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履歴書の校種の書き方|高校・専門学校・大学院のNG例と正解

【無料作成ツール付き】履歴書の校種の書き方|高校・専門学校・大学院のNG例と正解

この記事では、履歴書の学歴欄に書く校種(学校の種類)の正しい書き方を、採用担当者が実際に見ているポイントと合わせて解説します。「高校」「短大」といった略称がNGになる理由、高等学校・専門学校・大学院ごとの正式名称の記載ルール、定時制・中退・編入といった特殊ケースへの対応まで解説します。

目次

「高校」「短大」はなぜNGなのか――採用担当者が略称に反応する理由

履歴書は公式書類として扱われます。企業が書類選考で最初に目にするものであり、応募者の「丁寧さ」「正確さ」を測る最初のバロメーターとして機能します。

学校名や校種を略称で書いてしまうと、採用担当者に「正式書類としての意識が低い」という印象を与えることがあります。内容が正確でも、書き方一つで「注意力がない」と判断される場面があるのが書類選考の現実です。

特に丁寧さや正確さが求められる職種――事務、金融、法律、公務員などの採用では、学歴欄の表記の丁寧さが他の応募者との差を生むことがあります。

採用担当者が学歴欄で確認する3つのポイント

採用担当者はここを見ている

  • 正式名称が使われているか:「高校」「短大」などの略称は、丁寧さに欠けると判断されることがある。書類への向き合い方として評価される
  • 表記が一貫しているか:和暦・西暦の混在や「高校」「高等学校」の揺れは、細部への注意力のなさとして評価に影響する
  • 大学院の「修了」「卒業」の使い分け:「大学院卒業」と書くのは誤り。「修了」が正しく、この間違いは学歴の記載全体への信頼性を下げる

採用担当者が書類を確認する時間は1枚あたり平均30秒〜1分程度と言われています。その短時間で判断するため、見た目の丁寧さが第一印象を左右します。略称ではなく正式名称で書くことには手間がかかりません。正式名称で書くことを習慣にしましょう。

【校種別】正式名称での書き方一覧

校種ごとに正しい名称と頻出のNGパターンを確認します。自分の学歴に該当する校種を確認してください。

中学校の書き方

中学校は「〇〇中学校」と書きます。「〇〇中学」と略するのはNGです。転職活動の場合、企業からの指定がなければ中学校の学歴は省略しても問題ありませんが、学歴が浅い場合や新卒・第二新卒の場合は記載します。

良い例文

〇〇市立〇〇中学校 卒業

NG例

〇〇中学 卒業
「中学」は略称。「中学校」が正式な校種名。

高等学校の書き方(「高校」はNG)

最も間違いが多いのが高等学校の書き方です。口語では「高校」と呼ぶのが自然ですが、履歴書には必ず「高等学校」と書きます

学科名がある場合は、学科名まで正式名称で記載するのが原則です。「普通科」のみの場合は省略可とする企業も多いですが、迷ったら記載しておくほうが丁寧です。

良い例文

〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業

NG例

〇〇高校 卒業
「高校」は省略形。正式には「高等学校」と記載する。

専門学校の書き方

専門学校は「〇〇専門学校」と記載します。卒業した場合の文末は「卒業」です。学科・コース名がある場合は正式名称で書きましょう。

記載項目書き方の例
学校名〇〇専門学校
学科・コース名〇〇科(卒業証書で正式名称を確認)
文末表記(卒業)卒業
文末表記(在学中)在学中

専門学校の中には「〇〇専修学校専門課程」が法律上の正式名称になっているケースもありますが、一般的には学校名として登記されている名称(例:〇〇専門学校)を使用して問題ありません。

短期大学の書き方(「短大」はNG)

「短大」は略称のためNGです。「〇〇短期大学」と正式名称で書きます。学科名も省略せず記載してください。

良い例文

〇〇短期大学 〇〇科 卒業

NG例

〇〇短大 卒業
「短大」は略称。正式な校種名は「短期大学」。

大学・学部・学科の書き方

大学名、学部名、学科名はすべて正式名称で書きます。「早大」「慶大」のような略称はNGです。正式な名称は卒業証書や学生証で確認してから記載しましょう。

記載順書き方の例
大学名〇〇大学
学部名〇〇学部
学科・専攻名〇〇学科
文末(入学)入学
文末(卒業)卒業

「文学部英語英米文学科」のように名称が長い場合も省略せずに記載します。履歴書の欄が足りない場合は欄を拡張するか、行を追加して対応しましょう。

大学院の書き方(「卒業」ではなく「修了」)

