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薬剤師免許取得見込みの履歴書の書き方|採用担当者が見る状況別記載例

薬剤師免許取得見込みの履歴書の書き方|採用担当者が見る状況別記載例

この記事では、薬剤師免許の「取得見込み」を履歴書の資格欄に正しく書く方法を解説します。試験前・合格後・申請中・取得後の状況別記載例と、採用担当者が実際に確認するポイントをあわせて紹介します。

目次

「取得見込み」を書けるタイミングとは|薬剤師免許の取得スケジュール

「取得見込み」という表現を資格欄に使えるかどうかは、現在の状況によって異なります。薬剤師免許の取得スケジュールを整理した上で、各段階での書き方を確認してください。

段階時期の目安資格欄の書き方
薬学部在学中(試験受験前)〜2月(試験月)資格欄には書かない
国家試験合格後(申請前)3月下旬(合格発表)〜「取得見込み」が使える
免許申請中〜免許証未着合格後〜最長5ヶ月「取得見込み」が使える
薬剤師免許取得後免許証受領後「取得」として記載

試験前(薬学部在学中)は資格欄に書けない

薬学部在学中で国家試験をまだ受験していない段階では、資格・免許欄に「薬剤師免許 取得見込み」と書くことはできません。「取得見込み」とは、取得の可能性が確定している状態(すなわち合格が確認できた状態)を指す表現です。

試験に合格していない段階でこの表現を使うと、事実と異なる記載になります。在学中に応募する場合は、資格欄への記載は空欄にし、本人希望欄に「薬剤師国家試験受験予定(〇年〇月)」と書く対応が正確です。

国家試験合格後が「取得見込み」記載のスタートライン

薬剤師国家試験に合格した直後から、「取得見込み」の記載が有効になります。2026年(第111回)は3月25日に合格発表が行われ、合格率は68.49%(新卒者86.25%)でした。この合格発表日以降から、資格欄に「薬剤師国家試験 合格」と「薬剤師免許 取得見込み」を記載できる状態となります。

薬剤師免許は試験に合格しただけでは付与されず、薬剤師名簿への登録手続きが完了して初めて取得となります。申請から免許証の手元到着まで、通常2〜3ヶ月かかり、申請が集中する国試直後は最長5ヶ月程度かかることがあります。この間は「取得見込み」と書くのが正確です。

採用担当者はここを見ている

  • 薬剤師免許は業務要件に直結するため、書類選考の最初に資格の有無を確認する
  • 「取得見込み」の予定年月から、いつから業務に就けるかを判断している
  • 国家試験の合格日と薬剤師名簿の登録日(免許取得日)は別物であることを把握している

薬剤師免許「取得見込み」の書き方|状況別の記載例

①薬学部在学中(試験受験前)の場合

薬学部に在学中で、まだ国家試験を受験していない場合は、資格・免許欄に薬剤師免許関連の記載をしないのが原則です。

NG例

(資格・免許欄) 2026年5月 薬剤師免許 取得見込み

国家試験を受験していない段階での「取得見込み」記載は事実と異なります。採用担当者が「取得見込み」を見た場合、すでに試験に合格していることを前提として理解するため、齟齬が生じます。

正しい書き方

(資格・免許欄) 記載なし

(本人希望欄) 2026年〇月に薬剤師国家試験を受験予定です。合格後は速やかに免許申請手続きを進める予定です。

②薬剤師国家試験合格後・免許申請前の場合

国家試験の合格発表後、まだ免許申請手続きを始めていない段階でも「取得見込み」と書くことができます。合格証書が手元に届いたら申請手続きに進む旨を伝えられる状態です。

記載例

(資格・免許欄)

2026年3月 第111回薬剤師国家試験 合格
2026年〇月 薬剤師免許 取得見込み

※「取得見込み」の年月には、免許証が交付される見込みの時期(申請から3〜5ヶ月後の目安)を記載します。

③免許申請済み・免許証未着の場合

保健所などの窓口で申請を済ませ、あとは免許証の到着を待っている状態です。申請受付後から交付まで通常は2〜3ヶ月かかります。この期間中も引き続き「取得見込み」と記載します。

記載例

(資格・免許欄)

2026年3月 第111回薬剤師国家試験 合格
2026年〇月 薬剤師免許 取得見込み(申請手続き済み)

※申請済みであることを補足すると、採用担当者に現在の状況をより正確に伝えられます。

④薬剤師免許取得済みの場合

免許証が手元に届いた段階では、「取得見込み」から「取得」に書き換えます。取得年月は国家試験の合格日ではなく、薬剤師名簿への登録年月日を記載します。登録年月日は免許証に記載されています。

記載例

(資格・免許欄)

〇〇〇〇年〇月 薬剤師免許 取得(第〇〇〇〇〇号)

※取得年月は免許証に記載された登録年月日を使用します。合格日や申請日ではない点に注意してください。

採用担当者が確認する3つのポイント

「取得見込み」と「取得予定」は違うのか

「取得見込み」と「取得予定」は意味が異なります。「取得見込み」は合格という確定した事実をもとに記載する表現です。対して「取得予定」はまだ確定していない計画を表す言葉で、受験前の段階に使うのが本来の用法です。

履歴書の資格欄に書く場合は、国家試験に合格した後は「取得見込み」を使うのが正確です。「取得予定」が絶対にNGというわけではありませんが、採用担当者に「まだ合格していないのでは?」という疑念を持たれる可能性があります。合格後は「取得見込み」で統一してください。

国家試験の回次(第○○回)は記載すべきか

「第111回薬剤師国家試験 合格」のように回次を記載すると、いつ合格したかが一目でわかります。採用担当者は記載された年月だけでなく、受験から合格まで何回かかったかを確認する場合があります。

