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会計年度任用職員の履歴書の書き方|落とされないためのコツと例文

【無料作成ツール付き】会計年度任用職員の履歴書の書き方|落とされないためのコツと例文

この記事では、会計年度任用職員の履歴書について、フォーマットの選び方から各記入欄の書き方・志望動機の例文まで解説します。民間企業と異なる公務員特有のルール、採用担当者が実際に落としているNGパターンと通過のポイントを押さえて、書類作成に役立ててください。

目次

会計年度任用職員の履歴書は何を使えばいい?フォーマットの選び方

会計年度任用職員の応募書類で、まず確認すべきことがあります。求人票や募集要項に「指定様式あり」と記載されているかどうかです。ここを見落とすと、せっかく書いた履歴書が受理されないケースがあります。

指定様式がある自治体は必ずそちらを使う

多くの自治体では、独自の「会計年度任用職員応募書類」や「職員履歴書(様式〇号)」を指定しています。この様式は自治体のWebサイトからダウンロードするか、担当窓口で入手します。

  • 様式の確認先:自治体の人事・総務課のWebサイト、または求人票に記載の問い合わせ窓口
  • 指定様式を無視して市販の履歴書を提出した場合、受付時点で返却されることがある
  • 様式に「令和〇年度版」などの年度表記がある場合は最新版を使用すること

指定様式がない場合は市販の一般的な履歴書でOK

指定様式の定めがない場合は、文房具店などで購入できる一般的な履歴書(JIS規格対応)で問題ありません。ただし、志望動機欄と職歴欄が十分な大きさで設けられているものを選ぶのが判断基準です。

採用担当者はここを見ている

  • 様式の指定を正しく守っているか(守れない人は業務上のルールも守れないと判断される)
  • 志望動機・自己PR欄が小さすぎる様式を選んでいないか(情報量が少なすぎると評価できない)
  • 手書きかPCかは自治体によって異なる。「手書き指定」は意外と多いため、指示に必ず従うこと

【記入欄別】会計年度任用職員の履歴書の書き方

各記入欄には、民間企業の履歴書と共通のルールと、会計年度任用職員ならではのポイントがあります。欄ごとに確認していきます。

証明写真・日付・氏名欄

証明写真は「3か月以内に撮影したもの」が基本です。服装はスーツまたはジャケットが望ましく、清潔感を重視します。

  • 写真サイズ:縦4cm×横3cmが標準(指定様式がある場合はそちらの指示に従う)
  • 日付:提出日または郵送日を記入。西暦・和暦どちらでもよいが、履歴書全体で統一すること
  • 氏名:戸籍上の氏名をフルネームで正確に記入(通称名は使用しない)
  • 住所:都道府県から番地まで省略せず記入する

学歴欄の書き方と注意点

一般的に、高等学校(高校)の入学から記入するのが基本です。中学校は不要とするケースがほとんどですが、指定様式に「中学校卒業から記入」と指示がある場合はそれに従います。

  • 「入学」と「卒業」は1行ずつ分けて記入する
  • 年号は西暦か和暦のどちらかで全体を統一する(混在は採用担当者に確認不足の印象を与える)
  • 中途退学の場合は「中途退学」と明記し、理由を簡潔に添えると誠実な印象になる
  • 大学院・短大・専門学校は正式名称で記入する(略称は使わない)

職歴欄|民間と違う「用語」の使い方

会計年度任用職員の履歴書で最も間違いやすいのが職歴欄の用語です。民間企業の「入社」「退職」をそのまま公共機関の職歴に使うと、採用担当者に経験値を正確に伝えられません。

場面民間企業の書き方会計年度任用職員・公共機関の書き方
採用されたとき入社採用(または任用)
辞めたとき退社・退職退職(会計年度任用満了を含む)
継続任用のとき在職中会計年度任用(現在に至る)

また、2020年4月以前に「臨時職員」や「非常勤職員」として勤務した経験がある場合、その期間は「臨時職員として任用」と記入します。2020年4月以降は「会計年度任用職員として採用」と書き分けることで、制度改正を正確に把握していることが伝わります。

良い例文(職歴欄)

2022年4月 〇〇市役所 福祉課 会計年度任用職員として採用
2023年3月 会計年度任用期間満了につき退職
2023年4月 同課 会計年度任用職員として再度採用
2024年3月 会計年度任用期間満了につき退職

NG例

2022年4月 〇〇市役所 福祉課 入社
2023年3月 退社
「入社」「退社」は民間企業の用語です。公共機関に対して使うと、基本的なルールを理解していないと判断される場合があります。

