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履歴書の編入の書き方|学歴欄の例文と採用担当者が見る本音

履歴書の編入の書き方|学歴欄の例文と採用担当者が見る本音

この記事では、履歴書の学歴欄に「編入」をどう書くかを、短期大学・専門学校・高等専門学校からの大学編入や高校の転入学まで、状況別の例文つきで整理します。「編入」ではなく「編入学」と書き、前の学校を省略しないのが基本です。採用担当者が編入経歴のどこを見ているかも合わせて解説します。

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目次

履歴書の「編入」は略さず「編入学」と書くのが正解

まず押さえたいのは、履歴書の学歴欄では「編入」と略さず「編入学」と正式に書くという点です。「編入」は日常的な省略語で、公的な学歴の記載としては不正確な表現になります。同じ理由で「転校」も「転入学」と書きます。

「編入学」という一語で「別の学校から途中の学年に入学した」という事実が正確に伝わります。書類の一文字が、経歴の正確さを判断する材料になると考えてください。

転入学と編入学の違い

「転入学」と「編入学」は似ていますが、意味が異なります。書き分けを間違えると経歴の実態とズレてしまうため、自分がどちらに当てはまるかを先に確認しましょう。

用語意味主なケース
転入学(転校)在学中に、同じ種類の学校へ移ること。学年はそのまま引き継ぐ高校在学中にA高校からB高校へ移った
編入学卒業または中退したあと、別の学校の途中の学年に入学すること短大卒業後に大学3年次へ/専門学校卒業後に大学へ

在学したまま学校を移ったなら「転入学」、一度その学校を離れてから次の学校の途中に入ったなら「編入学」です。短大・専門学校・高専から大学に入り直した場合は、ほぼすべて「編入学」に該当します。転入学・編入学の詳しい書き分けは、履歴書の転校の書き方の記事でも詳しく取り上げています。

前の学校は省略せず時系列で書く

編入学の書き方でもっとも大切なのは、編入前に在籍した学校を省略しないことです。「編入先の大学だけ書けば見栄えがいい」と考えて前の学校を消すと、入学から卒業までの年月がつながらず、かえって不自然な学歴欄になります。

正しくは、前の学校の入学・卒業(または中退)を書いたうえで、続けて編入先の学校を時系列で記載します。学歴は高校(高等学校)入学から順に並べるのが一般的です。

採用担当者はここを見ている

  • 在籍期間に空白や矛盾がないか。入学・卒業・編入の年月がきれいにつながっているか
  • 前の学校を意図的に隠していないか。卒業証明書などと照合したときに食い違わないか
  • 編入という選択に、目的や意欲が読み取れるか

採用担当者は学歴欄を「経歴の正確さと誠実さの入口」として見ています。前の学校を省くと、内定後の卒業証明書提出でズレが判明し、印象を大きく損ないます。学歴欄全体の基本ルールは就活の履歴書 学歴欄の書き方の記事で確認しておくと安心です。

【状況別】履歴書の編入学の書き方と例文

編入と一口に言っても、どこからどこへ編入したかで書き方の細部が変わります。自分の経歴に近いパターンの例文をそのまま応用してください。年月は西暦・和暦のどちらかに統一し、学校名・学部・学科は正式名称で書きます。

短期大学・専門学校から大学へ編入した場合

短期大学や専門学校を卒業してから4年制大学へ編入したケースです。前の学校を「卒業」と明記し、続けて編入先の大学を「編入学」と書きます。卒業まで在籍したなら最後に大学の卒業も記載します。

良い例文(短期大学から大学へ編入)

2020年4月 〇〇短期大学 〇〇学科 入学
2022年3月 〇〇短期大学 〇〇学科 卒業
2022年4月 △△大学 〇〇学部〇〇学科 3年次編入学
2024年3月 △△大学 〇〇学部〇〇学科 卒業

専門学校からの編入も書き方は同じで、「〇〇専門学校 〇〇学科 卒業」のあとに「△△大学 〇〇学部 編入学」と続けます。専門学校の学歴の書き方そのものに不安がある場合は、専門学校の履歴書の書き方の記事も参考になります。

