にあるか」を示す言葉です。履歴書に記入する続柄は、常に「本人(応募者自身)から見た関係」で表記します。以下の一覧表で正式表記を確認してください。

関係正式な続柄表記よくある誤り
配偶者(男性から見た妻)奥さん・嫁
配偶者(女性から見た夫)旦那・主人
自分の父父親・お父さん
自分の母母親・お母さん
第一子(男)長男息子・子ども
第一子(女)長女娘・子ども
第二子(男)次男
第二子(女)次女
兄・弟・姉・妹兄・弟・姉・妹
配偶者の父義父お義父さん・お父さん
配偶者の母義母お義母さん・お母さん
父方・母方の祖父祖父おじいちゃん
父方・母方の祖母祖母おばあちゃん

配偶者の親(義父・義母)と同居しているケースでは「義父」「義母」と記入します。なお、「養父」「養母」は法的な養子縁組関係がある場合に使う表記であり、一般的な義父母とは異なります。

【状況別】家族の状況の書き方と記入例

自分の家族構成に合わせた書き方を確認してください。

一人暮らし(独身・実家と別居)の場合

実家の親と別居して一人暮らしをしている場合、同居家族がいないため「家族の状況」欄は以下のように処理します。

良い例

表形式の欄の場合は、1行目の続柄欄に「なし」と記入し、残りの氏名・年齢・職業欄は空欄にする。フリー記入欄の場合は「なし」または「同居家族なし」と明記する。

NG例

別居している実家の両親まで記入してしまう。「家族の状況」は同居家族の欄であり、別居家族の記入は扶養していない場合は不要です。

ただし、別居している親や兄弟を税法上の扶養家族に入れている場合は、欄の名称によっては記入が必要なケースがあります。欄のタイトルが「扶養家族」となっている場合は、扶養している家族を記入してください。

既婚・核家族(配偶者と子ども)の場合

配偶者と子どもと同居しているケースでは、世帯主(本人)を除いた家族を記入します。本人が世帯主の場合は配偶者を先頭に、子どもを年齢の高い順に記入します。

記入例(本人が世帯主・妻と子ども2人の場合)

続柄氏名年齢職業
山田○子31歳パート
長男山田○太6歳小学生
長女山田○花4歳幼稚園児

採用担当者はここを見ている

  • 子どもの年齢・人数は入社後の健康保険扶養手続きや家族手当の計算に使用される
  • 子どもの有無や年齢が採用の合否に影響することは男女雇用機会均等法上禁止されている
  • 氏名の記入が求められている様式では、フルネームを正確に記入する

親と同居している場合

実家暮らしで親と同居している場合は、同居している家族全員を記入します。親が世帯主であれば父(または母)を最初に記入してください。

記入例(父が世帯主・父母と同居の場合)

続柄氏名年齢職業
田中○男62歳会社員
田中○子60歳主婦

同居している兄弟姉妹がいる場合は、父母に続けて年齢の高い順に記入します。別の住所に住んでいる兄弟は記入不要です。3世代同居(自分・配偶者・親・子ども全員同居)の場合は、世帯主を先頭に全員分を年齢順に記入します。

離婚して子どもと二人暮らしの場合

離婚後に子どもと同居している場合は、現在同居している子どもの情報のみ記入します。元配偶者の情報は不要です。

記入例(離婚後・子ども1人と同居の場合)

続柄氏名年齢職業
長男鈴木○太9歳小学生

「自分が世帯主」として子どもを扶養している場合の記入例です。離婚の経緯や元配偶者への言及は一切不要で、現時点の事実のみを正確に記入します。

要介護・要支援の家族がいる場合

同居している家族に要介護・要支援の方がいる場合も、他のケースと同様に事実を正確に記入します。職業欄の表記に迷うケースが多いため、以下を参考にしてください。

状況職業欄の記入例
要介護認定を受けていて仕事をしていない無職
介護サービスを利用しながら家事もしている主婦(夫)
入院中無職

家族が要介護状態であることを書類上で詳細に記述する必要はありません。職業欄に事実を記入するだけで十分です。「家族の状況」欄に記入した内容が選考の合否に影響することは法律上禁止されていますので、必要以上に気にせず事実を記入してください。