資格・免許欄の書き方

資格・免許は取得年月の古い順に、正式名称で記入します。

  • 普通自動車免許は「普通自動車第一種運転免許」が正式名称
  • 応募職種に関連する資格(保育士・図書館司書・社会福祉士・介護福祉士など)は必ず記入する
  • 記載する資格がない場合は「なし」と記入し、空欄のまま提出しない
  • 取得見込みの資格がある場合は「○○取得見込み(令和〇年〇月)」と記入可

本人希望欄の書き方

本人希望欄は勤務時間・曜日・勤務地などの条件を正直に伝えられる欄です。勤務時間や曜日に制約がある場合は必ずここに明記することが誠実な姿勢につながります。

「週3日勤務(火・水・木)を希望」「午前9時〜午後3時の勤務を希望(子どもの送迎のため)」のように具体的に書くと、採用後のミスマッチを防げます。「特になし」「貴機関の規定に従います」は、条件に制約がない場合のみ使用します。

採用担当者がチェックする「志望動機」の書き方と例文

会計年度任用職員の書類選考において、志望動機は合否に最も影響する項目です。採用担当者が「この人と一緒に働けるか」を判断する材料として、全欄のなかで最も時間をかけて読まれます。

採用担当者が本当に見ている3つの要素

採用担当者はここを見ている

  • なぜこの自治体・この部署か:「市役所なら何でもいい」ではなく、その自治体や業務を選んだ明確な理由があるか
  • 経験・スキルの紐付け:過去の職歴・生活経験が、応募している業務にどう活かせるかが具体的に書かれているか
  • 1年間やり遂げられるか:会計年度任用は1年更新制。短期間でも責任感を持って働ける人かどうかを見ている

民間企業の転職活動と異なり、給与水準・福利厚生・安定性を志望理由に挙げる志望動機は、採用担当者に「この業務や自治体への関心が薄い」と受け取られるリスクがあります。業務への関心と経験の紐付けを前面に出すことが基本です。

よくあるNGパターンと改善例

NG例①:地域への貢献を前面に出しすぎる

「地域の皆様のお役に立てればと思い、応募しました」
→ 抽象的すぎて、なぜこの業務なのかが伝わりません。応募職種との具体的なつながりがないと採用担当者には刺さりません。

NG例②:待遇・安定を前面に出す

「公務員として安定した環境で長く働きたいと考えています」
→ 会計年度任用は1年更新制です。「安定」を求める姿勢は、制度の理解不足と見なされる場合があります。

改善ポイント:「経験×業務の紐付け」+「この自治体を選んだ理由」

「なぜこの業務か」「なぜこの自治体か」「何が提供できるか」の3要素を盛り込むのが基本の型です。たとえば「前職の窓口業務で培ったコミュニケーション力を、〇〇市の市民サービス業務に直接活かせると考え応募しました。〇〇市は子育て支援に力を入れており、子育て世帯への窓口対応に自分の経験を役立てたいと思っています」のように書くと、3要素がすべて盛り込まれた志望動機になります。

職種別の志望動機例文

以下は代表的な職種ごとの例文です。そのままコピーするのではなく、自分の経験と応募先の自治体・業務に合わせて書き換えて使用してください。

良い例文:一般事務(窓口対応)

前職では〇年間、民間企業の受付・窓口業務に従事し、来客対応・電話応対・データ入力を担当しました。〇〇市役所では市民の皆様の手続きを直接支援できる一般事務職員を募集していることを知り、これまでの経験を公共サービスの場で活かしたいと考え応募しました。市民の方が安心して手続きを進められるよう、丁寧かつ正確な対応に努めます。

良い例文:保育補助

子育て中に地域の子育て支援センターへ長く通い、スタッフの方々の子どもへの関わり方から多くを学びました。保育士資格の取得に向けて現在勉強中ですが、まず現場で経験を積みたいと考え応募しました。子どもの安全を守ることを最優先に、保育士の先生方のサポートとして責任を持って取り組みます。

良い例文:図書館司書補

大学在学中に図書館司書の資格を取得し、大学図書館でのアルバイト経験があります。その後は別の職種に就いていましたが、図書館での利用者支援の仕事に強い魅力を感じており、今回〇〇市立図書館の募集を知り応募しました。資料の分類・整理から利用者へのレファレンス対応まで、丁寧かつ正確に対応できると考えています。

自己PR欄の書き方と例文

自己PR欄は「志望動機の根拠」を補強する場所です。志望動機に書いた経験を、より具体的なエピソードで肉付けする意識で書きます。

経験・スキルを業務に結びつける書き方

「コミュニケーション力があります」「几帳面です」のような抽象的な自己PRは採用担当者の記憶に残りません。具体的な経験と、それが応募業務にどう活きるかをセットで伝えることが基本です。

良い例文:自己PR(事務経験あり)

前職(〇〇株式会社・事務職)では日次の売上集計・請求書作成・Excelによる在庫管理を担当し、毎月の締め処理では1件の記入ミスも出さないよう二重チェックを習慣化していました。正確さとスピードを両立する仕事の進め方は、窓口業務の繁忙期においても役立てられると考えています。

ブランク・未経験の場合はどう書く?

