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薬剤師の履歴書で認定薬剤師を正しく書く方法|正式名称と採用担当者の本音

薬剤師の履歴書で認定薬剤師を正しく書く方法|正式名称と採用担当者の本音

この記事では、薬剤師の履歴書で認定薬剤師資格を正しく記載する方法を解説します。研修認定薬剤師・がん専門薬剤師など種類別の正式名称と記載例、採用担当者が書類選考で実際に確認しているポイントを紹介します。

目次

認定薬剤師は必ず履歴書の資格欄に記載する

認定薬剤師資格を保有しているにもかかわらず、履歴書の資格欄に記載していない薬剤師は少なくありません。「面接で口頭で伝えればいい」と考える方もいますが、採用担当者は書類選考の段階で候補者のスキルや資格を判断しています。資格欄に記載がなければ、その認定は存在しないものと見なされるリスクがあります。

認定薬剤師は国家資格ではなく任意取得の資格です。それでも、採用担当者にとっては「継続して研鑽している薬剤師かどうか」を判断する重要な材料になります。調剤薬局・病院・ドラッグストアを問わず、認定を保有していることは書類選考での加点要素として機能します。

採用担当者はここを見ている

  • 認定の種類から、応募者の専門領域と関心分野を把握している
  • 有効期限の管理状況から、自己管理能力を見ている
  • 取得年月から、いつ頃からその領域に注力してきたかを確認している
  • 複数の認定を保有していると、幅広い分野への学習意欲として評価することが多い

種類別|認定薬剤師の正式名称と記載例

認定薬剤師は40種類以上が存在し、それぞれ発行機関が異なります。履歴書に記載する際は、「認定名・取得年月・発行機関」の3点をセットで記載するのが正確な書き方です。以下に主要な認定薬剤師の正式名称と記載例を整理します。

研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)

認定薬剤師の中で最も広く普及している資格です。公益財団法人日本薬剤師研修センター(JPEC)が認定しており、薬剤師であれば職場の種別を問わず取得できます。有効期間は6年で、所定の研修単位を取得することで更新が可能です。

調剤薬局・ドラッグストア・病院など、幅広い職場への転職・就職活動で評価される汎用性の高い資格です。資格欄への記載は以下の形式が正確です。

良い例

〇〇〇〇年〇月 研修認定薬剤師 取得(公益財団法人日本薬剤師研修センター)

NG例

〇〇〇〇年〇月 認定薬剤師 取得
「認定薬剤師」とだけ書くと、何の認定なのかが採用担当者に伝わりません。研修認定薬剤師・専門薬剤師・日病薬認定など、認定の種類はさまざまです。略さず正確な認定名を記載してください。

日病薬病院薬学認定薬剤師(日本病院薬剤師会)

病院薬剤師としての専門性を証明する認定資格で、公益社団法人日本病院薬剤師会(日病薬)が認定します。病院・クリニックへの転職や就職活動において特に評価される資格で、外来化学療法・薬薬連携・服薬指導の実務実績が問われます。病院勤務を志望する薬剤師は積極的に記載してください。

良い例

〇〇〇〇年〇月 日病薬病院薬学認定薬剤師 取得(公益社団法人日本病院薬剤師会)

専門薬剤師(日本医療薬学会)

一般社団法人日本医療薬学会が認定する専門薬剤師は、特定の治療領域への高い専門性を示す資格です。研修認定薬剤師よりさらに上位の資格と位置付けられており、大学病院・がん専門病院・特定機能病院への転職時に大きな強みになります。

認定名記載例
がん専門薬剤師〇〇〇〇年〇月 がん専門薬剤師 取得(一般社団法人日本医療薬学会)
薬物療法専門薬剤師〇〇〇〇年〇月 薬物療法専門薬剤師 取得(一般社団法人日本医療薬学会)
地域薬学ケア専門薬剤師〇〇〇〇年〇月 地域薬学ケア専門薬剤師 取得(一般社団法人日本医療薬学会)

その他の主要な認定薬剤師

勤務先や専門領域に合わせて取得できる認定資格は多岐にわたります。取得した認定はすべて正確な名称と発行機関を記載してください。

認定名発行機関
スポーツファーマシスト公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)
プライマリ・ケア認定薬剤師一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会
漢方薬・生薬認定薬剤師公益財団法人日本薬剤師研修センター
認定実務実習指導薬剤師一般社団法人薬学教育協議会
小児薬物療法認定薬剤師一般社団法人日本小児臨床薬理学会
感染制御認定薬剤師一般社団法人日本臨床微生物学会

いずれの認定も記載形式は共通です。「取得年月 認定名 取得(発行機関名)」の順で統一してください。

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複数の認定薬剤師を持っている場合の書き方

認定薬剤師を複数保有している場合、どの順番で記載すべきか迷う方は多いです。基本的なルールは取得年月が古いものから順番に並べる「時系列順」です。ただし、応募先との関連性が高い認定がある場合は、採用担当者の目に留まりやすいよう意図的に配置を調整することも一つの方法です。

採用担当者はここを見ている

  • 複数の認定がある場合、職場環境(病院・調剤薬局・ドラッグストア)との関連性で候補者を評価する
  • がん専門病院への応募なら「がん専門薬剤師」の有無を真っ先に確認する
  • 関連性の高い認定を持つ候補者は、同等の経歴でも採用優先度が上がることがある

履歴書のスペースに限りがある場合は、応募先に最も関連性の高い認定を優先して記載し、残りは職務経歴書に詳細を書く方法が有効です。以下に複数の認定を持つ場合の記載例を示します。

複数の認定薬剤師を持つ場合の記載例(がん専門病院への応募)

