MENU

転職用の履歴書で落ちる6つのNG|採用担当者が実際に見ているポイント

転職用の履歴書で落ちる6つのNG|採用担当者が実際に見ているポイント
目次

転職用の履歴書とはどんな書類?

この記事では、転職用の履歴書で書類選考に落ちる6つのNGパターンと、採用担当者に評価される正しい書き方を解説します。新卒用との違い・職歴欄の書き方・志望動機の構成まで、書類通過率を上げるポイントを整理しています。

転職用の履歴書は、新卒採用向けの書き方とは設計が異なります。採用担当者が最初に確認するのは「この人は今どんな経験を持っていて、うちで何ができるのか」です。学歴・資格より職歴と志望動機の中身がすべての評価を左右するのが、転職用の履歴書の大きな特徴です。

項目新卒用の書き方転職用の書き方
学歴欄中学校卒業から全て記載高等学校入学または卒業から記載でよい
職歴欄「なし」と記載正社員・アルバイトの経歴を具体的に記載
志望動機企業への興味・将来の夢を中心に前職の経験を活かした具体的な貢献を中心に
履歴書サイズB5サイズも可A4サイズが基本(職務経歴書と合わせる)
自己PR欄学生時代の活動を中心に職務上の成果・スキルに基づいて記載

転職用・新卒用の履歴書の主な違い(編集部作成)

転職活動では、履歴書と職務経歴書をセットで提出するケースが大半です。履歴書は「基本情報と経歴の概要を整理した書類」として位置づけられます。

転職活動で使われる主な履歴書の書式
  • JIS規格様式(厚生労働省推奨様式):学歴・職歴欄が大きく、転職者向きの標準フォーマット。2021年4月改訂版が最新
  • 企業指定の履歴書:一部の大企業や特定業種では独自フォーマットの提出を指定するケースがある
  • Web提出用の電子履歴書:転職サイト・エージェント経由の応募ではWeb上で入力することが多い

転職用の履歴書が採用担当者に「やばい」と判断されやすい6つのNG

書類選考で落とされる転職者の履歴書には、採用担当者が一目で判断するNG習慣が共通して存在します。以下で紹介する6つのポイントを事前に把握しておくだけで、書類通過率は大きく変わります。

新卒用の書き方を転職活動にそのまま使い回しているため

転職用の履歴書でもっとも多いNGが、新卒採用で使っていた書き方の発想から抜け出せていないことです。新卒採用では学歴・部活・ゼミなどの活動がアピールポイントになりますが、転職採用では採用担当者が履歴書を確認する時間は平均30秒前後と言われており、職歴と志望動機だけが実質的な判断材料です。

よくある例として、新卒時代のアルバイト経験を職歴欄の主役に据える・自己PR欄に「体育会系で粘り強い性格です」と学生時代の話を書く・志望動機に「御社の企業理念に共感しました」という汎用フレーズを使う、といったものが挙げられます。これらは採用担当者が1日に数十件の書類を処理する現場では、即座に次のページに移られる書き方です。

新卒用から転職用へ:書き換えが必要な3箇所
  • 職歴欄:社名・部署・業務内容・在職期間を具体的に記載する
  • 志望動機:「なぜ今の会社ではなくこの会社か」を前職経験と結びつけて書く
  • 自己PR:職務上の成果・スキル・数字を使って語る

職歴欄の記載が薄すぎて即戦力として伝わらないため

転職用の履歴書で2番目に多いNGが、職歴欄の記載が「会社名と入退社年月だけ」になっているケースです。採用担当者が職歴欄で確認したいのは、「何年間、どんな仕事をして、どんな結果を出してきたか」という3点セットです。

評価される職歴欄の例として、「〇〇株式会社 入社(〇〇部 △△担当)」のように部署・担当業務を添え、担当案件の規模・成果を一文で補足する書き方があります。ただし、職務経歴書を別途提出する場合は、職歴欄はあくまで「概要のみ」でよく、詳細は職務経歴書で補う構成にすることが基本です。

