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履歴書の「以上」の書き方|採用担当者が見るNG例と書き忘れ対策

履歴書の「以上」の書き方|採用担当者が見るNG例と書き忘れ対策

この記事では、履歴書の「以上」の正しい書き方と配置位置を解説します。在職中・離職中・新卒という状況ごとの記入例、スペースが足りない場合の対処法、採用担当者が実際にチェックするNG例まで、書類作成の最終確認として押さえておきたいポイントを整理します。

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目次

履歴書の「以上」が果たす2つの役割

「以上」は学歴・職歴欄の末尾に書く言葉ですが、採用担当者に対して2つのことを伝える役割があります。

採用担当者はここを見ている

  • 記載漏れがないことの証明:「以上」は「この先に経歴はない」という意思表示で、採用担当者が経歴の完結を確認する際の目印になります
  • 改ざん防止の意図表示:記入済みの欄の後に余白がないことを示し、第三者による追記・改ざんを防ぐ役割があります

これらはどちらも「公式書類として履歴書を扱う際のビジネスマナー」から来ています。「以上」の有無が直接不合格につながることは少ないですが、書類全体の丁寧さを測る材料の一つとして採用担当者は確認しています

「現在に至る」と「以上」の違い

混同しやすいのが「現在に至る」と「以上」の使い分けです。どちらも学歴・職歴欄の末尾に書きますが、意味と使う場面が異なります。

表現意味使う場面
現在に至る現在もこの会社に在籍している在職中の人のみ
以上職歴の記載はここで終わり在職中・離職中どちらも

「現在に至る」は在職中の人だけが使う表現です。離職中の人は退職理由を書いた後に「以上」で閉じます。また、在職中であっても「現在に至る」の後に「以上」を書かずに終わるのは不完全です。2つはセットで使うのが正しい記入方法です

履歴書の「以上」の書き方と正しい位置

基本ルール:右寄せで1行下に記入する

「以上」の書き方には、在職中・離職中・新卒に共通する基本ルールがあります。

  • 学歴・職歴欄の最後の行の1行下に書く
  • 右寄せ(右端)で記入する
  • 「以上」の文字のみで、それ以外の言葉は不要
  • フォント・字体は本文と同じもので統一する

手書きの場合も同様に右端に寄せて書きます。PCで作成する場合は右揃え設定を使うか、スペースで右端に押し込む方法をとります。履歴書全体のフォントや書体の選び方に迷う場合は、PC・手書き別の書体おすすめも参考にしてください。

在職中の書き方:「現在に至る」の1行下に右寄せで

現在も職に就いている場合は、最終職歴の後に「現在に至る」を左寄せで書き、その1行下に「以上」を右寄せで記入します。

在職中の書き方(例)

20XX年 X月 株式会社〇〇 入社
現在に至る
                   以上

「現在に至る」と「以上」はそれぞれ役割が異なるため、同じ行にまとめず行を分けるのが原則です。スペースが足りない場合の対処法は後述します。

離職中の書き方:最終職歴の1行下に右寄せで

退職済みの場合は「現在に至る」は使いません。最終職歴で退職理由を書いた後、その1行下に「以上」を右寄せで記入します。

離職中の書き方(例)

20XX年 X月 一身上の都合により退職
                   以上

退職理由は状況に応じて「一身上の都合により退職」(自己都合)または「会社都合により退職」(会社都合)と書き分けます。退職経緯別の職歴欄の書き方については、会社都合退職の履歴書の書き方も参考になります。

新卒・学生の場合の書き方

新卒・在学中の学生は職歴が「なし」となるため、書き方が少し変わります。

新卒・学生の書き方(例)

【職歴欄】
なし
                   以上

「なし」と書いた後に改行し、右寄せで「以上」と記入します。学歴欄の末尾には「以上」を書く必要はありません。学歴と職歴が同一ページにまとまっている場合は、職歴欄の後に1つ「以上」を書けば完結です。

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スペースが足りない場合の対処法

職歴が多いと「以上」を書く行がなくなってしまうことがあります。その場合は、同じ行の右側に収める方法で対処します。

在職中の場合:「現在に至る」と同じ行の右側に

スペース不足の書き方(在職中・例)

20XX年 X月 株式会社〇〇 入社  現在に至る      以上

「現在に至る」を左寄せで書いた後、同じ行の右端に「以上」を配置します。詰め込んで読みにくくならないよう、文字間のバランスを意識します。

離職中の場合:退職の文言と同じ行の右側に

スペース不足の書き方(離職中・例)

20XX年 X月 一身上の都合により退職    以上

退職文言と「以上」を同じ行に収める形です。履歴書のフォーマット自体を見直したい場合は、職歴欄に余裕のある履歴書テンプレートを選ぶことで解決できる場合もあります。

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採用担当者が見るNG例3パターン

書き方の基本ルールを知っていても、うっかりやってしまうミスがあります。採用担当者が実際に確認しているNG例を3つ整理します。

NG1:「以上」を書き忘れる

NG例

20XX年 X月 一身上の都合により退職
(ここで記入が終わっている)