大学を中退して別の大学へ編入した場合

いったん大学を中途退学し、別の大学へ編入したケースです。この場合は前の大学を「卒業」ではなく「中途退学」と正確に書きます。中退を書きたくない気持ちは自然ですが、隠すと在籍期間の空白が生まれ、かえって疑問を持たれます。

良い例文(大学中退から別大学へ編入)

2019年4月 〇〇大学 〇〇学部〇〇学科 入学
2021年3月 〇〇大学 〇〇学部〇〇学科 中途退学
2021年4月 △△大学 〇〇学部〇〇学科 3年次編入学
2023年3月 △△大学 〇〇学部〇〇学科 卒業

中退理由は学歴欄に細かく書く必要はありませんが、面接では聞かれる可能性が高い項目です。中退の書き方と伝え方は履歴書の学歴 中退の書き方の記事で状況別に整理しています。

高等専門学校(高専)から大学へ編入した場合

高等専門学校(高専)は5年制で、卒業後に大学の3年次へ編入する人が多い進路です。高専は「卒業」と書き、大学は「編入学」と書きます。高専は中学卒業後に入学するため、高校の学歴は書かず高専の入学から記載します。

良い例文(高専から大学へ編入)

2018年4月 〇〇工業高等専門学校 〇〇学科 入学
2023年3月 〇〇工業高等専門学校 〇〇学科 卒業
2023年4月 △△大学 工学部〇〇学科 3年次編入学
2025年3月 △△大学 工学部〇〇学科 卒業

高校で転入学・編入学した場合

高校で学校を移った場合は、在学中に移ったのか、いったん辞めてから入り直したのかで書き分けます。在学中に移ったなら「転入学」、中途退学したあと別の高校に入り直したなら「編入学」です。

状況書き方
在学中に転校「〇〇高等学校 入学」→「△△高等学校 転入学」→「△△高等学校 卒業」
中退後に入り直し「〇〇高等学校 入学」→「〇〇高等学校 中途退学」→「△△高等学校 編入学」→「△△高等学校 卒業」

どちらの場合も、通信制・定時制など課程が特殊なときは「△△高等学校(通信制課程)」のように課程名を添えると正確です。高校の転入学・編入学の理由の書き方や面接での答え方は、高校の転校理由の書き方の記事にまとめています。

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3年次編入の履歴書の書き方

編入のなかでもとくに検索されるのが「3年次編入」の書き方です。3年次編入とは、短期大学・専門学校・高専・他大学から、4年制大学の3年生として途中入学することを指します。書き方の基本は通常の編入学と変わりません。

3年次編入の基本ルールと例文

「〇年次編入学」と学年を添えて書くと、どの段階から入学したかが一目で伝わります。編入先の学部・学科を正式名称で書き、前の学校の卒業(または中退)とつなげるのがポイントです。

良い例文(3年次編入学)

2021年4月 〇〇短期大学 〇〇学科 入学
2023年3月 〇〇短期大学 〇〇学科 卒業
2023年4月 △△大学 〇〇学部〇〇学科 3年次編入学
2025年3月 △△大学 〇〇学部〇〇学科 卒業

入学・卒業年月の計算で失敗しないコツ

編入で最も間違えやすいのが、入学年と卒業年の計算です。短大2年+大学2年、専門2年+大学2年など、編入では在籍年数が通常と異なります。前の学校の卒業年と編入先の入学年を「同じ年の3月卒業・4月入学」でそろえると、空白のない自然な流れになります。

NG例

2023年3月 〇〇短期大学 卒業
2024年4月 △△大学 3年次編入
「編入」と略している/卒業と編入学の間に不自然な1年の空白があるのが問題です。空白期間があるなら、その理由を面接で説明できるようにしておきます。

年月を書き終えたら、和暦・西暦が全体で統一されているか、卒業と入学の年がつながっているかを最後に必ず見直してください。

編入経歴は不利になる?採用担当者の本音

編入を経験した人がもっとも気にするのが、「編入って書くと選考で不利にならないか」という点です。実際には、編入という事実そのものが評価を下げることはほとんどありません。むしろ伝え方次第でプラスに働きます。