初めての受験で合格した場合は回次の記載が信頼感を高める要素になります。記載スペースに余裕がある場合は、合格年月と合わせて回次も含めるのが望ましい対応です。

登録番号は書いたほうがいいか

薬剤師免許取得後、免許証には登録番号(第〇〇〇〇〇号)が記載されます。この番号を資格欄に記載するかどうかは任意ですが、記載すると採用担当者にとって確認がしやすくなります。

「取得見込み」の段階では登録番号はまだ発行されていないため記載できません。免許証が届いた後、入社前に書類を更新できる場合は番号を記載するとより丁寧な印象になります。

絶対に避けたい2つのNG記載パターン

薬剤師免許の記載でよく見られるミスを2つ紹介します。どちらも採用担当者に「正確さへの注意が足りない」という印象を与えるリスクがあります。

NG①:合格日を「取得年月」として記載する

(誤) 2026年3月 薬剤師免許 取得

薬剤師免許の取得年月は「名簿登録日」であり、国家試験の合格日ではありません。合格発表が3月25日でも、免許証に記載される登録年月は申請後の承認日(数ヶ月後)になります。合格日を取得日として書いた場合、免許証の記載と一致しないため採用担当者が混乱します。

NG②:試験前に「取得見込み」と記載する

(誤) 2026年3月 薬剤師免許 取得見込み ※国家試験受験前に記載した場合

試験に合格していない状態での「取得見込み」記載は事実に反します。万一試験に不合格となった場合、採用担当者への信頼を大きく損なうことになります。試験前は本人希望欄で「受験予定」として伝えるにとどめてください。

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薬剤師が資格欄で確認すべき他のポイント

薬剤師免許の書き方が固まったら、資格欄全体を見直してください。他の資格を記載する際にも確認すべき共通ルールがあります。

  • 記載順は取得年月の古い順:資格・免許欄は取得年月の古いものから順番に記載します。薬剤師免許より先に取得した運転免許や認定資格は、薬剤師免許の上に記載します。
  • 正式名称で書く:「薬剤師」だけでは免許の名称として不正確です。「薬剤師免許」と書くのが正式な表現です。
  • 和暦・西暦を統一する:履歴書全体で西暦か和暦かを統一します。他の欄に西暦を使っている場合は、資格欄も西暦で統一してください。
  • 認定薬剤師資格も記載できる:日本薬剤師研修センター認定薬剤師や各種専門薬剤師などの認定資格も、正式名称で記載することで採用担当者へのアピールになります。

薬剤師として就職・転職する際、医療法人への応募では履歴書全体の書き方にも医療機関固有のルールがあります。医療法人の履歴書の書き方については、採用担当者が確認する「入職・貴院」などの表現ルールをあわせて確認してください。

なお、臨床検査技師など他の医療職でも「取得見込み」の書き方は基本的に同じルールが適用されます。臨床検査技師の国家資格・取得見込みの書き方も参考にしてください。

免許証が届いたら|入職後の書類更新の流れ

入社時点で「取得見込み」の状態だった方が、入職後に薬剤師免許証を受け取った場合は、会社の人事・総務担当者に速やかに連絡してください。

  • 会社への報告:免許証が届いた日または届いた週の内に、人事担当者に報告します。
  • 免許証コピーの提出:職場によっては薬剤師名簿の登録番号を確認する書類として、免許証のコピー提出を求められます。
  • 雇用書類の更新:入社時に「取得見込み」で提出した書類がある場合は、修正・再提出が必要かどうかを採用担当者に確認してください。

薬剤師としての転職活動では、免許取得のタイミングと転職のスケジュールを踏まえてエージェントに相談するのも有効な選択肢です。薬局・病院・ドラッグストアなど職場別のサポートについては、薬剤師の転職エージェント比較を参考にしてください。

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まとめ

  • 「取得見込み」と書けるのは国家試験に合格した後から。試験前の記載は事実と異なる
  • 取得年月は合格日ではなく、薬剤師名簿への登録年月日を記載する
  • 申請から免許証が手元に届くまで最長5ヶ月程度かかるため、入職前後にまたがることもある
  • 国家試験の回次(第○○回)を合わせて記載すると、採用担当者への情報がより明確になる
  • 免許証が届いたら、速やかに会社へ報告し雇用書類の更新手続きを取る

書き方のポイントを押さえた上で資格欄全体を見直し、採用担当者に正確かつ丁寧な印象を与える履歴書を仕上げてください。

薬剤師免許取得見込みに関するよくある質問

国家試験の合格が確定する前に「取得見込み」と書いてもいいですか?

合格が確定していない段階での「取得見込み」記載はNGです。資格欄には記載せず、本人希望欄に「〇年〇月 薬剤師国家試験受験予定」と書くのが正確な対応です。合格発表後に履歴書を差し替えるか、面接時に口頭で補足する形にしてください。

免許証が届く前に入職する場合、会社にはどう伝えればいいですか?

採用担当者または人事担当者に、「現在免許申請中であり、〇月ごろに免許証が届く予定です」と事前に伝えてください。多くの職場では、申請中であることを確認した上で条件付きで入職できるケースがあります。免許証が届いたら速やかにコピーを提出し、雇用書類の手続きを完了させてください。

薬剤師免許の登録番号が変わることはありますか?

一度付与された薬剤師免許の登録番号は、通常変わりません。ただし、業務停止や免許取消後に再申請した場合は新たな番号が付与されます。転職や住所変更では番号は変わらないため、免許証に記載された番号をそのまま使用してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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