2019年4月 研修認定薬剤師 取得(公益財団法人日本薬剤師研修センター)
2022年3月 がん専門薬剤師 取得(一般社団法人日本医療薬学会)

有効期限・更新手続き中の場合の記載方法

認定薬剤師の多くは有効期限が設けられており、定期的な更新が必要です。更新手続きの最中や、手続きが遅れているケースもあります。それぞれの状況に応じた正直な記載が、採用担当者への誠実さを示します。

  • 更新手続き中の場合:「〇〇〇〇年〇月 研修認定薬剤師 取得(公益財団法人日本薬剤師研修センター)※現在更新手続き中」と記載する
  • 有効期限が切れている場合:記載しない。面接で質問された際に正直に現状を説明する
  • 取得見込みの場合:まだ認定を受けていない段階での記載は誇張になるため、面接や職務経歴書の自己PR欄で補足するにとどめる

有効期限が切れた認定を記載すると虚偽記載と見なされる可能性があります。現時点で有効な認定のみを資格欄に記載することが原則です。

採用担当者が評価する「認定薬剤師の見せ方」

認定薬剤師は資格欄に正式名称を記載するだけでは評価の半分しか活かせていません。採用担当者が「ぜひ会いたい」と感じるのは、認定資格とそれを実務でどう活かしてきたかが一体として伝わる候補者です。

資格欄はシンプルに正式名称を記載するのが基本です。認定の取得目的や活用実績は、履歴書の志望動機・自己PR欄、あるいは職務経歴書に盛り込むことで初めて採用担当者の心に刺さります。「この認定を取得してから、実務でこう変わった」という視点を必ず添えてください。

採用担当者が評価する認定薬剤師のアピール例(職務経歴書・志望動機用)

  • 「がん専門薬剤師認定後、外来がん患者への薬学的管理に携わり、支持療法の提案件数が月平均〇件に増加しました」
  • 「研修認定薬剤師として継続的に研修単位を取得し、地域包括ケアへの関心を深めながら在宅訪問薬剤師業務にも携わってきました」
  • 「スポーツファーマシストとして、地域のスポーツクラブでアンチ・ドーピング啓発活動を年〇回実施しています」

転職活動で認定薬剤師の実績を最大限に活かすには、薬剤師専門の転職エージェントに書類の見せ方を相談するのが効率的です。エージェントは採用担当者の視点を熟知しており、薬剤師向け転職エージェントの選び方を参考にしながら活用を検討してください。

薬剤師免許と資格欄全体の確認ポイント

認定薬剤師の記載方法を確認したら、資格欄全体の構成もあわせて見直してください。薬剤師として転職・就職する際の資格欄は、薬剤師免許を最上部に記載し、その後に取得年月順で認定資格を並べる構成が基本です。

薬剤師免許の正式名称と書き方

薬剤師免許は正式名称で記載することが求められます。「薬剤師」とだけ書くのではなく、「薬剤師免許 取得」と明記してください。

良い例

〇〇〇〇年〇月 薬剤師免許 取得(登録番号:第〇〇〇〇〇号)

薬剤師免許の登録番号は記載することが望ましいとされています。採用後の雇用手続きで必要になる情報であり、あらかじめ記載しておくと採用担当者から「準備が行き届いている」と好印象を持たれます。

医療機関や薬局への応募時に必要な履歴書全体の書き方は、医療法人の履歴書の書き方も参考になります。

資格欄の記載順序まとめ

記載順内容備考
1番目薬剤師免許登録番号も記載すると印象が良い
2番目以降認定薬剤師(取得年月の古い順)発行機関を必ず明記する
その他普通自動車免許など業務との関連性が低いものは末尾に記載

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まとめ

  • 認定薬剤師は必ず履歴書の資格欄に記載する。書かなければ存在しない資格として扱われる
  • 「認定名・取得年月・発行機関」の3点をセットで記載するのが正確な書き方
  • 「認定薬剤師」とだけ書くのは不十分。研修認定薬剤師・がん専門薬剤師など認定の種類名を明記する
  • 複数保有している場合は取得年月の古い順が基本。応募先への関連性が高い認定を意識して配置する
  • 有効期限が切れた認定は記載しない。更新手続き中の場合はその旨を正直に明記する
  • 資格欄はシンプルに正式名称を記載し、活用実績は職務経歴書や志望動機欄で補足する

認定薬剤師の書き方ひとつで、採用担当者の受け取り方は変わります。正確な記載が、次の職場への第一歩を確かなものにします。

認定薬剤師は「認定薬剤師」とだけ書いてはいけないのですか?

「認定薬剤師」とだけ書くと、どの機関が認定した何の資格なのかが採用担当者に伝わりません。必ず「研修認定薬剤師(公益財団法人日本薬剤師研修センター)」のように認定の種類名と発行機関をセットで記載してください。

有効期限が切れた認定薬剤師資格は履歴書に書けますか?

有効期限が切れた認定は原則として記載しないことが望ましいです。記載すると虚偽と受け取られる可能性があります。更新手続き中の場合は「〇〇年〇月取得 現在更新手続き中」と正直に記載してください。

認定薬剤師を持っていない場合、薬剤師免許だけの記載でも書類選考を通過できますか?

問題ありません。薬剤師国家資格は転職・就職の必須条件であり、免許だけでも書類選考は通過できます。認定薬剤師は「加点要素」であり、持っていなければ減点されるわけではありません。志望動機や自己PRで今後の研鑽意欲を伝えることを意識してください。

認定薬剤師を複数持っている場合、すべて記載すべきですか?

基本的にはすべて記載することが望ましいです。ただし、履歴書のスペースに限りがある場合は、応募先に最も関連性の高い認定を優先し、残りは職務経歴書に記載する方法を取ってください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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