この記事では、履歴書やエントリーシートなどの書類に生年月日を書くときのルールを、西暦・和暦の選び方から年齢欄・記入日の基準まで採用担当者の視点で整理します。基本項目での取りこぼしをなくすための早見表と記載例も用意しました。
書類の生年月日は西暦・和暦どちらで書く?結論と統一ルール
生年月日をどちらの年号で書くかに、法律や公式の決まりはありません。西暦(2001年)でも和暦(平成13年)でも問題なく通用します。判断のポイントは「どちらが正しいか」ではなく、1枚の書類の中で年号表記を統一できているかです。
生年月日だけ西暦、学歴・職歴欄は和暦、というように混在すると、経歴を時系列で追いにくくなります。この「そろっていない状態」こそが、書類を読む側にとって一番のストレスになります。
採用担当者はここを見ている
- 生年月日・学歴・職歴・記入日の年号がすべて同じ形式でそろっているか
- そろっていない書類は「見直しをしていない」「注意力が足りない」という第一印象につながる
- 内容そのものより先に、こうした形式の丁寧さで仕事の進め方を推測している
迷ったら西暦がおすすめな理由
どちらでも構わないとはいえ、迷ったときは西暦を選んでおくと後がラクです。理由は次の3点です。
- 改元(平成→令和など)をまたぐ経歴でも、計算し直さずそのまま書ける
- 入社年や資格取得年など、他の書類と数字を突き合わせやすい
- 外資系やIT系など、社内文書を西暦で管理する企業と表記がそろう
一方で、公務員や伝統のある企業では和暦が好まれる場面もあります。応募先の様式や求人票の表記に西暦・和暦の指定があれば、そちらに合わせてください。年号の考え方をさらに詳しく知りたい場合は、西暦と和暦の使い分けと混在の印象もあわせて確認しておくと安心です。

生年月日の書き方5つのルール
年号を決めたら、あとは表記の細かいルールを外さないだけです。どれも一度覚えれば迷わないものばかりなので、書く前に次の5点を確認してください。
| ルール | 正しい書き方 |
|---|---|
| 元号を略さない | 「平成13年」(「H13」「H.13」は不可) |
| 算用数字で書く | 「2001年8月10日」(「二〇〇一年」は不可) |
| 区切りは「年月日」 | 「2001年8月10日」(「2001/8/10」は不可) |
| 元号初年は「元年」 | 「令和元年」(「令和1年」は不可) |
| 半角・全角を混ぜない | 数字の表記幅を書類全体でそろえる |
とくに間違えやすいのが「元年」の扱いです。改元があった年に生まれた人は、その年を「1年」ではなく「元年」と書きます。平成と令和の境目は2019年5月1日で、4月30日までが平成31年、5月1日からが令和元年です。
良い例
- 西暦:2001年8月10日
- 和暦:平成13年8月10日
NG例
「H13.8.10」「2001/8/10」「平成13年8月10日(全角と半角が混在)」。略号・スラッシュ・表記幅の不統一は、読み手に手抜きの印象を与えるため避けます。
年齢欄の書き方|満年齢・記入日基準・算用数字
生年月日の隣にある年齢欄でつまずく人は少なくありません。押さえるのは次の3点です。
- 満年齢で書く:生まれた年を0歳とし、誕生日ごとに1歳増える数え方
- 提出日を基準にする:書いた日ではなく、書類を出す日の年齢を記入する
- 算用数字で書く:欄に「満」とあれば「満 26 歳」の形で数字を入れる
見落としがちなのが「基準日」です。数日前に下書きしておいた書類をそのまま提出すると、その間に誕生日を迎えていた場合に年齢がズレます。生年月日と年齢が一致しない書類は、確認不足を疑われる原因になります。
NG例
作成した日の年齢を書き、提出までに誕生日を迎えて実年齢と1歳ずれている。提出直前に、生年月日から年齢を計算し直す習慣をつけると防げます。
年齢の基準になる「記入日(提出日)」そのものの書き方に迷う場合は、提出日はいつを書くかと年号の合わせ方を確認しておくと、生年月日との年号もそろえやすくなります。