志望動機が前職への不満・転職理由の説明になっているため

「残業が多くて消耗した」「上司との関係が悪かった」「給与が低かった」ということが転職の本当の動機であっても、それをそのまま志望動機に書くことは採用選考における致命的なNGです。採用担当者は志望動機を読む際、「この人は自社に来ても同じ不満を言うのでは」という目線でチェックしています

転職用の志望動機は「なぜ辞めたか」ではなく、「なぜここに来たいのか」を伝える文章です。具体的には「前職で培った〇〇の経験を活かして、△△という形で貢献したい」という構成が有効です。前職への言及は「〇〇スキルを身につけた」「〇〇の実績を上げた」という文脈でのみ使い、ネガティブな表現は一切使わないことが基本です。

写真・フォント・書式で第一印象が下がっているため

転職用の履歴書は内容だけでなく、見た目の印象も選考結果に影響します。採用担当者が書類を手に取った瞬間に感じる「この人は丁寧に準備をしてきた」という印象は、主に以下の3点で形成されます。

チェック項目NGパターン正解
証明写真3年以上前・自撮り・スナップ写真3か月以内・スタジオまたはアプリで撮影
フォント(PC作成)ゴシック体・複数フォント混在明朝体(游明朝・ヒラギノ明朝)に統一
書式・余白書き込みすぎ・文字サイズがバラバラ10.5〜11ptで統一・適切な余白を確保

証明写真はスマートフォンアプリを活用する方法も精度が上がっています。アプリ撮影時の採用担当者のNGポイントもあらかじめ確認しておくとよいです。フォントについては、採用担当者が印象を下げると判断するNGフォントと書体の選び方も参照してください。

手書きかPC作成かの選択を間違えているため

転職活動で「手書きにすべきか、PCで作るべきか」という疑問は多くの方が持ちます。結論から言えば、現在の転職市場では特段の指定がない限りPC作成が一般的で、手書きを特別なプラスと見なす採用担当者は少数派です

一方で「手書きで誠意を見せたい」という判断が完全な間違いとも言いきれません。応募先の業種・職種・社風によっては手書きを好む担当者もいます。ただし、手書きの場合は一字の誤字・訂正が大きなマイナス評価につながるため、書き間違いリスクを許容できる余裕がある場合にのみ選ぶべきです。迷うならPC作成を選ぶのが現実的な判断です。

空欄・誤字・脱字が残ったまま提出しているため

どれだけ職歴が充実していても、空欄や誤字・脱字が残っている履歴書は採用担当者に「確認不足・丁寧さの欠如」という印象を与えます。特に転職活動では複数社へ同時応募する場合が多く、コピーペーストの使い回しで誤って前の会社名が残っていたり、宛先の社名を間違えたりするケースは非常に多いです。

また、本人希望欄を空白のままにするのもNGです。特に記載したい内容がない場合でも「貴社の規定に従います」と記入するのが基本的なマナーです。履歴書で知らずに使いがちなNGワードについても合わせて確認しておくことを強くすすめます。

転職用の履歴書で採用担当者に評価される書き方

NGを回避するだけでは不十分です。採用担当者が「この人と話してみたい」と感じる履歴書には、読んだ人が具体的なイメージを持てる情報が揃っているという共通点があります。

職歴欄で「即戦力になれる人材」をアピールする方法

転職用の履歴書の職歴欄は「経歴の証明書」ではなく「即戦力のアピールの場」です。採用担当者は「この人が来てくれたら何ができるか」を確認したいのであり、社名と入退社日だけのリストはその判断ができません。

転職用履歴書の職歴欄:記載フォーマットの例
  • 社名(業種・従業員規模):〇〇株式会社(製造業・従業員800名)
  • 部署・職種・担当業務:〇〇部 営業担当として法人顧客100社への提案営業を担当
  • 実績(数字があると尚良い):担当エリアの売上を1年間で20%改善