大学院の場合は「卒業」ではなく「修了」と書くのが正しい表現です。学校教育法では大学院の課程修了に「修了」の語を用いると定められているためです。

「大学院卒業」と書いてしまうと、採用担当者から学歴の記載そのものへの信頼性を疑われる可能性があります。大学(学部)は「卒業」、大学院は「修了」というルールを必ず覚えておきましょう。

良い例文

〇〇大学大学院 〇〇研究科 〇〇専攻 修士課程 修了

NG例

〇〇大学大学院 〇〇研究科 卒業
大学院の課程は「卒業」ではなく「修了」が正しい表記。

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設置形態(公立・私立・国立)の書き方

同じ学校名でも、公立か私立かによって書き方が変わります。設置形態を区別できる書き方が基本です。

公立校(都道府県立・市立など)の書き方

公立校は「設置者の名称 + 学校名」の形式が基本です。都道府県によって「県立」「道立」「府立」「都立」と表現が異なるため、卒業証書や公式サイトで正確な名称を確認してください。

設置区分書き方の例
都道府県立高校〇〇県立〇〇高等学校
市立高校〇〇市立〇〇高等学校
都立高校東京都立〇〇高等学校
道立高校北海道立〇〇高等学校(または北海道〇〇高等学校)
公立大学〇〇県立大学 〇〇学部 〇〇学科

私立校の書き方と「私立」の位置

私立校の場合は、学校名の前に「私立」を付けます。公立校との区別を明確にするためのルールです。

良い例文

私立〇〇高等学校 卒業
私立〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業

「私立〇〇大学」と書いても問題ありませんが、「学校法人〇〇 〇〇大学」のように法人名を入れる形式もあります。迷った場合は卒業証書に記載された名称を正式名称として使用しましょう。

国立大学・国立高専の書き方

国立大学は学校名に「国立」は含まれていないため、「〇〇大学 〇〇学部」のように学校名のみで記載するのが一般的です。「国立〇〇大学」とあえて書く必要はありません。

国立高等専門学校(高専)は「〇〇工業高等専門学校」が正式名称です。「高専」という略称は使用禁止です。

こんな場合はどう書く?ケース別校種記載ガイド

一般的な入学・卒業以外にも、履歴書の学歴欄で迷いやすいケースがあります。代表的なパターンを解説します。

定時制・通信制高校の書き方

定時制や通信制の場合は、学校名の後に課程名を明記します。省略せずに書くことで、採用担当者が誤解なく学歴を把握できます。

課程の種類書き方の例
定時制〇〇県立〇〇高等学校 定時制課程 卒業
通信制〇〇高等学校 通信制課程 卒業

定時制・通信制であることを隠そうとして課程名を省略すると、バックグラウンドチェックや面接でのヒアリング時に問題になることがあります。正直に記載した上で、在学中に取り組んだことや取得した資格を自己PR欄で補足する方が印象は良くなります。

高校・大学を中途退学した場合

学校を退学した場合の表記は「中退」ではなく「中途退学」と書くのが正しい書き方です。「中退」は略称のためNGです。

良い例文

〇〇県立〇〇高等学校 入学
〇〇県立〇〇高等学校 中途退学

中途退学の理由は学歴欄に書く必要はありませんが、面接で必ず確認される項目です。「家庭の事情」「健康上の理由」「方向転換のため」など、簡潔に説明できる内容を事前に準備しておきましょう。

大学に編入した場合

専門学校や短期大学から4年制大学に編入した場合は「編入学」と明記します。「入学」と書くと新入学と混同されるため、必ず区別して記載してください。

良い例文

〇〇短期大学 〇〇科 卒業
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年次編入学
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業