編入はむしろプラスに働く理由

編入は「より学びたい分野があり、行動して環境を変えた」経歴です。採用担当者にとっては、目的意識・行動力・学習意欲が読み取れる材料になります。何となく4年間を過ごした人より、編入の理由を語れる人のほうが印象に残ることも珍しくありません。

採用担当者はここを見ている

  • 編入した理由に一貫性があるか。学びたい分野への意欲が伝わるか
  • 編入後に何を身につけ、どう成長したかを言葉にできているか
  • 前の環境への不満だけで語っていないか(他責になっていないか)

志望動機・自己PRで編入をどう活かすか

編入をプラスに変える鍵は、学歴欄ではなく志望動機と自己PRです。「なぜその分野を学び直したのか」「編入先で何を得たのか」を、応募先の仕事にどうつながるかまで書くと説得力が生まれます。

良い例文(自己PRでの編入の触れ方)

短期大学で〇〇を学ぶうちに、より専門的に△△を研究したいと考え、大学の3年次に編入しました。限られた2年間で単位と研究を両立させる過程で、計画的に物事を進める力が身につきました。

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履歴書の編入学でやりがちなNG例

編入の記載でつまずくポイントは、ほぼ決まっています。提出前に次の項目に当てはまっていないかを確認してください。

  • 「編入」と略す:必ず「編入学」と正式に書く
  • 前の学校を省略する:卒業・中退の事実を消すと経歴が不自然になり、証明書と食い違う
  • 卒業か中退かを曖昧にする:前の学校を「卒業」か「中途退学」か正確に書き分ける
  • 入学・卒業年を計算ミスする:在籍年数が通常と違うため、年月のつながりを必ず検算する
  • 和暦と西暦が混在する:学歴欄・職歴欄を通して表記をひとつに統一する

とくに前の学校の省略は、本人に悪気がなくても「経歴を都合よく見せた」と受け取られかねません。事実を時系列でそのまま書くのが、結果的にいちばん信頼される書き方です。

面接で編入理由を聞かれたときの答え方

学歴欄に編入学と書くと、面接で「なぜ編入したのですか」と質問される場面がよくあります。ここで前の学校への不満だけを話すと、他責な印象を与えてしまいます。「学びたいことがあった」という前向きな動機を主軸に据えるのがコツです。

良い例文(面接での編入理由)

入学後に〇〇分野への関心が強まり、より深く学べる環境で専門性を高めたいと考え、編入を決めました。編入試験の準備を通じて、目標から逆算して計画的に取り組む習慣が身につきました。

NG例

前の学校の雰囲気が合わず、授業もつまらなかったので編入しました。不満だけで理由が完結しており、次の環境で何をしたいのかが伝わらないのが問題です。

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まとめ

  • 「編入」と略さず「編入学」と正式に書き、在学中の転校は「転入学」と使い分ける
  • 前の学校の卒業・中退を省略せず、入学から時系列でつなげて記載する
  • 3年次編入は「3年次編入学」と学年を添え、年月の計算を必ず見直す
  • 編入は不利ではなく、志望動機・自己PRで前向きに伝えれば強みになる

編入経歴は、事実を正確に書いたうえで「学びたい理由」を添えれば、行動力のある人という印象につながります。まずは自分の在籍校を時系列で書き出すところから始めてください。

履歴書の編入の書き方に関するよくある質問

履歴書に「編入」と略して書いても大丈夫ですか?

学歴欄では「編入」と略さず「編入学」と正式に書きます。「編入」は省略語で、公的な学歴の記載としては不正確です。同じく「転校」も「転入学」と書きます。

編入前の学校は書かなくてもいいですか?

省略せず必ず書きます。前の学校の卒業または中途退学を記載したうえで編入先を続けます。省くと在籍期間に空白が生まれ、卒業証明書との照合で食い違う原因になります。

編入は選考で不利になりますか?

編入という事実自体で評価が下がることはほとんどありません。学びたい分野への意欲や行動力として前向きに受け取られやすく、志望動機や自己PRで理由を語れば強みになります。

3年次編入はどう書けばいいですか?

「△△大学 〇〇学部〇〇学科 3年次編入学」と学年を添えて書きます。前の学校の卒業(または中退)と時系列でつなげ、入学年と卒業年の計算に誤りがないか確認してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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