詳しい職務内容は職務経歴書で補足するため、職務経歴書の書き方と書類で落とされる人が見落とすポイントも合わせて確認しておくと、履歴書との役割分担を明確にした上で準備が進められます。

志望動機で「なぜこの会社か」を具体的に書く方法

転職採用における志望動機の最大のポイントは「前職での経験 × この会社で実現したいこと」を結びつけることです。「御社の事業内容に魅力を感じました」「成長できる環境だと感じました」では、採用担当者に何も伝わりません。

効果的な志望動機は、以下の3要素を順番に書くことで論理的な文章になります。

  1. 前職での経験・スキル:「前職では〇〇の業務で△△の経験を積みました」
  2. 転職先を選んだ理由:「貴社では〇〇という強みがある点に着目しました」
  3. 貢献できること:「私の△△の経験を活かして、〇〇に貢献できると考えています」

テンプレートと書式を整えて見た目の印象を上げる方法

転職用の履歴書の形式選びは、採用担当者が書類を手に取った最初の5秒の印象を左右します。厚生労働省の推奨する最新様式(2021年4月以降)を使うことが基本で、古い様式をそのまま使い回すと「情報収集をしていない人」という印象を与えることがあります

PC作成の場合は、転職向けに最適化された履歴書テンプレートの選び方を参考に、書類提出前には必ず印刷プレビューで全体の見た目を確認し、文字がはみ出していたり余白が偏っていないかをチェックしてください。

転職用の履歴書で迷いやすい3つのポイント

転職活動中に「どちらが正解?」と迷う場面があります。採用担当者の視点から、3つの判断ポイントを整理しました。

手書きかPC作成か、実際はどちらを選ぶべきか

「手書きの方が誠意が伝わる」という考え方は、現代の転職活動では必ずしも正しくありません。

方法メリットデメリット・注意点
PC作成修正が容易・複数社応募時に効率的・読みやすい設定次第でフォントが崩れることも
手書き一定層の採用担当者に誠意として評価されることがある誤字・訂正が大きなマイナス・作成時間がかかる

企業側が明示的に「手書きで提出」と指定している場合を除き、転職活動においてはPC作成が標準となっており、手書きを選ぶ必然性はほぼありません。ただし、一部の老舗企業・医療・教育・福祉系の職場では手書きを好む文化が残っている場合があります。

転職回数が多い場合はどう書くか

転職回数が多い場合(3回以上など)、履歴書の職歴欄が長くなりすぎて読みにくくなったり、「なぜこんなに転職しているのか」という疑問を持たれたりするリスクがあります。

対処法として、短期間のアルバイトや試用期間中の退職は省略できるケースがあります(ただし意図的な経歴詐称は厳禁)。また、職歴の多さをネガティブに見せないためには、各職場での経験を「スキルの積み上げのプロセス」として一貫したストーリーで語る工夫が有効です。転職回数が多くても書類選考を通過するための職務経歴書の対処法も参考になります。

ブランク期間がある場合はどう対処するか

育児・介護・療養・留学・求職活動など、様々な理由でブランク期間がある方の転職用の履歴書では、「何もしていなかった」と思わせる空白をそのままにするのは得策ではありません。

職歴欄では「〇〇年〇月 退職」の後に「〇〇年〇月〜〇年〇月 育児のため休職」「〇〇年〇月 転職活動開始」のように時系列に沿ってブランクの理由を一行で添えることが、採用担当者に誠実さを示す方法です。ブランクがあること自体より、その期間に何をしていたかが伝わるかどうかの方が採用担当者にとって重要です

