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塾講師の履歴書 職種欄の書き方|採用担当者が落とす記載例と正解

塾講師の履歴書 職種欄の書き方|採用担当者が落とす記載例と正解

この記事では、塾講師の履歴書における「職種欄」の正しい書き方を、雇用形態別の例文と採用担当者が実際に確認するポイントを交えて解説します。正社員・アルバイト・業務委託それぞれの記載方法と、集団指導・個別指導ごとの表現の違いも紹介します。

目次

塾講師の履歴書「職種欄」に書くべきこと

履歴書の「職種欄」とは、直近の職種や現在の職業を記入する欄です。塾講師の場合、何をどう書くかで採用担当者の受け取り方が大きく変わります。「塾講師」の一言だけで終わらせるのか、指導形態や教科を添えるのかによって、書類の説得力はまったく変わります。

「塾講師」か「講師」か—職種名の選び方

職種名の選び方として、「塾講師」「講師」「指導員」のどれを使うか迷う方は少なくありません。採用担当者への伝わりやすさを優先するなら、「塾講師」がもっとも明確な表記です。応募先が塾業界の場合は「講師」でも通じますが、異業種への転職であれば「塾講師」とより具体的に書くほうが確実です。

さらに、職種名のあとに「(集団指導・英語担当)」「(個別指導・中学生)」のように指導形態と教科を補足することで、採用担当者が書類から読み取れる情報が一気に増えます。職種欄はスペースが限られていますが、一言の補足で印象は変わります。

状況職種欄の記載例
学習塾(正社員)塾講師(集団指導・英語・数学担当)
学習塾(アルバイト)塾講師(個別指導・中学生担当)
個人・業務委託家庭教師・塾講師(業務委託)
学校教諭から転身中学校教諭→塾講師

集団指導・個別指導で職種名は変わるか

集団指導と個別指導では、採用担当者が期待するスキルが大きく異なります。集団授業では「クラスマネジメント力」「板書と説明の明快さ」が評価ポイントになるのに対し、個別指導では「一人ひとりに合わせた対応力」「保護者とのコミュニケーション」が重視されます。

職種名のあとに(集団指導)か(個別指導)を一言添えるだけで、書類から読み取れる情報量がまったく変わります。「塾講師(個別指導・数学担当)」と書かれた履歴書と、「塾講師」だけの履歴書では、採用担当者の印象に雲泥の差があります。

採用担当者はここを見ている

  • 「塾講師(集団指導)」か「塾講師(個別指導)」かが1行で読み取れるか
  • どの教科・どの学年を担当していたかが職種欄または職歴欄から把握できるか
  • 雇用形態(正社員/アルバイト/業務委託)が職歴欄に正確に明示されているか

教育職種の履歴書は、職種名の正確な記載が第一歩です。図書館司書の履歴書の書き方など、同じ教育系職種の記事も書き方の参考になります。

雇用形態別|職歴欄の書き方と例文

塾講師として働いていた雇用形態によって、職歴欄の書き方が変わります。「入社」「アルバイト入社」「業務委託契約締結」を間違えると、採用担当者に「雇用関係の基本を理解していない」と判断されるリスクがあります。自分の雇用形態を確認してから記載しましょう。

正社員(運営会社入社)の場合

塾を運営する会社に正社員として入社した場合は、一般企業と同様に「入社」「退職(退社)」を使います。会社の正式社名を職歴欄に記載し、配属された教室名・担当業務・教科を補足します。教室名だけでなく会社名(株式会社〇〇)を必ず書くことが基本です。

良い記載例(正社員)

2020年4月 株式会社〇〇(〇〇学習塾)入社
英語・数学担当。中学生クラスの集団指導を週3コマ×2クラス担当
2024年3月 一身上の都合により退職

NG例(正社員)

〇〇塾 入社
2024年退職
→ 正式社名なし・担当教科なし・業務内容なし。採用担当者には経験の具体性がまったく伝わらない。

アルバイト・パートの場合

塾講師のアルバイト経験は職歴欄に書けます。「正社員でないから省く」という判断は誤りです。採用担当者は指導経験の有無を確認しており、アルバイトでも担当教科・期間・実績が書かれていれば十分に評価対象になります。

記載の際は「アルバイト入社」と雇用形態を明示し、業務内容を具体的に補足します。担当した生徒の人数や期間もあわせて記載すると、採用担当者に経験の規模が伝わります。

良い記載例(アルバイト)

2021年9月 株式会社〇〇(〇〇個別指導塾)アルバイト入社
数学・英語担当。小学6年〜中学3年生の個別指導。同時期に生徒8名を担当
2023年3月 契約期間満了につき終了

NG例(アルバイト)

