この記事では、履歴書の本人希望欄に休み希望を書くべきかどうかの判断基準と、採用担当者に伝わる具体的な書き方を解説します。育児・通院・介護・学業など状況別の例文と、選考で損をするNG例もあわせて紹介します。
履歴書の本人希望欄に休み希望は書いていい?
就業にあたって譲れない条件であれば、休み希望は本人希望欄に書くべきです。「書いたら不利になるのでは」と心配する方は多いですが、採用担当者の本音は逆です。入社後にシフトや勤務条件が合わずに早期離職されることを、採用側は最も避けたいからです。
結論:譲れない条件であれば必ず書く
本人希望欄は「企業に事前に共有しておくべき条件を伝えるスペース」です。育児や通院など、やむを得ない事情がある場合は、書類選考の段階で正直に伝えておく方がお互いにとってメリットがあります。
- 書類段階で伝えることで入社後のシフトミスマッチを防げる
- 面接で突然「実は〇曜日は休みたい」と言うより誠実な印象を与えられる
- 企業側も採用前に業務調整の見通しが立てられる
「書くと不利になる」という誤解
休み希望を書いて選考に落ちるケースがあるとすれば、それは「書き方の問題」か「企業側がどうしても対応できないミスマッチ」のどちらかです。後者は書いても書かなくても入社後に問題が出るため、正直に伝えた方が双方にとって損がありません。
たとえば、毎週土日が繁忙期の飲食店に「土日は必ず休みたい」と希望を出せば採用見送りになる可能性があります。ただしこれは「書いたから落とされた」のではなく、そもそも条件が合わない求人に応募したことが原因です。
採用担当者が本人希望欄で見ていること
採用担当者はここを見ている
- 希望内容よりも「理由が書かれているか」を最初に確認する
- 理由があれば「やむを得ない事情」として受け入れられるか判断できる
- 希望の数が多すぎると「対応が難しい応募者」と感じる
- 「調整可能」の一文があると「相談の余地がある」と判断しやすくなる
理由なしの休み希望が最も危ない
採用担当者が最も困るのは「毎週水曜日は休みを希望します」とだけ書かれた希望欄です。なぜ水曜日なのか、どうしても必要な事情なのかが判断できないため、「調整が難しそう」「理由がわからない」という印象を与えてしまいます。
一方、「子どもの保育園送迎のため、毎週水曜日の休日を希望します」と書いてあれば、採用担当者はすぐに「育児のやむを得ない事情」と理解でき、社内調整が可能かを検討できます。
選考を通過できる人・できない人の違い
| 通過しやすい書き方 | 通過しにくい書き方 |
|---|---|
| 理由+希望曜日・頻度+柔軟性の一文 | 理由なし・希望曜日だけ記載 |
| 希望は1〜2つに絞っている | 希望が3つ以上ある |
| 「〇曜日を希望します」と肯定形 | 「〇曜日は出勤できません」と否定形 |
| 「事前調整可能」の余地を示している | 「必ず」「絶対」などの強い表現を使っている |
完全無料の履歴書・職務経歴書作成ツール
「サクレキ」質問に答えるだけで、選考書類がカンタンに完成
- 自己PR・志望動機も例文付きで安心
- スマホからでもOK。たった3分で履歴書・職務経歴書が完成
- 自動フォーマットで書き間違いゼロ
\ 完全無料・簡単3分で完成! /
無料で履歴書・職務経歴書を作成する →休み希望の書き方3つのルール
採用担当者に好印象を与える休み希望の書き方には、共通する3つのポイントがあります。例文を書く前に、まずこの構造を押さえてください。
ルール① 必ず「理由」を1行添える
休み希望を書く際に最も重要なのが、理由を簡潔に添えることです。「子どもの送迎のため」「持病の通院のため」といった一言で、採用担当者は希望の正当性を判断できます。
詳しく書きすぎる必要はありません。採用担当者が「そういう事情なら仕方ない」と感じる程度の情報を、10〜20文字程度で添えるだけで十分です。
ルール② 「できません」ではなく「希望します」で書く
同じ内容でも、書き方によって受け取られる印象は大きく変わります。否定形は「条件を突きつけている」印象を与えますが、肯定形は「相談したい」という姿勢に見えます。
NG例