採用担当者が実際に確認している学歴欄のポイント

採用担当者は学歴欄を「事実の確認」だけでなく、応募者の丁寧さや誠実さを測る観点でも見ています。どのような点が評価に影響しているのかを整理します。

正式名称の使用は「指示を守れる人」のシグナル

「履歴書には正式名称を書く」というルールは、就職・転職ガイドに広く記載されている基本事項です。それを守れているかどうかは、「基本的なことを正確に実行できる人か」を判断する材料の一つになります。

採用担当者が学歴欄で総合的に評価するポイントは校種の表記だけではありません。以下の点も含めて確認しましょう。

  • 年号・西暦の統一:学歴欄の中で「令和〇年」「2023年」が混在していないか
  • 入学・卒業を別行で記載しているか:「入学~卒業」と1行にまとめるのは誤り。入学と卒業はそれぞれ1行ずつ書く
  • 「以上」の記載:学歴・職歴欄の最後に「以上」と右寄せで記載しているか
  • 「同上」「〃」の禁止:学校名を「同上」や「〃」で省略するのはNGです。毎行、正式名称を記載する

学歴欄は志望動機との整合性も確認される

採用担当者が学歴を確認するのは「事実の照合」だけではありません。志望動機や自己PRとの整合性も確認の対象です。

たとえば「〇〇大学 経済学部を卒業しているが、職歴は飲食業一筋で、今回はITエンジニア職に応募している」というケースでは、学歴・職歴・志望の流れを採用担当者が全体像として把握します。学歴欄が正確に記載されていることで、こうした確認がスムーズになります。

採用担当者はここを見ている

  • 学歴と職歴の間に空白期間がないか、ある場合は職歴欄や自己PR欄で説明があるか
  • 最終学歴の専攻・学科と応募職種に関連性があるか(直接評価ではなく、理解を深めるための確認)
  • 職歴の流れと整合している経歴かどうか、キャリアとしての一貫性

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まとめ

  • 校種は必ず正式名称で記載する。「高校」→「高等学校」、「短大」→「短期大学」、「中退」→「中途退学」
  • 大学院の課程修了は「卒業」ではなく「修了」が正しい表記
  • 公立校は「〇〇県立」「〇〇市立」など設置者名から書く。私立校は「私立」を学校名の前に付ける
  • 定時制・通信制は「定時制課程」「通信制課程」と課程名まで明記する
  • 編入学は「入学」ではなく「編入学」。中途退学は「中退」ではなく「中途退学」
  • 入学・卒業は別行で記載し、「同上」「〃」は使用禁止。最後に「以上」を右寄せで記載する

校種の書き方は一度確認すれば迷うことがなくなります。卒業証書や学校公式サイトで正式名称を確認し、正確な学歴欄を作成してください。

校種の書き方に関するよくある質問

「高校」と書いても選考に影響しますか?

「高校」の略称が直接の不合格理由になることは少ないですが、採用担当者に「正式書類としての意識が低い」という印象を与えるリスクがあります。特に事務・金融・法律などの職種では書類の正確さが重視されるため、必ず「高等学校」と記載しましょう。正式名称で書くことに手間はかかりません。

学校名が長くて欄に収まりません。省略してもいいですか?

正式名称での記載が原則のため、学校名・学部名・学科名の省略は基本的にNGです。欄が狭い場合は、改行してでも正式名称を記載するのが正しい対応です。WordやExcelなどの編集可能なフォーマットを使用している場合は行数を増やして対応してください。

私立か公立かの区別は必ず書かなければいけませんか?

明確なルールとして「書かなければ不合格」というものはありませんが、同名の学校が私立・公立両方存在するケースもあるため、区別できるよう書くのが丁寧な対応です。公立は「〇〇県立」「〇〇市立」など設置者名を入れることで区別できます。私立は学校名の前に「私立」を付けます。

大学院を中退した場合の書き方は?

「〇〇大学大学院 〇〇研究科 〇〇専攻 修士課程 中途退学」と書きます。「中退」は略称のため「中途退学」が正しい表記です。大学院を中途退学した場合の最終学歴は大学(学部)卒業になります。中途退学の理由は学歴欄への記載は不要ですが、面接で聞かれることがあるため準備しておきましょう。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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