2021年9月〜2023年3月 〇〇塾 アルバイト(講師)
→ 期間の書き方が略式で、担当内容・教科・人数がまったく記載されていない。

業務委託・フリーランスの場合

塾や家庭教師センターと業務委託契約を結んでいた場合は、「入社」という表現は使いません。「業務委託契約締結」「業務開始」といった表現が正確です。フリーランスとして複数の塾・生徒を担当していた場合は、合算してまとめて記載して構いません。

良い記載例(業務委託)

2020年4月 個人事業主として家庭教師・塾講師業務を開始(業務委託)
英語専門。中学〜高校生の個別指導。最大同時5名担当
2023年12月 業務終了

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採用担当者が職歴欄で確認する3つのポイント

採用担当者が塾講師の職歴欄を読む時間は短く、30秒程度で「経験あり」か「なし」かを判断します。その短時間で評価してもらうには、次の3つのポイントを押さえた記載が不可欠です。

採用担当者はここを見ている

  • 指導形態(集団指導/個別指導)が職種名または職歴欄に明記されているか
  • 担当教科・担当学年の具体性(「英語・数学」「中学生担当」など)があるか
  • 成果・実績が数値化されているか(合格実績・担当人数・成績改善など)

①指導形態(集団・個別)の明記

採用側が塾講師を採用する際、真っ先に確認するのが「集団指導経験か個別指導経験か」です。新しい職場で集団授業を任せようとしている場合、個別指導だけの経験者では即戦力として配置しにくいためです。採用担当者がこの情報を職歴欄から読み取れない場合、書類の評価は下がります。

職種名のあとに「(集団指導)」か「(個別指導)」を補足するだけで、採用担当者が書類から読み取れる情報が増えます。集団・個別の両方の経験がある場合は「集団指導・個別指導の両方経験あり」と明記しましょう。

②担当教科と担当学年の具体化

「講師として勤務」という書き方では、何を教えていたのかが伝わりません。採用担当者は書類の段階で「この人は自分の塾の何年生・何教科に合うか」を判断しようとしています。担当教科(英語・数学・国語など)と対象学年(小学生・中学生・高校生・大学受験生)を必ず明記しましょう。

複数の教科・学年を担当していた場合は、主担当を先に書いてそのあとに「他〇教科も担当」と補足するのがすっきりします。「英語・数学担当(その他理科も兼担)」のように書くと、経験の広さが伝わります。

指導系の職種を履歴書に書く際は、専門分野を明確に記載することが重要です。食育インストラクターの履歴書の書き方なども、専門分野を記載する際の参考になります。

③成果・実績の数値化

「生徒を指導していました」という記載だけでは、採用担当者には何も判断できません。数値を一つ添えるだけで、書類の信頼度が大きく変わります。数値化が難しいと感じる方も多いですが、記憶をたどれば必ず何か数字が出てきます。

  • 担当した生徒数(例:同時期に10名担当)
  • 在籍期間と総指導数(例:3年間で延べ30名以上を指導)
  • 成績改善(例:担当生徒の数学平均点を入塾3ヶ月で20点改善)
  • 合格実績(例:担当生徒12名中10名が第一志望合格)
  • 継続率(例:担当生徒の6ヶ月継続率90%以上を維持)

良い記載例(数値あり)

3年間で担当した中学生12名のうち10名が第一志望合格。数学の平均点を入塾から3ヶ月で平均25点改善した実績あり。担当生徒の半年継続率は90%以上を維持した。

NG例(数値なし)

多くの生徒の成績向上に貢献しました。志望校合格のサポートを行いました。
→ 具体的な数値が一切なく、誰でも書ける表現。採用担当者には評価材料が何もない。

落とされる職歴欄と通過する書き方—NG例で学ぶ

採用担当者が実際の選考で「見た瞬間に評価が下がる」と感じる職歴欄のパターンがあります。よくある3つのNGと修正方法を確認してください。

NG例①職種名だけで終わらせる

職種欄に「塾講師」とだけ書いて終わらせるのは、採用担当者にとって判断材料がない状態です。同じ「塾講師」でも集団指導か個別指導か、英語か数学かによって即戦力としての適性が変わります。業界が違う採用担当者であれば、なおさら補足なしでは経験の中身が読み取れません。

NG例

職種欄:塾講師

修正後(合格しやすい書き方)

職種欄:塾講師(個別指導・数学・英語担当/中学生〜高校生)

NG例②アルバイト経験を省く・素っ気なく書く

アルバイトの塾講師経験を職歴欄に書かない、または「アルバイト経験あり」とだけ書くのはNGです。実際に授業を担当した経験は指導力の証明として採用担当者に価値があります。「正社員でないから省いた」という書類は、経験が浅く見える逆効果になります。

NG例

職歴なし(アルバイト経験のみ)

修正後(合格しやすい書き方)

2021年9月 株式会社〇〇(〇〇個別指導塾)アルバイト入社
数学・英語担当。小学6年〜中学3年生の個別指導。同時期に生徒8名を担当
2023年3月 契約期間満了につき終了

