自己PRは、「生かせる強み」→「エピソード」→「入社後の貢献」の3つで書くのが基本です。履歴書なら300字前後、欄の8割を埋めてください。強みが見つからないときは、毎日繰り返している動きを1つ残すところから始めます。書き方の型と、状況別・職種別・強み別の例文をこの1ページにまとめています。例文は近い1本だけ開き、数字と担当だけ自分の話に置き換えてください。
自己PRの書き方【結論】3つの型と例文
結論:最初の1文で強みを1つに絞る
採用担当者が最初に見るのは、書き出しの強みです。「明るい性格」「頑張ります」だけでは、どの履歴書にもある一文に見えます。
先に仕事で使う強みを1つ置き、次に数字か担当範囲があるエピソード、最後に応募先で何をするかを置いてください。この順だと、強みと貢献が同じ方向を向きます。
| 順番 | 書くこと | 目安 |
|---|---|---|
| 1. 強み | 応募先で使える強みを1つ | 40〜50字 |
| 2. エピソード | 課題・行動・結果 | 150〜200字 |
| 3. 貢献 | 入社後に同じ強みで何をするか | 50〜70字 |
履歴書は合計300字前後が読みやすい分量です。指定がある場合は、その9割を埋めてください。
良い例文(経験者・転職)
良い例文
請求データの突合を、ミスが出る前に止めるのが私の強みです。前職の経理では月200件の請求を担当し、チェック項目を5つに固定して、翌月修正を月3件から0件に減らしました。入社後も、締め日前に誤りを拾う手順を先に整え、経理の手戻りを減らす側に回りたいと考えております。
強みが動詞になり、件数と前後の数字があり、締めが担当業務になっています。
NG例
NG例
明るい性格で、何事にも前向きに取り組めます。御社でもコミュニケーションを大切にし、一日も早く戦力になれるよう努力いたします。
社名を消しても成立します。どの仕事を任せられる人が見えません。
長所・強み別の自己PR例文
「明るい」「頑張ります」のまま出すと、どの履歴書にもある一文に見えます。言い換えたあとに、数字か担当範囲が残るエピソードを1つ足してください。
| 強み | 例文 |
|---|---|
| その他の強み | エピソード | 就活 | 自己pr |
| コミュニケーション | コミュニケーション能力 |
| リーダーシップ・調整力 | リーダーシップ | 協調性 | 調整力 |
| 対人・コミュニケーション | ホスピタリティ | 人思い | 人間関係構築力 | 信頼関係を築く | 元気で明るい | 共感した | 分け隔てなく接する | 包容力 | 察する力 | 思いやりがある | 接客力 | 気遣いができる | 社交的 |
| 対応力・柔軟さ | マルチタスク | 対応力 | 柔軟性 | 臨機応変に対応する力 | 適応力 |
| 粘り強さ・成長 | 努力する力 | 向上心 | 学ぶ姿勢 | 忍耐力 | 成長したい | 成長意欲 | 最後までやり遂げる力 | 責任感が強い | 頑張り屋さん |
| 行動力・主体性 | 主体性 | 人を動かす力 | 実行力 | 物怖じしない | 自分で考えて行動する力 | 行動力 |
| 課題解決・思考 | 探究心 | 発想力 | 細かい作業が得意 | 自己解決 | 計画性 | 課題解決力 |
| 長所の言い換え | ポジティブ | 優柔不断 | 心配性 | 真面目例文 | 長所 |
自己PRがない・書けないときの対処法
実績がないのではなく、数字にしていないだけのことが多いです。賞がなくても、毎日繰り返している動きは自己PRの材料になります。
- 毎日やっている作業を1つ書く(件数、人数、所要時間)
- 困ったときに自分で変えた手順を1つ残す
- 結果は「褒められた」より、前後の数字かミスの減少で書く
良い例文(実績が少ない場合)
シフトの穴が開いた日に、作業の順番を組み直すのが得意です。前職の店舗では閉店作業を担当し、片付けの順を固定して、残業を平均20分短縮しました。入社後も、忙しい時間帯の動きを先に整え、周囲が迷わない状態を作りたいと考えております。
役職がなくても、順番を変えたことと時間の差が残っています。
NG例(実績が少ない場合)
特別な実績はありませんが、真面目にコツコツ取り組む自信があります。
「ありません」から入ると、読む側はそこで次の応募者に移ります。