育児・介護などのブランクや、全くの異職種からの応募でも、書き方次第で採用担当者に前向きな印象を与えられます。

  • ブランクがある場合:育児・介護など正直に書き、その期間に培ったスキルや視点(PTAや地域活動・学習継続など)を添える
  • 未経験の職種に応募する場合:「なぜこの業務か」の理由を丁寧に書き、過去の別職種から転用できるスキル(対人対応・正確性・PC操作など)を示す
  • 資格取得中の場合:現在の勉強状況と取得見込み時期を添えると、意欲が伝わりやすい

良い例文:自己PR(育児ブランクあり・未経験)

育児のため6年間離職していましたが、その間に地域の子育てサークルの運営事務(会計・広報・名簿管理)を担当し、Excelや連絡調整の経験を継続的に積んできました。子育て支援に関わる行政サービスの窓口に立ちたいという気持ちは在職中から持ち続けており、今回の機会に誠実に取り組む所存です。

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更新時・再応募時の履歴書はどう書く?

会計年度任用職員は1年ごとに任用が更新されます。更新の際に改めて履歴書の提出を求める自治体も少なくありません。

前年の履歴書をそのままコピーして提出することは、基本的に避けるべきです。理由は2つあります。

  • 職歴に変化があるため:前年度の任用経験そのものを新たな職歴として追記しなければならない
  • 資格・スキルに変化がある場合:取得した資格や習得したスキルがあれば反映する

志望動機については「前年度の業務で得た経験・成長」を踏まえた内容に書き直すのが理想です。「昨年同様の業務を引き続き担当したい」だけでなく、「昨年度を通じて〇〇の業務知識が深まり、今年度はさらに〇〇に取り組みたい」という具体性を加えると、継続任用の意欲が伝わります。

採用担当者はここを見ている

  • 前年度の任用経験が職歴欄に正確に追記されているか
  • 「また来年もよろしく」ではなく、今年度への具体的な意欲があるか
  • 日付・住所など基本情報が最新に更新されているか

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まとめ

  • 募集要項に指定様式がある場合は必ずその様式を使用する。なければ市販の一般的な履歴書でOK
  • 職歴欄の用語は「入社→採用・任用」「退社→退職」に変え、2020年4月の制度改正を意識して書き分ける
  • 志望動機は「なぜこの自治体か」「なぜこの業務か」「何が提供できるか」の3要素を盛り込む
  • 更新時の履歴書は前年をそのままコピーせず、職歴を追記して志望動機を書き直す

採用担当者が書類で確認したいのは「ルールを守れる人か」「この業務に向いた人か」の2点です。基本を丁寧に押さえた履歴書が、書類選考の第一歩になります。

会計年度任用職員の履歴書に関するよくある質問

会計年度任用職員の履歴書はPCで作成してもいいですか?

多くの自治体では手書き・PC作成どちらでも可としています。ただし募集要項に「手書き」と指定がある場合は必ず手書きにしてください。PC作成の場合は印刷後に写真を貼付し、捺印が必要な箇所は忘れず押印します。

ブランク期間(育児・介護・療養)はどう書けばいいですか?

育児・介護・療養による離職は、正直に「育児のため退職」「介護のため離職」と記入してください。隠そうとすると職歴に不自然な空白ができ、かえって不審に思われます。自己PR欄でそのブランク期間に培ったスキルや経験を補足することで、採用担当者に前向きな印象を与えられます。

会計年度任用職員に応募するとき、職務経歴書も必要ですか?

募集要項に職務経歴書の提出が求められていなければ、原則として履歴書のみで問題ありません。「任意で添付可」と記載されている場合は、職歴が豊富な方はアピール材料として添付を検討してもよいでしょう。提出前に必ず要項を確認してください。

会計年度任用職員として複数の自治体に同時応募しても大丈夫ですか?

複数の自治体への同時応募自体は問題ありません。ただし複数内定が出た場合は早めに辞退の連絡を入れることが、次の応募者への配慮として求められます。面接で「他にも応募していますか」と聞かれた場合、正直に答えても選考に影響しないケースが多いですが、第一志望である旨を補足するとよいでしょう。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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