毎週水曜日は出勤できません。
良い例
家族の介護のため、毎週水曜日の休日を希望いたします。
ルール③ 「調整可能」の一文で柔軟性を示す
希望を伝えるだけでなく、「事前調整にて対応可能です」などの一文を加えることで、融通が利く印象を与えられます。採用担当者は「絶対に動かせない条件なのか、相談の余地があるのか」を把握したいからです。
月に1〜2回程度であれば出勤できる、繁忙期は例外として対応できる、といった具体的な柔軟性を示すと評価が上がります。
【状況別】そのまま使える例文集
「理由+希望内容+柔軟性の一文」の構造を踏まえた、状況別の例文を紹介します。そのままコピーして使用できますが、実際の状況に合わせて細部を調整してください。
育児・子どもの行事がある場合
保育園の送迎や学校行事などで特定の曜日に勤務できない場合は、子どもの状況を簡潔に書きます。育児はやむを得ない事情として理解される確率が高く、採用担当者に判断材料を与えることが大切です。
良い例文
子どもの保育園送迎のため、毎週水曜日の休日を希望いたします。月1〜2回程度であれば、事前ご相談のうえ水曜出勤も調整可能です。
NG例
水曜日は子どもの送迎があるので休みたいです。話し言葉と理由の説明不足が、誠実さを損ないます。
通院・持病がある場合
定期的な通院がある場合、病名を書く必要はありません。「持病の定期通院」という表現で十分です。採用担当者が知りたいのは「業務を続けられるか」という点なので、仕事への影響が軽微であることを一文で示しましょう。
良い例文
持病の定期通院のため、月1〜2回程度、平日午前中の中抜けをお願いできますでしょうか。業務に支障のないよう事前に調整いたします。
NG例
毎月第2水曜日は病院があります。理由と調整可能性がなく、業務継続への意欲も伝わりません。
介護が必要な家族がいる場合
家族の介護は突発的な事情も生じやすいため、採用担当者も慎重に判断する場合があります。「週に何回」「どの曜日」という具体性と、「急な対応が必要な際は事前に相談する」という姿勢をあわせて書くと信頼感につながります。
良い例文
家族の介護のため、週1回程度(できれば木曜日)の休日を希望いたします。急な対応が必要な場合は、事前に相談のうえ調整させていただきます。
NG例
介護があるため毎週2日は必ず休みが必要です。「必ず」「必要」という強い表現が、融通の利かない印象を与えます。
学業・資格取得中の場合
資格取得のためのスクール通学や、大学に通いながらのアルバイト応募の場合は、何の資格・どの学校かを明記します。「スキルアップのため」という前向きな理由は、採用担当者にとっても評価しやすいポイントです。
良い例文(資格取得中の場合)
〇〇資格取得のためのスクール通学(毎週土曜日)があります。取得後は土曜出勤も可能です。試験日程は事前にご連絡いたします。
良い例文(学生の場合)
テスト期間(6月第1週・12月第2週程度)は出勤日数が週2日程度に減少することをご了承ください。テスト終了後は通常通り勤務可能です。
やってはいけないNG例3パターン
どれだけやむを得ない事情があっても、書き方を間違えると選考に悪影響が出ます。採用担当者が実際に受け取って困るNG例を3パターン紹介します。
NG① 理由なしで曜日だけ書く
「毎週木曜日は休みを希望します」という記述は、採用担当者に理由が一切伝わりません。趣味なのか、家庭の事情なのか、通院なのかが不明なため、「とりあえず書いておけばよかろう」という態度に見えてしまいます。
理由のない希望は「単なるわがまま」に見えるリスクがあります。必ず理由をセットで書いてください。
NG② 希望を複数詰め込む
「土日・水曜日は休みを希望します。また、残業は月20時間以内を希望します。通勤は1時間以内を希望します」のように、複数の希望を並べることは避けてください。
採用担当者からは「条件が多すぎて対応できない」「会社に合わせる気がない」と受け取られる可能性が高くなります。どうしても譲れない条件を1〜2つに絞ることが、選考通過の鉄則です。
NG③ 強い語気で条件を突きつける