文字数と、履歴書・職務経歴書での使い分け
同じ強みでも、提出物で厚みが違います。履歴書は見出し、職務経歴書は根拠、面接は履歴書に書けなかった場面、と分担してください。
| 提出物 | 目安 | 見え方 |
|---|---|---|
| 履歴書 | 300字前後 | 欄の8割を埋める |
| 職務経歴書 | 項目を分けて厚く | 強みごとにエピソードを付ける |
| 面接 | 1分前後 | 書類と同じ軸で、場面を足す |

経験・経歴・状況別の自己PR例文
職歴が短い、欄が空に見える、という状態でも自己PRは書けます。謝る文面より、前の仕事で繰り返した動きを1つ残す方が、次の職場の想像がつきます。
| 項目 | 例文 |
|---|---|
| 状況別 | パート | アルバイト | 転職 | 新卒 | 高校生・何もない | 強みがない・書けない | エントリーシート・ガクチカ | 自動作成・AI |
職種別の自己PR例文
職種が違うと、採用担当者が最初に見る強みも違います。事務なら正確さと処理の範囲、販売なら客層、介護なら施設での役割、というように固有名詞が残る見本を1つ開いてください。
| 職種 | 例文 |
|---|---|
| 事務・アシスタント | 事務職 | 経理 |
| 販売・サービス | スーパー | アパレル | トリマー |
| 医療・介護 | 介護福祉士 | 介護職 | 保育士 | 医療事務 | 看護助手 | 歯科助手 | 歯科衛生士 | 薬剤師 | 医師 | 作業療法士 | 理学療法士 | 臨床検査技師 |
| 建築・土木 | 建築 | 建築士 | 建設コンサルタント | 施工管理 | 電気工事士 |
| 製造・物流 | 製造業 | 農業 |
| 公務員・教育 | 塾講師 | 教員 | 市役所 |
| クリエイティブ | デザイナー |

文字数・締め・自己紹介との違い
欄の広さ、締めの1文、自己紹介との違いで手が止まっている場合は、職種の見本より先にこちらです。型を直してから例文に戻ると、コピペで終わりにくくなります。
履歴書・職務経歴書とセットで整える
自己PRだけ整えても、職歴や志望動機と矛盾すると面接で止まります。書類は3点で同じ強みを話しているか、提出前に一度通して読んでください。
- 履歴書の書き方完全ガイドで、学歴・職歴欄まで揃える
- 職務経歴書の書き方完全ガイドで、実績の数字を先に埋める
- 志望動機との書き分けは志望動機の書き方完全ガイドで確認する
欄の広さに合わせて文字数を調整し、履歴書の職歴と志望動機が同じ強みを話しているかを提出前に一度通して読んでください。
まとめ
- 最初の1文で強みを1つに絞る
- 履歴書は300字前後、欄の8割を埋める
- 実績が少なくても、毎日の動きと前後の差は書ける
- 例文は状況・職種・強みの近い1本だけ開く
- 履歴書全体は履歴書の書き方、実績は職務経歴書の書き方で揃える
手が止まっているなら、良い例文の3行を自分の強み・数字・担当に置き換えるところから始めてください。
自己PRの書き方に関するよくある質問
- 自己PRは何文字書けばよいですか。
-
指定がなければ履歴書は300字前後、欄の8割が目安です。職務経歴書では強みごとに項目を分け、エピソードを厚くできます。指定があるときは上限の9割を埋めてください。
- 自己PRと志望動機はどう違いますか。
-
自己PRは「自分に何ができるか」、志望動機は「なぜこの会社か」です。強みは共通で構いませんが、自己PRは根拠、志望動機は応募先の事業への言及を厚くしてください。
- 自己PRと長所は同じ内容でよいですか。
-
軸は同じで構いません。長所は人柄の一言、自己PRはその長所が仕事でどう使われたかのエピソード、と厚みを変えてください。
- 履歴書と面接で自己PRを変えてよいですか。
-
軸は変えない方が安全です。履歴書は短く、面接では履歴書に書けなかった場面を足す、という分担にしてください。