休職歴の履歴書への書き方については以下の参考記事もご覧ください。
参考記事:
休職歴は履歴書に書くべき?正しい書き方と転職で不利にならない伝え方を解説

転職用の履歴書作成にサポートが向いている人・自力でいける人

転職活動における書類準備を自力で進めるか、サポートを活用するかは、置かれている状況によって変わります。

転職エージェントのサポートが向いている人

サポートを活用した方がよい人
  • 初めて転職する人:転職用の書き方の基本から丁寧に教えてもらえる
  • 書類選考の通過率が低い人:現状の書類の問題点を客観的に把握できる
  • 自分の強みを言語化できていない人:担当者との会話を通じて強みを引き出してもらえる
  • 転職回数が多い・ブランク期間がある人:ネガティブな要素を適切に処理する方法を知っている
  • 在職中で時間が限られる人:書類の添削・修正を任せることで効率的に活動できる

自力で書類作成が十分な人

自力で進めてよい人
  • 転職経験があり書類選考を通過した実績がある人:前回の書き方を踏襲しながら最新情報で更新すればよい
  • 志望業界・職種が明確な人:応募先に合わせた書き方をある程度自分で判断できる
  • 専門職・資格職で実績が数字で明確な人:採用担当者が評価する情報を自力でまとめやすい

転職用の履歴書作成でおすすめの転職エージェント

転職用の履歴書の書き方で行き詰まりを感じている方や、書類選考の通過率を上げたい方は、書類添削・志望動機の言語化サポートに強い転職エージェントへの相談から始めてみてください。

まとめ

転職用の履歴書:ポイントまとめ
  • 新卒用から切り替える:職歴欄・志望動機・自己PRはすべて転職用の発想で書き直す
  • 職歴欄は「概要+実績」:会社名と期間だけでなく、担当業務と成果を一文で添える
  • 志望動機は「経験×貢献」:前職の経験をこの会社でどう活かせるかを具体的に書く
  • 写真・フォント・書式を整える:最初の5秒の印象は形式面で決まる
  • 提出前に全項目を確認:誤字・空欄・前社の情報残りは最も多いNGパターン

転職用の履歴書は「記録を残す書類」ではなく「自分を売り込むための書類」です。採用担当者の視点に立ち、読んだ人が即戦力のイメージを持てる書き方を意識することが、書類選考の通過率を上げる最短ルートです。

転職用の履歴書に関するよくある質問(FAQ)

転職用の履歴書は新卒用と何が違いますか?

最大の違いは職歴欄の重みと志望動機の書き方です。新卒採用では学歴・部活・ゼミがアピール材料ですが、転職採用では採用担当者が職歴欄で「何ができるか」を判断します。学歴は高等学校から書けば十分で、志望動機は前職の経験とこの会社での貢献を結びつけた内容が求められます。

転職用の履歴書の職歴欄には何を書けばよいですか?

「会社名・入退社年月」だけでなく、部署・担当業務の概要・主な実績を1〜2文で添えることが基本です。例:「〇〇株式会社(入社)法人営業部 担当顧客60社・年間売上1.2億円の案件を管理」のように、採用担当者が即戦力のイメージを持てる情報を盛り込みます。詳細な業務内容は職務経歴書に記載するため、履歴書は「概要のまとめ」として簡潔に書くことが基本です。

転職用の履歴書は手書きとPC作成のどちらがよいですか?

企業から特段の指定がない場合は、PC作成が現在の標準です。複数社に応募する転職活動では修正・管理の面でもPC作成の方が効率的です。手書きにしても評価が明確に上がるわけではなく、誤字・修正が生じた場合の印象ダウンのリスクの方が大きいため、迷うならPC作成を選ぶことをすすめます。

転職用の履歴書で書類選考を通過するコツは何ですか?

最も重要な3点は、①職歴欄に業務内容と実績を具体的に書く、②志望動機を「前職経験×貢献できること」の構成で書く、③提出前に必ず全項目を確認して空欄・誤字をゼロにすることです。採用担当者が書類を見る時間は約30秒と言われており、読みやすい書式・フォント・写真の準備も第一印象に直結します。通過率に悩む場合は転職エージェントの書類添削サービスを活用することも有効な手段です。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

コメント

コメントする

目次