「毎週水曜日は必ず休みが必要です」「〇〇の条件を満たせない場合は採用をお断りします」のような強い表現は、たとえ内容が正当であっても採用担当者に悪印象を与えます。
「勝手ながら〜を希望いたします」「可能であれば〜していただけますと幸いです」など、丁寧かつ謙虚な表現に言い換えるだけで、受け取られ方が大きく変わります。
休み希望がない場合の書き方
特に休み希望がない場合でも、本人希望欄を空欄にすることはマナー違反です。空欄は「書き忘れ」または「記入を省略した」と受け取られる可能性があります。
希望がない場合の定番フレーズ
「貴社の規定に従います。」
「貴社の規定に従います」は希望がないというシンプルなメッセージであるとともに、「会社のルールに従う意志がある」という姿勢も表します。どんな求人でも使える汎用フレーズです。
ただし、入社後に「実は〇曜日だけは休みたかった」という状況にならないよう、本当に希望がないかどうかを改めて確認してから書いてください。
書いた後に面接でどう説明するか
履歴書に休み希望を書いた場合、面接で確認されることがあります。そのときに備えて、答え方のポイントを整理します。
- 理由を一言で説明できるよう準備する:「子どもの送迎があるため」「月1回の定期通院のため」など、履歴書に書いた内容と一致する説明ができること
- 柔軟性を口頭でも伝える:「繁忙期は調整できます」「月1〜2回程度であれば出勤も可能です」など、書類より一歩踏み込んだ柔軟性を伝える
- 過剰に謝罪しない:「こんな希望を書いてしまって申し訳ない」という謝罪は不要。自分の状況を落ち着いて説明すれば十分
面接で確認された際は「こうした事情があり、事前にお伝えしておく方が双方のためになると考えて記載しました」と答えると、誠実さと主体性の両方が伝わります。
完全無料の履歴書・職務経歴書作成ツール
「サクレキ」質問に答えるだけで、選考書類がカンタンに完成
- 自己PR・志望動機も例文付きで安心
- スマホからでもOK。たった3分で履歴書・職務経歴書が完成
- 自動フォーマットで書き間違いゼロ
\ 完全無料・簡単3分で完成! /
無料で履歴書・職務経歴書を作成する →まとめ
- 譲れない条件であれば、休み希望は本人希望欄に書くべき
- 「理由+希望内容+柔軟性の一文」の3点セットで書く
- 否定形ではなく肯定形(「希望します」)で書く
- 希望は1〜2つに絞り、強い語気は避ける
- 希望がない場合は「貴社の規定に従います」と書く
履歴書の本人希望欄は、自分の条件を正直に伝える場所です。書き方さえ適切であれば、休み希望は選考の妨げになりません。
履歴書の休み希望に関するよくある質問
- 休み希望を書いたら書類選考で落ちることはありますか?
-
書き方が適切であれば、休み希望そのものが原因で落とされることは基本的にありません。ただし「毎週土日は絶対休みたい」など、企業の繁忙期と真っ向から対立する条件の場合は、業務上対応できないと判断されることがあります。これはミスマッチであり、書いたから不利になったのではなく、条件が合わない求人だったと考えるべきです。
- 通院の理由は病名まで書かないといけませんか?
-
病名を書く必要はありません。「持病の定期通院のため」という表現で十分です。採用担当者が必要としているのは「業務に影響がある可能性の有無」と「どの程度の頻度か」という情報です。病名の開示は法律上も義務ではなく、「持病の通院」という記載で十分な情報が伝わります。
- 面接後に休み希望を伝えることはできますか?
-
可能ですが、できれば履歴書の段階で書いておく方が良いです。面接後、あるいは内定後に「実は〇曜日は休みたい」と伝えると、採用担当者は「なぜ書類の段階で言わなかったのか」と疑問を持つことがあります。譲れない条件であれば早い段階で伝える方が、双方にとって誠実な対応です。
- アルバイトの履歴書でも同じように書けばいいですか?
-
基本的な書き方は同じです。ただし、アルバイトの場合はシフト制が多いため、「働ける曜日・時間帯」を伝える方が重要になります。「毎週〇曜日〇時〜〇時の勤務を希望します」という形で、勤務可能な時間帯と曜日をセットで書くと採用担当者に伝わりやすくなります。


コメント