「以上」がないと、採用担当者は「経歴の記入が終わっているのか、それとも続きがあるのか」を判断しにくくなります。また、記入済みの欄の後に余白があると、改ざんリスクがあると見なされる可能性があります。書き方は合っていても「以上」だけ抜けている書類は、全体の印象が大きく下がります。

NG2:「以上」を左寄せで書く

NG例

20XX年 X月 一身上の都合により退職
以上 ←(左寄せになっている)

「以上」は右寄せが原則です。左寄せで書くと、ビジネス文書の基本マナーを知らないという印象を与えることがあります。就職・転職の書類選考では、こうした細かいルールへの対応が書類全体の評価に影響します。提出前に位置だけでも確認しておくと安心です。

NG3:「現在に至る」を書いて「以上」を省略する

NG例

20XX年 X月 株式会社〇〇 入社
現在に至る
(「以上」がない)

在職中であれば「現在に至る」を書くのは正しいですが、「以上」を省略するケースが多く見られます。「現在に至る」は「今も在籍している」という情報であり、「以上」は「記載を終了する」という意思表示です。2つは役割が異なり、どちらも必要です。

採用担当者はここを見ている

  • 「以上」の有無だけで選考を落とすことは少ないが、書類全体の丁寧さとビジネスマナーの水準を判断する材料になる
  • 複数の応募書類が届く選考では、細部まで整った書類ほど「準備に手を抜かない候補者」として評価されやすい

学歴・職歴欄以外の「以上」の書き方

免許・資格欄の「以上」

履歴書によっては免許・資格欄が独立して設けられています。この場合も、資格の記入が終わった後の行の右側に「以上」と書くのが正式なマナーです。

免許・資格欄の書き方(例)

普通自動車第一種運転免許 取得
日商簿記検定2級 合格
                   以上

使用する履歴書テンプレートによって免許・資格欄のレイアウトは異なります。書き方に合ったフォーマット選びは、採用担当者が評価する履歴書の選び方を参考にしてください。

職務経歴書の「以上」

履歴書とは別に提出する職務経歴書にも「以上」は必要です。すべての職歴・スキル・自己PRなどの末尾に書き、右寄せで記入します。

用紙のレイアウトによっては余白に余裕がないこともありますが、職務経歴書も公式書類のため、「以上」を入れておくのが丁寧な対応です。職務経歴書の内容全体に不安がある場合は、職務経歴書の代行サービスを活用する方法もあります。

「以上」を書き忘れた場合の対処法

提出後に「以上」を書き忘れたと気づいた場合、対応は状況によって変わります。

  • 郵送前に気づいた場合:書き直して新しい書類を封入する(修正液・修正テープは使わない)
  • 郵送後・手渡し後に気づいた場合:採用担当者に連絡のうえ、書き直した書類を再提出する
  • Web・PDFで提出した場合:差し替えが可能かどうか企業の担当者に確認する

採用担当者に連絡する際は「記入に不備があったため、書き直したものを再送します」と一言伝えれば十分です。謝罪より対処を優先する姿勢が、場合によってはプラスの印象につながります。

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まとめ

  • 「以上」は学歴・職歴欄の記載が終わったことを示す言葉で、右寄せ・1行下に記入する
  • 在職中は「現在に至る」の1行下、離職中は最終職歴の1行下に書く
  • スペース不足の場合は「現在に至る」または退職文言と同じ行の右側に書いてよい
  • 免許・資格欄や職務経歴書にも「以上」を書くのがマナー
  • 書き忘れに気づいたら、書き直して早めに再提出する

履歴書のフォーマット全体を見直したい場合は、採用担当者視点で選ばれた無料の履歴書テンプレートを活用することも一つの方法です。

履歴書の「以上」に関するよくある質問

「以上」を書くのは必須ですか?

法的な義務はありませんが、ビジネス書類のマナーとして記入するのが原則です。「以上」がないと記載漏れと誤解されたり、改ざんリスクがあると見なされる可能性があります。書類全体の丁寧さとして、必ず書いておくことをおすすめします。

「以上」の前に1行空白を入れるべきですか?

一般的には必要ありません。最後の職歴行(または「現在に至る」)の1行下に続けて「以上」と書くのが標準です。ただし、学歴欄と職歴欄の区切り行(「職歴」などの見出し)と混同しないよう注意してください。

手書きとPC作成で書き方は同じですか?

書く位置(右寄せ・1行下)のルールは同じです。手書きの場合は他の文字と同じペン・同じ太さで書きます。PCで作成する場合は右揃え設定にするか、スペースで右端に寄せて入力します。

学歴欄と職歴欄が別ページの場合、「以上」はどこに書きますか?

学歴・職歴が別ページに分かれている場合は、それぞれのページの末尾に「以上」を書きます。学歴ページの末尾に「以上」、職歴ページの末尾にも「以上」を記入してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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