NG例③成果を言葉で濁す

「成績向上に貢献した」「多数の生徒を指導した」などの曖昧な言葉は、採用担当者の目には「具体的な実績がない」と映ります。数値がない経験談は採用を左右する材料にはなりません。「多数」「多く」「多大な」などの抽象的な修飾語は全て具体的な数字に置き換えてください。

NG例

多くの生徒の成績向上に貢献しました。保護者からも高い評価をいただきました。

修正後(合格しやすい書き方)

担当した中学生10名のうち8名が第一志望校に合格。数学の定期テスト平均点を入塾から3ヶ月で18点改善。担当生徒の6ヶ月継続率は95%を達成した。

塾から転職するときの職歴欄の活かし方

塾講師の職歴は、同業転職だけでなく、教育・研修・人材・サービス業など異業種への転職でも評価されます。ただし、転職先によって職歴欄で強調すべきポイントが変わります。

塾から塾への転職(同業転職)

同業の塾への転職では、採用担当者は「なぜ前の塾を辞めて、なぜここに来るのか」を必ず職歴の流れと志望動機でチェックします。前職での担当教科・指導形態・在籍期間・実績を明確に記載した上で、「この塾だからこそ実現できること」を志望動機に繋げる構成にしましょう。

同業転職では「指導経験の幅」と「実績の積み上げ」が評価のカギになります。前職での指導形態(集団/個別)と今回の応募先の形態が異なる場合は、なぜ形態を変えようとしているのかを志望動機で補足すると、採用担当者の疑問を先回りして解消できます。

志望動機の書き方については、子育て支援員の志望動機の書き方も、教育・子供に関わる職種の志望動機の構成として参考になります。

塾から異業種への転職

塾から異業種に転職する場合、職歴欄で「スキルの翻訳」が必要です。採用担当者が教育業界を知らない前提で、指導経験をビジネスの言葉に変換して記載します。

塾での経験異業種向けの言語化
授業準備・教材作成研修資料・プレゼン資料の企画・作成
個別指導(生徒対応)個別ニーズへの対応力・コーチング
保護者面談・電話対応クライアント対応・折衝力
成績管理・進捗把握データ管理・改善提案
集団授業の進行プレゼンテーション・ファシリテーション

たとえば「集団授業を担当していた」という経験は、「30名以上の受講者に向けてわかりやすく情報を伝える力(プレゼンテーション)」として言語化できます。教育の現場にしかない言葉をそのまま書かず、相手の業界で通じる言葉に変換することが、異業種転職での職歴欄を成功させるカギです。

履歴書に書ける資格・特技の記載方法については、ヤマハグレードを履歴書に書く方法の記事も参考にしてみてください。教育系資格・スキルの記載ルールが詳しく解説されています。

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まとめ

  • 職種欄には「塾講師(集団指導/個別指導・教科)」と指導形態・教科を補足して記載する
  • 雇用形態によって使う言葉を変える(正社員は「入社」、アルバイトは「アルバイト入社」、業務委託は「業務委託契約締結」)
  • 採用担当者が職歴欄で見るのは、指導形態・担当教科・実績(数値)の3点
  • アルバイトや業務委託の経験も省かず職歴欄に積極的に記載する
  • 異業種転職では教育の現場用語をビジネスの言葉に変換して記載する

職種欄は短い欄ですが、書き方ひとつで書類の印象が大きく変わります。「塾講師(個別指導・英語担当)」のように一言加えるだけで、採用担当者が読み取れる情報量は格段に増します。

塾講師の履歴書に関するよくある質問

職種欄に「講師」だけ書いてもいいですか?

転職先が同業(塾業界)であれば通じますが、「塾講師」と書くほうが明確で無難です。職種欄だけでなく職歴欄で指導形態・担当教科を補足することのほうが、採用担当者への伝達において重要です。

アルバイトの塾講師経験は職歴欄に書けますか?

書けます。正社員でなくても、実際に授業を担当した経験は指導経験として評価されます。「アルバイト入社」と雇用形態を明記し、担当内容・教科・人数を具体的に記載しましょう。

業務委託(個人契約)で働いていた場合、「入社」と書いていいですか?

書いてはいけません。業務委託は雇用関係がないため「業務委託契約締結」または「業務開始」を使います。「入社」と書くと事実と異なる記載になり、採用担当者に不信感を与えます。

塾講師から異業種に転職する場合、職歴欄で気をつけることは?

教育業界の専門用語をそのまま書かず、ビジネスの言葉に翻訳することです。「集団授業を担当」は「30名への情報伝達・プレゼンテーション」、「保護者対応」は「クライアントとの折衝・コミュニケーション」として表現できます。

合格実績がない場合、成果はどう書けばいいですか?

合格実績がなくても、担当人数・在籍期間・成績改善の数値などで実績を示せます。「担当生徒10名、定期テスト平均点を3ヶ月で15点改善」のような具体的な変化量で書くと、採用担当者に経験の質が伝わります。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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