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採用担当者が実際に確認するのはここだけ

採用担当者が「家族の状況」欄で実際にチェックしているのは、記入ルールを守っているかどうかという観点です。家族構成の内容そのものが選考に使われることは基本的にありません。

採用担当者がチェックするポイント

  • 続柄が正式表記か:「父親」ではなく「父」、「息子」ではなく「長男」など
  • 記載順序が正しいか:世帯主を先頭に年齢の高い順に並んでいるか
  • 欄があるのに未記入になっていないか:空欄のまま提出は記入漏れと判断される場合がある
  • 「なし」の明記があるか:同居家族がいない場合に欄が空白のままでは確認に手間がかかる

書類審査で家族の状況欄が「減点」につながるのは、記入ルールを無視した場合や、欄があるのに何も書かずに提出した場合がほとんどです。逆に言えば、正式な表記で丁寧に記入するだけで、他の応募者との差がつくことも少なくありません。

「扶養家族数」欄との違いを理解する

旧様式の履歴書には「家族の状況」欄とは別に「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者の扶養義務」という欄が設けられているものがあります。記入内容が異なるため、混同しないよう確認してください。

欄の名称記入内容記入形式
家族の状況同居家族の続柄・氏名・年齢・職業表(一覧)
扶養家族数(配偶者を除く)本人が養っている家族の人数数字
配偶者の扶養義務配偶者を税法上扶養しているかどうか有・無

「扶養家族数」は、税法上の扶養に入っている家族の人数を数字で記入します。「家族の状況」欄に書いた全員が扶養家族にあたるわけではありません。たとえば共働きの配偶者は「家族の状況」欄に記入しますが、扶養家族数にはカウントしません。

  • 扶養家族数のカウント例:専業主婦の妻(1名)+子ども2人(2名)=「3」と記入
  • 共働き・扶養なしの場合:扶養家族がいないときは「0」と記入(空欄はNG)
  • 配偶者の扶養義務欄:配偶者を自分の税法上の扶養に入れていれば「有」、共働きや収入超過の場合は「無」

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まとめ

  • 「家族の状況」欄は同居家族の情報を記入する欄で、選考の合否には基本的に影響しない
  • 記入するのは同居家族のみ。本人は含めない
  • 記載順序は世帯主を先頭に年齢の高い順が正式なマナー
  • 続柄は「父」「妻」「長男」などの正式表記を使い、口語表現は避ける
  • 一人暮らしで同居家族がいない場合は「なし」と明記する
  • 「扶養家族数」欄は家族の状況欄とは別で、税法上の扶養者数を数字で記入する

欄がある場合は正確に、なければ記入不要。この原則を守るだけで、書類提出時の余計なトラブルを防げます。

家族の状況の書き方に関するよくある質問

一人暮らしで実家の親がいる場合、「家族の状況」欄は空欄でよいですか?

同居していない親は基本的に記入不要です。欄に「なし」と記入するか、表の1行目に「なし」と書いて残りを空欄にしてください。ただし、実家の親を税法上の扶養家族に入れている場合は、「扶養家族数」欄にその人数を別途記入する必要があります。

離婚後に子どもと同居している場合、元配偶者の情報は書きますか?

元配偶者の情報は不要です。現在同居している子どもの続柄・氏名・年齢・職業のみを記入してください。記入例:続柄「長男」、年齢「○歳」、職業「小学生」のように現在の事実のみを正確に記入します。

同居している親が要介護状態の場合、職業欄はどう書きますか?

職業欄は「無職」と記入するのが一般的です。要介護の詳細(要介護度など)を書く必要はありません。家族が要介護状態であることが採用の合否に影響することは法律上禁止されており、採用担当者は入社後の事務手続きのためにこの欄を確認しています。

配偶者と別居している場合、「家族の状況」欄に配偶者を記入しますか?

欄のタイトルが「同居家族」と明記されている場合は、別居中の配偶者は記入不要です。「家族の状況」や「家族構成」となっている場合は、婚姻関係が継続中であれば記入するケースが一般的です。欄の指示や様式を確認した上で判断してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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