西暦・和暦 早見表(生年の対照表)
和暦で書くと決めた場合や、他の欄の年号とそろえたい場合は、次の対照表で生まれ年を確認してください。よく使われる年を抜粋しています。
| 西暦 | 和暦 |
|---|---|
| 1970年 | 昭和45年 |
| 1975年 | 昭和50年 |
| 1980年 | 昭和55年 |
| 1985年 | 昭和60年 |
| 1988年 | 昭和63年 |
| 1989年 | 昭和64年/平成元年 |
| 1990年 | 平成2年 |
| 1995年 | 平成7年 |
| 2000年 | 平成12年 |
| 2001年 | 平成13年 |
| 2005年 | 平成17年 |
変換で迷ったら、西暦は和暦に次の数を足すと求められます。昭和は+1925、平成は+1988、令和は+2018です。たとえば平成13年なら1988+13で2001年、と計算できます。
年齢は誕生日で変わる点に注意
同じ生まれ年でも、提出日が誕生日の前か後かで満年齢は1歳変わります。たとえば2000年生まれの人は、2026年の誕生日を迎える前なら満25歳、迎えた後なら満26歳です。年齢欄は必ず提出日時点で計算してください。
状況別の生年月日の書き方
生年月日の基本ルールはどの書類でも共通ですが、応募する立場や提出形式によって気をつける点が少し変わります。
転職・新卒・パート/アルバイトの場合
- 転職:職歴欄の入社・退社年と生年月日の年号を必ずそろえる
- 新卒:学歴欄の入学・卒業年と年号を統一する(西暦なら全欄西暦)
- パート・アルバイト:市販の履歴書でも書き方は同じ。年齢の書き忘れに注意
Web履歴書・エントリーシートの場合
マイナビやリクナビなどのWebフォームでは、生年月日をプルダウンで選ぶ形式が多く、年号は指定に従います。年齢が自動計算される場合はそのまま使えますが、手入力欄では提出日基準の満年齢になっているか自分で確かめてください。
採用担当者はここを見ている
- 生年月日と学歴・職歴の年号が、同じ書類内で最後までそろっているか
- 年齢欄・生年月日欄が空欄のまま提出されていないか
生年月日以外の項目も含めて、書類全体の記入例をまとめて確認したい場合は全項目の記入例と見本が役立ちます。住所欄のふりがなや番地の書き方で迷ったときは住所の正式な書き方も参考にしてください。

まとめ
- 生年月日は西暦・和暦どちらでも可。書類全体で年号を統一する
- 元号は略さず、算用数字・「年月日」区切り・元号初年は「元年」で書く
- 年齢は提出日時点の満年齢を算用数字で記入する
生年月日は誰でも書ける項目だからこそ、年号の統一と提出日基準の年齢で差がつきます。提出前に生年月日・学歴・職歴・記入日の年号がそろっているか、もう一度だけ見直してください。
書類の生年月日の書き方に関するよくある質問
- 生年月日は西暦と和暦、どちらが有利ですか?
-
有利・不利はありません。どちらで書いても評価は変わらず、大切なのは書類全体で年号をそろえることです。応募先の様式や求人票に西暦・和暦の指定があれば、それに従ってください。
- 年齢は「満」を付けて書くべきですか?
-
欄に「満」と印字されている場合は、その後ろに算用数字で年齢を入れます。印字がなければ満年齢の数字だけで問題ありません。いずれも作成日ではなく、提出日時点の年齢で記入します。
- 生年月日にふりがなは必要ですか?
-
不要です。ふりがなは氏名欄にのみ記入します。生年月日欄は年号・数字だけを、決めた表記形式にそろえて書けば大丈夫です。
- 記入日(作成日)も生年月日と同じ年号にしますか?
-
はい。生年月日・学歴・職歴・記入日は同じ書類内ですべて同じ年号にそろえます。記入日には提出する日(郵送なら投函日、持参なら面接当日)を書きます。


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